仕込みの一日

昨日の大漁!・・の獲物を正月からのお客さんのために今日は一日仕込みです。まず大チカはみりん干し。腹わたを取り水を切って醤油、みりん、酒、砂糖で一晩漬け込み明日になったら外で3日ぐらい干します。ニシンは腹わたと、ちょっと面倒なウロコを取って塩麹漬けに。これは3~4日冷蔵庫で寝かせます。そしてサケはサケトバに。ヌメリをよく取り3枚におろして粗塩をしっかり擦り込み1時間ほど経ったら塩をさっと洗い流し(このさっとの加減が難しい・・)で5日ほど干してから切れ込みを入れさらに2週間ほどしたら完成。連日外が氷点下なので干し加減を慎重に。そして保存。空気が入らないようにしっかりラップで巻いたり真空パックしたりして冷凍庫へ。昨日のサケは2匹ともメスでイクラたっぷりでしたが成熟した「ばらこ」というバラバラと落ちてくる卵でした。この時期に釣れるやつは仕方ないのですが正直噛んだときにプチプチ感が強く後味もイマイチで別名ピンポンといってピンポン玉のよう。たぶん都会で食べるイクラの多くはピンポンイクラが多いと思いますが最高に美味しいイクラは表面が少し凹んでいて小粒な、噛むととろけるようなやつなのです。このピンポンは柔らかくする方法が無い、と言われていますがいろいろ試しているのでうまくいったら宿でお出しします。ダメなら釣り餌として加工して使用かな。