今日は20度を超え、初めて暑いと感じた日。藻琴山の雪もかなり少なくなりました。釣りのほうはいつもと違う場所でアメマスを1匹釣っただけ・・ここ10日ぐらい前から徐々に釣れなくなっています。どうみてもルアーやフライを投げて届く範囲の岸よりや表層に魚があまりいないのです。例年よりひと月ほど氷が解けるのが早かったことも何かしら影響しているかもしれないし、エサのワカサギを追って沖にいるのだとも思うけどウグイもあまり釣れません・・みんなどこ行っちゃったんだろう・・この様子だと釣果も急に良くなることはなさそう。何日か天気と様子を見てまた行ってみます。まずは大工仕事とデスクワークだな。
月別: 2020年4月
隣町へ買い物
隣の中標津町へ食料品を買いに行った帰り道のボク的に素通りはできない場所、開陽台と北19号。この周辺の広大な風景は20代のころ北海道への移住を決意をした原点。今回のような越えねばならないハードルがあってもここに来ると「こんな風景の中に住める幸せに比べたら大したことじゃないな」といつも力をもらう場所。
ちょっと見づらいですが、開陽台から国後島を見ながら美味しいパンの昼食。中標津にはお気に入りのパン屋さんがあるのです。
裏摩周展望台への道も開通。摩周岳から出た溶岩の流れか、または先に噴火してできた山の、上から横にかけて新たに今の摩周岳ができたのか扇状に山体が広がっているのに気がつきました。
神の子池は変わらずコバルトブルーの美しさ。でもオショロコマは川を降りて行ったのか留守でした。
鳥のようなエゾアカガエルの鳴き声のする小さな泉へ行くとあちこちに卵が。
家の近くまで来るとちょうど雨がこちらへ向かって来て、まもなく雨が通りすぎていきました。あそこで雨が降ってるな、と見えるのも北海道らしくてボクは好きです。
考えた上で
世界をあげて不要不急の外出を控えて・の今、外で遊んでいるブログを書くのも良くないのではないかと昨日書いたものを消去しましたが、昨日スポーツ庁から、精神的、肉体的な健康のために3密を避けてスポーツを・・の話が出たので一晩考えて書くことにしましました。釣りに行くときも車に一人乗り、人とも会わず、コンビニにもどこにも寄らず、広大な湖の上では誰もいないか、いても10メートル~100メートル先にM名人がいるぐらい。こんな状況でのリスクはヒグマとの遭遇か車でのエゾシカとの衝突で感染のリスクはありません。都会、特に大きな病院が遠い(45キロ先)、スーパーやドラッグストアまで10キロ、高校から先は通える範囲に選択肢が無い、ゴミ収集が2週間に一度・・など慣れてしまえば不便ではないけど(ごみ収集はだけは不便)それ以上に北海道の田舎は、「自分らしく生きるための住処」であり今回のようなリスクとは対極にある場所なのだなとあらためて感じています。しかしこんなに良いところなのに過疎化がひどく、町もこのままでは子の代、孫の代には無くなることも明白となってきました。そんなことを考え、この感染症が収束したら来て、遊んで、そしてできれば人生の一時でもいいので住んでもらえればきっと幸せな時間になる、という想いから北海道での生活を伝えていければと思います。・・で、昨日は・・
湖に来て5分もしたら、北の空が真っ黒になり竜巻か雷がやばそうだなぁ・・と思った矢先に湖の対岸から急激な強風、雨あられがこっちに向かって迫ってきます。湖の真ん中でカーボンの釣り竿なんか持っていたら人間避雷針。あわてて車に戻って30分ほどやりすごすとこんな天気に。大気の状態が非常に不安定・を実感しました。湖の中島には虹がかかり斜里岳には雪が降ったようです。
そして渾身の一匹!婚姻色の出た53センチのパワフルニジ。釣ったというより、フライを投げなおそうと思ってラインを引いたら掛っていて「釣れちゃった」感じ。アタリが出る直前にフライを咥えたようです。
リールが何度も逆転しラインもかなり出され、魚がローリングしてチベット(ハリス~針が付いている最初の糸)が体に巻きつくしこれはバレるかな・とおもったけど無事ランディング。結局この1匹+ウグイ数匹がこの日の釣果。10日ほど前から釣果も魚の大きさも落ちてきて釣れても場所がバラバラ。もちろんスレてきたのは確実だけどまだ岸よりしていないワカサギを本格的に追い始めたのか狙いのマスたちも湖全体に散らばっていった感じです。明日から急に暖かくなり虫も出てくると思うので状況が変わると期待していますが、違う攻め方もやってみようと思います。
いのちをかけるSTAY ROOF週間
今日は午後から天気も良くなったので屋根のペンキ塗りの段取りを始めました。別棟も作ってから9年経ち、今年こそは!と思いながら2年・・板金の屋根の塗装も少し表面が粉を吹いたようになってしまいちょっと手遅れ気味だけどまだ大丈夫。まずは隅にできたカビとり。たわしでゴシゴシこすっていきます。今日は午後から天気も良くなり気持ちはいいけど長い時間膝をついての力仕事はキツく手のひらが筋肉痛・・あとは別棟の屋根部分は傾斜が緩く緊張が解けるので屋根から落ちないように、命を落とさないようにしなくては。
屋根は今日は第一段階の掃除をして終了。3Kの仕事は一気にやってしまいたくなるけどこの歳で無理をすると良いことは一つもありません。それで日没前にタイヤ交換をしました。たまにGWに雪が積もり朝晩は凍結の恐れがあるので例年はGW明けに交換するけど、お客さんを乗せることがしばらく無さそうなのでまずは軽自動車を替えました。これでシャキッと静かに走れます。もし雪が降ったら・・ホントのSTAY ROOMとなりそうです。
ちょっとだけ関わった映画
まだホームページが出だしたばかりでブログとかSNSが普及していなかったころ、ウチのHPのアメマスの写真を見てフィルム・コミッションの人たちが撮影場所を探しにやってきました。それなら任せて!と得意げに斜里川上流を案内しましたが、川の中州でエゾシカを食べている、血で顔が真っ赤になったオオカミのようなハスキー犬たちの野犬の群れに遭遇。威嚇してくる野犬たちに熊スプレーを向け(打ってもたぶん軽くかわされた)慌てず急いで退散したのですが、ヒグマに遭遇したときより焦りました。そんなこともあってか斜里川では撮影がされず映画のことも忘れていましたがステイホームの今、北海道を舞台にした映画をアマゾンプライムで検索していたら出てきたのです。綾瀬はるかが演技も若け~と思ったり、イトウはそこでは釣れないっしょ?と突っ込みたくなったりしましたが基本的に素敵な映画でした。いつものように寒く、暗く、悲しく、つらいばかりじゃないし・・また中谷美紀がつらそうにしているシーンは小清水と清里の境あたりから斜里岳を見た身近な風景でした!ただ今までの多くの映画もドラマもまだ北海道の自然の素晴らしさを十分に表現できていないのが残念でもあり「俺たちもっといいところ知ってるよ」とも思ったりしています。この映画も小説が原作ですが、まずは美しい小説が出てくることを期待しております。誰か書いて。
北海道の映画は・・
北海道の旅人におすすめの本、じゃなくて映画。家にいなければならない時は旅再開に向けて心の準備。この映画もいつか観ようと思っていてすでに21年経。しっかし北海道が舞台の映画、ドラマ、小説ってなんでほとんど「寒くて、暗くて、つらくて、悲しい」ものばかりなんだろう?寒いのは確かだし、つらく悲しい歴史は多かったけど、描かれるのは南国=ちゅらさん、北国=北の国から、的なパターンばかりなのです。原始の自然が残る広大な北海道を明るく楽しい描写で物語を誰か書いてください。でも難しいんだろうな・・それじゃ売れないだろうし・・自分で書くか・・そんな能力ねぇーか・・で、この映画、やっぱり寒暗悲の3拍子そろい踏みだけど健さんは健さんにしか出せない味出してるし若い広末の愛想の良さが余計に涙でした。すでにロケ地は有名だけどボクはまだ行っていないので楽しみが増えました。
大きな鳥はやさしい
ミサゴのダイブが撮りたくて一眼レフを持って湖へ。でも湖の沖に立ちこんでいるときによくやってくるので、岸に置いたカメラを取りに行く間に遠くに行ってしまいタイミングが合いません。そこでエゾシカの亡骸に餌付いていていつもその上の樹に留まっているオジロワシを狙ってみました。ボクはほとんどオートでシャッターを押すことしか知らない初級者だけど大きな鳥はいい!ピントも合うことが多いし動きもクイックじゃないからファインダー越しに追えるし数うちゃ当たるのです。羽を振り下ろした格好がいいのとバックには冬にいつも登っている藻琴山の山頂が見えて感慨深いものがあります。
手を広げたような羽が猛禽類らしくてなかなかいい!ただもうちょっとワシを明るく撮るにはどうしたら・・?
釣りの最中はポケットに入れたコンデジで撮影。今日もコカゲロウがあちこちで羽化して魚にはご馳走なはずなのになぜか魚っ気がとても少ない日でした。
やっと1匹ゲット。プロポーション抜群の中型のアメマス。完全ワイルドで大胆、しかしちょっとヌケてるようなこのトラウトをみると和みます。しかしお魚さんたちはいずこへ・・?
塗料の進化
半働半遊
バイク置き場の入口の板が腐ってきたので余っていた2×6の板材を2枚同じ長さに切りネジ留して厚くして防腐剤を塗りました。乾燥したら埋め替えです。そして午後からは湖へ。
今日も南風が強く釣りには厳しい条件。水面にはチラホラをコカゲロウが羽化していました。魚にはご馳走。でもフライやルアーを投げる沖目は波が高くライズもわからない状態。雨が降ったり晴れたり曇ったり風向きが変わったりと目まぐるしい気象条件。
釣り始めて15分ぐらいでポンポンポンと連発でアメマスが来ましたがそれ以降はパッタリ・・アタリも全くなくウグイも来ません。釣れないなぁ~とボォーとしているとすぐ前の水面がいきなりバシャッ!
かなりビックリしましたが、ミサゴが見事にウグイ?を捕まえました。よく見ると2本の足を前後にしてワシづかみしています。たぶん捕まえるときは魚に直角な向きで急降下、捕まえてから飛ぶ時は風の抵抗を減らすためにでしょうが、魚もきれいに前向きにしています。ホント野生動物の動きには無駄が無く意味があるんだなと感心。
今度は頭上にハクチョウ。やっぱりデカい、翼を広げると2メートルぐらいありそう。
晴れに向かう青空を少数のV字編隊で飛んでいきました。
木工しよう
今日は「私のベッドサイドのテーブルを作れ」という女将の命令で18℃という初夏の気温と南風の中、余った材料を切ったり削ったり。風で木くずが舞って目の中に入るのにはまいるけど木工の楽しさの一つは加工するときの気持ちよさにあるのです。これは2つの天板をハタガネという締め付け道具で固定して明日、乾いたら足を付けます。
木工道具、基本の3つ、スライド丸ノコ、インパクトドライバー、サンダー。丸ノコは手で持つ普通の電動丸ノコがホントの基本だけど、専用の定規を当ててもきちんと直角に切るのはなかなか難しいのでスライド丸ノコは欲しいところ。インパクトドライバーはコードレスの充電式のほうがはるかに使いやすいけどスマホと同じく電池の寿命が結構短くて、替えの電池が高い(普通1万円ぐらい)のです。そのため家を作り終えて毎日使わなくなってからの2代目は日曜大工用のリョービのコードのやつを買って使っています。(電池の値段と同じぐらいで買えるし意外に丈夫)そしてサンダー(電動ヤスリ)。これがあるとヤスリがけが極めて楽で早く、仕上げの出来が全く違います。最初のサンダーはちょっと安いマキタの日曜大工用を買ったのですが、振動を伝える部品が折れました。(バラシてみたら構造がちょっとチャチだった)今はプロ用。持つ喜びが違います(値段はそれほど変わらないので青いプロ用がおすすめ)日曜大工に必要な大きな道具はこの3つ+丸ノコぐらい。あとは巻き尺とかネジとか指金とかゲンノウ(金づち)などの細かいもの。道具ってやつは「これで何を作るか考えるとわくわくする」もの。服はユニクロ、よくてモンベルでも道具はマキタか日立あるいはパナソニックと一流品が欲しくなる男心をくすぐるものなのです。