月別: 2013年3月
知床スイーツ
一生懸命味わっているのが伝わるでしょうか?これはカエデの樹液のアイス。鹿がかじったりした枝先からイタヤカエデの樹液がしたたり、それが凍ってできた究極の知床スイーツです。このアイスの先はとても濃くて甘い、この時期だけ味わえるまさにメイプルシロップ。氷自体もほんのり甘い天然の味です。昔は山仕事をしたお父さんが子供にお土産として樹液を採取して帰ったとか。
一昨日までびっしりだった流氷も強い南風に押されて一気に離岸していきました。ここフレぺの滝のエゾシカもなごり惜しいのか、さっさと消えてほしいのかボケっと見ていました。
帰りに寄った知床半島の付け根、日の出漁港(知布泊)からの夕焼け。
今シーズンの宿の営業も今日で終了です。皆様ありがとうございました。
次の営業開始は4月26日からの予定です。
さて、休みとはいっても宿の修理や片づけ、会議、春からの営業準備などこの春もまた多忙な毎日となりそうです。
でももちろん遊びますよ~
休みになるほどブログの更新もまめにできます。宿のオヤジが休館中に何をやっているか・?またのぞいてみてくださいね。
藻琴山はまだ冬
行ったり来たり
自然美
三寒四温
考える時間
お客さんのいない日が何日か続いています。長期の休館だと、ここを直そう、春からはこういう宣伝しよう、ちゃんと片づけをしよう、旅に出よう・・といろいろ先のことを考えるのですが、今のようにポッと休みがあると、なにしよう?・・お客さんなんで来ないのかな?・・いまのうちにやっておかなきゃならないことってなんだ?・・他の宿のHPでも見てみるか・・いやまず雪かき、洗濯、車掃除かな・・となんか落ち着きません。
また、この冬のツアーやお客さんとの会話を想い出して、もうすぐ転勤や入社、卒業、退職の季節だなぁ・・と世の中の主な動きを遠いところから考えるような気持ちになったり自分の過去を懐かしんだり・・・
まあ斜里岳や流氷を見ながらお茶でも飲んで、あれやこれや考えるのも自分にとっては日常だけど一般的には最高の贅沢ですね。ここで生活していることに感謝です。
まだ雪も充分にあり気温もプラスで暖かく流氷もまだたくさんあり、晴れたら素晴らしいスノーシューツアーができます。3月の下旬までは特におすすめの季節、道路も悪天候の時以外は凍結部分がほぼ無くなってきて運転もしやすいです。LCCでもご利用になって是非おいでください。
雪の野付を歩く
ここ数回、悪天候によりツアーが途中中止になったり、行き先変更になったりしてしまっていますが今日も悪天候により行き先をルベス岳から野付半島へ変更。風が強く寒かったけど、穴を掘ると快適なティーラウンジになりました。風景はさすが異彩のトドワラ。
帰路は氷の状態や気象条件などを良く見て安全性が高いことを確認し、氷結した浅い沿岸の海の上を歩きました。雪の白と空の青の世界を1キロ以上歩くのも不思議で新鮮な感覚。
そしていつかは行きたい国後島、羅臼山。いつかは・・ではなく、そろそろ何年後に・・と言いたいところです。
宿に戻ると斜里岳が雲を振り払ったように姿を見せてくれました。
なんで、ツアーのときばかり天気悪いんだよぉ~・・(泣)