ペンキ屋

昨日は小雨と腰痛で休息日。今日も晴れのち雷のち小雨が何度も・という半端な天候に道具を仕舞ったり出したりと翻弄されつつ進めます。とにかくいつもように段取り8分。まずはマスキング。ヨロイ張りの板に沿ってのマスキングテープ貼りはホント面倒だけど白い窓枠のドアや窓に消えない茶色の油性塗料が付くので丁寧に貼っていきます。窓はマスカーというビニールの付いたテープで養生。

白の水切りにもペンキが落ちて付かないように、かつこの面が終わったら次の面も使えるようにと段ボールを細く切って差し込みます。

あとは塗るのみ。気持ちは半分終わった感じです。表面がかなり凸凹かつ毛羽立っているので刷毛の使い方にちょっとコツがあるのと塗料もかなり使います。一面4リットルぐらい。高圧洗浄機のパワーで塗料も3分の2ぐらい剥がれたので新しく塗ったところは色が若々しい感じです。

近くで見るとムラだらけだしあちこち塗料が飛んで茶色くなったけど遠くから見るといい感じ。今回は東側全面は終了。北側と西側は下部だけなので明日には終わります。この建物は建てて14年ですが太陽が当たっている面は結構痛みました。でも当たっている時間が短い面はまだ5年ぐらい大丈夫そう。紫外線とか赤外線とかの威力って自分の顔面でも相当ダメージ受けているけど建物も同じなんだとなんか親近感がわきました・・

ケルヒャーの威力

にわか雨が降ったりして延期していた離れの外壁塗り。母屋のほうは今さら塗っても手遅れなので”古い学校のようで味がある”ということにしてそのままに・・ただ離れのほうは女将から「外壁も塗りなおしてきれいしておくように」との命令。塗装面をなでると古い塗装と劣化した木の表面がボロボロ取れてきます。ブラシで取るか?と思ったけどそれだけで一日かかりそうだし吸い込んで体にも悪そう・・そういえば昔大工の親方が「高圧洗浄機で落とすんだよ」と言っていたのを思い出し、ケルヒャーをセット。吹きかけると木がめくれて毛羽立つぐらいの洗浄機の勢い!コケも取れていきます。でも古い塗装と粉のように劣化した木の表面が水と共に降ってきて体はドロドロ・・・なんとか剥がし終えたものの乾かないと塗れないので昼過ぎに終了。15時ごろからちょっとだけ行くか・・と湖へ。

すっかり樹々の葉っぱも茂ってきて雰囲気は夏。気温も20℃以上あり水温もかなりぬるくなりました。ウグイ君は入れ食いだけどトラウトはこの水温だと釣れないかな・・

あちこち歩いて投げていると釣れたのは禁断の魚。もちろん優しくリリース。釣りたいアメマスたちはもう沖の深いところにいってしまったみたい・・今シーズンはヒメマス0、ニジマス1、アメマスはそれなりと、あまり釣れなかったけどこれで終了。これから宿も繁忙期だし淡水の釣りは次は晩秋になるでしょうか・・

新看板!

宿の看板が折れているのを出かける時に気が付きました。支柱が腐食するたびにそこだけ何度か取り換えて使っていましたがもう24年以上たちボロボロ。一応残った支柱を再度埋めましたが、新しい看板も取り付けることにしました。

今のところだと雪かきも草刈りも必要だしどこかいいところはないか?と考え決めたのは物置きの壁。ちょっとダサいかなと思いつつもゴミステーションに付けるよりはいいでしょうか。新しい看板はとても重く高いところから落としたら危険なので段ボールで型どりして位置決めします。

買ってきた金物のブラケットを壁に留めて看板を載せてビス留め。うまくいきました。

この看板、板は大工だった義父の作業場に残されていたもの。1年目は表面をカンナで削って2年目は全面に塗装、3年目は文字を掘って4年目は掘った文字に色付けして、と休みの時に少しずつ作ってきたものです。今度はわずかだけど軒もあるので長く持つでしょう。積雪にも雑草にも関係ないので少し楽になるかな。

大工仕事と釣りの日々

注文したペンキが来る日までは細かい大工仕事にWebの修正、掃除や片付けと果てしない仕事を着々とこなしつつ、午後のおやつの時間ごろから湖へ出陣。しかし今日は暑い!最高気温は公式には29℃だったけど風が強かったのでまだマシでした。

湖ではTシャツに薄手のジャケットで暑がりながら、しかし水に浸かるとネオプレーンの胴長靴でも下半身は冷えるのでダウンを重ね履、という北海道スタイル。今日も誰もおらず貸し切り。この周辺一帯は浅いし釣れる気がしないので皆さんさっさと帰ってしまうのでしょう。流れてくる桜の花びらに季節を感じながら、あ~あ今日は釣れないかなぁ・・とひたすらルアーを投げたりフライを振ったり湖岸で休んだり。とても幸せな時間です。

虫の発生も例年より激減だけどカワゲラが少し目立つぐらい出ていました。ライズは皆無。3時間投げ続けて・・やっぱボウズか・・

あきらめから力が入らなかったのが良かったのでしょう、一度アタリがあった次にヒット!とても力強い引きでもしかしてニジ?サクラ?と思うほどの50cm弱の太ったアメマス。あ~止めないで良かった!

太陽に向かって投げ続けるのは眩しかったけど静寂、凪の日没までやりました。釣れたのは1匹だったけどこんな大自然の中での釣果に大満足。

車に戻ると森と同色でぱっと見た目は気がつかないけどエゾシカの大群が・・道路にもいて気をつけながらゆっくり帰宅したのでした。キタキツネも多かったなぁ・・

 

 

重労働のペンキ塗り

結局一昨日も再度の高圧洗浄機で掃除。昼に乾かして午後から塗り始めました。やはりびしょ濡れになるので上下のカッパは必須です。

膝立ちの辛い姿勢でローラーと刷毛で塗っていきます。途中で膝が痛くなり段ボールと保冷シートで敷物を製作。手も腰もポンコツになってちょうど夕方になり3分の2程塗って終了。今日は強い風でシラカバの花弁や花粉がどっさり降っていて塗る前に掃除機とタオルでキレイにしながら塗り進めていました。しかし5分の4ほど塗ってあと少し!というところで塗料切れ・・足りると思ったのに・・ホームセンターには大きい缶しかなくて結局ネットで注文。安いし選べるしでいいのだけど届くのは1週間後ぐらい・・ということでしばし塗装は中断。ローラーとか刷毛は大きいビニールに入れてゴム留めしておいたけど次に塗るまでに乾かなきゃいいんだけどな。

重要な段取り

斜里岳に向かってライフルを撃っています。というわけではなく、屋根の塗装をするための掃除。箒とちりとり、掃除機で枝やシラカバの花弁などを除去してからカッパに長靴の格好で高圧洗浄機で樹脂やカビなどを吹き飛ばしていきます。塗装の仕事は時間が取れて虫の発生が少なく気温も塗装に適度というのはこの時期しかなく晴天の日はチャンス。午前中にキレイにして乾かし、午後から塗るぞ!とおもったらこの後しっかり雨(涙)・・天気予報は曇りだったじゃん!ということで晴れ待ちです・・

樹皮を剝く

さいたまの実家の庭にボクが生まれたときに植えたという柿の木。この誕生木を切り倒して玉切りにし車で清里まで運んできました。想い出の木だけに何か作ろうと考えてとりあえず樹皮を剝きました。大工だった義理の父が持っていた道具と鉈をつかい少しずつ剥いでいくのだけど白い丸太ができていくのは気持ちのいいもの。うまく割れずに乾燥できたら小物でも作ろうと思います。

残業

北海道の晩秋は3時のおやつだよ~なんて言っているうちに暗くなってきます。今日は曇りということもあって16時半なのにすでに真っ暗。エゾシカの鳴き声が暗闇に響き渡っていますがまだ夕食まで時間があるな~ということで大工仕事。明るい投光器をセットして手元を照らしながら怪我をしないようにスライド丸鋸をつかって切ったりインパクトドライバーでネジ留めしたり。気温は0℃近いけど風が無ければそこそこの防寒で肉体労働はちょうどいいぐらい。午前中に作業を進めておくのが北国の今の季節の働き方でしょう。

見た目も大事

以前、十勝のとある施設を視察したときにそこの看板がボロくてこ汚く、もっと印象を大事にしなくては、と思っていたのに気が付くと自分の宿がそうなっていました・・そしてもう何年越しかで作っていた看板にようやく今日、最後の文字入れ。あとは取り付けるだけだけど無垢の木で作ったのでボロくなればまた削って書き直せるでしょう。雨と雪がなるべく当たらない場所に付けたいと思います。

防音強化

宿として隣接する部屋の音がなるべく聞こえないように一般の住宅より防音対策をしているのですがさらに一部屋づつ防音対策を進めています。今回は2号室の洗面所に隣接する壁。ベッドを運び出し床に養生シートを敷き詰めて作業開始。ここまでの段取りが手間です。まず意外に重いゴムでできた防音シートをタッカー(ホッチキスのデカいやつ)留め。軟らかいものを隙間なく貼るのがちょっと大変。

ホームセンターで買ってきた石膏ボードを、サイズカットしなくていい2か所からネジ留め。ここからが切ったり削ったりとちょっと手間・・

真剣勝負はスイッチ類の穴開け。少しでも寸法を間違えたら石膏ボードをまた買ってきてやり直しなので気を使いますが今回はうまくいき安堵。また部屋の壁ってピッタリ四角でできていることはなくて数ミリは上下左右で寸法が違うのでそれに合わせてボードをカットするのが難しい・・隙間だらけでもいいから適当に貼って後でコーキング材(パテみたいに隙間を埋める接着剤みたいなもの)で埋めるという方法もあるけどそれは最終手段なのでまずは出来る範囲で正確にカットして貼りました。これでほぼ完成。ただ石膏ボードのままなので1~2年でシミや汚れが付くでしょう。そしたら次は塗装あるいは壁紙です。こうして終わりのない改装は続くのでした。