ウチの山側へ2キロぐらい行ったところから海を望むと流氷で真っ白。北風で再び戻ってきました。でも日差しはとても強く一昨日の暴風雪で雪面が真っ白になって眩しさもひとしお。季節の変化を全身で感じています。
月別: 2025年3月
孤島
久しぶりの猛吹雪。昨日より休館なので良かったけど、お客さんがいたら「来られない、帰れない」状態だったでしょう。
飛行機、鉄道、バスもすべて運休。道路もウチの前はもとより街中もウトロに行く国道もほとんど通行止め。公共施設もすべて閉鎖です。また気温は氷点下3℃で粉雪、強風なので道路など周りより少し高い平らなところや屋根の上などには雪が積もりませんが風裏などが凄い吹き溜まり・・
こんなときは皆さん家で籠城。さすがに慣れていて昨日のうちに食料も買い込みパソコン仕事や動画を見たりして過ごしています。ボクは事務仕事もそこそこやったし、アマプラで映画も観たし(ビーキーパーと天使にラブソングを)すでに薪ストーブの前で自作の鮭トバをかじりつつ、いただいたワインを飲んでいます。明日は朝から「道路が開いていなくてどこにもいけないんだわ~」という会話で始まるでしょう。
まだいない・・
スノーシューツアー最終週
今さらながら晴れが続き知床では流氷もビッシリでワシたちも集まっています。3月初旬は何年かに一度ぐらいは流氷が去ってしまうときもあるけど山も海も安定するいい時期です。
100mの断崖上から見ると氷山の一角ともいうべく沈んだ多くの部分が青く光っています。
多くの雪を掘らねばならないこの時期は鹿たちにとって一番つらいかも。
留まっていても飛んでいてもカッコイイオジロワシ。
アカゲラも春を感じているよう。
コゲラも同じく。
やはりここは別世界。
イタヤカエデの折れた枝先(たぶん鹿がかじった)からはメープルシロップが!甘い!
フレぺの滝も冷えこみで氷が成長していました。
天に続く道周辺は道路だけでなく流氷も覆われた海岸線が見事。
ルベス岳は吹雪と雪崩の危険度が高く途中断念。弱層テストをするガイドMはさすが努力家。知識も豊富です。
野付半島へ向かいました。荒涼感は唯一無二。
行けるところまで行ってみた・
ネイチャーセンターにはいつものおねだりギツネ。いつか轢かれそう。エサあげないでね。
野付はオス鹿ばかりで男子校状態。なんかむさい・・
久々に裏摩周展望台へ。少しづつ上るとウチの裏山(斜里岳)が見えてきます。
アカエゾマツから下がっているつららで水分補給とクールダウン。でも味はしません・・
摩周湖は今年は凍っていません。このまま春を迎えるでしょう。上空には4羽のオオワシが滑空していました。
北海道東トレイルを少し散歩。葉が無いので摩周湖が好展望です。
ちょうどいい?タイミングで帰路は雪になりましたが無事下山。今シーズンも皆さまのおかげで私も楽しく、人によっては体力的にちょっと辛く、しかし動物たちも流氷も素晴らしい姿を見せてくれました。今シーズンはあとどれぐらい流氷はいるでしょう・・自然に感謝して春の遊びに向かいたいと思います。