あちこち氷結

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今日は冷え込みました。朝は氷点下17℃でこの辺では「よくある真冬の寒い朝」という感じの気温です。斜里川は支流に湧水が多いので河口部以外凍ることは無いのですが、このぐらい気温が下がると氷の塊が流れてきて不思議な流れが見られます。最初は上流部で雪を捨てているんじゃないかと思っていたんですが。

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それと名犬?ムギも氷結・・!?自分の息で毛が霧氷状態。でもこんなになっても全然大丈夫。もし猛吹雪でも最初から外で飼っている犬はちゃんとしのげるです。動物は強いですね、っていうか現代の人間だけが弱くなっちゃったんでしょうね。でも強くなりたくてもいまさら外で寝るのも寒いしな・・・弱っ・・

表摩周ハイク

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やっぱり摩周湖は素晴らしい!お土産屋のにぎやかさを横目で見ながら摩周湖の周りの稜線上をスノーシューで歩いてきました。人口の展望台から離れ、雪原を自由に歩いて湖や遠くの太平洋など、好きな場所を見つけシャッターを押し、たたずむのは現実感の薄い不思議な素晴らしさです。

Photo_7 昼食場所として見つけたのは湖の眺めのいい、ちょっと風をしのげる暖かい場所。そこで雪洞用のスコップで椅子を作って休憩。

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ここからは湖中央にあるカムイト(小島)が樹木の額縁の中に見えています。ここでパンやおにぎりを頬張り、ちょっと冗談を言って歩きで火照った体が冷えてくるころに帰路へ。

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頭上に滑空するオオワシを見ていると、「カコッ、コーッコーッ、カポン」とか鳴きながらワタリガラスが飛んできました。一見すると普通のカラスにしか見えないこの鳥は数も少ない北方から渡ってくる神話の鳥。写真家で小説家の星野道夫氏の「森と氷河と鯨」を読んだらこの鳥がとてもいとおしくなるでしょう。オススメの本です。

なんで並んでいるの?

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正月恒例ツアーの日、町内のいつもの場所に集結していたワシ達がこの日はなぜか後方の丘の上に並んで斜面の上に立っていました。人も増えてきたこのごろ、警戒して遠くにいるのか、エサのサケを誰かが運んだのかだと思うけど動物の行動を考えるのは面白いです。でもこういう光景に出くわすとやっぱり皆さんの持っているようなデジタル一眼が欲しい!でも当面、そんな光景探しに走り回ることがボクの役割でもあり、楽しみなので、またこの冬も自然の宝探しに奔走したいと思います。

流木とサケ最終型

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知床、遠音別川河口の流木、周りを氷に囲まれてとても芸術的。その近くには遡上シーズン最終型といわれる小型のサケが上っていました。あちこちにはすでに栄養素へと回帰したサケの屍たち。輪廻を感じるオホーツクです。

オホーツクの鳥たち

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今シーズンも野生動物を身近に見られるスノーシューツアーが始まり、まずは見かけた鳥たちを観察、双眼鏡やカメラで写すと表情まで読み取れるようです。キツツキ(アカゲラ)は木にいる虫を、カワガラスは水の中の虫を忙しそうに探し、オオワシやオジロワシはまだ上ってきているサケを狙って悠然と木に留まっています。他にはちょっと問題な多すぎる鹿たちや、たまに顔を見せるアザラシ、神話の鳥ワタリガラスなど、素敵な冬の始まりです。

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この冬も来たワシ達

201012 町内のいつもの場所へサケの遡上とワシ達の飛来状況を見に行って来ました。サケは例年どおりまだ川にはいっぱい上って来ていてそれを狙うワシ達も北からやってきました・・が・・よく見ると今年はトンビが多い!オオワシ、オジロワシも何十羽かはいますが、彼らは川から少し離れたところに多くいて、トンビのほうが優勢の様子。それともオオワシたちは警戒しているのかな?最後の写真は相変わらず素晴らしい夕映えの斜里岳ですが、よく見ると木の中にオジロワシがいるのがわかるでしょうか?もうちょっと上のほうに留まってくれれば最高の写真が撮れるのだけど・・写真とはなかなかそうはいかないものですね。

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冷え込み

Photo夕方、薪割りしているときに湿った手袋が金属にパリパリ凍りついたので「ついに冬が来たな」と実感。夜になると氷点下10℃を下回りました。昨日からの雪も15センチほど積もり今度こそ根雪になりそうです。駐車場も初の雪かき。途中で疲れて車で踏み固めるという怠惰な方法をとりましたが、結構しっかり固まってこれからもこの方法もありかな・・・

釣れないはずだわ・・

Photo まだ釣れる!とのことで網走港へサケ釣りに出陣。港は釣り人であふれていますが、サケはあまり釣れていない様子。で、しばらくすると海からボウズ頭がひょっこり顔を・・例年よく見かけるゴマフアザラシとは違って、あの色、形はどうやらトドのよう。もうそろそろサケ釣りも終盤だからなかなか釣れないと思ったらコヤツまでお出ましだからダメだったのでしょう。今年も散々釣ったけど、まだあと一回ぐらい行こうかな・・(まだ行くのぉ~・・という声あり)

渡り

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周りが静かなときに聞こえてくる、空からの声。その主は白鳥で、2羽のときもあれば何十羽のときもあり、多いときはV字編隊を組んで飛んでいきます。小鳥などの多くは南に向かい、林は静かになりますが、水辺にはこんな大きな鳥たちがやってきて、にぎやかでいいものです。

ゼロ戦対グラマン

Photo オオワシ、オジロワシが続々と清里にやってきています。でも上空ではカラスに追い立てられるオオワシが・・オオワシはカラスなんて捕まえれば圧倒的に強い腕力とくちばしで一撃でしょうが、やはりカラスは頭と旋回性能が素晴らしい!いつも見られるのはこのようにゼロ戦対グラマンのような対決。鳥の世界も腕力だけじゃないんですね。