ジビエ・だよね・?

ランチはウトロの道の駅。ボクも初めてのエゾシカソースカツ丼。いかにも脂肪分の少ない黒々とした鹿肉は硬いけど筋張ってなく、お~これが鹿か!意外に食べやすいじゃん、というのが感想。他にもエゾシカカレーやイクラ関係もあるので道の駅としてはいい感じです。

食後は知床五湖。薄日が射すぐらいの寒い日ではありましたが、暖気の後の寒気で凍りついた雪面をカリカリ、ザシャーザシャーと歩くのも北海道らしい一面でした。

暖か~い恐怖

今年も来ました、真冬の暖気。気温は5℃。南風が雨と共に吹き荒れて雪は急速に解け、硬かった圧雪路もザックザク。車のハンドルはとられ路肩に落ちそうになったり、ハマって動けなくなったり(北海道弁だと「あずる」)道路は水浸し。そしてこれからが再びカキ~ンと冷えこんでカッチカチ、ツルツルに・・・明日が恐ろしい・・

能取の気嵐

  

能取湖にコマイ釣りに行き、しかし全く釣れず早々に引き上げようとテントを出ると、海のほうから気嵐(けあらし)がやってきました。港の漁船や外灯の上のオジロワシもみるみる霧に包まれていきます。

このまま霧が濃くなったら帰る方向がわからなくなるかも・・と心配しつつ撤収。先日何百匹も釣れたチカでさえ釣れなかったけど最後に幻想的な風景に出会えてよかったです。

さて今週末からスノーシューツアーが再び始まります。まだ流氷は来ていないようですが、素晴らしい風景や野生動物に会えることが楽しみです。

流氷足踏み

用事があり知床ウトロに行く途中、海を見渡しましたが流氷はまだのよう。海上保安庁の海氷状況をみると今日の時点では本隊は稚内から枝幸あたりの沖合にあるようです。しかしよく海を見ると流氷の出来始めである”氷泥”→”蓮の葉氷”が漂っています。これは知床産であるとはいえ成長すればそれなりに流氷になっていきます。

夕方は国立公園に入ってすぐのプユニ岬という崖の上の道路端から日の入りを撮影。知床から見ると我が家の方向に沈んでいく太陽が雲に挟まり赤く横に輝いていました。

輝ける知床岳

北海道の冬は最低気温がしょっちゅう15℃ぐらい変わります。昨日はマイナス20℃だったのに今日はマイナス5℃、という感じ。そのように変わるときは天気も不安定で曇ったり雪が降ったりが一日のうちに何度もあります。そんな日は一瞬の輝きがどこかに現れるときがあるのですが、昨日は夕方の知床岳でした。知床半島の先端のほうにある山でちゃんとした登山道も無く秘境中の秘境。ボクはまだ行っいない、行きたい場所の一つ。そんなところが浮かび上がり輝くのは、早くおいでよ、と言っているよう。待っていなさいよ~

 

知床五湖 ガイド集結

知床五湖下見17

もうすぐ冬の知床五湖のガイドウォークが始まります。それに際し、ガイド、知床斜里観光協会、環境省、知床自然センターの面々が集まり皆で現地にてコースを検討しました。植生保護や踏み固めによる散策コースの雪解けの遅延、湖面上の雪原の景観維持や水中への転落防止など多くの条件を考えて、皆でこうでもない、ああでもないと吹雪の中、何時間もヒートアップしていました。これもしゃべりが本業のガイドゆえ、でしょう。(何も言わずに聞いていた何人かの方々、寒かったでしょう・・早く帰りたかったでしょう・・ゴメンナサイね)でもちょっと引いて皆を見渡してみると、知床のガイドさんたちはみんな真面目で思慮深く、これだけ皆がガイドとしての意識のレベルが高い地域ってそうないだろうし素晴らしいと思います.

 五湖下見

また会議室ではなく、現地での打ち合わせって一番いいですね。また個人のガイドは皆社長さんみたいなものだけど、こうやって集まって意志の確認などをすることが同じ土俵で仕事する上で特に大事だと再確認しました。面白かったなぁ~今シーズンも知床のガイドさんたちをよろしくお願いします。(もちろんウチも)

現地産

斜里港

朝、斜里港へ行ってみると流氷の一歩手前の状態である”蓮の葉氷”で埋め尽くされていました。一昨日宿の窓から見えたのも先に来ていた流氷の一部(かな?)と現地産の蓮の葉氷のよう。流氷の状況は海氷状況のwebで見られますのでチェックしてみてください。http://www1.kaiho.mlit.go.jp/KAN1/drift_ice/ice_chart/ice_calendar.html

快晴・極寒・そしてついに・・?

TOPのような

昨日の夕方、風景画WebのTOP写真と同じような夕映えが見られました。撮影中は氷点下14℃。じっとしていると「痛い」感じです。

連山も

知床方面も海別岳・遠音別岳・羅臼岳から硫黄山・知床岳とすべての山々が紫に。

流氷?

海を見ると・・流氷!?水平線が白くなっています。これは本隊の前に来る先遣隊かあるいは強い冷え込みで現地産の流氷(海氷ともいう)か、どちらかでしょう。明日からの冬型の気圧配置による北風できっと本隊もやってくるでしょう。楽しみです!

斜里岳夕映え

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今日の夕映えもとても見事でじっとしていられず、スノーシューを履いて宿の前の大雪原へ。写真はど素人なのでシャッターを押すことしかできないのでなかなか伝わりませんが、広大な風景の中にポツンと一人立ち、自分の耳鳴りしか聞こえない物音一つしない静寂の中、時間とともに染まっていき、やがて色が抜けていく山々を見ていると今でも「ここにホントに住んでいるんだよな!?」という非現実感に包まれます。これから流氷が来てさらに天気が安定すると(流氷が来ると海が蓋をされるため水蒸気も上がらず、陸と海の温度差も無くなるので風も弱くなり晴れが多くなる)ますますキレイなオホーツクの冬を楽しめます。是非お越しください。

 

冬の知床を歩く

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オシンコシンを久しぶりに撮影。(といってもコンパクトデジカメですが・・)すでに半分凍っていて真冬の様相。そしてここまで上る階段はただの氷の斜面になっていました・・転倒注意!

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今日は知床方面レギュラーコースヘのスノーシューツアー。自然センターから男の涙を目指します。今は意外に積雪が少なく、例年隠れていることもある倒木更新の切り株があちこちに見えていました。昔はこんな太い木がジャングルのように生い茂っていたんだろうなと想像。

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男の涙はまだ厚さは薄いですが、ほぼ氷爆。

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その先の象の鼻間にある、特に原生林の輪廻を感じる場所。立ち枯れした木がトーテムポールのように生えています。

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フレペの滝展望台からは知床連山が一望!天気予報も良い方に外れて絶景でした。

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滝の氷の造形も今年も見事!そしてあと1~2週間で流氷が来るのではないかと期待です。