森に海に

スノーシューツアーの下見も兼ねて根北峠の周りを散策。雪の量が心配だったけど昨日までの雪がこの辺はかなり降った様子。ツアーも充分に楽しめる量です。そして久しぶりの青空と斜里岳の稜線。晴れは数時間だったけど久々に体が光合成をした感じです。

森全体が湿った雪で化粧されて霧氷のよう。想い入れのあるサルオガゼ(共生植物)も健在でした。

この冬はえらい暖冬だからかウサギも活発に動いているようです。

そのまま野付半島に向かい、釣りのおっちゃんたちのテントより200mぐらい沖でやってみました。(おっちゃんたちが「あそこでやった人釣れてたぞ!」と言ったので)

14時スタート。この時間は潮も止まっていて10分に一匹ぐらいだったけど、15時ごろからバタバタっと釣れて合計40匹ぐらい。2時間ではまあまあ。またこのぐらいの数だとさばくモチベーションが保てます。

ここのチカはとにかくデカい!最大は23cm。太っているので釣り上げるときに重くて楽しい!何匹かは3枚におろして今や高価なオリーブオイルでガーリック焼き。女将様もうなる美味しさでした!

最高釣果と腰痛と

今日は久々にちょっと寒くて朝は氷点下10℃ほど。前回ビシャビシャだった雪の下の水もすっかり凍って氷の厚さも40cmを越えました。おかげでこの冷え込みの中、人力ドリルですっかり暑くなった知床K氏とボク。先発隊として穴あけとテント張りにいそしみます。

今日も最初から入れ食い。ずっと入れ食い!北海道すげぇ~!!見釣りでエサをくわえる瞬間に合わせを入れて釣っているK氏は水槽を作って魚の糞を出させたりエサを吐き出させたりしています。これは釣った時からすでに料理のための下ごしらえ。さすがシェフ!

すぐ後ろの木にはオジロワシ。何時間も動かずボクらの魚を狙っていました。忍耐強いねぇ~

穴のすぐ下で入れ食いなのでM名人もS嬢もリールも使わず仕掛けを下げる→すぐに上げて魚を外すのエンドレス作業。漁獲マシーンとなって動いています。

秘技1針2匹掛け!たま~にあります。ヨリもどしにも食ってきました!

この釣りは腰痛との戦い。外に出て氷上で腰反らし・・

S嬢は足を延ばしてワシウオッチしながら休息。

湖上でストレッチ。広いなぁ~北海道だなぁ~と移住26年目でもいまだに感動。

過去最高の釣果かも。全部ボクがいただいたので、せっせと美味しい甘露煮を作っていきますよ~!

 

あぜ道散歩

釣ってきたワカサギ。このぐらい干すと旨味が増し、甘露煮にしたときも頭がもげないので美味しくできます。

サロマ湖への流入河川は全く釣れていなかったので(いなくなっちゃったのかな・?)がっかりして帰路へ・・すると能取湖の卯原内で釣りをしている人が数人いたので15年ぶりぐらいにでやってみました。入れ食いだったり1時間釣れなかったりしたけどそこそこ釣れました。(ここ少し復活したのかな・?魚は痩せていたなぁ・・)

夕方、宿前のあぜ道をスノーシューを履いてウォーキング。キタキツネも夜間食べ物を探しているようです。

眺めの良い場所にあるヤドリギを見つけました。

知床峠から上る満月。夜中でも歩けるほど雪原は月明かりで照らされています。来られたら月の明るさを実感してみてください。

トラウトの穴釣り

今日は連休中日。曇天だけど最盛期。さすがに多くの家族連れが来ています。が、8時から釣りOKなのに8時前に着くとすでに何十張りのテントの中ですでに多くの人が釣りをしています・・北海道ってゆる~い・・いいのか、悪いのか・・?

最初の一投目で一回に多数匹を掛けようと少し放っておいたところいきなりひったくるような引き!今日こそは!と慎重にやり取りして上げたのは30cmほどのアメマス。0.8号の自作仕掛けで良かった!(市販されている仕掛けは0.3号とかの糸と針がめちゃ細くてこの湖の入れ食いには耐えられない)これは塩焼きにして食ってやろう、と帰宅後に腹を捌くとワカサギを食べていました。(やっぱりね・)

湖面は上から、10cmの固い雪~5センチの氷水~20㎝の氷といった感じで雪を踏み抜くと氷水に浸かる・・どうしよう・・と見渡すと・除雪した先日の場所が、上がってきた水が凍って表面がカチコチになっている!ここだ!・・そして午前中は何度も全部の針に掛るほど絶好調!午後は少し落ち着いたものの好調で2匹以上掛けるには掛った一匹目とどのように引きが変わるか、強くなるかなどを観察しながら順調に釣りました。ほど良く干してから宿で出す甘露煮を作ります!

足裏が冷えるので100均のウレタンマットを足の大きさにカットして敷いています。椅子はホントはもっと低い椅子がこの釣りには向くのだけど腰痛持ちには普通のディレクターチェアーがいいのです。それに穴の氷をすくう揚げ玉掬いに魚をつかむトング、何かと便利な柄のついたステンレスの軽量カップにエサをつかむピンセット、どれも100均。考えて揃えるのが楽しいのです。他に荷物をひくソリとテント、穴あけドリルやスコップなど、これほど魚が小さくてこれほど道具の多い釣りって他に無いでしょう(笑)

復活!か?網走湖

網走湖のワカサギ釣り、今シーズンも始まりました!一昨年のように水が茶色くもなく、底から油も浮いて来ず、先シーズンのように「なんかあまり釣れないなぁ・・」と感じることもなくS嬢も一投目から爆釣!

そしてワカサギを掛けて上げようとするとグォンといきなり強力な引き!しばし手でやり取りしましたが突っ走られ自作のフロロカーボン0.8号ラインの仕掛けがぶっちぎられました・・たぶん50オーバーのアメマスかニジマスでしょう。やはり専門に狙わねばダメだな・・

ずっと入れ食いで満足したM名人とS嬢は休みながら釣っていてもビクに入らなくなり・・

昨日は釣り場が閉鎖になるほどの大雪。雪の重みで湖の水が氷と雪の間に上がってきて雪をどかすと水でビシャビシャ・・そこで四角く生け簀を作りキープ。

昼前から地吹雪となり強風でテントがきしんだけど夕焼けは絶景。そしてここ何年かの不調を取り戻すかのような嬉しい釣果。日本一釣れると断言できるほどこんな状態がいつまでも続いてほしいと願うばかりです。

道路を挟んで

魚を求めて再び野付半島へ。片側が知床半島と群青色の海、

もう片側が凍った海の野付湾。やはりここは素晴らしい!だれもいない氷平線の真ん中まで歩いていき氷に穴をあけポツンと釣り始め。ウチの元常連さんが始めた宿「のつけのつけね」のKさんが車からボクを見つけ、しばし宿話に花が咲きました。Kさんは例年より鳥も少ないと言っていたなぁ・・そして魚の気配が無いので対岸の尾岱沼側に場所を変え、何人かの釣り人たちの間に入って始めるもさっぱり・・ここも魚がいないのか・・でも今日は16時の日没までねばろう・・とボケっとしていると15時過ぎに急にパタパタっと20匹ぐらい釣れました。でも底にエサをべったり付けていたもう一本の竿のほうは何時間も全く魚が来なくて(例年ならギンポの仲間とか小さなカレイとかが釣れる)魚は少なくなった感じがします。今年は朝食用のチカとキュウリウオのオリジナルみりん干しが出せなくなるピンチかも・・・

温暖化だけじゃないな・・

さすが正月2日の朝。オホーツク海沿いの道は貸し切り状態。路面はツルツルだけど新品のスタッドレスタイヤの威力は抜群!こんなに違うのか!と感じるほど普通に運転しても滑らず吸い付くように走ってくれています。(ただし過信は禁物!)・・2年目ぐらいから少しずつ滑るようになるんだよなぁ・・・

最近、能取湖は魚がいなくなったのでサロマ湖への流入河川まで遠征。川といっても満ち潮のときは海水が逆流してくるところなので基本的にチカやキュウリウオなどの海水魚が釣れます。

しかし!ここも釣れなくなってきました。5時間やって2匹・・いままでは最低でも一人数十匹は釣れていたのに・・下流部の釣り人たちもビックリするぐらい釣れていません。というか魚がほとんどいません。地元のおっちゃんたちは釣れないのは湖に多くのアザラシが来ているからだ、とか温暖化だ、とか言っているけど、たまたまなんらかのサイクルで今年は数が少ないのか、あるいは何年も前から全国的に問題になっているのに日本だけ対策がとられていないネオニコ系(多くの魚を含む水生生物が死滅する農薬)が関係している気もします。能取湖は5年ぐらい前に一気に魚がいなくなったけど海水温の上昇であるなら隣の同じような湖であるサロマ湖も同時にいなくなっていたはず。順番にいなくなってきているのは温暖化による水温の上昇だけではなく何か他の原因もある気がするなぁ・・対策として政治とかに忖度しないちゃんとした専門機関がしっかり調査してくれればいいのですが・・また「北海道すげぇ!」と言えるぐらい釣れるようになることを願っています。

今日は摩周湖へ。まだ氷結はしていないけど外輪山の夕映えにオオワシが湖上を旋回しているのは絶景!斜里岳も雲の向こうに少し見えます。

帰路の清里峠は氷点下18℃。これだけ冷えると路面もあまり滑らないので少しゆっくり走ればあまり緊張せずに走れます。特にヤバイのは日が当たっているツルツル路面とツルツル路面にさっと雪がのった状態のとき。1月は特にお気をつけて!

 

氷平線

そろそろ氷平線になっているかな、と、野付半島へ。ちょうど氷が張って何日か経ったぐらいでまだ上に乗るのはヤバそうだからやめたけど、海がまっ平に凍る特別な風景。

北海道の広大な大地がこの時期、さらに拡大したような光景。まだ見ていない方は知床の流氷とセットで見に来るのがおすすめです。

 

誰もいない標津の釣り突堤。魚も全くいませんでした・・やっぱり皆で餌を投げ入れないと寄ってこないのかも・・

特にこの時期、収入が上がらないのに物価の上がり方は凄まじい!これが正月価格であってほしいけど、今は白菜と豆苗でしのぐしかないか・・

 

寒さに負けた

雪混じりの北風が吹きつける中、湖へ。ホームグラウンドの林道側は冬季道路閉鎖で行けなくなったので一番の有名ポイントへ。手前の畑には落穂をついばむハクチョウとカモの群れがたたずんでいました。羽毛は強い!

日差しも無く風は強く気温は氷点下3℃。流入河川も波打ち際も凍結していて体感温度はかなりの低さ。ダウンを着込んでも野鳥には勝てません・・それにこんな時に釣りする人なんかいないだろう、と思っていたら5人もいました・・北海道人すげぇ・・・

リールのラインローラーにラインが固く凍結していたことに気が付かず、キャスト時にベールが戻ってしまい、ラインが切れて新品のルアーをロスト・・(涙・・)しかし昔拾ったルアーでアメマスをキャッチしたのでまあいいかっ・・ワンキャストごとにガイドが凍り付くので水中に漬けて解かしながらキャスト。

1時間ほどやったけど寒さに負けて終了。凍結したウェダーをやっとこさ脱ぐと形がそのままに・・押し込んでさっさと帰宅したのでした。リールやロッド、ウェダーなどの道具類は氷点下にはうまく対応できないと実感。釣り納めかな・・

冬の湖、最後か・・

例年12月末までは開いている湖への林道が早くも閉鎖されている!・・雪の積もる前にゲートを閉めたかったのだろうけど、これから釣れる時期なのに車で行けなくなってしまい涙・・しかし今日は行こう!とウェダーを履き、ジャケットとロッドを持って知床K氏と林道を歩き始めました。氷点下の中、水に浸かってロッドを振り続けるためには着ぶくれするぐらいの厚着が必須だけど冬の釣りの格好とウォーキングって相性悪いなぁ・・汗だくだしフェルトソールは雪と氷で厚底ブーツのようになって歩きずらいし蒸れるし・・約40分後、誰もいないパラダイス!?に到着。

歩いてはルアーを投げ、を続けるも(釣り用語だとランガン)最初の1時間はアタリすらありません。3日前はあれだけ釣れたのに・・・パラダイスじゃなかったのか‥再び涙・・そのうち一匹のウグイ君が励ましてくれました。しかし上の写真のように14時過ぎ、K氏が痩せているものの60cm近いアメマスを遥か沖で掛けてゲット。

そしてやっとこさ50オーバーのニジマスをキャッチ!

少し錆の出ている体色だけど体型は立派。重かったのと走られたときにドラグが凍り付いていて、おまけににラインがリールのガイドローラーとロッドのガイドに凍ってしまい危うくラインブレイクするところでした。(やり取りの最中にスプールは手で回して、ガイドローラーはカチャカチャ動かして、ガイドは湖水に入れて氷を解かした)

終了間際にK氏と同じぐらいの痩せてるけど60近いアメマスをキャッチ。この体型だとクネクネと蛇のように湖水に向かっていきます。  15時に釣りは終了。東の果てのここは夕暮れが早く、歩いて車に戻る16時ごろには暗くなってしまうのです。湖は氷結するまでは釣れるのだけど釣りの装備で林道歩きはキツイから今シーズンは終わりか・・それか他の場所探すか・・どちらにしてもまだまだ釣り納めはしたくない気持ちです。