秋を飛び越えて

昨晩はついに氷点下になりました。0℃という壁がなく一気に超えてしまうのが北海道。

これはマズいぞ!と朝からもう一台の車のタイヤもスタッドレスに交換。

川湯で講演会があるので紅葉も見にいきました。屈斜路湖の周辺はモミジが多くきれいなのです。

例年より紅葉の色がイマイチのところが多いですがこの周辺だけはキレイでした。何が周辺と違うのかよくわからないけど気温の下がり方でしょうか・?

火山湖の生き物たちということで屈斜路湖の魚類の生息状況を年代別に説明を受けました。屈斜路湖は湖底での噴煙などの噴出によって酸性化し魚類などがその都度大きく影響を受けてきたようです。いつまでも釣りができる湖であってほしいですが、酸性化を繰り返していることを考えるとこの先も長い目で見ると安定はしないでしょう。今のうちに楽しんでおこう!

道北釣行2025

今年の最終営業日の朝、お客さんを送り出し掃除をして慌ただしく道北、浜頓別の「トシカの宿」へ。夕食を食べたら倒れるように即爆睡・・さすがにシーズンの疲労で体がまいっていたみたい。しっかり寝て朝起きると辛そうだけどチャキチャキ働く女将さんに元気をもらい、窓の前に樹にはエゾリスとシマリス、アカゲラやカラ類などが賑やかでとてもいい感じ。森の中の宿は動物の息遣いが濃厚で楽しめます。

「The北海道!エサヌカ線」。広くても道東とは何かが違うこの風景。ここを走り切るとイトウの聖地だということもあって何度来ても感動してしまいます。

しかしこの季節の道北は暗く、曇りと雨と薄日が15分おきぐらいにやってくる天候。風も強く気温も昼でも5℃以下。朝晩はミゾレがフロントガラスを叩くほどで完璧な防寒と雨対策が必須。また道東では釧路や我が清里町でもソーラー乱立が問題となっていますが道北は風力が急増・・再エネ推進の裏には事情が多そう・・なんてことよりキャスティングだ。

冷たい北風は後ろの葦の林が和らげてくれます。ポイント云々よりも体をいたわらねば。

東京のWさんは大物を痛恨のラインブレイク・・しかしその後に71cmのイトウをゲット。トルクフルな走りをなんとかいなしてネットイン。ルアーやフライの場合はひたすら投げ続けて無の境地に達したころに突然根がかりのように来るのです。私はこの日はボウズ。イトウ釣りはそんなものなので悔しくありません。

2日目に102cmをゲット。重くって持ち上げた一瞬を撮影してもらいました。この魚の重量感は特別です。やっぱりいるんですね。

3日目は日本海側、天塩川を偵察。途中の知駒岳の峠では路肩は積雪で気温は2℃。かろうじて凍結していなくてよかったです。

特に好きな駅、糠南駅へ。

ヨド物置きを使った駅舎が素晴らしい!いつ来ても和みます。

何時間か投げ続けた天塩川下流域のポイントからは真っ白になった利尻富士が風車の横に望めました。

何度も飛んでいくハクチョウのV字編隊。このあと強い雷雨となり慌てて撤退。周りに高いものもなく、川の中で雨に濡れながらカーボンロッドを握っている私ら釣り人は人間避雷針。ロッドを低く持ち逃げるが生きる道。利尻の雄姿とハクチョウを見られただけでもまあ良しとして帰途につきました。Wさんは明日も猿払。釣れたかな?・・ウグイは釣れたと連絡あり・・

 

 

2日で1匹

オホーツク海側は高波で釣りができないため知床峠周辺の紅葉も見たくて羅臼方面まで行ってきました。夏の猛暑のあと秋の急激な冷え込みと嵐の連発で紅くなる前に黄色→黒→落葉のパターンが多いようで全体的に黄色でした。それにしても峠からの羅臼岳や北方領土の風景は見事!

羅臼からは国後島の爺々岳(チャチャダケ)が望めました。登りたいなぁ・・・

とある小河川では小さめのサケが結構上っていました。今の時期はここは禁漁ではないので河口で釣りをしたかったけど車は1台も停めさせないぞ!という意気込みであちこちロープが張ってあり、そこまでイヤならやめておきました。これもサケ釣り人のマナーが生んだ結果でしょう。たしかにこの釣りは魅力的で簡単なためにマナーとかモラルとか関係ねーぜっ、という輩が多いのも事実。漁獲量も今のところ少なかった昨年の6割しか獲れていないし近いうちに全面禁漁になるのではないかと危惧しています。

今のところ唯一ともいうべき釣り禁止ではない漁港に初めて行ってみました。ボケっと水面を見ていると数十匹のサケの群れが!!焦ってルアー投げたり浮きをつけて待ち伏せしたり・・全く釣れませんでした。そんなもんです。

あまりに悔しいので翌日も出陣。何時間もサケの群れを追い回した結果、ようやく目の前でルアーに食いついてくれました。多くのサケがブナが出ていてやる気がないけど銀ピカのこの魚だけアグレッシブだったみたい。見かけただけで50匹ぐらいはいたけど10人ぐらいの釣り人で釣れたのはボクの1匹とあと2匹。5%ぐらいしかルアーや餌は追わないのがここの現実でした。

午後からはロケーションも素晴らしい標津の釣り突堤へ。入場料をとってもいいからこんな釣り場が増えれば北海道ファンは増えるでしょう。

ここでは小さいコマイをいくつかゲット。ちょうど朝食に出しているサイズですが今回は汁ものかな。

なんか20日ごろに寒気が来て雪が降るとか・・珍しく早めのタイヤ交換をしました。やっぱり今年は秋が無いなぁ・・

今シーズン最後のライダー・?

連日不安定な天候の中、125ccのスクーターで来てくれた大阪のKさん。荷物を固定するDリングのネジ留めやLEDライトへ変更するためのソケットを3Dプリンタで作ってもらったりと「なるほど!」と言わせるシブいカスタムをしてあり参考になります。そしてたぶん今シーズン最後のライダーさんとなるでしょう。

気温も朝は5℃を下回ることも多くなり斜里岳は清岳荘のあたりから真っ白。これは例年だと11月の風景ですがまだ雪もすべて解け、そしてまた白くなって、の繰り返しで秋は進んでいきます。この夏がひどく異常な高温と晴天続きの干ばつだったので反動で急に雨が多くなり気温も急降下したのかも・・連日の北西の強風でオホーツクの海は大荒れ。いつもの場所では釣りもできなくて残念だけどまた違う場所探し、というのも好きなのであちこち探ってきてみたいと思います。

秋晴れ続く

今日は一日秋晴れ。とても爽やかで昼は23~24℃、夜は12~13℃まで下がってきました。星空の下では中標津の町の明かりが斜里岳のシルエットを浮かびあがらせています。

やはり気になるのは天の川。これからだんだんと薄く星の少ない領域側に地球が向くので星数は減ってきます。

そしてカシオペア座のWのすぼんだ先にあるアンドロメダ銀河。肉眼ではよ~く見ないとわからないですが写真にはしっかり写ります。これから晩秋に向かって星空も道のように変化していくか楽しみたいと思います。

2つの銀河・秋

今日は快晴。月が上がってくる前に久しぶりの撮影。明るかった天の川銀河の中心も地平線の下に隠れたようで秋を実感しました。

カシオペア座の右下を双眼鏡でよ~く見るとお隣のアンドロメダ銀河がぼんやりと見えました。250万年前の光が今見えているのか・・なんて頭でわかっていてもまさに天文学的な数字で理解の範疇を越えています。これがお隣の銀河で宇宙の果ては400億光年以上先、なんて聞くともうボーっとなるだけです。

虹と夕焼けの町

真っ黒い雲が雨と共にさっと通り去った後、明るい虹が出ました。その美しさに夕食の準備も一時中断し撮影。夕映えの斜里岳と共に最高の風景が見られました。

もうすぐ日没というとき、ついに山頂に。後光が射すとはこのことでしょう。

夕焼けも見事でした。今(22時半)の気温は12℃。やっと暑苦しくない秋がやってきたかな・・

神々の遊ぶ庭

今回は4回目の黒岳へ。かなり体がなまっているので無理せず体調により行けそうなら北海道第2の高峰、北鎮岳まで、さらにまだ行けそうならお鉢平を一周してくる予定。今回はひざ痛対策で25年ぶりにストックを使ってみました。

ロープウェー、リフトと乗り継いで1時間半、ヒイコラ言いながらあの風景がもうすぐ!なんて弱っているんだ・・

黒岳山頂着。やっぱりカムイミンタラ(神々の遊ぶ庭)!この広大さを毎年実感するために来るのです。へばっているのに「まだ行けるはず」と北鎮岳へ向かいます。

一面のチングルマのワタスゲ。

黒岳からナキウサギの鳴く岩場をくだり外輪山のお鉢平展望台を抜けて北鎮岳へ。標識も落ち着いていていい感じ。

風景が広大すぎる!写真では伝わらないけど大雪山を実感。

気温は10℃~12℃ぐらい。風がとても気持ちいい登山に合う気温。だけど大汗・・

あちこちにはキキョウが咲いています。まだ行けそうだ、とお鉢平一周へ。

天気予報どおり昼近くなると雲が出てきました。坂の上の雲の大雪版。

紅葉も始まっていました。噴火口の火山灰の白さが見事です。

絵具を垂らしたような紅葉。

間宮岳をはじめ、この山域はホント不思議な模様。凍土が解けて凍っての繰り返しで出来ていくようです。

紫、赤、オレンジとカラフルな火山灰。

2か所ある最後の渡渉。斜里岳がホームの人間には楽しい渡り。

この後は雲が迫り黒岳山頂まで真っ白。結局フルに丸一日の登山となりました。体は疲労困憊だったけどダブルストックのおかげで下半身の疲労分が上半身に分散されたようで膝の痛みも少なかったです。ストックを使うと歩き方もいい加減になるし足が弱るな、と思って封印していたけどついに必要となるときがきたみたい。まああまり意地張らないで年齢を受け入れ楽しむための山登りには使っていこうとおもいます。

 

 

 

十勝からカムイミンタラへ

初日は釣りで十勝へ、次の日は恒例の大雪山へ、と出発。「河口が2つに分かれて・・」と河川の看板に名前の由来が書いてあるのはとても面白い!

旧士幌駅にあるSL。けっこう痛んでいてちょっと痛々しい・・

初日は「樹木が密生している」というような意味?の「おとふけ」川へ

すぐにエゾウグイを釣ったところで強い雨。撤収。

次の日は湖から流れ出ている川なら濁りも少ないだろうと・・・

濁流でした(涙・)どの川もこんな濁流で釣りにならず・・そういえば地元のおっちゃんが「夜すげー雨降ったわ」なんて言っていたっけ・・釣りは断念。

然別湖の手前に1時間ほどで登れるというちょっとした山があったので寄り道登山。

森の中の急斜面をひいこら行くと

こんな風景でした。岩が崩れた山が多いのでナキウサギも多いと思われます。

糠平湖のタウシュベツ橋梁はホントそろそろ崩れそう・・

幌加駅跡。手前にある往年の写真と比べると森が再生されていることがわかります。

この三国峠から見た風景は実は巨大なカルデラだと途中のジオパークで知りました。

明日は大雪へ!

津別へ

美幌の肉の田村でランチを食べたあと(おススメです!)津別町の川で30分ほどフライを振ってみました。一投目からドライフライに連発!

大きさは25cmぐらいまでと小さいながらもアメマスとニジマスが遊んでくれました。

たまにバイカモも茂っていていい感じ。

そしてコーヒータイム。古い機械店を改装した津別珈琲さん。店構えをそのまま使っているところがイイ!

店舗を大人のセンスで改装するとこうなるんだ!古民家等でカフェを開業したい、という方はとても参考になるので是非行ってみてください。

自家焙煎のコーヒーはいろいろ選べるのですが、後味もとても良くてもたれたりしない素晴らしいものでした!チーズケーキも美味!

津別まで来たからには先週と同じ津別峠へ。今日も雲海の絶景!前回より雲が濃くて藻琴山の山頂がちょこっとだけ見えたり、斜里岳もやっとぼんやり見えるぐらいでしたが空の青さが美しい!帰路は雲の中を抜け曇り空の湖畔を通って再び晴れの清里に戻ってきました。やっぱりオホーツクは天気がいいな・・