釣り、首都圏

再び首都圏へ。羽田へ下りるときに夕焼けに照らされた富士山が見事で機内アナウンスもされていました。もっと「今、下北半島が見えます」とか「猪苗代湖の上です」とかガイドしてくれれば面白いのだけどやってくれないかな・・そして都会での用事は色々だけど楽しみは一つ、管理釣り場での釣り。

今回はあきる野市にあるサマーランド横の秋川湖という釣り堀です。ちょっと大げさなポジションだけど70センチ近い大ニジマスがかかってヒイコラいっているところ。さすがに3番ロッドに細い糸ではなかなか寄りませんでした。結局バラシ・・

アルビノも釣れました。オレンジの体に赤い目、へぇ~という魚。

ちょっと洒落たものも食べました。サバにハマチにマグロか・・手前は養殖ニジマスかな・・これがこっちなら、カレイにヒラメ、サケのルイベ、ソイ、イカという感じでしょうか。

釣り2日目は川越の水上公園。夏はプール。ここは流れるプールです。魚の写真は無いけどニジマスが一日入れ食い。今の釣り堀はどこもルアーの人が多いけどフライのようには釣れません。釣れる数は20対1ぐらいでしょうか。魚達が食べている小さなユスリカのようなフライで釣れば最高に面白いのになぁ・・フライは巻くのも、投げるのも(投げれるようになるのも)、釣るのも楽しいからみんなフライやればいいのに・・業界の人たちは美女フライマンでも使ってもっと宣伝したほうがいいのでは・・ちなみにボクはルアーも好きです。

池袋のルアーフライの店の隣はソープランド。歩いている人も外人が多く文化も人もごちゃごちゃです。これでいいのかなぁ・・

東京の夜景は眩しいぐらい。北海道上空で明かりの少ない大地を見たらなんかホッとしました。しかし川や湖でのルアーフライの釣りはひどく下火になったようで釣具屋は相次いで縮小、撤退。そりゃ自然の川や湖ではよほどじゃないとほとんど釣れないし、というか魚がいないし、若者は車を持たなくなってきているから駅近でないと行かないし釣り業界にとっては受難の時代でしょう。でも北海道はまだまだ天国。釣り堀に通っている皆さん、是非一度北海道へ。

サケトバ完成!

寒空の下、およそ3週間干したサケ。身の厚さにより乾燥度合いが異なるけど、ほぼ完成。釣り用の先端に引っ掛けのついたペンチで皮を引き剥がし(これが結構力必要)ハサミでチョキンチョキンと一つづつ切っていきます。切れたら真空パックして冷凍庫へ。年末よりお出ししますのでお楽しみに。

焚き付けを作る

薪ストーブ用の焚き付け。これは松などの燃えやすい乾燥した建材が適していて日曜大工で出る20~30㌢の端材を利用しています。その端材も幅が9㌢ぐらいあるのでそれを手斧で3つぐらいに割ります。これは木材が乾燥しているから気持ちよく割れるし危険度も労力度も低いので気持ちの良い作業。明日は暴風雪の予報ですがこれで部屋の暖をとる用意は万全です。

美幌を旅する

北海道を町ごとにぶらついてみる、という旅をしている方に見習って美幌へ。食事も特徴のある行ってみたくなるところをよく下調べ。Netの評価なんてかなりあてにならないので「外したら笑おう」ぐらいの気持ちで行きます。美幌は中心部の大きな道路が互の字の上下の一が無いような形で交差しておりわかりづらい町。スマホのナビに助けられ目当ての「金魚食堂だいず」という珍ネームのカフェへ。ここは体に良い物を、というコンセプトで揚げ物もスチームオーブンで焼いていて油っこさ無し。その揚げ物もたぶん紅鮭、柔らかい鶏肉などに美味しい塩をまぶしたもので素材が生きていて素晴らしい!いつもソースをドバドバかけていたのは反省です。他にも絶妙な味付けの小鉢6品、具だくさん味噌汁、玄米ご飯とガラスの胃腸のボクには最適。値段もリーズナブルで客層も良く研究熱心そうなオーナーと明るい奥さんからもいい店感が伝わってきました。連日、魚介類だ、肉だと胃腸疲れ気味の旅人にもイチオシですよ~

「だいず」さんですっかり満足してしまったので帰ろうかと思いましたが、今日の目的は美幌博物館。川をテーマにした動植物、魚、そして美幌の歴史や松浦武四郎の話から開拓時代の道具などが展示されています。

これらは昭和20年代に初めて美幌に導入されたトラクター。この出現で一気に生産効率が上がったようです。この博物館もホント、マイナーで人も少ないけど学芸員さんの一生懸命度は伝わってきます。天気のイマイチなとき、また北海道をもっと知りたいときなど地方の博物館もオススメです。

干す

今日は朝からチカのみりん干し作り。一晩程良く漬け込んだチカを寒風干しです。ただ寒風過ぎて凍ってしまうのですが、それでも水分が少し抜け熟成されて旨味が増してくるようです。

サケも切り込みを入れてさらに干し。段々とトバらしくなってきています。

今日の夕方の斜里岳。見ていると神々しさを感じる夕映えでした。

仕込みの一日

昨日の大漁!・・の獲物を正月からのお客さんのために今日は一日仕込みです。まず大チカはみりん干し。腹わたを取り水を切って醤油、みりん、酒、砂糖で一晩漬け込み明日になったら外で3日ぐらい干します。ニシンは腹わたと、ちょっと面倒なウロコを取って塩麹漬けに。これは3~4日冷蔵庫で寝かせます。そしてサケはサケトバに。ヌメリをよく取り3枚におろして粗塩をしっかり擦り込み1時間ほど経ったら塩をさっと洗い流し(このさっとの加減が難しい・・)で5日ほど干してから切れ込みを入れさらに2週間ほどしたら完成。連日外が氷点下なので干し加減を慎重に。そして保存。空気が入らないようにしっかりラップで巻いたり真空パックしたりして冷凍庫へ。昨日のサケは2匹ともメスでイクラたっぷりでしたが成熟した「ばらこ」というバラバラと落ちてくる卵でした。この時期に釣れるやつは仕方ないのですが正直噛んだときにプチプチ感が強く後味もイマイチで別名ピンポンといってピンポン玉のよう。たぶん都会で食べるイクラの多くはピンポンイクラが多いと思いますが最高に美味しいイクラは表面が少し凹んでいて小粒な、噛むととろけるようなやつなのです。このピンポンは柔らかくする方法が無い、と言われていますがいろいろ試しているのでうまくいったら宿でお出しします。ダメなら釣り餌として加工して使用かな。

清里の新しいカフェ

店内の写真撮るのを忘れましたが、先月清里町にTOKO-TOKO Cafeがオープンしました。オーナーさんはタマちゃんまんを製造販売していた農家でもあるYさん夫妻。奥さんは食事からスイーツまで何を作らせてもエキスパートで素材にも気を使った美味しいものです。これは女将の食べたチキングリルのハニーマスタードソース。

私はハンバーグのデミソースですが、付け合せにフライド長芋があったりしてさすがです。急激な過疎化が進む清里町ですが、カフェも2つ目、パン屋さん、蕎麦屋さんなど少しづつ入れる店も増えてきました。この町は目立たないけど水も人も自然も素晴らしいところです。これからもっと町の宣伝や受け入れ体制を整えれば人も増えてくるでしょう。でも今のところ「穴場」かな。

大満足!

一昨日の釣果に味をしめてまた網走へ出陣。さっそくゴマフアザラシが目の前に出てきてこれはダメかな・・と思ったらポンポンと2つサケトバ用ゲット。あとは目標の鮭児を釣るだけです。(1匹5万円ぐらいする未成熟のサケ。一生かかって釣れるかどうか・・)

そしていっときニシンと大チカの入れ食い!写真は小物ですがこの倍の大きさの食べごろニシンと大チカはエキサイトしました。気温は氷点下なのに完全装備で風も弱く、靴の中敷き型ホッカイロで寒くなかったです。

3枚おろしのできる大きさ。この後もっとデカイのも釣れてチカとしては記録ものでした。

正面はウチの裏山、斜里岳と知床連山。幸せな時間です。そして明日は朝から魚の仕込みだ(これが大変・・)

 

ワシだらけ

今年も清里にワシたちがやって来ました。体は大きいのにカラ松のてっぺんに留まるやつが結構います。でも先端の枝が折れ曲がって不安定そう。

オオワシの幼鳥。オジロワシとの見分けが難しい。よ~く見るとまだら模様でくちばしもまだ色は薄いけどオオワシの形です。アップでみたらしっかりこちらを睨んでいました。

留まりやすく飛び立ちやすい枝は人気があります。まあ仲良くやってよ。

よく見るとお腹のあたりの毛が濡れて凍っています。

その下にはサケがいっぱい遡上中。70㌢もあるサケを持ち上げるようです。

斜里岳とオオワシ。北海道だなぁ~ 例年1月中旬まではオオワシが多数滞在するのでお正月の撮影も最高でしょう。

 

 

ブルー&ブラック

今シーズン最初で最後の?網走港のサケ釣り。ここはこの周辺でもっとも釣りやすく、車を目の前に停めれて安全度も高く、よく釣れるので大人気の場所。でも寒いしそろそろ釣れなくなってきているだろうしここも空いているかな、と思ったらほぼ満員状態。最高気温が氷点下でもやはりサケ釣りは熱いのです。ボクは新調してまだ使っていなかった釣り竿に魂を入れるため(新しい竿で初めて魚を釣るのことを魂を入れる、と勝手に言っている)昼過ぎからゆるりと釣り始め・・・たら2投目ですぐに釣れました!その5分後にはもう一匹追加の絶好調。これでサケトバの材料が増えました。しかし満足したからかこの後はさっぱり・・魚体は黒いブラックと青光するブルー。終盤のサケは毎年優しい顔をした青っぽい体のやつが釣れるのです。明らかに9~10月のサケとは違う魚体。遺伝子もたぶん違うのでしょう。誰か解析してくれないかな・・

M名人はチカ釣り。いっぺんに何匹も掛かるとあたふたしてしまいます。手は冷たいし、仕掛けの針は多いし魚を針から外すのが大変で・・・でもこんな美味しいチカが釣り放題!っていうのはホント贅沢な北海道の遊びです。