雪のあと

昨晩は雪が3センチぐらい積もりました。この時期の北海道は冬のようだったり夏のようだったりで服装の対応が面倒です。

湖ではいつもの二刀流。初めて1時間後、やっとフライで一つ。

冷たい風だけど日差しは強く顔が日焼けします。

沖に怪しげなライズ発見!フライでは届かないためルアーに変え、ライズ直撃で仕留めた一匹。これは嬉しかった!

K氏、M名人、それに隣で釣っていたフライの人も皆一人2匹ずつ。それでも今年はウグイも凄く少なくて水面が静かで魚っ気をあまり感じません。爆釣も無いし・・氷結しなかったこともなにか関係があるのかもしれないけど今後が少し心配。このあとハクチョウが30羽ぐらいV字編隊を組んで正面の藻琴山を越えて行きました。また来年来てね。

鹿は相変わらずそこかしこに。道路に出てくる奴は昨年よりは減った気がするけど毎度緊張する夕方の帰路の運転でした。

根室小旅行

暖かく晴れている根室方面は貴重。こんな日は根室へあれを食べに行こう!と出発。いつも立ち寄る春国岱ではミヤコドリが貝を探していました。

目当てはここ!スーパータイエーの「焼き鳥弁当」

昼前なのに大人気!しばらく並んで作っているところを見ていると、注文が入ると肉を焼いてアツアツのごはんで出しています。特徴は焼き鳥弁当だけど肉は豚肉でたしかに美味しい!タレは北海道仕様で甘かったので本州の方はタレ以外(確か塩コショウとかあった)がいいかも。他にも自分で盛るカレーや各種お弁当やパンも豊富でスーパーというよりお弁当屋さんという感じでまた来たくなるお店です。

根室半島のオホーツク海側を東に向かうと真っ白な知床半島が国後島の向こうに見える不思議な景色。(根室半島から北がオホーツク海)いままでここまで晴れたことが無かったので新鮮です。

納沙布岬からは爺々岳(チャチャダケ)がくっきり。特徴的な2重の成層火山は迫力あります。

トーチカも見に行きました。こんなコンクリの箱の中で敵に囲まれ銃弾と砲弾を浴びるのは想像するだけで絶望です。

中からは銃を構えて向かい撃つように一か所穴が空いています。このトーチカはまだ観光としては公にしたくないようで(たぶん崩れたら危ない、とか管理の理由かな・)あまり観光案内とかに載っていません。こういった遺構はまだ北海道には多くあるので探索する旅もおすすめです。

日本最東端の東根室駅「跡」。先日ついに廃駅になってしまったのです・・最東端は根室駅に。

最後は根室市歴史と自然の資料館へ。元軍の施設から小学校になって今は資料館。小さいながらも内容は充実していて勉強になりました。今日の根室への旅は知床と北方領土がこんな位置関係で見られるんだという新鮮な風景と歴史に埋もれつつある史跡、美味しいご当地弁当とフルコースのいい旅でした。夏はなかなか晴れないけど、季節を問わず晴天のときはホントおススメです。

目まぐるしい天候

昨日は雪が少し積もりましたがすぐに解けてキツネも活発に動いています。

雲は厚く湖は暗くて打ちつける波で背中はびしょびしょ。人には厳しいけど釣りにはいい条件ではあります・・

フライは投げられないぐらいの強風と高波の中、一番好きな悪魔マークのスプーンで今シーズン初のルアーでの釣果。PEラインでのアタリはビックリするほど「ガツン!」ときます。

高波のためしばらく休息。これは今日はダメかと再出陣すると無欲が通じたのか風と波がおさまってきました。いい型のアメマスをゲットしたK氏。

直後に同じところでボクもゲット。今季初の連続ヒット。

魚のボイルが見えてフライで狙い撃ちすると連続3ヒット2ゲット。そこそこの群れで回遊してきたようです。大きい方は痩せていたものの57cmあり、やり取りも楽しめました。夕方になると波も凪いできて昼間の高波がウソのよう。目まぐるしく変わるここの天候には毎回驚かされます。今日は釣れる時は連続、釣れないときは何時間も当たり無しという状況で、ウグイ君もいまだにほとんどいません。ここに通うようになってから10年ぐらい経つけど毎年傾向が違い、状況を読み切れないのが釣りの奥深かさなのでしょう。ホント楽しいです。

ヒグマ対処訓練

今日は知床財団に依頼し、ガイド向けヒグマ対処講習会を開催してもらいました。ヒグマの生態はもちろんクマ撃退スプレーの実射も体験。これは本物の頭蓋骨を見ているところですがホント頑丈!これじゃ散弾銃も致命傷にはならないわ・・というほどです。対処の結論からいうと「これという正解はない・」とのことですが、もし出会ったときにはまず素早く撃退スプレーを構え、向かってくるようなら早めに撃つということでしょう。ボクは今まで出会っても向かってこられたことは無いですがいろいろな状況を想定して頭の中でシュミレーションをしておこうと思います。

春の光景

パンを買いに中標津へ。冬に何度か登った牛マークのモアン山。3月下旬にも結構雪が降ったみたいでまだ牧草地は真っ白。

野付半島にも行きました。湾内の氷はすっかり解けて氷平線から水平線になり、水鳥たちは嬉しそう、キツネもせっせと何か食べ物はないかと探しています。

標津のサーモンロード脇にはタンチョウの親子。少しずつだけど見かける機会が増えてきました。

宿の前の畑も今日10℃という暖かさで雪が消えてきました。ヒバリも鳴いていて春ですね!

眩しい春

ウチの山側へ2キロぐらい行ったところから海を望むと流氷で真っ白。北風で再び戻ってきました。でも日差しはとても強く一昨日の暴風雪で雪面が真っ白になって眩しさもひとしお。季節の変化を全身で感じています。

孤島

久しぶりの猛吹雪。昨日より休館なので良かったけど、お客さんがいたら「来られない、帰れない」状態だったでしょう。

飛行機、鉄道、バスもすべて運休。道路もウチの前はもとより街中もウトロに行く国道もほとんど通行止め。公共施設もすべて閉鎖です。また気温は氷点下3℃で粉雪、強風なので道路など周りより少し高い平らなところや屋根の上などには雪が積もりませんが風裏などが凄い吹き溜まり・・

こんなときは皆さん家で籠城。さすがに慣れていて昨日のうちに食料も買い込みパソコン仕事や動画を見たりして過ごしています。ボクは事務仕事もそこそこやったし、アマプラで映画も観たし(ビーキーパーと天使にラブソングを)すでに薪ストーブの前で自作の鮭トバをかじりつつ、いただいたワインを飲んでいます。明日は朝から「道路が開いていなくてどこにもいけないんだわ~」という会話で始まるでしょう。

 

氷雪を楽しむ

モアン山へ向かう途中にある大木。森を見渡し、見つけるとなんか嬉しい。

こんな牧場内を歩かせてくれる地元の牧場主の方にホント感謝。

摩周岳と西別岳。身近なとてもいい山です。春と秋の登山がおすすめ。

丸い山頂は展望最高。

根釧原野の格子状防風林が見事です。この下が「牛」マーク。雪があると近くでは判別不可でした・・

大好きな看板。「アウトドアの遊びは原則、”自己責任”」特にアジアの方々に早くこの考えが身に付いてほしいです。

知床にも細かい流氷がビッシリ。崖上からの風景は素晴らしいの一言。

やっと晴れの日が出てきたのでサンピラーも見られました。

藻琴山も絶景。数日ぶりに来ただけで樹氷や雪庇の状態が変わっています。

氷点下10℃でも日差しがあり風が無いと昼食も比較的ゆっくり取れます。

帰路はいつもの一気降り!体力も筋力も使うけど笑いが止まらない楽しさ。

ウチの町の畑に居たタンチョウヅル。段々と生息域が広がっているようだけどオホーツクのほうに来るのはまだ少数。貴重です。

久々に知床の秘沼に行ってみました。だ~れも行っておらずずっとラッセル。特に登りの新雪ラッセルは汗だく、息も上がりさすがのOさんもボクも堪えました・・

この風景と静寂のために来たのです!椅子を作ってコーヒータイム。最近、知床のメジャーな森も喧噪なのでキツツキやワシ、小鳥たちの声のみの静寂を感じるならここは最高です。ただ道が極めて不明瞭なのでガイドツアーで行くことをおすすめします。

帰路は森の深雪をラッセルして知床横断道路に出て下山。知床連山を見ながらひたすら歩きます。

極めて珍しい、日没まで地平線に雲一つない快晴。流氷原に沈む夕日が見事でした。

 

絶景と待ち人

この光景の中を歩いていただきたいのです!

今年は暖かい代わりに今のところ樹氷が発達している藻琴山。なかなか晴れないこの冬ですが、ようやく遠くに流氷が見えて晴れが多くなることも期待です。

時には極寒だけどこの風景は何十回来ても心を打ちます。稜線に付く雪庇の形状も毎回違っていて新鮮。

そして帰路は一気降り。急斜面の緊張感とふわふわの浮遊感、笑いと転倒?が最高です。

神の子池へは森の中から向かいました。目と耳を凝らすと森と動物たちの営みが見えてきます。

池には多くのオショロコマが越冬中。よ~く見ると中央に見えますよ。

雪をかぶった沢を踏み抜いたNさん。助ける前にまず撮影・・

知床もオオワシやエゾシカは健在なれどいつもの流氷が無い・・最盛期のはずなのに・・

しかし今朝、宿から海を見ると!つい流氷が来ました!待ってたよ~!

また宿の前のシラカバにシマエナガが来ました。何日かに一度見かけるぐらいだけど、気が付かないだけで毎日来ているのかも・・落ち着きなくすぐに去ってしまうけど冬の丸くて白い顔はホントに可愛いやつらです。

 

 

天気が悪くとも!

1月からずぅ~と曇り、小雪、暴風雪、たま~に晴れという天候にちょっとうんざりしています。流氷も本来最盛期のはずがまだ海は黒々・・しかしスノーシューの楽しさは雪原を自由に歩く感覚。そして森での動物たちとの出会いなど非日常です。ここは知床、男の涙(滝)への風で樹木の育たない風衝地。海へ向かいます。

やはり神の子池へのツアーは笑えます。雪面の下が幼木や笹で空洞になっているところがあり、そこを踏み抜いてハマるTさん。強靭な身体能力で女性ラッセル隊長任命です。

Mさんもハマりまくり・・助ける前に撮影です。(助けませんが・)

Fさんは沢に落ちてます・・

新雪の急斜面は尻制動!大人になってもこれは楽しい!

無事、神の子池到着。皆さんあちこち筋肉痛でしばらく余韻を楽しめそうです。

積雪で通行止めだった登山口までの道が通れるようになり、こんな天候の中、晴れ間の出ることを期待して藻琴山挑戦。ホワイトアウトまではいかないものの風もあり気温は氷点下11℃。体験としては良かったかなぁ~と思っていただければ・・天候のタイミングって難しいですね。また挑戦してください。