快晴の秋空に誘われて知床へ。まずは宿近くの沢を除くと・・いっぱいのサケが産卵行動!先日の台風と大雨で下流の捕獲施設を越えることができたようです。
海沿いの森にはオジロワシのつがい。そして写真は逃しましたがオオワシもいました!今シーズン1号です。
紅葉の終盤の知床峠を越えると国後がホント近い!最高峰の爺爺岳(チャチャダケ)もクッキリ。
五湖に写った冠雪した逆さ知床連山も見事。高架木道は中国の方たちで大賑わい??でしたが地上歩道は静かな散策が楽しめました。ちょっと一歩先の知床、オススメです。
年に一度は行きたくなる大雪山。今回は旭岳から間宮岳~裾合平と回ってきました。ロープウェーで簡単に来れる姿見の池。16年前にガイドでいつも来ていた場所。北海道に来てすぐの頃、あんまりにも必死だったので逆にあまり覚えていないのでした。
さすが人気の北海道最高峰、旭岳。このときはまだ晴れていて・・・
ひたすら、ヒイヒイいいながらの山頂は霧の中・・・成層火山って我慢と忍耐だ・・
少し下るとこの風景。壮大、雄大。大雪に来ると山の大きさを感じ、人の小ささを知ります。
チングルマの綿毛も広大。これだけの群生地は他に無いのでは。
紅葉も始まっていました。早い!
間宮岳山頂周辺。この山は広大な大地が山頂なのです。不思議な風景。
気温は上部は急に下がって10数℃。歩くのにちょうどいい涼しさ。止まると寒いけど。
高所にある中岳温泉。浅いなぁとおもっていると横にスコップが置いてありました。
上から見る裾合平。いつまでも見ていたい風景。行き先は真ん中の登山道。
いたるところにエゾオヤマリンドウが咲いていました。
次の日は天気を見ながら沼の原へ。ここまで荒れた急登の登山道を1時間、これまたヒイヒイいいながら登ったらご褒美のような高層湿原の風景。後ろはトムラウシ山。見事!
沼々をはさんで反対側は石狩岳。出来すぎているような自然の造形美。多様な楽しみ方のある大雪山。今回も最高でした。次はどこに登ろうかな。
下山後、途中の川で毛鉤を振るとオショロコマがいました。大雪ダムに続くこの川はいくつもの砂防ダムで寸断されているのに、細々と、しかし脈々と命をつないでいるようです。
オホーツク海側へ降りてきて途中の川で小雨の中、ロッドを振ると30数センチのニジマスが遊んでくれました。大雪山トレッキングの余興的な釣りとしては大満足。山と川を満喫した2日間でした。
さくらの滝はジャンプ真っ盛り。6月には銀ピカだったサクラマスの魚体も黒と桜色の縞模様になってきて産卵が近いことを感じられるようになってきました。この滝を乗り越えていくのは1割ほどのようですが、後半の今はジャンプ力も落ちてきて成功する確率は低くなってきているようです。見頃は8月下旬まで。最後の力を振り絞ってもなかなか登れない姿が自分と重なって泣かせます・・
神の子池は定着しているオショロコマがのんびり泳ぎ、たまに落ちてくる虫をパクリとやっています。この周辺は数日前までアブが大発生しカメラも構えられないような状況でしたが、少し涼しくなった今は減ってきました。アブや蚊、ブヨなど厄介な虫ですが、そのような大発生があるからこその生き物の躍動は見事です。