執念の一匹

今朝は朝1時間を砂浜で投げ続けて何も無かったものの夕方、知床の砂利浜でいきなり釣れました。この河川はサケの遡上を観察できるところで10日前には川幅いっぱいにびっしり千匹以上はいたサケが今日は数匹しかおらず、釣り人も一人だけ。こりゃダメだ、30分ぐらいルアーを投げて帰ろう、と無欲でいたのが良かったのかも・・

天気は下り坂。明日は清里でも雪が舞う予報。北風もまた強くなるようでしばらくサケ釣りはできないと思いますがあと数匹鮭トバ用にほしいところです。

フィッシングウィークへ

毎秋恒例のフライフィッシングウィーク。しかし年々どこの魚も釣れなくなってきているので海釣りやエサ釣り、紅葉も兼ね、いろいろな釣りを楽しむフィッシングウィークということにしました。まずは滝の上町の通称「ヒグマダム」へ。晴れの予報が・・まあタイヤを換えておいて正解でした。

一昨年はあんなにあったライズが昨年は少なく、そして今年はごくまれにしかありません・・・

魚の型は大きくなっているようだけど減っているのは確か。エサも少ないしダムへの土砂の流入、堆積も増えていて全体が浅くなっているのもわかりました。やはりダムは恒久的なものではないですね・・

相棒の神奈川Y氏とホテル渓谷で恒例の卓球。昨年よりラケットとボールも用意して、温泉→卓球で汗かいて→温泉、と足がもつれてコケそうになるけど健康だなぁ!!

コマイ釣りに海へ。新調したダイワのラテオが満月です。

3本針に3匹!型は小マイ、中マイ、大マイとバラバラですがアタリも強くてちょっと誘うとよく釣れるし面白い!

サバ、アブラコ、なぜかサヨリも混じり大漁!このあと帰宅し2人で2時間かけて下処理・・大変だったけど冬のお客さんにはお出しできる日もありそうです。さすがタラの仲間、大型のムニエルは美味かった!

翌日は猛烈な嵐で道は倒木であちこち通行止め。車には枝などが何度も当たってきてフロントガラスが割れるかと思ったほどひどい一日。嵐なのに鹿も道路に出てくるし、道は間違えるし・・こんな日は外に出てはいけないよ、という教訓でした。

翌日は濁りづらい湧水の川へ。しかし・!?魚が全くいない・・川虫は豊富なのに・・鮭と一緒に上ってくるニジマス、アメマス、オショロコマ、ヤマメが川にウジャウジャと踏みそうになるぐらいいたのにいったいどこへ・??ほぼいなくなってしまったカラフトマスとひどい不漁が伝えられているサケも全くいなかったので同期しているとしか・?初めての光景に唖然・・

湧水でない通常の河川も増水と濁りで釣りができないので紅葉を見がてら湖へ。今年は急に寒くなったうえ嵐が連続したのでイマイチの色づきですが綺麗なカエデもありました。

昼は川湯の「そば道楽」。北海道らしいしっかりした打ち方とこの店ならではの美味しいカボチャに大満足。

苔むした倒木にモミジを添えてみました。秋だねぇ~

釣れてしまうヒメマス。今年は数は少ないものの型がよく35cm~40cmもありました。

最終日はウグイがちょっと釣れただけだったけど最後は快晴。魚の少なさに悲嘆する今回だったけど自然も卓球も食(寿司、蕎麦、天ぷら、ハンバーグ、ラーメンに旅館の食事のような夕食、スープカレーにソフトクリーム)も楽しめたウィークでした。太ったかも・・

追記・・今話題のクマですが、「熊出没注意」の看板の「注意」の上に大きく「中」と上貼りしてありました・・でも秋のフィッシングウィークの中では山奥でもまだ一度も会ったことがありません。きっとよく叫んでいるからかも・・知床の道端ではよく見かけますが・・

 

 

 

 

 

鮭トバ用を探し求めて

ブナの出たサケでいいので(遡上間近で体が黒くなっているやつ)あと何匹かほしいと朝から知床から斜里まで彷徨いました。ウトロでは魚はほとんど見かけずカレイ狙いに変更、1匹だけ良い型をゲット。カレイの刺身はなかなか美味です。

漁獲量もとても少ないので遡上も終わっちゃったのかな・・とオンネベツ川を覗くと川が黒い・・?

大き目のサケで川一面ビッシリ!なんだ、まだいるじゃん!帰って寝ようと思っていたけどまたどこかでやろう!

知床への流入河川の河口でサケ釣りをしていいのはほぼ一ヶ所だけそこも全く釣れないようで誰もいません。こりゃダメだ、あとはまだ行ったことのない斜里の砂浜をのぞいて帰ろう・・低気圧が近づいてきてきて段々と雲行きが怪しくなってきましたが海越しの知床連山は見事です。

平日は工事で通行止めだけど土日だけ通れる道を1キロほど走るとブッコミ釣りのおっちゃんたちが数人。ダメもとでとりあえず浮きルアーを投げていると射程圏内にサケが何度か跳ねました!いるじゃん!なかなか食ってこなかったけど1時間ほどしたころにやっとオスをゲット。砂浜にずり上げるので魚は砂の固まりに・・ざっと洗ったけど料理前にちゃんと砂を落とすのが大変だ~。砂浜でサクラマスは釣っているけど鮭は初めて。この時期でも釣れることがわかったのと斜里と網走は一人釣り竿3本までのルールができて一人の専有面積が減ったので浮きルアーの釣り人などが入る余地ができたのはよかったです。明日からしばらくは海は荒れるので次は淡水の釣りになるかな・・Wさんは湖で大ニジを釣ったようだし。

 

 

道北釣行2025

今年の最終営業日の朝、お客さんを送り出し掃除をして慌ただしく道北、浜頓別の「トシカの宿」へ。夕食を食べたら倒れるように即爆睡・・さすがにシーズンの疲労で体がまいっていたみたい。しっかり寝て朝起きると辛そうだけどチャキチャキ働く女将さんに元気をもらい、窓の前に樹にはエゾリスとシマリス、アカゲラやカラ類などが賑やかでとてもいい感じ。森の中の宿は動物の息遣いが濃厚で楽しめます。

「The北海道!エサヌカ線」。広くても道東とは何かが違うこの風景。ここを走り切るとイトウの聖地だということもあって何度来ても感動してしまいます。

しかしこの季節の道北は暗く、曇りと雨と薄日が15分おきぐらいにやってくる天候。風も強く気温も昼でも5℃以下。朝晩はミゾレがフロントガラスを叩くほどで完璧な防寒と雨対策が必須。また道東では釧路や我が清里町でもソーラー乱立が問題となっていますが道北は風力が急増・・再エネ推進の裏には事情が多そう・・なんてことよりキャスティングだ。

冷たい北風は後ろの葦の林が和らげてくれます。ポイント云々よりも体をいたわらねば。

東京のWさんは大物を痛恨のラインブレイク・・しかしその後に71cmのイトウをゲット。トルクフルな走りをなんとかいなしてネットイン。ルアーやフライの場合はひたすら投げ続けて無の境地に達したころに突然根がかりのように来るのです。私はこの日はボウズ。イトウ釣りはそんなものなので悔しくありません。

2日目に102cmをゲット。重くって持ち上げた一瞬を撮影してもらいました。この魚の重量感は特別です。やっぱりいるんですね。

3日目は日本海側、天塩川を偵察。途中の知駒岳の峠では路肩は積雪で気温は2℃。かろうじて凍結していなくてよかったです。

特に好きな駅、糠南駅へ。

ヨド物置きを使った駅舎が素晴らしい!いつ来ても和みます。

何時間か投げ続けた天塩川下流域のポイントからは真っ白になった利尻富士が風車の横に望めました。

何度も飛んでいくハクチョウのV字編隊。このあと強い雷雨となり慌てて撤退。周りに高いものもなく、川の中で雨に濡れながらカーボンロッドを握っている私ら釣り人は人間避雷針。ロッドを低く持ち逃げるが生きる道。利尻の雄姿とハクチョウを見られただけでもまあ良しとして帰途につきました。Wさんは明日も猿払。釣れたかな?・・ウグイは釣れたと連絡あり・・

 

 

2日で1匹

オホーツク海側は高波で釣りができないため知床峠周辺の紅葉も見たくて羅臼方面まで行ってきました。夏の猛暑のあと秋の急激な冷え込みと嵐の連発で紅くなる前に黄色→黒→落葉のパターンが多いようで全体的に黄色でした。それにしても峠からの羅臼岳や北方領土の風景は見事!

羅臼からは国後島の爺々岳(チャチャダケ)が望めました。登りたいなぁ・・・

とある小河川では小さめのサケが結構上っていました。今の時期はここは禁漁ではないので河口で釣りをしたかったけど車は1台も停めさせないぞ!という意気込みであちこちロープが張ってあり、そこまでイヤならやめておきました。これもサケ釣り人のマナーが生んだ結果でしょう。たしかにこの釣りは魅力的で簡単なためにマナーとかモラルとか関係ねーぜっ、という輩が多いのも事実。漁獲量も今のところ少なかった昨年の6割しか獲れていないし近いうちに全面禁漁になるのではないかと危惧しています。

今のところ唯一ともいうべき釣り禁止ではない漁港に初めて行ってみました。ボケっと水面を見ていると数十匹のサケの群れが!!焦ってルアー投げたり浮きをつけて待ち伏せしたり・・全く釣れませんでした。そんなもんです。

あまりに悔しいので翌日も出陣。何時間もサケの群れを追い回した結果、ようやく目の前でルアーに食いついてくれました。多くのサケがブナが出ていてやる気がないけど銀ピカのこの魚だけアグレッシブだったみたい。見かけただけで50匹ぐらいはいたけど10人ぐらいの釣り人で釣れたのはボクの1匹とあと2匹。5%ぐらいしかルアーや餌は追わないのがここの現実でした。

午後からはロケーションも素晴らしい標津の釣り突堤へ。入場料をとってもいいからこんな釣り場が増えれば北海道ファンは増えるでしょう。

ここでは小さいコマイをいくつかゲット。ちょうど朝食に出しているサイズですが今回は汁ものかな。

なんか20日ごろに寒気が来て雪が降るとか・・珍しく早めのタイヤ交換をしました。やっぱり今年は秋が無いなぁ・・

サケ釣りシーズン開幕!

釣り場も魚もすっかり少なくなってしまったサケ釣り。でも豪快な引きや美味しさが忘れられずに今シーズン初釣行。午後2時からでしたが波も適度で天気も曇りといい感じ。

こやつ(フグ)には何度も餌を獲られました。

またフグか??と合わせたら!強引な引きは銀の魚体のオスサケ!10人ほどの釣り人がいたのに釣れたのはボクだけ。これは正直「ウデ」ではなく「運」です。久しぶりに重い浮きルアーという仕掛けを投げ続けたので腕が痛くなりましたが1年ぶりの釣果に大満足でした。

十勝からカムイミンタラへ

初日は釣りで十勝へ、次の日は恒例の大雪山へ、と出発。「河口が2つに分かれて・・」と河川の看板に名前の由来が書いてあるのはとても面白い!

旧士幌駅にあるSL。けっこう痛んでいてちょっと痛々しい・・

初日は「樹木が密生している」というような意味?の「おとふけ」川へ

すぐにエゾウグイを釣ったところで強い雨。撤収。

次の日は湖から流れ出ている川なら濁りも少ないだろうと・・・

濁流でした(涙・)どの川もこんな濁流で釣りにならず・・そういえば地元のおっちゃんが「夜すげー雨降ったわ」なんて言っていたっけ・・釣りは断念。

然別湖の手前に1時間ほどで登れるというちょっとした山があったので寄り道登山。

森の中の急斜面をひいこら行くと

こんな風景でした。岩が崩れた山が多いのでナキウサギも多いと思われます。

糠平湖のタウシュベツ橋梁はホントそろそろ崩れそう・・

幌加駅跡。手前にある往年の写真と比べると森が再生されていることがわかります。

この三国峠から見た風景は実は巨大なカルデラだと途中のジオパークで知りました。

明日は大雪へ!

津別へ

美幌の肉の田村でランチを食べたあと(おススメです!)津別町の川で30分ほどフライを振ってみました。一投目からドライフライに連発!

大きさは25cmぐらいまでと小さいながらもアメマスとニジマスが遊んでくれました。

たまにバイカモも茂っていていい感じ。

そしてコーヒータイム。古い機械店を改装した津別珈琲さん。店構えをそのまま使っているところがイイ!

店舗を大人のセンスで改装するとこうなるんだ!古民家等でカフェを開業したい、という方はとても参考になるので是非行ってみてください。

自家焙煎のコーヒーはいろいろ選べるのですが、後味もとても良くてもたれたりしない素晴らしいものでした!チーズケーキも美味!

津別まで来たからには先週と同じ津別峠へ。今日も雲海の絶景!前回より雲が濃くて藻琴山の山頂がちょこっとだけ見えたり、斜里岳もやっとぼんやり見えるぐらいでしたが空の青さが美しい!帰路は雲の中を抜け曇り空の湖畔を通って再び晴れの清里に戻ってきました。やっぱりオホーツクは天気がいいな・・

ケルヒャーの威力

にわか雨が降ったりして延期していた離れの外壁塗り。母屋のほうは今さら塗っても手遅れなので”古い学校のようで味がある”ということにしてそのままに・・ただ離れのほうは女将から「外壁も塗りなおしてきれいしておくように」との命令。塗装面をなでると古い塗装と劣化した木の表面がボロボロ取れてきます。ブラシで取るか?と思ったけどそれだけで一日かかりそうだし吸い込んで体にも悪そう・・そういえば昔大工の親方が「高圧洗浄機で落とすんだよ」と言っていたのを思い出し、ケルヒャーをセット。吹きかけると木がめくれて毛羽立つぐらいの洗浄機の勢い!コケも取れていきます。でも古い塗装と粉のように劣化した木の表面が水と共に降ってきて体はドロドロ・・・なんとか剥がし終えたものの乾かないと塗れないので昼過ぎに終了。15時ごろからちょっとだけ行くか・・と湖へ。

すっかり樹々の葉っぱも茂ってきて雰囲気は夏。気温も20℃以上あり水温もかなりぬるくなりました。ウグイ君は入れ食いだけどトラウトはこの水温だと釣れないかな・・

あちこち歩いて投げていると釣れたのは禁断の魚。もちろん優しくリリース。釣りたいアメマスたちはもう沖の深いところにいってしまったみたい・・今シーズンはヒメマス0、ニジマス1、アメマスはそれなりと、あまり釣れなかったけどこれで終了。これから宿も繁忙期だし淡水の釣りは次は晩秋になるでしょうか・・

春の釣り終了

積雪の多かった今年の斜里岳も冬の気温が高かったせいか雪解けも一気に進んでいます。この辺は冬は気温が高い日が多いと雪が多い傾向はあるようです。

午前中に宿の掃除をしていつものようにおやつ時からこの春最後の釣り。湖では好条件である風が強く波もそこそこ高くて曇りだったので期待しましたがルアーでもフライでも釣れるのはエゾウグイ君とウグイ君。2時間ほどで切り上げて夕マズメに海にサクラマスを狙いに行きましたがこちらも空振り。

湖畔の森も葉っぱが出揃い新緑真っ盛り。空気も美味しい感じです。湖面には春の終わりと初夏を告げるモンカゲロウが少し出ていました。明日から宿業も再開なので5月の釣りも終了。この春の釣果は例年よりは良くなったけど十分に楽しめました。また休みの日で釣れる条件の揃ったときに来ようと思います。