羅臼の流氷

流氷に囲まれたシャチはいなくなったようですが、羅臼の流氷を見に行ってきました。知床岬を周って羅臼側へ流れ出した流氷は動きも早く、押し出されたものなので凹凸が激しく、また沖合いの氷が来るので砂などの汚れがなくてとても綺麗。藍色の海に真っ白な氷が映えます。後ろは国後島の羅臼山。ホント距離は近いけど地政学的にますます遠くなったなぁ・・

羅臼港には約80羽のオオワシ、オジロワシが集まって観光船から与えられる餌を待っていました・・・防波堤にもびっしり。とりあえずワシたちを見たいという方にはいいところではあります。

海からそそり立っているのがわかる羅臼岳。高い!

つがいでいることの多いオジロワシ。

見事な飛翔姿も見られます。

南へ下って野付湾で夕方1時間だけ釣り。凍った海のこの雰囲気が好きなのです。また食べてみたい魚がいます。

狙っていたのはガジとかギンポと呼ばれているウネウネ、にゅるにゅるした見た目も蛇のような嫌われ者。でも実は美味いという魚。時間が無いのでテントも張らず、穴も人の開けた穴でやってみたけどチカのみでした。氷の上に置くと10分ぐらいで凍ります。

風もあり体感的にはホント寒かった・・帰路はサンピラーを見ながら1時間のドライブ。道路には雪も少なく平和でいい一日でした。

 

キツツキ観察にワカサギ釣りを

今日は一人で好きなフィールドである女満別湖へ。例年より暖かい中(といっても朝は氷点下10℃、昼は氷点下2℃)広大な湖にポツンとテントを張って森の音などを聞きつつ食材調達です。

たまに10分ぐらいアタリが無くなるときもあるけど9時から15時までほぼ入れ食い。さすが女満別湖!そんな中で釣れたワカサギサイズのウグイ君ゲット。最初は気が付かずにキープするところでした・・

ボクが考案した針外しを紹介。見づらいけどバケツの真ん中にナイロンラインをピンと張ります。そのラインに釣ったワカサギを糸が絡まないように引っかけ、少し引いて針だけをラインに掛けます。

そして引っ張っているラインを指で下に押すと魚が外れるのです。外れづらい場合は指で魚の頭を押し下げて外します。でももうちょっと考えて工夫するといい針外しができそう。特許取るかな・・

今日はすぐ後ろの森でクマゲラとアカゲラがしばらくコンコンやっていました。ここでのワカサギ釣りは静かでキツツキの声も木を叩く音も聞こえるし、他にもオジロワシやオオワシもいます。テントで釣りをしていてクマゲラの声を聞いたら外に出て観察、なんて一番いいですよ。さて今週末から3月上旬までスノーシューツアー月間。事故や怪我を出さないように細心の注意をはらって最高に楽しんでいただこうと思いますのでよろしくお願いいたします!

 

 

氷平線で釣る

シーズンに一度は行きたい野付半島の内湾の氷上釣り。冬は水平線がみえるほど広大な浅い海が凍り氷平線と呼ばれています。今日は曇りだったけど気温も低くなく(といっても昼で氷点下2℃)風も弱かったので釣りも風景もワシたちも充分に楽しめました。

近くのおっちゃんに釣れるか聞いてみると、朝から11時までで20匹しか釣れないとのこと・・こりゃボウズかな・・と10分ぐらい擬餌針を上下していると群れが来て大きなチカがいきなり入れ食い!徐々に引き潮で流れも強くなり、1.5mあった水深がみるみる浅くなり3時ごろには60cmに・・

穴を覗いていると擬餌針に寄ってきてパクッと咥える姿が見えてエキサイティング!魚によってはこの時のように目の前に来たのに素通りしたりうまく咥えられなかったりして生態観察が楽しいです。見ていると5匹ぐらいが寄ってきてつついたり道糸に触ったりして竿先にアタリが出るけどそのうちの1匹が咥えて釣れるかどうか、という感じでした。ボクは基本的に竿は横に置いておいて道糸を直に指で持つ手釣りです。

すぐ近くでオオワシとオジロワシのバトルが!たぶん餌をめぐっての争いだとおもうけどこの時は引き分け。

国後島がホント近く、陸続きというか氷続きに大きく見えます。あんなに近いのに当分は行けないだろうし行ったら帰らせてくれないだろうなぁ・・

まだ釣れて安心

今日も網走湖の女満別側(女満別の人は女満別湖と言っている)でワカサギ釣り。外のトラウト用の仕掛けには何も来なかったけどワカサギは好調。一日中爆釣!ではないけどたまに爆釣、たまに食いが止まる、の繰り返しで4本針に4匹掛けかることもありました。ただここのような水深1.5mぐらいの浅いところでは一匹ずつ釣って仕掛けを投入して・・の繰り返しの手返しを早くするほうが魚を外すときの絡んだりするトラブルも少なくていい、というのが皆の意見です。

後ろの森にクマゲラがいました。スマホのカメラではこれが精一杯・・アカゲラはいつもいます。

オジロワシは釣り師たちのおこぼれに狙いを付けています。

今日は釣ったワカサギを昼食のおかずに!

食べやすい小さいやつを選んで唐揚げに。シェフK氏の揚げ方はさすがプロ!美味かった!

向こうがウグイ、手前がワカサギ。今年のウグイは皆同じ大きさ。(ボクだけウグイ君は釣れなかった・・)

前回より型が大きいのが多くて重さは2割増しぐらい。ワカサギ名人S嬢にM名人とK氏という強者がそろっているものの、これだけ型のいい魚で数が釣れるのは網走湖ならでは。ただ数が釣れると針が折れたり曲がったり糸が縮れたりとすぐに仕掛けがダメになるので大きいやつの数釣り用の太い糸と丈夫な針の仕掛けを作ってほしいものです。(ボクは自作しています)

 

 

 

 

ボウズのち入れ食い

キュウリウオが釣りたくてボクとしては珍しい早起きをして前回そこそこ釣れたサロマ湖への流入河川へ。

気温は15℃(氷点下)。風はないもののどんなに厚着しても冷えてきます。ランタンに火を入れて暖房代わりにするもガスが気化せず(真冬用ではないので当たり前か・・)不安定に炎が上がり危ないので消火。

今回はボロテントを持って行ったのですが、ファスナーが錆び付いて閉まらない・・テント内なのに穴も凍ってくるし、あまりの寒さに靴の中敷き型のUSB電源ヒーターを装着。ようやく一息つくも2時間アタリ一つ無く、心折れて場所移動(テントも撤収はとても面倒だけど・)。

国道の橋のすぐ下、かつ日曜日だけあって賑わっていて釣れている人はチカがけっこう釣れています。釣れていない人もいましたが・・ボクも仕掛けを変えてターゲットをチカに変更。しかし横着して人の開けたすぐ近くの穴でいいや、とテントを立て雪を周りにかぶせ、釣ろうとしたらここだけ水深が50cmもありません、釣れません・・またまたテントのペグを抜いて2メートル横の開いている穴に移動。水深1.5mぐらいかな。

いきなり入れ食いでした。ピタッと釣れなくなる時もあるけど再び入れ食い、という状況が何度か繰り返してこの小バケツ一杯とジップロックLに3分の1ぐらい釣って終了。たぶん150匹ぐらいかな。明日の捌きが大変だけど今日は臨機応変が功を奏しました。やっぱり北海道スゲェ~

 

 

おかずを釣りに

昨日、今日とときおり吹雪で極寒の天候。遠出(といっても家から1時間半ぐらいまでだけど)はあきらめ、ヤマメの唐揚げを食すべく近所の川へ。

先行者がいたためか入れ食いではなかったけど、小さいヤマメがポツポツ釣れてきてその後に25cmほどのアメマスがきました。こんな小さい沢でも40センチぐらいのがくるから侮れません。

のんびり後から釣れだすオショロコマ。

珍しい!25cmもあるヤマメ。この辺りは海に降るやつが多くここまで川で大きくなるやつは多くありません。

今日の夕食の分のヤマメだけキープしてあとはリリース。ほんの1時間弱の釣りだったけどやっぱり北海道スゲぇ~。まだまだ釣り人パラダイスです。

目的のヤマメの唐揚げと塩焼き。ホント上品で美味しい魚でした!

ワカサギ一安心

昨年は重油の流失事故や温暖化による生態系の混乱などもあってか網走湖のワカサギの水揚げが例年の9割減!という非常事態。湖水は茶色く濁り底をオモリで叩くと油が浮いてくるような状況で釣果も悲惨なものだったので今年も影響は相当残っているだろうな・・と少し沈んだ気持ちで初釣行。氷はとても手動で開けるのは筋肉痛確定。そろそろ電動ドリルを買わねばと思ってはいるものの、ちゃんとしたメーカー品は4万円ぐらいするので躊躇しています。天気も雪→曇り→吹雪→強風で厳しい状況だけど水は澄んでいてキレイ。釣り客も例年の3分の1ぐらいだったのでやはり釣れないのか・・

浅場と深場で頑張って穴を開けて知床K氏が試し釣りをすると浅場は好調!テントを張って始めると次々と釣れてきて水槽にはみんなこっちを向いたワカサギがあふれています。

ボクの一発目は良い引き!とおもったらウグイ君。幸先いいのか?

4匹掛けも何度かあり、昼前後にお魚も昼休みがあったもののほぼ釣れ続きました。

髪の毛をリールに巻き込んだりぜず針を外すのにも手際のよくなったS嬢とM名人もかなり釣り上げ納得のいく結果、約3キロ、800匹ぐらいかな・・魚のサイズも大中小を色々でした。ただ深場での試し釣りでは全く釣れなかなったので一昨年までのように湖全体がワカサギだらけ、というほどではなさそう。好調なのはシーズン初期だけか・・?

最後は低温地吹雪極寒撤収で手足顔の感覚が無くなってきて皆笑いました。テントの内側もバリバリに氷結。次回は好天を希望です。

 

サロマで仕入れ

新年恒例、サロマでのキュウリウオ釣りへ。ここは完全に川で氷の下はしっかり流れているのですが海の魚が上ってきて釣れるのです。(たぶん下のほうは汽水というか海水でしょう)まだ氷も厚くなく、しかし割れるのが心配というほどでもなく穴あけも容易で楽しく釣りができます。

やはりここはキュウリウオ主体でチカが少しという釣果が多く、下流のサロマ湖近くだとチカ主体になることが多いようで、今日もチカはM名人の上げた数匹でした。ボクはチカは掛からないぐらいのデカい餌を付けているのでオールキュウリウオ。狙い通りですが、例年釣れる大物は掛からず皆同じ大きさの中型だけでした。

3時間ぐらいでこの3倍、2人でおよそ30匹ぐらいとかなり厳しい釣果でしたが、宿の食材調達という呪縛から逃れられればちょうど飽きないぐらいに釣れる楽しい釣果です。今年は一匹でも多く釣って・・と目を三角にして釣るのは止めて心に余裕を持って釣りをする予定です。という訳で、釣って加工してお出しする、より、仕入れて加工してお出しする、ことが多くなりそうですが、美味しさ追求は変わりませんのでよろしくお願いいたします!

埼玉で釣り!

年末年始は埼玉の実家へ。そしてまた片道10キロの道のりをスノーシューツアーのためのトレーニングも兼ねて毎日自転車でヘラブナ釣りに。それにしても関東の冬は毎日天気がいいなぁ~屋内は寒いけど・・ヘラは静の中の一瞬の動の釣り。小中学生のときにはまっていて知識もその時のままだけどこの春にやってみて再びはまりました。釣りはフナに始まりフナに終わるというけどやっぱり面白いわー。人気のこの沼では他に100人ぐらいおっちゃん、じっちゃん釣り師がいるのだけど全員立派な専用の釣り台をセットしてやっているけどボクだけは45年前の竿掛けを土に刺して小さな折り畳み椅子でやっています。かなりレトロ・・

冬は簡単には釣れないけど毎日行くうちに段々と昔の感覚が戻ってきて釣れるようになりました。ヘラブナ以外にも「あなたは誰?」という魚が結構釣れるの面白く本州の生き物の多様性を魚類でも感じます。オイカワかなぁ・・なんか違うような・・ウグイ以外あぶらびれの無い魚は新鮮です。(魚狂N氏に写メして聞いたらニゴイの子供とのこと)

狙いはこのヘラブナだけど一気にのされてバレてしまったなんかの大物やニゴイ、マブナ、カワムツ?オイカワ?ハクレン??などいろいろ釣れて楽しいなぁ~!次回は新たな仕掛けも考えて多くの魚種を釣ってみたいと思います。

湖岸でくつろぐ

今日も湖へちょっと行ってきました。いつものように釣り始めから30分ぐらいはよく釣れます。そのあとはトレーニングもかねてあちこち歩いてルアーを投げるもまったく反応なし。しばし倒木に腰かけて休息。気温もちょうど0℃ぐらいで風もなく寒さは感じません。平和です。

何匹かの中でいい顔をしていた口の先がへの字になったオス。

すぐ横でコンコンやっていたオオアカゲラ。キツツキ類は警戒心が比較的低いのでじっとしていると姿をよく見せてくれます。

クジラの口のヒゲのようなしぶき氷。こんな造形物の中で数時間ロッドを振ったいいい一日でした。