歩いて釣って桜を観て

関東への旅の途中、東北、三陸にある「みちのく潮風トレイル」のほんの一部を歩いてきました。この日の終着点にある種差海岸インフォメーションセンターで情報を仕入れ、蕪島(かぶしま)神社よりスタート。ここはウミネコの繁殖地で凄い数がいます。フンも凄くて途中から「もうフンんでもいいや・」という気持ちになりました・・

地図を見ながら海岸や港、岩場や浜、道路などを歩きながら自然をキレイだと感じたり、地元の漁師さんと話したり、長~い砂浜を無心に歩いたり、考え事をしたりといった、感性を働かせたり何も考えなかったりしながら歩くのがロングトレイルの楽しみでしょう。

入っていいのか不安なところには「歩く人は通れるよ」という看板が”ありました。コースもわかりづらいところもけっこうあってたまに道迷いも・・それも思い出。日本人も完璧じゃないのにも慣れなくてはいけないのかも・・

海岸沿いには石や漂着した板を敷いたところもあります。これは漁師さんの番屋に行く道。「通っていいのかなぁ・?」という感じの道ですが、それも醍醐味です。

海側は岩場の磯が多く、たまに砂浜が出てきます。もちろん普通の舗装路歩きも観光客いっぱいの展望台へも寄るのがここのトレイル。トレイル沿いの番屋にいたおっちゃんと「魚が獲れなくなった」という話をしたのが一番の想い出です。

たぶん打ち上げられた漁具などを使っているのでしょう。ローカルでGood!

通行数のカウンターもアナログで手作り感満載!

何キロもある砂浜を歩きやすい硬めのところを見つけてひたすら進みます。振り返ると千鳥足。スノーシューで雪原を歩いているときと同じだ・・

途中にベンチやトイレなどもあるので景色のいいところで昼食。

この日の終点にした種差海岸へ到着。天然の芝が海岸まで続いている不思議な場所。作家の椎名誠さんがよく話題にしているところで絶景です。約3時間のウォークでしたが山とか原始の森、とかじゃないところが新鮮。滑落する危険度も低いしヒグマの気配の無いので緊張感なく歩けるのも良く、心が背伸びする感覚です。(ツキノワグマは山のほうのコースでは注意が必要)

種差インフォメーションセンターでくつろいだあと鉄道で車を置いてある出発点へ。種差海岸駅前はとても落ち着く昭和の家並み。次回はここの民宿に泊まってみたい!

数区間だけど乗ってみたかった八戸線。これぞ本州のローカル線!という雰囲気、いいですよ!

南下し、栃木の釣り堀でニジマスと遊んだあと霞ヶ浦へ。雨の中、一度釣って食べてみたかったアメリカンキャットフィッシュ(アメリカナマズ)を狙います。それにしても広いなぁ~

必釣体制で3つの餌を用意。鯉用の練り餌、ナマズ用ダンゴ餌、そしてネットでおススメされていた鶏の肝臓です。ポイントは仕掛けや餌を購入した村田基さんで有名な潮来釣り具センターで情報収集。スタッフのおさむんさんも忙しいのにホント細かく教えてくれました。さすがです。

吸い込み仕掛けに3つの餌をつけて投げ込みます。これなら釣れるだろう!?

一投目を投げ込んで5分、いきなり45センチの食べごろサイズが釣れました!けっこう引いたしこんなに簡単に釣れちゃっていいの・・その後はダダッと釣れて、パタッと釣れなくなってのくりかえしで3時間ほどで10匹。ほとんどは肝臓で釣れました。大物は出なかったけど大満足。

獲物は3枚におろし、皮も剥いで冷蔵庫で2日間寝かせてムニエルに。捌くとき肋骨と首の骨の硬さには参ったけど身の見た目はコマイやスケソウダラにそっくり。そういえば顔も似ているな・・味は上品で淡白でした。少し塩と胡椒を多めにふるといいでしょう。食感は一部ゴムのようなところはあったけどやはりフライが合いそうです。

今回の旅は桜の開花と当たり、連日花見をしつつ釣りができて日本の幸せ。

ハクレンのような、ヘラブナのような・・もしかしてハイブリット・?変顔のヘラ?引きもヘラらしくない横走りをするこんなやつがいくつか釣れました。何者か知っている人がいたら教えてください。

Y君の釣ったマブナ。ヘラブナよりスリムで精悍。

Nさんが爆釣したモロコとモツゴ?観察ケースを買ってきたのでよく見られました。

ニゴイ君も元気に釣れてきました。

今回のやったぜ!は75cm、推定7キロの鯉。足元にエサを探しにきたので近くに落として待ち伏せ。まんまとエサを食いました。タックルもナマズ釣りで使ったカラフトマス用のものを持ってきたのでリールでやりとりしてうまくいったけど、掬うネットが小さくて体半分しか入らずにフレームを持って持ち上げました。サケやカラフトマスのように暴れたら上げられなかったでしょう。

やっかいなのはコイツ、カワウ。平べったいヘラブナは飲み込みづらそうだったけど食べ放題でした。近くに来るともちろん釣れません・・

スカイツリーなんか見たりして都会も満喫。

帰路、北上しつつ行きたかったところへ。まずは秋田県横手市のまんが美術館。我がバイブルである釣りキチ三平の作者の矢口高雄さんが立ち上げた、原画保存を主目的とした美術館。見ごたえもあり読める漫画も多数あって何日でもいられそう。次回は滞在して楽しもうかな。

福島の山奥の道ではサルが道端で毛づくろい。北海道にはいないので見ることができて嬉しさひとしおです。

弘前城の桜は見事!岩木山とも出来すぎの構図です。7分咲きだけどなんでそんなにキレイなのか・?ボランティアガイドさんに説明してもらいました。

これは枝垂桜だけど、ここの桜はリンゴの木の剪定と同じように高いところを切っていて目線で咲いているからなのです。

昔の殿様もサクラを満喫していたのでしょう。

シャッターチャンスは逃したけど青函フェリーではかなりの数のイルカが見られました。津軽海峡は春は特によくイルカをよく見られるとのこと。次回はもっと注意してみていよう。

函館山が近づいてきてついに北海道へ帰着です。ここから一気に約600キロ走って帰宅。今回は少し無理して一日で長い距離を運転してしまったけど、いい旅ができました。次はどこに行こうかな・・

 

 

 

 

山口・東京・長野へ

飛行機を乗り継ぎ初めての山陰、山口へ。帰省ではない完全な「旅」は十年以上ぶりです。ローカル線もちょっと乗りました。

まずは広大な石灰岩の大地、秋吉台。ガイドさんを頼み解説してもらったので理解が深まりました。これは野焼きをしているので草原が広がっているとのこと。

ガイドさんが持参していたこの辺の石と普通の石にサンポールをかけると・・泡ぶくぶくで解けていました・・・さすが石灰岩。

秋芳洞は広かった!地震が来たら・・なんて考えるのはやめよう。

明治維新の軌跡を追って萩へ。維新の胎動が始まった松下村塾。大局をみてなすべきことをなす、という志士たちの気持ちはとても参考になります。

明倫館や高杉晋作生誕地、反射炉などベタなところを観光。萩の古い町並みのあちこちに柑橘系が実っているのが新鮮。(北海道には柑橘系は無い)

山陰の旅で一番良かったのがここ、宿坊michiru。まさにお寺とお墓の真ん中にあり清潔で高級旅館のよう。また室内も経営している若いお坊さんのセンスが素晴らしく朝のお経も体験できて新たな宿のスタイルと次の時代の流れを感じました。

次の日のホテルからの日本海の夕日。フグ、サワラ、ブリなど海の幸も堪能。

はぜ・?アンコウにメッキ、アマダイなど見たことも無い魚がスーパーに並んでいて新鮮。何日か滞在して料理して食べたい!

日程に余裕が出たので山口県を海沿いにぐるっと一周。赤い鳥居がずらりと並ぶ元乃隅神社。津和野にもこういう鳥居があったけど神の域に居られる時間が長いからいいのかな?

青海大橋。海に大小の小島や半島が点在する風景はホント新鮮。

下関まで来ました。壇ノ浦の戦いや幕末の攘夷の舞台ともなった戦いの歴史を重ねた場所。潮の流れが速くて難所でしょう。橋の向こうは九州。

トンネルで700m歩いて九州に行ける!これは良い体験でした。一応上陸しました。

空港のある宇部市。巨大な宇部興産の工場。凄い産業だ。

津和野はホント小さい地域だけど古い町並みの中心の通りに水路があり錦鯉やカワムツ?がいっぱいいました。歩く町です。

名物「うずめ飯」贅沢がわからないようにご飯の下におかずが埋まっています。どこへ行っても汁ものは味噌汁ではなくすまし汁。味付けも薄目であらたな体験でした。麺が少し入っていることも多かった。

東京へ戻り、用事があって六本木へ。出来たての麻布台ヒルズへ行ってみました。日本一高いビルらしい。おらが町の一番高い建物は3階建ての町役場だから東京は首が痛くなります。

埼玉ではヘラブナ釣りに。今回は3度、片道10キロの道をママチャリで往復。スノーシューツアーのためのトレーニングです。

軟らかいヘラブナの竿ではなかなか寄ってこなかった45センチの鯉。引きを堪能。

午後から駆けつけてくれた神奈川Y氏はオイカワ、カワムツ、ブルーギルの五目釣り。

ツン、という独特のアタリに合わせるとやっとそこそこの型が釣れました。周りのおっちゃんたちは毎日のように来ているようでさすがに上手い!ボクが一匹釣る間に5匹ぐらい釣っています。サケ釣りと同じだね。

ウチの常連さんのIさんが長野県の原村で始めた宿に向かいました。上部に雪を抱いた八ヶ岳が素晴らしくキレイ!標高も1000mを越えて空気がシャンとしています。

森の宿 ゆう。ホントに森の中にあって凄く静か。葉っぱの茂る季節に来てみたいです。爆睡できました。

懐かしのビーナスラインを通って霧ヶ峰へ。20代のころバイクとスキーで何度行っただろう。ここの駐車場からの眺めはよく覚えていました。

最終日は清里へ(もちろん山梨の)清泉寮のソフトクリームももちろん食べました。ペンション街は廃墟になっていたり存続していたり。一時のブームに蹂躙された感が漂っていました。でも気持ちのいいところなのでそのうち復活するでしょう。

清泉寮から望む富士山。ひときわ高くそびえる日本のシンボル。今回はあちこち回って旅の素晴らしさを再認識。一生懸命に働いてまた旅に出よう!

 

 

 

 

 

 

 

 

絶景を旅し絶品を食す

昨日の斜里岳の夕映え。これだけ赤く染まるのも冬の始まり。

やっぱり氷点下5℃以下まで冷え込みました。いつも0℃なんて飛び越して一気にこんな気温。

初氷です。そろそろ外の水道の水、抜かないと水道管も水栓も割れちゃいます。

花咲線、茶内駅。モンキーパンチの故郷。ルパンやフジ子ちゃん、銭形もいました。

危ないことをしているのではありません。この駅は線路に降りて向かいのホームに行くように階段ができているのです。(北海道ではよくある)

 

北太平洋シーサイドライン。オホーツクとは違う海と湿原の風景が新鮮な爽快ロード。ホントキレイ!

そして今年もお疲れ様会は・いつもの厚岸道の駅のカキ!このご時世、なにかと値上がりしていて会計時に焦ったけどこの美味しさには納得。牡蠣嫌いだったボクも好きになったほどです。

牡蠣ピザ。チーズが惜しげなく使われていて美味しい!

厚岸湾を一望しながらの食事は美味しささらにアップです。

牡蠣のカルボナーラ。これに牡蠣サラダも食べて最高満足!やっぱりここは牡蠣も料理も素晴らしい!

〆はオイスターソースの入ったソフト!

駐車場の横には鹿の群れ。帰路は鹿の飛び出しに細心の注意を払ってそろ~りとドライブ。今年の暖かいシーズンも充実した時を送れました。皆さまありがとうございます!

 

真中と端っこ

仕事で日本の真ん中、銀座へ。この時期なのに気温が25℃。知床も暑いけどここまではありません・・空気も澱んでいてホテルも暖房しかなく夜、暑くて眠れないと窓を開けると酔っぱらいが真夜中騒いでいるし・・都会だなぁ・・

まずは日比谷公園に散歩。公園は多様な人々のオアシス。このツルの噴水の像、冬氷点下になってつららが下がっているのをよくニュースでみるやつでした。ここの鯉、釣ったら怒られるだろうな・・

皇居桜田門はランナーがひっきりなしに走っていました。ボクとしては門の木造の造りが相当頑丈で感心。大工仕事は江戸時代ですでに極まっていたことがわかります。

GINZA SIXの本屋さん。関連する雑貨を通路を挟んだ島に置いてあります。蔵書の数は二の次でディスプレイ重視。本を見る、というより気になる分野のものを見る、という作りで感心。

ユニクロは多国籍の人々があふれていました。店に入ると正面には振り子のように服が動くディスプレイ。意味わからんけど心に残るデザイン、誰がしたのだろう?最上階にはジャパンオリジナルデザインのTシャツがずらり。これは外人さんにもたまりません。ボクも北斎Tシャツを一枚買ってしまった。

昨日帰宅し、昨日までのスーツ姿を今日は汚れてもいいボロ着をまとい長靴を履いて日本の端っこでサケ釣り。とば用のちょうどいい鮭が釣れました。日本は楽しい!

 

キレが・・

30数年ぶりに高校からの同級生Tとショートツーリングに行きました。彼とはライダー初心者のときからのツーリング仲間でホント、あちこち行きました。左上は中禅寺湖でのシーンで下は昨日、ウチの町のストレートロードでの一枚。お互い還暦となった今は関節の可動域も狭まり脂ぎった体型も重力に引かれ同じポーズととっているつもりでもキレが違いました・・でも気持ちのキレは忘れずに楽しむよ~!

半日旅行

昨日も釣りに行ったけど魚ゼロなので今日はグルメ&ドライブの半日旅行。中標津から羅臼~ウトロとぐるっと一周してきました。まずは牛文字モアン山。これを見ると酪農地帯の太平洋側に来たなぁ~と実感。冬はあの頂上に行くことが多いので親近感があります。

牛だらけ。北海道!

開陽台周辺の道はTHE 北海道! 今でもナビだと目的地に行くことしかできないので紙の地図を見てここだ!という道路を走り回るのが最高です。今日もどこでも30℃近いありえない暑さだったけど雲は秋かも。早く涼しくなってくれぇ~

パン屋さんといえば中標津の「こうば」さん。ウチはここのパンを食べるために80キロ車で走って買いに行きます。

昼は念願の「むらかみうどん」さんへ。北海道産小麦の麺と昆布とカツオ出汁のつゆ、米の油で揚げたもたれない天ぷら。うわさどおりの美味しさでした。大満足!

どんな時でも対応できるように(何の対応か・・?)釣り竿はトランクに忍ばせてあります。もしかして羅臼側ならカラフトマスいるかも・・とちょっと出陣、したもののやっぱり魚、いません・・でも何度かの小物のアタリに「おりゃ!」と合わせるとカジカでした。美味だけどこの小ささだとさすがに出汁にしかならんな、とリリース。もう今期のカラフトマス釣りは終了します・・

日没後の知床峠。羅臼岳のシルエットが見事。人間皆無で動物濃密な感じでした。半日ぶらっと車でグルメドライブ+ちょっと釣り、は釣れないときに気がすむいい休日です。

 

 

 

カムイミンタラへ

大雪山。アイヌ語でカムイミンタラ~神々の遊ぶ庭。そんな風景を年に一度は見に行きたくなります。今回は銀泉台から特に好きな白雲岳へ。登山口にある靴洗い場は実によくできています。

20年以上前、ここをガイドしていたときに比べて違う場所のようにかなり草木が伸びました。ナキウサギも少なくなったような・・この樹林帯を登れば高い樹木は無くなり風景が広がるので暑いけどがんばります。

今は亡きDaiちゃんと毎日のようにガイドツアーで来たコマクサ平。登山ツアーなのにビジネスの革靴で来た添乗員、テニスシューズにコンビニ袋のおばあちゃん、雨なのにカッパも持ってこないおばちゃん、悪たれつくじいさん、低体温症気味で震えていたので防寒着を着せたり暖かい飲み物を与えたりしている最中にタバコを吸いだす水商売のおばちゃん、自分が名前を知っているのを自慢したくて質問してくる花おばちゃん・・実にいい勉強になりました・・

ここからが長い登り。でも頭をぶつける樹木もなく爽快。某山の天気予報サイトは一日中A判定。晴れが続くはず・・

イワギキョウがポツポツ咲いています。

一輪だけあったコマクサ。花や紅葉の季節を外れるととても静かな山行を楽しめます。

赤岳を過ぎ高山帯へ。カムイミンタラを実感。

強風と霧が襲ってきた・・

白雲岳の手前で真っ白に(涙)ここでしばらく佇む予定だったけど、雨も降ってきました。

山頂直下で姿を見せてくれたシマリス。動きが早くて撮影が難しい。

鳴き声がしたので探してみるとナキウサギが!しばらく動かないでいてくれてよく観察。これで濃霧でも来た甲斐がありました。そしてこのあとゴアテックスからシミテックスとなったボロカッパを着込み、汗と雨でぐしょぬれ・・長い帰路、写真を撮る気力も萎えましたが連日、スクワットをやっていたおかげでひざ痛も少しですみ、「お~俺の膝、ちょっと復活したじゃん」と嬉しく一気に降りてきました。雨だと休む気も失せるし・・

森の中の道の普通の光景。下界は曇り、こののちザァーと雨。天気予報のサイトをあまり考えず信じていたことを反省。もっと全体の雲や風、気圧配置を見て山の特徴も加味して自分で予想せねば。

オホーツク海側に来ると晴れていました・・帰りに立ち寄った留辺蘂の武華駅逓。昔の駅、宿、馬の乗り継ぎ場、郵便局などを兼ねた建物。まだ建物を復元しただけなのでこれからもっと資料も増えてくるでしょう。見どころの少なかったこの39号線の道路沿いにこういう立ち寄り場が増えてくるのは楽しみです。今回の山行は風景は一瞬楽しめたけど体力と筋力が思ったより衰えていなくて楽しめました。また来年行こう。

 

 

スタンプラリーの元祖!

旅好きの兵庫のYさんが巡っているのはお寺。納経帳(のうきょうちょう)といいお寺が会を作り巡礼した寺院で御朱印をもらうためのもの。

それぞれの寺院が作られたときのことや短歌などが書かれていてその横のページに御朱印を書いてもらうものです。(達筆だ!)寺院が多くある地域がなぜそこに多くあるのか?またそのお寺の歴史などを考え知りながら旅をするのも面白そう。お寺を巡り、書いてもらうというのはスタンプラリーの元祖と言えるでしょう。。神社仏閣や歴史好きな方などにはおすすめの旅のスタイルです。

 

南十勝を旅する

今回、南十勝(帯広より南の地域。帯広市、更別村、大樹町、幕別町、広尾町、中札内村)の大樹町を拠点に釣竿持って旅をしてきました。まず結論。素晴らしかった!!道も風景も自然も”The 北海道”、人も景色も明るさを感じ、遺構や最新のテクノロジー、食も素晴らしく、しかし観光ズレしていない穴場的な地域でした。我が清里町のある東オホーツクと同じく2度目からの北海道の旅におすすめです!(初めての北海道旅行の方は一応主要な観光地を巡るとおもうので・・)。ここは歴舟川河口付近から南の広尾町に伸びる道々1037号。恐竜の背骨のように襟裳岬まで連なる日高山脈を背景に精神の開放!という感じ道。

日本一の清流と言われる歴舟川。河川名のアイヌ語解説看板を見ながらの旅もいいものです。水、大なる処・・たまに氾濫するからかな・?

砂利が多く河川工作物も少なく流域に人も少ないこの川は水が素晴らしくキレイ。十勝の川らしく河原が広くてポイント間の歩く距離が長いけど気持ちのいい遡行ができます。

板状節理の巨大な岩が突然転がっていたり火山灰の崖があったりと地層も古のもののよう。ブラタモリでやってくれないかな・・

戦争の遺構であるトーチカが砂浜に打ち上げられるように残っています。骨は鉄ではなく木材。ここから浜に上陸してくる敵を銃で小さい穴から撃つ構造。3人ぐらいしか入れないのに大砲もある軍艦から敵が押し寄せたら・・

埋まりつつある多くのトーチカ。遺構として一級のものが放置されています。浜沿いに根室方面までかなりの数があるよう。トーチカ巡りの旅もできそうです。

釧路湿原周辺から増えたタンチョウが主に十勝方面に広がっていると聞いていたけどホント、あちこちにいました。

十勝川の河口でないのになぜか十勝港という名の広尾町の港では釣り好きのおっちゃんたち自作の自動シャクリ機がずらり!「これって車のワイパーのモーターじゃん!」とM名人も感動。ホントなんでも作ってしまうただ者ではないおっちゃんたち。すげーなぁ・・機械的に上下する竿と仕掛けに大きなニシンがたまに釣れていました。

今回お世話になったのは「旅うたり」さん。掃除に接客、大工仕事から料理もすべてオーナーさん一人で運営しています。いつ休んでいるのか不思議になる凄いパワーです。倒れないでくださいね。

宿は畑の真ん中の一軒家というロケーション。この物件を見た時「ここだ!」と感じたとのこと。行ってみてよくわかりました。

宿からは楽古岳をはじめ尖った日高の山々の連なりが楽しめます。

実直さと一生懸命さが好印象なオーナーの水本さん。地域の見どころ、楽しみ方もよく伝えてくれるガイドのような方。将来性を感じました。

北海道開拓を目的に明治時代に結成された晩成社の開拓跡地。

延齢草が咲ききれいな場所でしたが七転び八起きの開拓は苦難の連続だったよう。

通りすがりの川でちょっと釣り。歴舟川と違い苔が多くついた川の石に静かな川という意味がわかります。

あちこちで釣りをしましたが、20~30cmのニジマスやアメマスを何匹か釣ったぐらい。でも南十勝の川の状況がわかったし雪代の残る5月としては満足です。

知床のフレぺの滝と同じ意味で赤い川のこと。漢字は違うけど北海道のあちこちにあります。

そして科学。JAXAの航空宇宙実験場。広大な敷地内にはロケットの発射台や見学できる施設もあり宇宙を想像できます。

外観だけでも写真を撮らせてもらいました。インターステラーテクノロジー社屋。大樹町はここのおかげで若者を中心に人口が増えているとのこと。夢を目標に変え、宇宙を目指している方々には感動をもらえます。素晴らしい!

中札内の道の駅の食べ物は美味い!安い!(一部はちょっと安すぎかも・?)平日なのに駐車場が満杯なほどの人気はこれです!見習いたい・・

キツネと鹿にはあちこちで出会いました。ヒグマには出会わなくてよかった・・

釣り場にはボコボコの林道を走りまくって行くので腹をぶつけたり、枝や草で車体をこすったりします。ブォクシーにはボクがオーナーでゴメンね、という思いですがまだしばらくは働いてもらいましょう。今回の旅は新鮮で南十勝の明るさを感じるとてもいい旅でした。やっぱり北海道は面白い!

 

 

 

 

 

 

 

根室へ

天気のいい日は太平洋側へ行きたくなります。今日はまず中標津のパン屋「こうば」さんを目指します。途中「牛」文字モアン山。ほとんど雪もなくなったけど冬に何度も登った、他の山と少し違う低山。

”こうば”さんのパンはどれもパン生地が特に美味しく、中身も詰まっていて病みつき。片道70キロかかっても行くのです!そして横道に入りこんな風景を見つけて至福の昼食。

風連湖の道の駅で水鳥観察。景色のいい道の駅です。カモ類やカモメ類、オジロワシ、タンチョウヅルも何羽か見られました。カモとカモメは種類が多くてなかなか覚えられません・・

春国岱ではショートハイキング。水芭蕉の群落はそれこそ低地の湿ったところには北海道中にある感じの雑草です。

竪穴式住居後の残るここは鹿たちも好物があるみたい。逃げません。

根室半島のチャシ(アイヌなど先住民の見張りや祭事の場所)も2か所行ってみました。周りに溝を掘った土の舞台といったところでしょうか。

納沙布岬。

北方領土がホント近い!ボクが元気なうちに行ける日は来るのかな・・行ってみたい!

帰宅すると星空がキレイだったので久しぶりに撮影。まだ天の川はよくわからなかったけど斜里岳と星々は良い感じでした。流れ星も見たし。

ひときわ明るい火星。ここもまずは行ってみたいけど行けるのは来世ぐらいかな。小さな旅を堪能し大きな旅を夢見るのは楽しいですね。