パラダイス!

また行ってしまった僕らにとってのパラダイス。国後島を眺めつつロッドを振るとこの季節は美味しいコマイが釣れるのです。

「なんで俺は小物ばっかりなんだ~!」と言っていたM名人。サケ釣りのときの余ったエサのイカやカツオの切り身よりエビが一番釣れました。

やたら重い!なんとか抜きあげるとホッケ・?よく見るとアブラコだ!ホッケとアブラコは両方ともアイナメの近種だから似ているのです。

よくロフテッド軌道を描くS嬢のキャスティング。足元の防波堤や岩場近くに落ちるのでカレイやカジカなど釣れる魚が違う!

今日も3人で40匹ほど釣れました。修行のように疲れた体にムチ打ってきれいに捌き真空パックに。カレイは塩焼きにしてすぐに食べたけどやはり2日ぐらい冷蔵庫で寝かしたほうがより美味しくなるなと思いました。大きめのコマイは汁物、」小さめのものは干物にして朝食用にすることが多いけどまた違う料理法も考え、冬のお客さんに出す予定です。

フライ&エサ釣りウィーク2024秋

この秋も神奈川Y氏とドライフライでトラウトを釣るために道北の名も知らぬ小さなダムへ。ここはこの時期いつも天候が不順で雨と曇りと風とミゾレが交互にやってきますがライズはポツポツとあり、これぞ止水のドライフライフィッシング、という楽しさを堪能できます。

ここはウグイ君は生息しておらずライズを狙い撃ちすると40センチぐらいまでのニジマスがフライを吸い込みます。

型は小さいけどたまにくるアメマス。

滝上町のホテル渓谷。ここは食事も接客も良く、卓球もできてコスパ的にもおすすめ。

渚滑川本流は苦戦・・濁りと増水で川通しに遡行もできずに厳しい洗礼。濁りの無い支流へ。

魚影は少ないながらもY氏が大物をヒット!しかしネットイン寸前にバラシ・・そしてゆったりと逃げていくニジマスにまさか来ないよね、と思いつつボクがフライを鼻先に落とすと反射食い!

2人でゲットした今回一の弾丸レインボー。型は50cmほどだけど素晴らしい引きでした。

そして海へ。ここの釣り突堤はホント素晴らしい!5分ぐらい歩くとトイレはあるし柵があるからまず落ちないし無料だしコマイは釣れるし・釣り禁止の場所ばかりになる中、こんな遊び場が斜里や網走など北海道にも増えてほしいと切に思います。

2人でコマイ約40匹、ソイとカレイが一匹ずつ。針も餌も大きかったので30cm級が主体です。ムニエルに白子の味噌汁で堪能!タラの仲間だけに美味しい魚です。なんか骨とか体の構造がアメリカナマズと似ている・・

雨のち曇りのこの日は川湯ビジターセンターでアカエゾマツの原生林を見ながらゆったりとマス焼きを食べて湖へ。

紅葉も終盤。紅のカエデだけが葉を残しています。

10年ぐらい前からこの時期、フライで釣れるのはウグイ君ばかりになってしまったのでザリガニ釣り!Y氏は落ちている枝に糸をつけて狙っています。しかし今年はザリガニも少ないのかなぁ・・?ゆでて食べるほどは釣れなかった・・

何十年もあちこちで散々ルアーフライをやってきたボクらは近年、原点回帰というべきエサ釣りの楽しさを再発見。特にのべ竿での浮き釣りが面白いけどさすがに広~い湖ではルアーロッドで浮きを飛ばします。

エゾウグイ君は”最初は”力強い引き。ウグイ君とともに30cmぐらいになるとかなり楽しめます。

エサはデカいドバミミズ。現地調達をするのがまた楽しくオッサン2人がガキに戻っています。

原生林のに囲まれた最高の環境。後ろの森ではクマゲラ、ヤマゲラ、アカゲラが鳴いたり木を叩いたりエゾシカが叫んだりしています。

お湯を沸かし倒木に腰かけて昼食。

のべ竿に玉ウキ付けてすぐ近くのウグイを釣っていると飛ぶわ跳ねるわ突っ走るわでしばらく糸鳴り音を響かせたあと、ニジマスだと思ってようやく上げたのは銀ピカのサクラマス!こんな近くを回遊してきたとは!

今回はエサ釣りの楽しさを再発見。ルアーフライオンリーの人たちには白い目で見られるかもしれないけど(昨年までそっちの立場だった)釣りの幅が広がり魚に対する理解も深まりました。今後もまたフライ、ルアーそしてエサ釣りも楽しみたいと思います。

 

 

 

 

楽しむ秋

フライフィッシング。毛ばりを巻く、ラインの重さをつかって投げる、そして魚を釣る、という技術が必要なだけにそれを習得する過程など釣りに行く前からこれだけ楽しい釣りはなかなかありません。近年はめっきりやる人が減ったようだけど、道具の値段も含めてきっと業界の力不足でしょう。管理釣り場などではルアーの10倍ぐらい釣れるのになぁ・・などと考えつつフライを巻きます。

斜里岳もついに今日で林道も閉鎖となりました。この秋は天気もイマイチで冷えることも多くこんな雪化粧も連日見られるようになってきました。そろそろ紅葉も終盤。北海道では広葉樹はすべて葉っぱが落ちるので森が明るくなります。川の釣りでは葉っぱが流れてきて釣りづらいけど・・

 

刺身のために釣る

昨日、一昨日と天気のいいうちに2台とも冬タイヤへ交換。平地の日中は11月末以降にならないとまず凍結しないけど、峠越えや朝晩走るときの万が一に備えます。

サケがあまりにも釣れないので今まで午後しか行かなかったのに今シーズンは朝から(といっても6時ぐらいから)出陣することにしました。若かりし頃は早起きが苦手で夕方釣れるフライフィッシングに没頭してきたけど、昨今、早起きしてみると意外と普通に爽やかに起きれます・・これって歳だな(涙)・・そして知床の磯へ。雨が降りそう・・

サケの気配は全くなくジグにも来ないのでエビをつけてぶっこみ釣り。かわいいカレイとフグが釣れました。フグは怒ってふくらみギューギュー言ってます。2つともリリースしたけどフグの方のハリスはボロボロ・・ホント歯が鋭いのです。

3回投げると一回あたりがある感じで30cmと35cmのマガレイが釣れました。さすが知床!このあと急に雨が強くなり強い北風に変わり波も出てきたので撤収。このように急変するのも知床の天候。一匹は刺身用にサクにして冷蔵庫で2日寝かせて熟成予定。きっと最高の味でしょう。海が荒れる時は湖へ。湖がべた凪のような釣れない時は海へ。忙しく楽しい季節がやってきました!

 

 

至福の場

遠景写真では伝わらないけど湖では紅葉のピークが来ています。

本命のトラウトはなかなか釣れないけどこんな色彩の前で竿を振るのは至福。森の中ではキツツキが木を叩いたりエゾシカが鳴いたり、エゾリスが冬支度をしたり。

産卵行動をしているので釣りの対象にはしていないけど釣れてしまう秋色のヒメマス。もうすぐ命も尽きます。

上を見上げるとこの色彩。いろいろな釣りをやってみたけど遊んでくれるのはまだウグイ君たちだけでした。湖の周りの紅葉はあと1週間ぐらいは楽しめそうです。

道北イトウ釣行2024秋

何年ぶりかの道北。例年11月と5月に行っていたのですが魚の減少により釣り自粛期間となったためM名人、小動物カメラマン江戸っ子W氏と10月に行ってみました。いや~水も空気も暖かいわ。現地に向かうときには、THE北海道のエサヌカ線は外せません。道北に来たぜ~を実感。

川にはハクチョウがそこかしこにいます。

釣り開始30分でいきなりっ!W氏が95cmの大物をゲット!!何年通ってもこんな大物なかなか釣れないのに・・こんなことがあるのが釣りですね。

水面のざわつきがめっきり減っているので魚は確かに減っているのでしょう。でも問題になる2~3年前からあんなに足元にいた小魚やエビも減り、それに連動するようにイトウも減っていたように感じるのボクだけでしょうか・・でもウグイ君、エゾウグイ君は急に増えているような・・水質か・・化学物質か・・?

いつもお世話になっているトシカの宿。窓の前の湿原の雑木林にはエゾリス、シマリス、小鳥たちもやってきて和ませてくれます。

5年ぐらい前からボイルも少なく、ひたすら投げて引く釣りになってしまったイトウ釣り。M名人は葦の布団でくつろいでいます。ちょうど虫も蚊もいなくて暖かく気持ちいい天候。

雨の中、川の中の一本の杭となっている2人。投げ続け、ひたすら投げ続ける忍耐。この釣りは忍耐の芸術であります。

狙いが当たった自己記録の102cm。重すぎて持ち上がりません!人生を楽しませてくれた魚に感謝!

 

 

秋色と秋味

山は茶色く、畑は秋まき小麦の新芽で緑になりすっかり秋の色になってきました。朝晩は10℃以下となり暖房を付ける時間も増加中。

そんな中、3日ほど前ですが最高の状態のメスのサケが釣れました。ここまで銀ピカだとイクラも身もとても美味しい高級品。北海道弁で秋のサケは秋味(アキアジ)と言います。ただ休みの度に釣り場に通って昼から夕方まで投げ続けてやっと1匹釣れるぐらいなので道具やガソリン代を考えると買ったほうが安いかも・・・もし少しでも釣れる確率をあげるなら早起きして日の出の頃から8時ごろまで頑張ることをおすすめします。

いろいろやってます

ブログの更新、久しぶりになってしまいましたが休館日には一日中山へ海へ、宿をやっている日も式典などでかなりバタバタしていています。斜里岳にも登山道整備で登ってきました。久しぶりに晴れ。馬の清~山頂付近の枝払いのため山頂へ。強者の登山ガイドNちゃん。彼女はゆっくり歩いてくれていると思うのですがついて行くのがやっとです。

我が家が見えます!よ~く見ると、ですが・・

頭をぶつける枝を切除したり、標識テープを付け替えたり。

登山道を塞ぐように伸びてきたハイマツも丁寧に除去していきます。(半端に切ると松やにが服に付いてしまう)

知床オンネベツ川には小さめのサケがかなり上っています。

サケも何年ぶりかに早起きして、やっとゲット!貴重な獲物です。

2週続けて、阿寒摩周国立公園制定90周年記念式典と北海道東トレイル(コースの一部を作るのに関わった)の開通式典に出席。想い入れのあるコースができました。情報などはこれから紹介していきますのでよろしくお願いいたします。(今日から環境省のHPで公開されたとか・・)

釣れるのはサバとコイツ

サケが釣れている!という情報を聞き、ろくに休みもせずに勇んで昼から出陣。しか~し・・釣れない。たま~に釣れている人もいるけど、やはり釣れるのは朝のみみたい。強風の中、ひたすら空気抵抗のデカい浮きルアーを投げ続けてクリーンヒット2連発したのはコイツ・・釣り上げるとグウグウ鳴いています。食べる勇気はないしなぁ・・・晴れている日は朝しかほぼ釣れないというのは20年前からわかっているけどもしかして・・と毎年何度も行ってしまうのが釣り人の悲しい性です・・心折れました・・

秋色へ

季節もようやく進み、暑い日が無くなってきました。斜里岳も畑も夕映えに染まり撮影したくなります。

昼前後の1時間ほどだけどロッドを振りたくて知床へ。雲が広がり少し波があって魚もいるぞ、という情報がありダメ元で出陣。

30分ほど投げ続けているとオスの銀ピカさんが釣れました!岩の陰に走られて切れると思ったけどラインも太めの新品にしておいて良かった!魚も激減しているし北海道のサケ釣りもいつまでできるかわからないけどそれはそれで覚悟して楽しみたいと思います。