移住なんて今までは一般的ではなかったけど、ここ数年、動きがガラッと変わってきた。民間のサポート体制も充実してきたうえ、国も道も市町村も行政が地域活性化の特効薬として移住を推進するようになったのだ。最初のうちは過疎化対策のため、的な意味合いが強かったがウチの町の現実のように、毎年50人以上減っているのを補う数の移住者が来る、なんてことは、よっぽど「金が出た!」とか「トヨタが来た」とか「温暖化や原発の大事故で首都圏に住めなくなった(恐ろしぃ~冗談であってね)」とかがないかぎり厳しい。しかし少しでも新しい血が入って地域と交わることが経済も含めて全体が活性化する、ということに行政も気づいたのだ。移住の方法も色々でNetで「北海道 移住」などと検索すると情報満載。「移住お試しハウス」なんていう素晴らしいシステムの短期で借りられる家もあり、お試しだけで帰ってもいい状況になってきたのだ。
片道燃料、人生最大の賭け、清水の舞台から飛び降りる、といった移住特攻隊であったボクも、以前は「こんなところに一生住めるなんて最高っすよ!!」なんて何人もたぶらかして・?きたけど今は言い方を変えて「移住して嫌になったら帰ればいいんだよ」と言っている。これには受け入れ側も「一生住んでもらおう」なんて思っていたら疲れる、というちょっと寂しいけど気楽な考えにならなきゃならんのだが・・
もっと人生設計的に考えると、まず世間勉強として青年~20歳代ぐらいまでは刺激があり世間勉強になる都会に暮らす。次に子育ての30歳代ぐらいからは田舎がいい、これはつくづく感じる。そして雪かきが出来なくなり病院や介護が気にかかる年代になったらまた都会のマンションなどに住む、という暮らし方もありだ。
移住者の皆さんは明るく「移住してきましたぁ~」とやってきて、また明るく「田舎を満喫できたんで帰りま~す」と言ってもいいと思う。たとえ帰る理由が「田舎の濃い~人付き合いには耐えられん」とか「風景画の山下がどうしても気に入らん」とかいう理由でもね。(でもその理由は誰かにそっと耳打ちしてもらうと今後のためにありがたいです)
もし家を建てたって売っていけばいいんだもの。でも原則は新築でも改築でも古くても「質素で素敵な家を作る」こと。理想だけどそんな家がいくつかあって、人が10年単位ぐらいで入れ替わっていくのもいいんじゃないかな。でも素敵な家ならずっと住むと思います、特に清里はいい場所だから(自画自賛)。
これから書くことはすべての女性に当てはまることじゃないからご理解を・・
なぜ北海道の若い女性は無愛想なのか!?
最初はなんか不満そうな顔つき。商店、銀行でさえもそんな無愛想が普通だったりコンビニの女性はよその方を向いてしかたなく「いらっしゃいませ」なんて言っていたりする。これにはいつもムッとしたし、あるいは「嫌がられることでもしたかなぁ?」と悩んでいたが、どうやらこれが普通らしく、「初対面の人に対して閉じている、構えている」ようなのだ。おかげで今では宿に来たお客さんの中でも「この愛想のなさは北海道人かな?」とわかるようになってきた(道内のお客さんゴメンナサイね)。しかしよく考えると笑顔で人を迎える文化あるいは習慣がまだ浸透していないだけのようなのだ。でもよっぽどイケメンだったら違うのかな・・この無愛想、良く言うと彼女たちにはウラオモテが無い、すべて本心、直球勝負。これじゃあしたたかな内地人に商売では勝てないのだが、ある意味とても魅力的だ。それに少し打ち解けて話をするとたちまち素敵な本心の笑顔を見せてくれる・・こりゃーやばい、無愛想転じてその笑顔を見せられちゃウブな男はイチコロですぜ。そういった面でもカップルの主導権は女性がもつ割合が高いように感じる。それに北海道人はいつも本音勝負だから離婚率も高いのかな、とも考えたがこれは最近思うに出会いの少なさから付き合ってすぐに結婚、という若気のいたりではないかとも感じたりする。
さて本州から旅行なり移住なりで北海道に来て、女性だけでなく男性も接客がサイテーだ(怒!)と感じることも多いと思う。そのときは我慢せず出来るだけその店の店長なり、あるいはチェーン店なら本部のお客様係へメールなり電話なりでクレームを言ってほしい。そうしないといつまでも自然は一流、施設は二流、サービス三流という北海道のレッテルから抜け出せないから。(これは移住記14でも言ったけどホント、そう思う)
それと女性の大きな武器、笑顔をもっと使えばずっと楽しい生活ができると思う。なんかもったいない、北海道は美人が多いのになぁ・・