このところの冷え込みでダイヤモンドダストが出現。こちらの人は「ダスト」と呼ぶ人も多い低温の象徴です。この写真は朝食時に窓からとったもの。晴天で冷え込んだ朝、ダイヤモンドダストとサンピラーを見ながらの朝食、なんてどうでしょう。
神の子池スノーシューツアーで見つけたしぶきの氷による偶然の芸術。すぐ近くに飛んでいたカワガラスを透明にしたようです。このときは昼でも氷点下10℃。でも風が無くて、30分も雪の上で昼食をとれました。神の子池周辺のスノーシューハイクはやっぱりとても楽しいです。
スノーシューの新コース開拓のため、知床半島基部を横断する根北峠から斜里岳の稜線上の最初のピークを目指して出発・・しかし・・膝まで埋まる積雪のラッセルに大汗、息切れ、ボクの根性は1時間半で終わりました。ここはやはり雪の締まった3月からがいいようです。しかし今日は2週間ぶりの晴天。疲れの残る足を引きずって流氷ビッシリの冬の風景を求めて知床へ。
夕映えの流氷を撮ろうといい場所を探していると、知床の付け根の日の出漁港周辺の開氷面から蒸気が上がっていてとても不思議な光景。海面のほとんどが氷結し波の打ち寄せない防波堤の高いところから見渡すと素晴らしい風景でした。今日は斜里岳は敗退したけど、流氷は大満足。あまりの美しさに日没までじっと見とれていました。
一泊2日の小旅行へ行ってきました。目的地は釧路湿原周辺。途中、好きな中標津周辺の道を通りました。ウチの周りは吹雪でも峠を越えるとこのように天気は快晴。一面の牧草地が雪化粧し真っ白。道路はドライで車もほとんど通らず気分は最高です。
茅沼駅に向かうと、いきなり道路を横断してる丹頂鶴がいてビックリ、その鶴が今度は線路の上にジッとしていました。そこは立ち入り禁止ですよ。
そして知人を迎えに塘路駅に向かうとちょうどSL冬の湿原号が到着。行って帰ってくる路線で、途中の転回場所が無いため帰路のこの場合のSLは後ろ向き。でも近くでみると、シューと結構な音で迫力満点、なんか爆発しそうで怖い雰囲気でした。周りには何人も撮り鉄がいてボクもにわか撮り鉄に。この機関車を撮影したい気持ち、わかるなぁー。
そして知人たちと宿で一枚。ご存知の方も多いと思いますが、この知人たちは十勝のこもれび、日高のふかふか亭、富良野の夕茜舎と「北海道移住の本」(12月2日のブログ参照)に載った宿のオーナーたち。それぞれ皆とてもいい人間でいごこちも良いオススメ宿です。
昨日宿から流氷が見えたのでさっそく知床へ行ってきました。道路沿いの沿岸も薄いながらも流氷はやってきていて今年もありがとう、の気分です。知床自然センターからスノーシューを付け、原生林を抜け、男の涙~フレペの滝をハイキング。日が射さずに寒かったけどさすがに断崖絶壁の上から見下ろす流氷は美しい!そこにオオワシの滑空がさらにスパイスとなり雄大さを増幅させます。
氷のほうは流氷の始まりの姿である「氷泥」から「蓮の葉氷」、「流氷」と成長段階がすべて見られましたが、特に今回面白かったのは氷泥の波模様とこの写真の模様、「氷紋」とでもいいましょうか不思議な模様です。こんな多様な表情を見せてくれる流氷を今年も少しでも長く見ていたいと思います。
やっぱり摩周湖は素晴らしい!お土産屋のにぎやかさを横目で見ながら摩周湖の周りの稜線上をスノーシューで歩いてきました。人口の展望台から離れ、雪原を自由に歩いて湖や遠くの太平洋など、好きな場所を見つけシャッターを押し、たたずむのは現実感の薄い不思議な素晴らしさです。
昼食場所として見つけたのは湖の眺めのいい、ちょっと風をしのげる暖かい場所。そこで雪洞用のスコップで椅子を作って休憩。
ここからは湖中央にあるカムイト(小島)が樹木の額縁の中に見えています。ここでパンやおにぎりを頬張り、ちょっと冗談を言って歩きで火照った体が冷えてくるころに帰路へ。
頭上に滑空するオオワシを見ていると、「カコッ、コーッコーッ、カポン」とか鳴きながらワタリガラスが飛んできました。一見すると普通のカラスにしか見えないこの鳥は数も少ない北方から渡ってくる神話の鳥。写真家で小説家の星野道夫氏の「森と氷河と鯨」を読んだらこの鳥がとてもいとおしくなるでしょう。オススメの本です。