干物屋でございます

釣って干す、釣って漬けるの毎日。といっても今年は海のチカは不漁なので朝にお出しできるみりん干しは冬のお客様分しかないかもしれません・・また夜中にも干しているとオコジョやイイズナに網を破かれてしまうので夕方に外玄関と内玄関の間の風除室に取り込みます。そして朝にまた外に。かなり面倒だけどこれも美味しい甘露煮やみりん干しのため、頑張ります!

清里にスープカレー店、オープン!

我が清里町のセブンイレブンの隣にスープカレー屋「おだし食堂 阿寒摩周清里店」ができました。オーナーさんから説明もありましたが普通のスープカレーとは違い、”和風のダシ汁”をスープカレーに仕立てたまさに”おだし”。和風というだけに羅臼産昆布や鮭節を使った出し汁の中の具材は野菜だけでなく北海道産の宗八カレイの焼き物も入っていて「こういう手があったのか!」という和風のカレー味に感服!ボクのようなガラスの胃腸の持ち主でももたれません。札幌をはじめ道内に何店舗かあるチェーン店らしいですがこれはおススメ。清里に来たら、あるいは知床と摩周湖の間に清里を通るならランチに寄ってほしい店ができたことが嬉しいです。

食探求ショートトリップ

「こうば」のパンが食べたい!と75キロ先の中標津へ。パンのために往復150キロ、マクドナルドやすき屋、またはユニクロやヤマダ電機のために往復90キロ、などのドライブがここの生活。でも3分の2ぐらいの買い物は便利な通販です。ここのパンの素晴らしさはフランスパン系の生地の美味しさと調理パンの具が甘すぎずしっかり丁寧に入っていること、そして価格が高くないこと。これで2~3日は幸せな気分になれます。

スーパーで見つけたのは「はも」。ウナギに似た感じの魚で、美味しいけど小骨が多いとギョギョッとさかなスターでやっていました。たぶん普段はもっと高いけどこれは安い!かば焼きで食べてみよう!

ここ数日は雪がちらつくイマイチの天気。根北峠へ向かう直線路、通称ミルクロードは少し白くなっているけどこういう寒々しい日は日差しで表面が解けていないので意外と滑りません。

まずテレビでやっていたように5mm幅ぐらいで皮を切らないように骨を断つための切り込みを入れます。

フライパンで煮からめるまでやったので黒くなったけど「ふわっとしていてめちゃ美味い!!」釧路産とのことだけどオホーツクでは釣れなさそうなので本州に行ったときに釣って食べたいです。

 

女将の食旅

恒例の女将様希望の海産物食い倒れ日帰り旅へ。いつものように好物の厚岸のカキへ・・と急きょ、途中の中標津郊外におすすめの牧場カフェがあるということで立ち寄りました。その名もCafe Beco。窓からの風景はまさに北海道の牧場。

重みのあるソフトとしっかりしたプリン。氷がなかなか解けない2重のガラスコップと食器も店内も落ち着きのあるセンスのいいもの。

ロケーションもさすが東北海道。旅人に人気出そう。

カヌーや釣りでよく行った別寒辺牛(ベカンベウシ)湿原。水鳥観察館2階からの眺めはやはり素晴らしい!

今回の厚岸でカキを食べるぞ~は馬場商店の「海鮮焼ゆっけ」という食堂で。道の駅は最近ちょっと高いなぁ・・と感じていたけどこちらはその約3分の2ぐらいの値段で良心的。地元の方がラーメンなどを食べにくる入りやすい雰囲気もいい感じで生ガキに焼きガキを堪能。(ちなみに帰路、中標津のスーパーで買ったサロマ湖のむきガキは5個で98円と爆安!厚岸の10分の1ぐらいの値段。もちろん美味だったけどこの価格差はなぜ??)

そして頼んだあさり汁が巨大!!普通の倍はあるんじゃないかという豪快さ。おすすめ!

最後は道の駅のおやき。おやじギャグが寒いけど甘さ控えめで、あんにオイスターソースが入っていてなかなか美味しかった。今回の旅はホント食べただけ・・次回はカキも一回休みにして次はホタテかカニかキンキか・・何にしようかな・・

まだ釣れて安心

今日も網走湖の女満別側(女満別の人は女満別湖と言っている)でワカサギ釣り。外のトラウト用の仕掛けには何も来なかったけどワカサギは好調。一日中爆釣!ではないけどたまに爆釣、たまに食いが止まる、の繰り返しで4本針に4匹掛けかることもありました。ただここのような水深1.5mぐらいの浅いところでは一匹ずつ釣って仕掛けを投入して・・の繰り返しの手返しを早くするほうが魚を外すときの絡んだりするトラブルも少なくていい、というのが皆の意見です。

後ろの森にクマゲラがいました。スマホのカメラではこれが精一杯・・アカゲラはいつもいます。

オジロワシは釣り師たちのおこぼれに狙いを付けています。

今日は釣ったワカサギを昼食のおかずに!

食べやすい小さいやつを選んで唐揚げに。シェフK氏の揚げ方はさすがプロ!美味かった!

向こうがウグイ、手前がワカサギ。今年のウグイは皆同じ大きさ。(ボクだけウグイ君は釣れなかった・・)

前回より型が大きいのが多くて重さは2割増しぐらい。ワカサギ名人S嬢にM名人とK氏という強者がそろっているものの、これだけ型のいい魚で数が釣れるのは網走湖ならでは。ただ数が釣れると針が折れたり曲がったり糸が縮れたりとすぐに仕掛けがダメになるので大きいやつの数釣り用の太い糸と丈夫な針の仕掛けを作ってほしいものです。(ボクは自作しています)

 

 

 

 

晴れが来た!

今日もまずは水産加工から。みりん干しの調理液に2日ほど漬けたチカとキュウリウオを干し網に入れて3日ぐらい干して旨味を出します。干すと言っても氷点下なので凍りつつ乾燥していく感じです。

観光協会のイベントのスノーシューツアーが週末にあるのでちょっと下見に。ほしかぜの丘にも行くので下のオオワシ・オジロワシポイントへ。サケの遡上はほぼ終わってたようですが、まだ20羽ぐらいは沢沿いにいました。

オジロワシは全体を見渡す木のてっぺんに。ボスかな。

嵐の後はやはり晴れます。今日の夕映えの斜里岳も見事でした。

ひさびさ猛吹雪!

昨日釣ってきたチカとキュウリウオの加工。ボクのやり方はまずおしりからエラの手前まで小さい包丁で開きます。

グレープフルーツ用のスプーンで血合いからエラまで一気に取ります。血合いはこそぎ取る感じで、エラはむしり取る感じです。これで水でさっと洗って完了。でも二百匹となるとやはり2時間ぐらいはかかります。またグレープフルーツ用のスプーンは周りにギザギザが付いていて先が細くなっているのがミソ。内臓をかき取るのにちょうどいいのです。

薪ストーブで先日切り倒した小枝を燃やしながら斜里岳を見ているとだんだんと風が強くなってきました。

午後3時ごろからは猛吹雪!気温も氷点下10℃まで下がり猛烈な風に・・外に出ると前も見えないし瞬間的に命の危険を感じる寒さ。近隣の道路、温泉などはほとんど閉鎖。北海道人はこういう時は無理せず早く家に帰っておとなしくしているのはさすが慣れていて素晴らしいです。でもこれだけ寒いと1年前の12月のように暖かく湿った吹雪によって電線や電柱が着雪で肥大化し突風で切れたり、折れたりすることも無いので停電にはならないと思います。ただ凄い吹き溜まりができているので明日の除雪は大変だ・・

おかずを釣りに

昨日、今日とときおり吹雪で極寒の天候。遠出(といっても家から1時間半ぐらいまでだけど)はあきらめ、ヤマメの唐揚げを食すべく近所の川へ。

先行者がいたためか入れ食いではなかったけど、小さいヤマメがポツポツ釣れてきてその後に25cmほどのアメマスがきました。こんな小さい沢でも40センチぐらいのがくるから侮れません。

のんびり後から釣れだすオショロコマ。

珍しい!25cmもあるヤマメ。この辺りは海に降るやつが多くここまで川で大きくなるやつは多くありません。

今日の夕食の分のヤマメだけキープしてあとはリリース。ほんの1時間弱の釣りだったけどやっぱり北海道スゲぇ~。まだまだ釣り人パラダイスです。

目的のヤマメの唐揚げと塩焼き。ホント上品で美味しい魚でした!

風景画水産

昨日釣ってきたキュウリウオはちょうど40匹でチカが4匹。今日は捌いて内臓を出し、キレイに血合いも取って醤油、酒、みりん、ちょっと砂糖を混ぜた液に漬けました。これで2日ほどしたら干します。また今日も鮭トバの切断加工もやりました。今はほとんど水産加工会社のよう。でもあと100匹ぐらいは釣りたかったなぁ・・

手間の結晶

鮭トバ第一弾完成!今回はちょっと干し過ぎた部分もあったので例年より硬めですがその分熟成されていい味出ています。鮭トバはサケを釣って干せる時期が来るまで保存、解凍、さばき、塩漬け、塩抜き、干し、切り込み入れ、再び干し、皮剥ぎ、最後にカットという手間の結晶。今年は夜はしっかり室内に取り込んだのでオコジョやキツネにやられることもなく完成しました。でもまだ3分の1ぐらいはトバ用のサケがあるのでまた虫の出なく腐敗しない冬の寒いうちに作成予定。あとこれからは氷上で釣ったチカ、キュウリウオ、ワカサギを水産加工場のように連続一夜干し(実際は3日干しぐらい)の製造が始まります。今年も皆さんに美味しくてオホーツクらしいものを味わっていただくために、まず釣りをがんばります!