初冠雪

雲が取れてきたら海別岳の上部が真っ白でしたが知床半島はすでに何度か降っています。

そして斜里岳。やはり上部が白く雪化粧していました。網走にある気象台からはたぶんまだ白く見えないので”斜里岳初冠雪”とは発表しないと思いますが、麓のここからははっきり見えました。今年は紅葉もきれいなのでしばらくはいろいろな秋の色を楽しめそうです。

道北イトウ釣行2020秋

魚には嬉しい人には厳しい悪天候となってしまった今回の釣行で素晴らしかったのは虹。(虹鱒ではない・)道北らしい、ザっと雨→パッと晴れ→再び雨というサイクルのため海から、原野から、川からとあちこちで虹が出ました。

宿の掃除をしてから一般道300キロのドライブ。でも車も信号も少ないこちらでは大して疲れません。いつものエサヌカで撮影していると先に出発したWさんが追い越していき気がついて停車。どこかで追い越したようだけどこんな風景の中で会うのも北海道。

川は魚類全般の魚影がとても少なくいつも見られる水面でのボイルは見られませんでした。しかしひたすら投げ続けていたWさんが見事にカレイをフッキング。意外に獰猛。

そんな厳しい状況の中でもM名人はさすが!中型のイトウをキャッチ。

吹き荒れる風の洗礼。そして時折たたくようにやってくる雨に背を向けて忍耐の投げては巻き。今回はフライの出番はなく重めのルアーで風に抗います。

逆立ちして食事中のハクチョウ。まだ水も冷たくなく、彼らの主食のアマモも生い茂っていて毎回ルアーに掛ってきます。

あちこち歩いてやっとゲットしたイトウ。27センチ・・稚魚ですな・・

根がかりかとおもいきやベリッとはがれるような感触で釣れてきたのは大きいダブルのカキ!鋭い殻でラインはボロボロになったけどこの川の豊饒さをうかがえる一匹?一個?2個?

あまりの魚の少なさに最終日は釣りをせずにゆっくり帰路へ。気になっていた枝幸のウスタイベ千畳岩に寄ってみました。柱状節理の岩場の向うにまたも虹。

名前の由来が書いてあるのがとてもいい!”ホロ”はアイヌ語で大きいの意味。”ベツ”とか”ペッ”は主に川のこと。ちなみに”ポン”は小さいです。

サロマ湖(シャロマ?)も斜里(シャロ)?も語源は同じらしく湿原(葦の生えているところ)の意味。固有名詞は少なくてもともと単に湿原とか岬とか沼とか呼んでいたのを和人が文字を当てはめたのです。

夕暮れ時に斜里岳の麓の我が家に戻ってきました。オホーツクも東のほうは天気が良く紅葉する木も多くて山が黄色く見えました。さて数日休んで次はフライフィッシングウィークです。

水沿いの紅葉

屈斜路湖の紅葉が気になっているのになかなか行けないので東京のWさんに撮ってきてもらった北岸の今日の色づき。このカエデもあと5日ほどで真っ赤になるでしょう。湖や谷沿いの紅葉、そろそろ見頃です!「

星座も冬へ

秋撒き小麦の緑と紅葉の赤と黄色。この地方の秋の色。

東の空に冬の星座であるオリオン座を見つけました。そんな季節になってくるのですね。

右側のカシオペア座に続く天の川。雲のように見えるのがすべて太陽と同じ自ら光り輝いている恒星たち・・この天の川銀河の直径が10万光年。光りのスピード(秒速30万キロ)でも10万年かかる・・!?すでにボクの頭では理解できない大きさです・・

薄っすらと雪

知床連山だけが積雪だったのかな?と思い午前中逆光で見えづらかった斜里岳を午後、双眼鏡でよく見てみると山頂付近だけ白くなっていました。初冠雪、とまではいかないけど初の積雪。これから氷雨のたびに白くなりそうです。

知床連山積雪

今日は快晴。宿から見える知床連山が雪化粧していました!まだ解けたり積もったりを繰り返すとおもうけど気持ちのいい楽しい季節がやってきました。宿の営業はあと5日ほど。これから晴天も多そうなので多忙な(遊びで)時期が続きます。

サケ釣り終了

昼間はもうたぶん釣れないな、と思ってはいたけどホントに魚がいない!この場所は釣れる期間が短い傾向があるようで、見える範囲には釣りの対象となるような「美味しそうな」サケは全くいませんでした。エサ取りの小魚も集まってきているようでエサが小さく鋭い嚙み跡とともにみるみるなくなっていきます。おまけにアザラシが来たし・・こりゃ釣れんわ・・しかし川には心ある釣り師が石をどけて作った流れのおかげで上っているサケもけっこういてメスをめぐって争っています。

足下の流れにサケが海より何匹も上ってきました。途中で岩に乗り上げてしまったり、行き止まりの流れに向かっていってしまったりしてもあきらめず命あるかぎり上流を目指します。たまに助けてやったりして。

常連の達人Fさん。いつも魔法のように次々に釣るこの人もさすがに苦戦していました。そして今日で今シーズンのサケ釣りは終了。年々少なくなっていく魚の数に不安を感じますが、この秋も楽しく美味しく遊ばせてもらい知床に感謝です!

カムイトノトを飲んでみた

先日、小樽に行ったときに入ったセブンイレブンの隣に偶然見つけた田中酒造。欲しかった「カムイトノト」がありました!アイヌ民族の人たちが飲んでいた酒を現代の技術で作ったもの。

主な原料は”ひえ”で甘口だけどしつこくなく飲みやすい濁り酒でした。ラベルもいい感じなので小樽に行かれる方は一度買って飲んでみてください。ボクは酔っぱらったので寝ます・・おやすみなさい・

わかりづらいけど右下に写っているのがカシオペアで、左上に向かって伸びている雲のようなものが天の川。この季節は銀河の円盤の外向きの星の密度の低い方向を見ているので夏より薄いですがそれでもはっきりとわかります。

斜里岳もしっかり輪郭が浮かび上がっていますが、これは後方の中標津の明かりのせいかな。これから晴天の多い秋なので星もより楽しみたいと思います。

 

天候安定期

宿の前に畑にまかれた秋撒き小麦が葉を出し冬の準備をしているよう。(このまま雪の布団の下で冬を越す)天候も秋本番ということで安定した季節に入りました。サケ釣りも年内いっぱいぐらいは”頑張れば釣れる”けど魚体も黒くなり身の味も落ちてくるのでそろそろ終盤。斜里岳の雪化粧はまだ先ですが、山全体が茶色くなり、紅葉も進んでいます。というわけで秋を楽しみたいと思います。いや”秋も””楽しみます!