雪原か流氷か・?

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先週の暴風雪の爪あとは大きく、とくに知床ウトロは積雪が凄くて流氷もほとんど雪見だいふく状態。これだけ一気に降った積雪は
めったにありません。どこまでが海で、どこまでが陸なのか・・?

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今回は久しぶりに開拓者コースを歩いてきました。2軒だけ残る開拓者の小屋や住居も雪で潰されそうでしたが、途中の丘から見る知床連山は近くに見えて素晴らしい!失敗を繰り返しながら何度も入植して原生林を手足で切り拓き開拓、そして時代と共にまた森へと帰っていく。それが感じ取れる良いコースです。

スノーシューツアー藻琴山(笑)

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ちょっと登山、ちょっとつらい、そして最高の風景の藻琴山。一度行くと病みつきです。
樹々の樹氷も少なくなってきましたが、その分気持ちのいい寒くない晴れ。日差しは強く、皆日除けをたっぷりぬって「バカ殿軍団」青空に向かって出発!

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稜線に出ると流氷で埋め尽くされたオホーツクに知床、阿寒、そして大雪の山々までパノラマ。ここまで身近にこの風景が楽しめる場所はここしかないかもしれません。

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帰りの一気下り。滑ります・・腰が引けます・・転びます・・笑えます。そしてビールが美味いっす!

晴れたら除雪

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本州で大きな被害がで出た大雪。こちら東オホーツクは初めての人が見たらびっくりするような暴風雪でした。でも皆慣れたもので、交通網がマヒ、というかすべて止まっても、学校や会社が休みになっても「まあ、しゃーねぇーべ」という感じです。
そしてついにトンネルを抜けたように晴れがきて最初の仕事、お待ちかねの除雪・・・ウチも宿の2階の窓前には視界を遮るほどの吹き溜まりが・・約2時間かけて落とし、いい汗冷や汗いろいろかきました・・まぁ、しゃーねーべ・・

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北西の風が吹き荒れた結果、オホーツク海は流氷が押し寄せています。ウチからみても水平線のはるか先まで真っ白。これは素晴らしい!今が旬ですよ~!

日本鉄道旅行地図帳 北海道

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新潮社
ノートのように薄い地図帳だけど、これはいい!こんなところにも鉄道があったんだ~ということを知ると旅がさらにおもしろくなります。北海道開拓時代の重要な交通網だった殖民軌道から今の鉄路まで載っていて、先に紹介した田沼健治さんの「幻の北海道 殖民軌道を訪ねる」を読んでからみるとなお興味深い。昔は鉄道は馬が引いていたんですね!ボクは鉄ちゃんではないけど、こういう地図を見ていると鉄分濃くなるなぁ・・

吹雪の造形

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通行止めとなっている宿の前の交差点に、地吹雪できれいな?雪山ができていました。こんなときでも元気なIさんたちはスノーシューショートハイキングへ。交通機関や道路が止まって帰れないのは良くないですが、暴風雪そのものはいい経験でしょう。

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今日はこんな感じでした。こういうときは車は乗らないほうがいいのですが・・

雪の日のおすすめ

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風雪が強くてツアーなどに出られない日のおすすめがここ知床博物館。といっても知床にあるのでなく、知床のある斜里町の中心街です。(知床は一般的に半島の部分で斜里の中心は半島より西)ここでは自然や文化の解説を一人づつ借りられる i Pod ナノで聞くことができ内容もとても濃くて、すぐに2時間ぐらいたってしまいます。目立たないところにあるのでいつも空いているのもいいのですが、やっぱりこのような施設は知床観光の中心地、ウトロにあるのが普通でしょう。ウトロの道の駅の隣の世界遺産センターという施設は内容が無いのでここに移せばいいと思うのだけど、そこは環境省の予算だ、博物館は斜里町だ、などと縦割りの意見を言われそうです。こういった自然だけではなく、政治的に不可解なことがあちこちに見られるのも地方ならではかもしれません。

来ました!今年初の暴風雪

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雪が少ない今年、ついに暴風雪が来ました。降雪とともに暴風が吹き荒れ、国道を初め道路はほとんど閉鎖、飛行機は欠航、JRは運休、学校は休み、会社も休みという状況です。首都圏は交通網が麻痺状態のようですが、こちらは麻痺とは皆思わずに「道路開いてないべやぁ~」「汽車も止まってるっしょ」「会社も行けないから休みだぁ~」という感じで、年に一二度あるいつものことと思っています。こういうときは野生動物と同じように家でじっとしているのが無難です。ウチも風下である南側の窓が半分以上吹き溜まりで埋まってしまいました。部屋、暗いなぁ・・

スノーシューツアー 知床グルメ・?

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知床方面に行ったときに昼食をとることが多いのがウトロの一休屋さん。特に特級の料理がこの看板メニューの鮭親子丼。真似するところもありますが、本家のここにはかないません。一番美味しい小ぶりで表面が凹んでいるイクラと、脂ののったトキシラズという早めに捕れる鮭の刺し身を秘伝の漬け汁で味付けし、芸術的に盛り付けした逸品。うまいっす。ホント美味いっす!

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食べたあとは歩きます。この日は体力があまっている方々?だったので最後にフレペの滝までまわりました。気温の低い今が一番氷瀑の発達しているときでしょう。双眼鏡でのぞくとヒゲのような不思議な造形物はよく見えます。海はもちろん一面の流氷です。

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流氷の上をキタキツネがエサを探していました。身軽なやつはいいなぁ・・

スノーシューツアーウィーク 神の子池

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冷え込むところにある湧き水の川の周囲にはこんな氷の造形物ができます。通常の川であればどんどん水が冷えていって川自体が凍結してしまうのですが、ここは摩周湖→神の子池の湧き水で水温が比較的高いので凍らず、飛沫が凍ります。

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ツアー参加の方たちと目をつむってまっすぐ歩く、をやってみました。結果はご覧のとおり、しっかり曲がっています。人間の感覚ってこんなものなのでしょう。目を開いていても山での遭難時は同じようなことも起こるので注意が必要です。ちなみにボクも昔、深い原生林でその遭難一歩手前のクルクル周り(リングワンデリング)をやってしまいました・・

スノーシューツアーウィーク 藻琴山

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名前は地味な藻琴山。しかし風景は超一級です。登り始めからパノラマ展望ですが、15分ほど登ると樹氷の世界。
被写体が多すぎてなかなか進めないという嬉しい悲鳴。

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後ろには流氷のオホーツク、知床連山、斜里岳、眼下に結氷した屈斜路湖と阿寒の山々、遠方には大雪連峰まで見渡せます。
もちろんわが町清里町も。

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40分ほど歩いて稜線に出ると目指す山頂が見えます。「あそこまで行くの!?」という感じですが、稜線歩きは意外に楽で展望もさらに開けます。ここからは網走湖、能取湖、美幌、北見の街々、女満別空港から発着する飛行機も眼下に。

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下りはキャンプ場方面に一気下り。雲の上を歩くように(歩いたことないけど・・)フワッという感覚が素晴らしい!でもコケる方はコケます・・笑えます。

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最後は斜里岳へ向かいながらダケカンバとトドマツ、エゾマツの原生林を降りて行きます。ここはやはり天気さえよければ最高の場所でしょう。