凍る川、暖かい川

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正月ツアーで行った川に再度行ってみました。スノーシューを履いて川沿いに歩くと、まだ10日ほどしか経っていないのに連日の冷え込みのせいか水温が下がったようであちこちが氷で覆われ、魚もまったく釣れません。不思議な光景は川底や水中にも氷の塊が出来ていること。水温は0度以下になっているのに流れているから凍りづらい状態なのかもしれません。この写真も中央は大きな氷の塊です。
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では湧水の川に行ってみよう、と家の近くの小川へ。道路脇の小さなたまりに竿を出すとビックリ!どこにこんなにいるの?というぐらい30~40センチオーバーのアメマスが入れ食い。針が延ばされたり細い竿が折れそうで抜きあげることのできない大物もいました。でも他の場所はたまにきれいなオショロコマが釣れるぐらいでまったく釣れなったのでやはり魚が集まる場所は決まっているのでしょう。冬は魚も寝ていると決まっているわけではないことがよくわかりました。自然はアナログです。

今シーズン最後の鮭

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周りの人が皆釣れているのにボクだけ釣れないという悔しさを味わった日から3日後の今日、またもや釣りに行きました。今回は所用を済ませ午後2時から1時間半だけ集中する釣り。寒さの中ではテンションを保つ限界はこのぐらいの時間でしょう。ここは網走港の一番人気の場所ですが、行ってみると一人しかいません。聞くと「今日はどこも一匹も釣れないので皆帰った」とのこと。
魚の少ない日に当たったのだとがっくりしながら、竿を振ると10分ぐらいでいきなり釣れました!こういうこともあるから釣りはやめられません。
でもこの獲物が今シーズン最後のサケそしてトバとなりそうです。今年はホント釣れなかったなぁ・・・・来年は楽しむためにももっと工夫しなくては。
改めて確信したこと・・「天気は悪い方が釣れる」

装備は完ぺきに!

釣ってます

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昨日から網走川の河口部分周辺でサケ釣りが解禁され(というか、もうあんまり釣れないから海ならどこでも釣りしていいよ、って感じ)2日連続で行ってきました。結果は3時間やって1匹づつ。狙いの鮭児は釣れなかったけど、まあサケトバにはいい魚体でしょう。天候は昨日は吹雪、今日は曇りだけど風が強く気温はもちろん氷点下・・人間の耐寒テストという様でホント寒い!
でもボクを含めたもの好きの15人ぐらいが釣りをしていました。皆さんの釣果は0~5匹。多くの人はボウズで釣れる人だけ何匹も釣っているようです。何かが違うのですね。寒さ+アタリが少ない中、いかに集中力を持続させるか、流れや濁りを読んで魚がより回遊して来そうな場所を探すかが勝負でしょう。年末年始にサケ釣りに挑戦する猛者の方、防寒は極端なぐらい完璧に!

巻く

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久しぶりにフライフィッシングの毛バリを本気で巻いています。といっても簡単なやつばかりですが・・いままで巻いてきたフライボックスを引っ張り出すとやっぱり残っているのは釣れそうもない、イケテないフライ。十数年前の北関東在住時代の管理釣り場用のフライもずいぶんあるなぁ・・・ちゃんとしたドライフライも巻きたいけど、悲しいかな老眼も進み自分じゃあんまりうまく巻けないのでプロタイヤ―でもあるお客さんにもお願いして巻いてもらいました。やはり見事!釣れそうだなぁ~

最盛期へ

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いまごろになってこの場所でカラフトマスが釣れるのは珍しいかもしれません。そしてサケも何匹か釣り、この日はイクラ用にメスを一匹持って帰りました。ようやくサケ釣りの最盛期、宿でイクラを出せる日も多くなりそうです。

なんとか最盛期へ

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カラフトマスが絶不調で終わってしまい、やれ海水温が高いだの、マンボウやブリやシイラが大漁だ、だのサケ釣りにはよくない話も多かったけど、なんとか釣れました。といっても早朝は良く釣れる(らしい)のですが昼間は厳しい!これだけ朝と昼間の釣果が違う釣りも珍しいと思います。確実に魚を手にしたい方はやはり朝の5時~6時半ぐらいまでで勝負した方が良さそうです。

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群馬のH氏、大波をかぶってびしょ濡れの図。笑えます。
オホーツク海は波が立ってくるとたまに大波が来るので要注意です。

ようやく釣れました

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今年6度目の釣行にしてようやく釣れたカラフトマス。朝以外は釣るのがとても難しいこの魚は今年は特に不漁で魚が少ない!・・
昼間しか釣りに行けないボクは苦汁の日々が続いていました。釣れたのは嬉しかったのですが、この魚はもう産卵スタンバイOKの魚体で正直美味しくないのでリリースです。もう一匹釣れたのは美味しそうなのでキープしましたが、カラフトマスは大きな群れもこないで今シーズンはもう終わりかもしれませんね。まあサケで挽回するか!

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そして上ってくるサケをねらってオジロワシが河口を注視していました。知床を実感です。

釣れない・・・

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カラフトマス、釣れません・・・(泣)
今年は3回ほど釣行しているのですが、まだボウズ。これほど魚のいない(あるいは腕が悪いのかな?)夏は珍しいのではないでしょうか?定置網でも極めて少ない漁獲らしいので釣れないのも仕方ないのでしょうが、何かの原因で接岸が遅れていて、これから群れが来る、と思いたいものです。しかし釣れないのは悔しい!ますます熱くなって気合い充分。女将にこれ以上怒られない程度にそっと出かけるとしましょうか。

餌食のワカサギ

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今シーズン初の屈斜路湖へ。沢の流れ込みはワカサギでいっぱい。これはまずルアーを引いてみようと投げるとすぐに大物が!!・・?鯉のように丸々太った40センチオーバーのウグイの入れ食いです。結局ウグイしか釣れなかったけど、足元からコイ科のウグイが直接魚を食べるシーンを見たのは初めて、産卵でへろへろになったワカサギを次々にくわえていく様は異様でした。

久しぶりに足が震えた

Photo_13 こんなに釣りが好きなのにまだ釣っていない北海道での憧れの魚、イトウ。みぞれまじりの強風の中、旅の締めくくりはイトウ釣りに挑戦することにしました。ここ国道下の有名ポイントでさえ悪天候で人もまばら。この風ではフライは厳しいのでルアーで挑戦ですが、簡単には釣れないだろうという思いと寒さから、まず場所の写真を撮り1時間だけ本気で釣って、だめなら帰ろうと決めました。

Photo_14 カラフトマス用の仕掛けが強風にもちょうどいいな、などと考え15分もしたころ、波の狭間に魚の波紋らしきものが見え、それにキャストすると根掛かりのようなアタリ!力強くズン、ズンと引いていく独特の重たい引きはすぐにイトウだろうとわかりました。これは初物、バラすわけにはいかない!と慎重にやり取りし岸にずりあげたのは70センチを超える銀ピカのイトウ。超大物ではないけれど興奮と寒さで足がガタガタ震えました。

Photo_15 なるべく弱らせないように素早く写真を撮影。

この魚は丸太のように胴が太く、頭が扁平でちょっとするとナマズのような、愛嬌のある爬虫類のような顔。いつか君を釣りたかったのだよ!ありがとう!

Photo_16 1匹でも満足したものの幸運は続きました。すぐに40センチの小型のイトウの後に大物がヒット!・・これはデカイ、メーター級だ!とはやる心を落ち着かせやり取りすると「ぐにゃ」という感触とともに外れたルアーが飛んできました。フックが伸ばされた・・管理釣り場でも使えるこんな細フックじゃいかんかったのです。なめていました・・

Photo_17 その後も幸運は続き、70センチ、50センチの後、婚姻色の残るオス86センチが来ました。ちょうど産卵の後の荒食いに当たったようです。

Photo_18 今回は魚にとって良い条件だったのでしょう。でもあんなに遠い存在だったイトウが連続で釣れるなんていうこともあるのですね。次はいつ来れるかな、と考えながら荒涼とした道北の最果ての川を後にし、道東の最果ての自宅までの350キロを雪の中、満ち足りた気持ちで帰路につきました。