氷点下のトラブル

 ここ清里町は寒いときは氷点下20℃ぐらいまで下がります。移住当初はその寒さを知らなかったために「ありゃ~失敗した~」ということが結構ありました。今日はその失敗のいくつかをご紹介します。寒い地方の方々は「そうだよな~」また暖かい地方の方々は「そんなことあるんだ、北国へ行ったときには気をつけよう」と思っていただければとおもいます。

 ・よくやっちまった車の失敗 

 気温は氷点下だったのですが車があんまりにも泥汚れで汚かったので洗車したところ水滴を拭く間もなく全体が薄い氷漬けになりました。そして次の日、車に乗ろうとしたら・・ドアが開かない・・窓も開かない。ウチの車はスライドドアという引き戸のようなドアなのですが、これが開かなくなることが多く無理に引っ張ったらドアノブが折れたりゴムパッキンが剥がれたこともありました。これはエンジンをかけて1時間ぐらい暖房をかけ続けたら氷が解けてようやく開くようになりましたが・・

 サイドブレーキをかけちゃった・・これは本州にいたときの癖でやってしまったのですが朝、出発しようとすると・・タイヤが回りません・・少し勢いよくアクセルを踏んだら、「バキッ」という音と共に動き出しましたがこんなことやっていたらそのうち壊れるでしょう。

 屋根からの落雪で車がボコボコに・・屋根に積もった雪が解けて固まって、を繰り返して氷の塊のようになったものが2階建ての屋根から勢いよく落下、大丈夫だろうと少し離しておいておいた車のボンネットを直撃・・(保険で直しましたが)

 たっぷり積もった屋根の雪を面倒だからとそのまま落とさないで走っていて、ブレーキをかけたら前にずり落ちてきて目の前真っ白!そしてアンテナやワイパーを破壊・・。これは他の車にとっても危ないです。屋根の雪は落としてから走りましょう・・

 ワイパーを上げ忘れた・・帰宅して夜はワイパーを上げておくのですが、これを忘れたため雪が車内の残った温度で解けてそのあと凍ってすっかりフロントガラスに凍りつき、無理に剥がしたらゴムが切れてしまいました・・

 暖かく湿った雪が強風で横殴りに降ってから急に冷えこんだため車も家も鍵穴が凍りついてキーが挿せないし回りません・・ドライヤーやら解氷スプレーやらで解かしてようやく家に入れました。

 ・家の失敗も少し・・

 温水暖房便座が・・冬、しばらく留守するときは水抜きという水道管内にたまった水を抜いて凍結しないようにするのですが・・この便座までは忘れました。おまけにせっかく凍結防止のヒーターがついているのにコンセントを抜いてしまったので凍結してしまい帰宅し部屋を温め、さあトイレに、と入ると・・床が水浸し・・凍るときの体積の増加で便座の水のタンクが割れたのです・・交換(泣)アパートなどの借家で下の階の方に迷惑などかけると責任問題が生じるのでホント注意です

 また私はスノーシューツアーという雪の上を西洋かんじきで歩くハイキングツアーをやっているのですが、そのときザックの外の網の部分に入れておいたお茶が凍って飲めなくなった、おにぎりが凍っている、なんてよくあります。

 このように失敗というか逆に「ああ~こうなっちゃうんだ!」というようなことも何度か経験すると思います。でも温泉で使った濡れタオルを外で振り回すとたちまち板のように凍ったりシャボン玉が落ちても割れなかったりといった面白いことも多く、また雪と氷の風景は素晴らしくキレイです。空気中の水分が凍ってキラキラ光るダイヤモンドダストという現象やここはホントに海なのか?という大氷原となる流氷も来ますのでオホーツクの冬を体験してみてください。

2017年 1月4日