見た目も大事

以前、十勝のとある施設を視察したときにそこの看板がボロくてこ汚く、もっと印象を大事にしなくては、と思っていたのに気が付くと自分の宿がそうなっていました・・そしてもう何年越しかで作っていた看板にようやく今日、最後の文字入れ。あとは取り付けるだけだけど無垢の木で作ったのでボロくなればまた削って書き直せるでしょう。雨と雪がなるべく当たらない場所に付けたいと思います。

防音強化

宿として隣接する部屋の音がなるべく聞こえないように一般の住宅より防音対策をしているのですがさらに一部屋づつ防音対策を進めています。今回は2号室の洗面所に隣接する壁。ベッドを運び出し床に養生シートを敷き詰めて作業開始。ここまでの段取りが手間です。まず意外に重いゴムでできた防音シートをタッカー(ホッチキスのデカいやつ)留め。軟らかいものを隙間なく貼るのがちょっと大変。

ホームセンターで買ってきた石膏ボードを、サイズカットしなくていい2か所からネジ留め。ここからが切ったり削ったりとちょっと手間・・

真剣勝負はスイッチ類の穴開け。少しでも寸法を間違えたら石膏ボードをまた買ってきてやり直しなので気を使いますが今回はうまくいき安堵。また部屋の壁ってピッタリ四角でできていることはなくて数ミリは上下左右で寸法が違うのでそれに合わせてボードをカットするのが難しい・・隙間だらけでもいいから適当に貼って後でコーキング材(パテみたいに隙間を埋める接着剤みたいなもの)で埋めるという方法もあるけどそれは最終手段なのでまずは出来る範囲で正確にカットして貼りました。これでほぼ完成。ただ石膏ボードのままなので1~2年でシミや汚れが付くでしょう。そしたら次は塗装あるいは壁紙です。こうして終わりのない改装は続くのでした。

 

 

過酷だった・・

屋根の残り半分の塗装がこの3日間で塗り終わりました。落っこちなくてよかった。命綱を付けているとはいえ、足場がないので勾配のある屋根では末端の庇の部分を塗る体勢が大変。力王たびは威力を発揮してくれたものの、素手で触れないぐらい熱くなった鉄板に踏ん張りすぎて足の母指球のところの皮がやけどのようになって剥けそうです。腰と背中、手と指、アキレス腱までもうガッタガタ・・たぶん足場もなく自分で屋根の塗装をするのはこれが最後でしょう、というか最後にしたほうが体のためだな・・しかし達成感は格別。乾杯です!明日は釣りに行こう。雨予報だけど。

この天候を待っていた!

1年前、北側半分だけ塗って南側は時間切れであきらめた屋根の塗装。待ちに待った、会議などの用事が無くて風の無い暖かい日がようやくきました。ここ数日雨が降っていなくて風が強かったので屋根の上は結構ホコリで汚れていました。昨年は高圧洗浄機でやって滑って怖い思いをしたのにそれほどキレイにならなかったので今回はウエスで手で地味~に2列ずつ拭いてから塗る作戦に。命綱を付けているとはいえ足場も無いので滑って落ちたらたぶんやばいことになるのでロープや土ぼこりを踏んで滑らないように慎重に移動です。足も手も腰も首も痛くなってホントしんどくてプロに頼みたいけど、代金が3桁ぐらいかかるので母屋の最後の屋根塗りだと思ってがんばっています。

しかし午後4時過ぎに風が強くなり塗ったそばからシラカバの種が落ちは初めて急きょ終了。夕マズメのサクラマスを狙いに1時間だけ竿を振りに網走に向かいました。が、やっぱりウンともスントも。ホント厳しい釣りで昨年から夕方だけ5回以上行っていますがまだ一匹も釣っていません。おまけにラインが切れて買ったばかりのジグが飛んで行っちゃうし(涙)・・まあ無くした数の倍ぐらいルアーはあちこちで拾っているのでいいけど・・心折れる釣りです・・

大工仕事

今日は大工仕事の日。リネン類や洗剤、掃除道具などを入れていた階段下ですが、ごちゃごちゃでとてもお見せできるような状態ではなかったので、もしお客さんが間違って開けてしまっても「なんだぁ・・?」と思われないようにちゃんと整理できる棚を作ることにしました。実はこの写真の周りはここから出したものでごっちゃごちゃです・・・

先日解体したベッドの材料で長い棚を作りました。これで少し余裕をもってリネン類が収納できるでしょう。掃除道具は自宅側の階段下に使いやすく仕舞おうと思います。今シーズンのこの休館中はお客さんがあまり目にしない場所を改装しています。やっぱり自分で好きなように作るのは楽しいですね。

ベッド解体

子供のために15年ぐらい前に作った自宅のベッド。この下に勉強机や小物入れなどがびっしり入っていたのですが、その子供たちも家を出て早6年。2つ作ったけどもう使わないのでとりあえず一つは撤去することにしました。

手順は作ったときと逆。ネジをインパクトドライバーで抜いていき釘も一つずつバールで抜きます。面倒だったのは接着剤で着けたところ。木工用の接着剤は木材どおしの接着にはとても強く、バールを叩き入れてほぼ割るような感じです。

2時間ほどでキレイさっぱり坊主頭にしたように無くなりました。ホコリもすごかったので年末大掃除も兼ねた部屋の大改装。ここには女将様のタンスが並ぶことに。ここのような過疎の地方では高校か大学進学で家を出てそれっきり戻ってこないことがほとんどなので個別の子供部屋が欲しいなんて言うのはほんの数年。壁を作って部屋を2つに分けようと思っていたけど、思っているうちにいなくなったのでやらないでよかった・・離れて暮らすのは心配ではあるけど早いうちから自立させたことはきっと子供にとって成長という面で良かったであろうと、地方の親は皆自分に言い聞かせるのでした。それに自分たちもまだまだ人生楽しまなきゃね・・まずは釣竿が欲しい・・

メンテを少しづつ

山開き、グランフォンドきよさとと観光協会関係の仕事のピークを無事過ぎ、これからが宿業の最繁忙期。あちこち修理せねばならないところをわずかな時間をみつけて緊急修理。今回は自分で考えて付けた浄化槽のにおいを逃がすためのファンと取り換えです。命綱を付けて屋根に上ってビビりながら取り換えてから電源コードの張り替えました。これからの多忙な時期もちょっとづつ直していきたいと思います。

早起きは得・

今日は塗るぞ!と早起きして7時から屋根の上へ。ハケの角で手の皮は剥け、足首と腰の痛みに耐えながら命綱につかまり、ハケとローラーでひたすら塗りました。昼頃にはぐったり・・そしてまたも南風が強くなってきて土ぼこりが飛び始め中断。昼にゆっくり休んでいるとますます強風に・・なんで今年はこんなに雨が少なく風が強いのだろう??そしてたちまち家中隅々まで埃だらけ・・掃除に何日かかるのでしょうか(涙・・)屋根を北側半分塗り終えましたが明日から天気が崩れる予報。宿も再開するのであとは秋になりそうです。

夕方からサクラマスを狙いに網走の浜へ。早朝が一番釣れるのに早起きはつらいし混むので今年は夕方専門に。おかげで3回行ってまだ一匹も釣っていません。後ろには斜里岳をバックにキタキツネが徘徊しています。でもロングキャストは気が晴れます。そして初のヒット!凄い重さ!‥?鈍い引き?これはサクラマスでもアメマスでもない、カジカよりはよほど引くし、カレイどころの重さじゃない・?イトウ??なわけないか?鯉の引きに少し似ているような?海にいるわけないし・・何度もラインを引き出され5分以上やり取りし砂浜にずり上げると・・正体は・・

50センチオーバーの丸々太ったボラ!!周りの釣り人が「なんかデカイの釣ったぞ!」と見にやってきて・・すぐに戻っていきました・・でもルアーもしっかり咥えていてこれはこれで面白かったです。こっちの海で獲れたボラは臭くなく刺身でよく売っています。(そこそこいい値段しますよ)でも今回はリリース。このあとサクラマスらしき魚がヒットするも痛恨のバラシ・・でも今日は魚っ気があって楽しい夕方でした。

 

急降下

今日は会議のち午後3時半からペンキ塗り。風も弱く爽やかな晴天で塗装日和だとおもいきやどうも塗料の粘性が高くて塗りづらい・・なかなか混ざらないうすめ液でなんとかするものの蒸発するのかすぐにネバネバの状態になってしまいます・・

いつもは汗だくでやっているのに今日は北風で爽やか。屋根の上からオホーツク海のほうをみると海霧(こちらでは気嵐”けあらし”という)が濃く出ていてこちらに迫ってきています。きっと海上は濃霧で真っ白なはず。

作業を夕飯で切り上げる時まで濃霧はウチから1キロ先までで持ちこたえてくれました。あ~こんな気温だったからペンキがネバネバだったんだ!そして今(22時)ウチは濃霧に包まれて気温も6℃まで低下。でも予報では明日は今日より10℃以上高そう。どうか土嵐の吹くような南風とブヨなど虫の攻撃は勘弁してほしいです。こちらは日により気温差がとっても激しいので旅の方は服装に気をつけて。お客さんには5℃から30℃まで対応できる服装で・・なんて言っていますが、そんなの無理かな・・?

力王たび凄いぜ!

つらくて怖くて天候が悪くて先延ばししていた母屋の屋根のペンキ塗り。命綱をつけているとはいえ、いつも上からのテンションがあるわけでもないのでもし滑ったら振り子のような衝撃できっとまずいことになりそう・・そうならないよう細心の注意をはらってはいます。でも体への負担が大きいのできっと今回が自分でやる最後でしょう。(母屋は勾配がキツイから。他のところはまだ自分でやれます)

天窓からの出入り口には高圧洗浄機、ヘルメット、ペンキなどを広げていてごちゃごちゃ・・

いつも感心するのはこの力王たび。”こはぜ”という、この留め具は数も多く面倒だけど外れることもなくフィット感もよく裏のゴムも滑らずに屋根の作業には最適。厚底が流行りの昨今ですが、究極の薄底シューズともいえるこの足袋の足裏の感触の掴みやすさは見事。こんな不変のアナログ的製品の使いやすさ、完成度は素晴らしい!これからもそんな製品を見つけていきたいと思います。