火山灰まき上げ・・

Photo_2 神の子池へ行ってみたところ、めずらしく底の白い火山灰がまき上がっていました。いつもは黒い砂の部分がうねうねと湧水で動いているのに地下水や地中の様子も結構変わるのでしょう。今年は雨が多かったからかなぁ・・でも相変わらずこの池の色は素晴らしいです。

紅葉!大雪山

Photo_2 北海道で一番有名な大雪山の紅葉を見に行ってきました。まずは高原沼温泉の沼めぐり。ヒグマのレクチャーを受けてコースを1時間半ほど歩くうちに次々に紅葉の中に沼が現れます。今年はイマイチの色づきとはいえやはり水際の紅葉は素晴らしく、アマチュアカメラマンもどこを被写体にしたらいいのか困るぐらいの絶景。次に向かったのは名所、銀泉台。20分も登ると見事な紅葉の斜面が現れて「おお、雑誌でよくみるのはここか!」と関心しました。この時期、ウチの方面でサケの遡上を見て、次の日に大雪山の紅葉を見る、というプラン。イチオシです。

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最高の天候・斜里岳登山

Photo_2 今日の斜里岳登山は好天に恵まれ、また秋の澄んだ空気のおかげで展望も楽しめました。この写真は野付半島。地図でみる形がそのまま見えるのが不思議な感覚。ちょっと寒いときもあったけど秋晴れを全身で感じた斜里岳登山は最高でした。

サケ遡上ピーク

Photo_3 今、知床ではサケの仲間のカラフトマスが川への遡上のピークを迎えています。今年は異常な高温のせいか数は多くありませんが、例年通りの魚影を見れて安心しました。特に観察しやすい場所は遠音別川(オンネベツ川)です。またこのサケを狙ってあちこちにヒグマが出没しますので遠くから見れたらラッキーでしょう。(近くで会ったらアンラッキーですが・・!?)

トムラウシ山頂より

Photo 10年ぶりの大雪山系へ。トムラウシ日帰りコースに行ってきました。日帰りと言っても100名山の中ではかなり長距離で途中からは岩が多くて歩きづらく、雨が降るとぬかるみ、霧が出るとすぐに迷いそうなところが何箇所もある上級者向けのコースです。昨年の大遭難事故は記憶に新しいですが、この山で何日も縦走してきた上の悪天候だと確かに命にかかわることは想像できます。しかし昨日は山頂にいる間に霧が晴れてきて見晴らしがきくようになりスケールの雄大さに感激しました。写真はオプタテシケ方面の眺望です。宿屋という仕事柄、山のいい季節に休むことはできませんが、毎年少しづつ素晴らしい北海道の山行を楽しもうと思います。

中学生の体力

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地元、清里中学校一年生の斜里岳登山の付き添いで登ってきました。今年の担当は運動部中心の体力ありチーム。こちらも中学生の体力と根性を試してやろうとかなり早いペースで登り始めましたが皆ちゃんと後をついてきます。それどころか多くの生徒はこっちが目一杯なのに冗談を飛ばし笑いながらの楽勝ペース。下山の最後は「もう走るぞー」と言ってつっ走りましたが、生徒たちはボクの横を”ヒューン”と猛スピードで抜いていく有様。休憩時間の計1時間半を入れてもトータル6時間。降参です・・

迷い「ウ」

Photo_4 夏は面白いこと、楽しいこと、珍しいこと、ちょっとした事件など、いろいろなことがあります。今日の珍事は迷い犬ならぬ迷い「ウ」(鵜飼いのウ)。昨日から宿の駐車場の片隅でじっとしてたり、お客さんの車に登ったりしてどうやら調子が悪くてあまり動けなくなった様子。近づくとよたよたと逃げるけどしばらくするとまた同じところに戻ってきます。ほおっておくとすぐにキツネにやられるな、しかしそれも自然の摂理か・・と悩んだ結果、知床博物館に連絡。しばらくして学芸員の方が来てあっさり捕獲していきました。熱中症かな・・?

この風景のために

Photo久しぶりの晴天時の羅臼岳登山。ひたすら、ひたすら登って、歩いて、よじ登って行くと羅臼平から絶景度がぐんと上がります。山頂からは最高のハイキングの場所である羅臼湖が眼下に、左手には爺々岳(ちゃちゃだけ)を頂く長大な国後島、そして岬方面には知床連山の連なりがひろがります。両側は海、これほどの風景は羅臼岳ならでは。登山は距離が長く、ヒグマの気配が濃密で、しかしその分以上に素晴らしく特に知床らしい場所、羅臼岳。山好きの方はいい天気のときに是非チャレンジしてみてください。

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バンビ模様

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知床五湖の地上歩道へも行ってきました。この日は、というか普段どおりクマ出没のため、1湖、2湖しか開放されていないのですが、あちこちでバンビ模様になった鹿の親子がのんびりと草を食む姿が見られます。この子供は生まれて1年以上経っているので大きいですが、道路わきなどで、この春生まれたばかりの小さい子供も見ることができて、なかなかかわいいです。

新展望台は結構いい!

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この春から知床五湖の高架木道が延長され、終点に展望所ができました。一湖越しに望む知床連山の姿は素晴らしい風景。湖の周りの歩道(地上歩道といいます)はヒグマ出没で行けないことが多いけどここはクマよけの電気柵もあり安全。シーズン中はいつでも利用できます。近年、自由に行けないところが増えて魅力半減の知床、世界遺産バブルも崩壊し、すっかり来訪者も減った中で、この展望台は一般の旅行者が自由に気軽に行ける数少ない名所になるでしょう。冒険、探検、自然好きにとって知床はホントは最高に魅力的なところなのですが・・・