帰路、新道の難所、「ひざ笑いの坂」。ここは木の根と岩の連続の急斜面のため皆がつかまる手掛かりの木が同じで、このようにつるつるになっています。これはチシマザクラの枝。このまま茶筒になりそうですね。
月別: 2011年6月
稜線
夏山の季節はじまり
登山道整備も兼ねて斜里岳の山頂まで登ってきました。この山はかなりの斜度があり100名山の中でもキツイほうですが、沢沿いの道は登るにしたがって爽快になっていきます。例年は斜度の緩い下部に雪がたまっていることが多いのですが、今年は珍しい雪の残り方で上二股から上部のほうに結構ありました。これは冬の積雪が少なくて、春が寒くて解けなかったということでしょう。でもスノーブリッジ踏み抜きで何メートルも落下・・などという危険なことは少ないです。(雪の残る山をあまり登らない方には馬の背の残雪など「結構危ないじゃないか!」と言われるかもしれないので、不安な方は軽アイゼンぐらいあったほうがいいかもしれません。
これが馬の背の雪渓。まだ10日以上は残るでしょう。滑落注意です。
高山植物の代表、山頂直下のチングルマとツガザクラ。今年も咲いてくれてありがとう。かなり荒廃は進んでしまったけど、とても可憐で美しい花々です。
今週の日曜日は斜里岳山開きです!
これぞ北海道ツーリング
定番的写真、牛とバイク。大好きな中標津、別海周辺の、車もたまにしか通らない長大な直線路の横に牛が放牧されているのを見て、「やっぱり北海道だ!」と再認識。何度通っても本州在住のころの旅の気分を思い起し「ホントに住んでいるんだなぁ・」と不思議な気分になっています。
ここもいちおしの場所、野付半島。自然の花、鳥、動物、ホッカイシマエビの宝庫でトドワラ、ナラワラといった森が海水で枯れていく様を見られる独特の場所。そして道路はいつ行っても両側を海に囲まれた直線道路は「ここもやっぱり北海道だ!」と感激します。やっぱり広いからでしょう。ここからの帰路は知床半島に向かい、「さて、あの山の裏に帰るか!」とアクセルを開ける気分も最高です。
試作OK
プロフェッショナルの技
今シーズン、そして今後の斜里岳
昨日、斜里岳登山道の下二股まで行ってきました。この辺りまでいけば大体コースの雪の状況はわかります。今年はとても雪が少なくて、例年登山者に恐怖を与えるスノーブリッジもほとんどなくて安心です。ただまだ水量は多いので登山靴+スパッツでも少し濡れるかもしれません。
そして申請から3年もかかりましたがようやく斜里岳清岳荘周辺の原生林ハイキングコースが延長されます。ここは北海道でも希少となった原生林で木々の誕生と死が見られる貴重な場所。この写真は昨日、森林管理所の方たちと下見に行った時のもので、背丈の笹が生い茂るところもあり、笹の中を泳いでいる感じです。歩きやすくするために月曜日に笹を刈りますが、できるだけローインパクトのコースにしたいと思います。完成したら早々に歩き方マップも作成したいと思います。お楽しみに。