試作の続くパンですが、今日はフランスパン。作ってみた方はうなづかれるとおり、こねた材料がベチャベチャで酵母を活性化する油脂などが入っていない、粉、酵母、塩、水だけのシンプルなパンなだけあって、難易度の高いパンなのです。美味しさは十分美味しいのだけど、フランスパン本来の切ったときの大小まばらな穴ができるように上手くいきません。でも奥が深いから面白いのでしょう。そのうち毎日のように日課として焼いているフランスの田舎に行って見せてもらいたいものです。
月別: 2012年5月
やっつけ仕事でごめんね・・
センターできました・・
日食撮影ビデオ
釣れなくても爽快ロード快走!
サムライダー
新自転車は爽快!
季節外れの雪も止んだ晴天の中、先日Yさんから譲っていただいた自転車で宿の裏の丘をショートサイクリング。学生時代以来、MTBとママチャリしか乗っていなかった自分にとってこの細いタイヤのロードバイクは速い!スゥーッと走る感じがもっと乗りたいという気分にさせます。また7月1日に清里で自転車の走行大会がありますので是非参加してみてください。http://www.phoenix-c.or.jp/~nisihara/GFkiyosato.htm
久しぶりに足が震えた
こんなに釣りが好きなのにまだ釣っていない北海道での憧れの魚、イトウ。みぞれまじりの強風の中、旅の締めくくりはイトウ釣りに挑戦することにしました。ここ国道下の有名ポイントでさえ悪天候で人もまばら。この風ではフライは厳しいのでルアーで挑戦ですが、簡単には釣れないだろうという思いと寒さから、まず場所の写真を撮り1時間だけ本気で釣って、だめなら帰ろうと決めました。
カラフトマス用の仕掛けが強風にもちょうどいいな、などと考え15分もしたころ、波の狭間に魚の波紋らしきものが見え、それにキャストすると根掛かりのようなアタリ!力強くズン、ズンと引いていく独特の重たい引きはすぐにイトウだろうとわかりました。これは初物、バラすわけにはいかない!と慎重にやり取りし岸にずりあげたのは70センチを超える銀ピカのイトウ。超大物ではないけれど興奮と寒さで足がガタガタ震えました。
この魚は丸太のように胴が太く、頭が扁平でちょっとするとナマズのような、愛嬌のある爬虫類のような顔。いつか君を釣りたかったのだよ!ありがとう!
1匹でも満足したものの幸運は続きました。すぐに40センチの小型のイトウの後に大物がヒット!・・これはデカイ、メーター級だ!とはやる心を落ち着かせやり取りすると「ぐにゃ」という感触とともに外れたルアーが飛んできました。フックが伸ばされた・・管理釣り場でも使えるこんな細フックじゃいかんかったのです。なめていました・・
その後も幸運は続き、70センチ、50センチの後、婚姻色の残るオス86センチが来ました。ちょうど産卵の後の荒食いに当たったようです。
今回は魚にとって良い条件だったのでしょう。でもあんなに遠い存在だったイトウが連続で釣れるなんていうこともあるのですね。次はいつ来れるかな、と考えながら荒涼とした道北の最果ての川を後にし、道東の最果ての自宅までの350キロを雪の中、満ち足りた気持ちで帰路につきました。
道北の旅
GWも終わり久しぶりの短い旅、道北です。雪?の天気予報と季節はずれの冷え込みから急きょバイクから車に変更して出発。道北は車のほとんど通らない舗装された快適な道が多く(これはこれで問題だけど)自分のペースで走ることが出来ます。本州ではあまり見られないのが原野に戻りつつある田舎の廃屋。朽ちて行く建物と残された満開の桜の木が人の住んでいた証を物語っています。
この時期は北海道中の低地が水芭蕉だらけ。尾瀬の代名詞もここではただの雑草です。
一泊目は泊まってみたかった名寄サンピラーYH。ウチのお客さんにも評判のいい宿で施設も景色も良いのですが、それ以上に名寄の楽しさ、魅力を伝えるオーナーさんの人間性と気配りが人を呼んでいると感じました。また広々としていて明るく落ち着いた雰囲気の名寄は観光地ではないけれど、それがいい!(雰囲気が落ち着いているのは風がない日が多いからかな?)それなのに自然も文化もとても楽しめる場所だと思いました。次回は連泊して楽しみたいです。(オーナーさんの写真撮るの忘れた・・)
次の日はまず美深のトロッコ王国へ。ここでのエンジン付きのトロッコの運転は文句なく面白い!楽しい!40分近く乗れて一人1000円台と安い!イチオシです。
廃線跡の鉄路をそのまま使っていてこんな川の上や水芭蕉の森の中、道路も横切ります。今の日本、それも都会なら、すぐに危険だとか、事故のときの責任だとか、つまんないことを言われそうだけど、これぐらいが多少の自制心も必要でとてもいいと感心しました。ガードレールとかつけないでこのまんま、いつまでも営業してほしいものです。
よくみると線路の間に早春の花、エゾエンゴサクがあちこちに・・素敵です。
この日も行きたかった浜頓別のトシカの宿へ宿泊。旅宿の歴史を感じさせる手作りの建物から増築された綺麗な建物まで、もう27年やっているという宿業の大先輩のオーナーさんと相まって落ち着く雰囲気のいい宿です。まだ若い犬のコハルもすごく人懐こかったなぁ~。
トシカさん定番のジンギスカン。ほどよく厚みのあるこのジンギスカンはとても美味しかった。
今回泊まった宿2軒とも旅の宿として充分にハードもいいけど、やはりオーナーさんの人間性が魅力だと感じました。いや~参考になりました。楽しかったし。この経験をウチにも生かさなきゃ。
そして帰路につく前に釣りのためにエサヌカへ。曇りでも晴れでも雨でもやはりエサヌカ。この直線は北海道です。
今回も旅は大満足。自然、文化、そしてなにより人が良かった。やはり旅は最高です。(釣りは次のブログへ続く)