隔年豊漁は本当かも・

M名人と知床の浜へ出陣。釣って楽しい食べて美味しいカラフトマス狙いですが、今年は魚影がとても少なく、1時間に一度ぐらい数匹~10匹ほどの群れが回ってくるぐらいで苦戦しました。

なんとか2匹ゲットしたものの、魚の気配よりヒグマの気配のほうが濃そうな感じでした。カラフトマスは2年で川に戻ってくるので隔年ごとに豊漁不漁を繰り返すと言われていますが、どうやら今年はハズレ年のよう。早朝来た人はサケを釣ったそうなのでこのままカラフトマスは終了し、サケシーズンに入りそうです。

大雪山へ

大雪山。大地と山の大きさにすっかり魅了されてしまったこの山塊に今年も行ってきました。今回は大雪の中でも特に好きな銀泉台~赤岳~白雲岳のコースへ。・・銀泉台へ続く夜明け直後の山深い林道。そりゃぁ出るよなぁ・・

紅葉で有名な銀泉台の斜面はまだ人もほとんどいません。出会った登山者も10人足らず。しかし宿の常連、神奈川のKさんと赤岳直下で出会ってビックリ!こういうことってあるんですね~

「登山道整備のための石運びにご協力を!」・・斜里岳の整備に関わっているものとしてはもちろん協力。10キロほどの石をザックにつめてよろけながら登りました。ヒザが壊れるか自分の体で実験・・(意外と大丈夫でした)

1時間ちょっと登ると雪渓とチングルマなどの高山植物が現れました。早く雪解けしたところのチングルマはもう綿毛状態ですが高山では雪の解けた場所から順番に咲いていくので8月末でも花が楽しめるのです。

地紅葉も始まっていました。

エゾコザクラ

イワギキョウ

コケモモ。まだ熊さんに見つかっていないようです。

たぶんダイセツタカネフキバッタ。あちこちにいました。写真は撮れなかったけどナキウサギ、シマリス、ホシガラスなどとも出会いました。

大雪山の素晴らしさ、その一つが見晴らしの良さ。こんなところを登っていくとさらにハイマツも無くなっていきます。しかし風が強くかなり寒くなってきました。

持っている服をすべて着込んで赤岳山頂へ。ここまで寒いとは思わなかったけど装備的に風を通さない手袋と耳あて付き帽子、フェイスマスクを持ってくればよかったかな。

8月末なのに気温1℃。強風というか立っているのもやっとの烈風。あまりの寒さに先へ進むか悩んだけど、周りを見渡すとたぶん風の抜ける道は地形的にここだけで、これから先は風も弱まるだろうと判断し前進。

こんな風衝地を進みます。ここってホント日本の山の上?という感じの浮世離れした風景。

もうすぐ白雲岳。凍土層があるらしく不思議な風景。

山頂。風裏は意外と暖かかく、1時間も景色を堪能しました。(風で服が膨らんでいます)

登ってきた道。

旭岳方面、最高の展望。まだ登っていない方は大雪山、イチオシです。100名山なので旭岳だけ登る方が多いですが、私はここ白雲岳周辺が一番好きです。他のあちこちの沼もいいし、お鉢平一周もいい。・・どこも素晴らしいです。

帰路、途中の無加川でロッドを降ると本州サイズのヤマメやニジマスが遊んでくれました。昨年の台風の大増水であちこちの川はズタボロだけど、野生動物たちはしっかり生きぬいていました。ちょっと感動。