曇りのトンネルをいつ抜けるか・

霧雨と曇りの中、摩周湖~神の子池周辺で山仕事をしてから帰ると久しぶりの日差し。連日曇りと霧雨の「えぞ梅雨」だったので気持ちも晴れ。斜里岳も夕映えが素晴らしくこの景色を見ながら夕食。贅沢な時間でした。あと2日ぐらいははっきりしない天気が続きそうですが、その後は晴れの予想。もしかして?30℃越えとなるか?または10℃ぐらいしかならないか?服の選択がとても難しい北海道です。

登山道整備

3日ほど前に斜里岳の登山道整備に行きましたが、ちょっと頑張りすぎて疲れていまごろ更新。やっと回復したので状況の一部をお伝えします。この日は草刈り班と看板付け班に分かれて山へ。ボクは看板班。行方不明だった羽衣の滝の看板も復活。

登山道の標識テープを付けたり印を書き込んだり、沢の岩をどけたり積んだり、草刈りしたりしながら登っていきます。同じ班のKさんの腰についているのはゴミ。残念ながら全国の登山道でありがた迷惑な標識テープを勝手に付けていく人が後を絶たず整備の人たちは皆苦労しています。景観を損ねなく、しかし迷わない程度によ~く考えながら付けているのに毎年外さねばならない迷惑テープはレジ袋小が2つほどになります。(対策検討中)

今度こそ最後の花見。チシマザクラ。

柱だけになっていた馬の背の標識も復活。ネジだと木が痩せて外れるので針金で取り付け。ただたまに点検が必要。

山頂直下の斜里岳神社に新しいしめ縄を取り付けました。

高山植物も盛り。ツガザクラはいつも「登ってきたなぁ~!」という充実感を与えてくれます。

チングルマも満開。

この斜里岳の文字もはがれそうなので付けなおす予定。

帰路は竜神の池を掃除して草刈り班がキレイに刈った新道を下山。いつみても周辺の材料で組んだ修復は見事です。

11時間の登山と労働。ボクも笑顔のKさんもよれよれ・・。鍛え方が足りませんね。

 

 

当宿の感染症対策への取り組み

食事の時以外、チェックイン時よりチェックアウトまでマスクの着用をお願いいたします。

・チェックイン時には直接の対面を避け、感染防止のためスタッフもマスクやフェイスシールドを着用しお客様全員の検温、手のアルコール消毒と本人確認をしております。

・お客様に発熱、咳など風邪の症状が見られる場合には乗って来られたお車や屋外で待機していただき週末も含め、最寄りの保健所または帰国者・接触者損談センターの指示を仰ぎ、適切に対応いたします。

・浴室、シャワーブースのご利用は22時までとさせていただきます。またご利用の場合はお申し出いただき、換気が十分に行われたのを確認の後、次の方をご案内いたします。

・当面の間、定員を削減し一人旅向けドミトリー(男女別相部屋)を停止し個室のみの提供になます。

・スタッフもマスクやフェイスシールドあるいはフェイスガードを着用します。

・食事時のテーブルはそれぞれの距離を離しており、テーブル上についたてを設置しています。

・玄関、洗面所には触らなくても自動で出るハンド用アルコール噴霧器を、トイレに消毒用アルコールを設置していますのでチェックイン時以外もご利用ください。

・洗面所での手拭きは使い捨てのペーパータオルを設置しています。

・ご希望の方には使い捨て用スリッパを用意(100円です)しています。

・多少寒いかもしれませんが随時換気を行っており3密対策を徹底しております。

・ご飯(お米)はスタッフが手袋をして茶碗に盛り、お渡しします。(当宿の食事は開業時より1名分ずつの個別提供です。取り分けやビュッフェスタイルではありません)

・朝食後のコーヒーもスタッフが注ぎます。

・客室や共用分のドアノブなど他のお客様が触れるところは清掃時および定期的に消毒しています。

・当宿をご利用中に発熱や咳、体のだるさ等、体調不良が出た場合には直ちにスタッフにお伝えください。必要に応じて保健所への報告や医療機関の受診をお勧めします。

旅行者の方へ~チェックイン時に下記の「旅行者が順守すべき事項」を周知徹底しております。

・旅行前には、検温等の体調チェックを実施し、発熱がある場合や風邪症状がみられたり体調が良くない場合には旅行をお控えください。

・接触確認アプリを積極的にご利用ください。

・旅行中には、「新しい旅のエチケット」を実施してください。

3密が発生する場や施設等には行かない、利用しない。

大声を出すような行為も控える。

・検温、本人確認、三密対策はじめ、その他感染予防に関する従業員の指示にご協力お願いします。ご協力いただけない場合はGOTOキャンペーン、道民割り等の割引利用ができません。またご宿泊をお断りする場合もございます。

・当宿は団体旅行はお受けしておりません。(原則的に1グループ4名様までです)

 

 

 

観光地に高山植物

北見に用事の帰路、少し遠回りして美幌峠へ。もちろん名物の揚げじゃがも味わいましたが(揚げたてを出してくれたので特に美味しかった!)久しぶりに展望台の一番高いところまで行ってみました。さすが日本最大のカルデラ湖、スケールが大きい!いつも湖面から見ているのでこの時期に高い所から眺めるのは逆に新鮮です。

ちょっとビックリ!斜里岳などで見ている高山植物のヨツバシオガマが遊歩道の道端のあちこちに咲いている!

チシマフウロもありました。普段は登山をしてやっと見られる花たちが道の駅の道端に咲いているなんてさすが北海道。すでに今も本州から多くのツーリングライダーやスポーツカー、キャンピングカーにレンタカーまで走っていますが、停車したときにでも道端の花をちょっと探してみてください。また今が盛りの原生花園の花々も存分に楽しんでいってくださいね。

植物と付き合う

幸か不幸かこの時期に草刈りができる時間がある!そのため以前からやってみようと思っていた「完璧な草刈り」。エンジンの草刈り機では刈れない、というか少しでも手元が狂うと植林した幼木もぶった切ってしまったり、成長した木の幹を傷つけて枯れる元になってしまうのでいつも幹の周りは雑草でボウボウでした。そこで、このあとはカマで手刈り。木の周りの草をつかんで少しづつ切っていきます。

すると床屋に行ったあとのようにさっぱり!他の木の根元も丁寧に刈り取って風通しもよくなりこれで気持ちにも爽やかな風が通りました。

ここ連日、12~3℃で霧雨や小雨が続き「エゾ梅雨」になっていますが午後久しぶりに日が射しました。小清水原生花園はエゾカンゾウ、エゾスカシユリが見頃。汽車からの車窓の風景も楽しめます。

雲の上には知床連山も顔を出しました。まだ何日もはっきりしない天候が続きそうですが、花々は今が盛りのいい季節です。

 

初夏の湖へ

気温12℃、ときおり霧雨の落ちる中、初夏の湖に行ってきました。この時期に釣りができるなんていままではなかったけど、今年は不幸中の幸いです。

今日はボウズだろう、と5メートル横にテキトーに投げた第一投目!いきなり52センチのアメマスゲット!なんでそんな近くの浅いところにいるの?少し痩せていて元気はつらつでもなかったので、簡単にエサを食べられる岸沿いの虫をついばんでいたのでしょう。

網走S嬢ついにウグイス嬢となる・・いや、ウグイ嬢となる。それも大ウグイ!とにかく釣ってもらうための怪しい仕掛けですが初物はトラウトでなくてもいいものです。投げ方よりすくい方のほうが様になっています。この後も2匹ゲット!初心者から初級者へ進級です。

結局トラウトは最初の一匹のみ。モンカゲロウもまだポツポツ出ていて吸い込まれるようなライズが!で、大ウグイを何匹か上げて今日は終了。トラウトは何処へ・・

 

対策徐々に

感染防止対策を一気に進めようと日々奮闘?していますが、まず、消毒液やマスクなどがなかなか見つからない!ぼったくり品ならNetでも店頭でもありますが、そんなの買いたくないのであちこちの店で探したり、いただいたりと少しづつ集めています。まずはアルコール消毒液とペーペータオル、ご希望の方には100円で使い捨てスリッパも導入しました。洗面所のコップは何年も前から紙の使い捨てを導入しているのでOK。他にも食事の出し方の変更やソーシャルディスタンスのためのテーブルの配置換え、テーブル上の仕切り板などを考えて部材を発注と、できることからやっていきます。私らのような個人旅行者のための宿の大きな楽しさは他の旅人の方や私たちとの会話や情報交換といったことにあるので、その楽しい部分を失わないように配慮しつつ感染防止対策をやっていきたいと思います。

我が町の技術!

我が町の特産品のジャガイモ焼酎。その焼酎の製造技術を使ってやってくれました!消毒用アルコール。昔の焼酎の瓶に入っていて香りがまるで焼酎なので思わず飲んでしまいそうですが、グリセリンが入っているのでそれはいけません。製造にかなり手間がかかるのと製造量が少ないため市販はしていないのですが、このご時世で必要なものを作れる技術はさすがです。早い時期からマスクも作っている方たちもいるし役場や「きよ~る」もとっくに仕切り板やビニールで対策しているし、いろいろ言っている間にさっさと作ってしまう清里人は逞しく素晴らしい!と言っていたところ今、アベノマスクが届きました・・

木は朽ちてこそ

少し高いバイク置き場に出入りしやすいようにと、余っていた木材を斜めに埋めたところが何年か経ちボロボロになってきたので埋め替えです。

木材を土壌に直置きだから数年しかもたないだろうと思っていたけど取り外してみるとはやり下半分は見事に腐り、虫や微生物によって土に帰りつつありました。

原生林を歩く自然ガイドのときに倒木の輪廻をお伝えすることもあるのだけど、こんな工業製品の材木でも確実に朽ちていくのはさすが天然素材と自然の力。自然界では朽ちるというのは次の命に形が変わって行くことなのですね。この腐りかけの木材、力のかからない場所の土留めなどに使って完全に土に帰してあげたくなりました。

解体した材料で作っておいた板を置いていくのですが、地面が砂利と小石でボコボコなのとキレイな砂があまりないので平らにするのが大変。駐車場の砂利を入れる前、砂を入れたことを思い出し、ほじくり返した砂で平面を作りました。砂で平らな面を作るのは意外にうまくいきます。子供のころの砂遊びの成果か・・?でも土木作業も道具と資材だねぇ~と実感。

わざと隙間を開けてそこに砂を詰めていきます。

より馴染ませようと水をかけたら・・板で時間をかけて隙間にぎゅうぎゅうに詰めた砂が一気にしみ込んでいきました・・・??どうやら板の下面に残っていた隙間に流れ込んでいった様子。インターロッキングってどうやっていたっけな・?そして残った砂を板の上に撒いて終了。今夜の雨がうまく隙間に運んでくれることを願います。

花の季節と外道の季節

釣り場の手前、小清水原生花園は今年も見頃がやってきました。エゾカンゾウ(エゾキスゲ)が朝は3分咲き、帰りは5分咲きになっていました。

エゾスカシユリも3部かな・咲き始めは「これから!」という生命感をみなぎらせています。

何の気なしにしょっちゅう通っているけどここの景色って、知床から斜里岳、藻琴山にとうふつ湖もぐるっと見渡せてかなり素晴らしいのです。

ハマナスもいい匂いを漂わせていました。

この青空の下、釣り人は女将、網走S嬢、M名人。北海道のソーシャルディスタンス。

しかし目指すサクラマスはウンともスンとも・・波も高くなり港へ退避、というかひたすら投げ続けているとモチベーションが保てないのです・・。港では隣の家族がザブトンサイズの巨大な黒ガレイを上げているよこで(かなりうらやましい)、親指サイズのガヤ(エゾメバル)をやっとゲット・・でもなんか港より浜のほうが魚が多そう・・

ということで再び波に負けずに浜へ。全員ウェダー装着!

カレイは2つ釣れたけど、本日の名場面(珍場面)はS嬢の釣ったサヨリ!!調べたらオホーツク海にもいるそうです。でも初めて見ました・・(新潟にいるときボクはサヨリ釣りが得意だったのでサヨリストと呼ばれていました・・余談)エサは人工イソメ。なぜかブルーベリーの匂いを付けてあるのです。でも釣れる。サクラマスってなかなか動向がつかめません。まれに跳ねているからいるのは間違いないのだけど釣れません。このまま、負けたままで今シーズンは終了かな・・