氷上の休日

今日は体を休めようかと思ったけど家にいるとあれもこれもと仕事をしてしまいそう・・やっぱり別海町の尾岱沼(おだいとう)の氷平線に釣りに行こう!国道244号サーモンロードと呼ばれるこの道も今は両側が雪原。しかし今日は7℃まで上がり道路の雪もすっかり解けて一気に春が来た感じ。

現実感の無い感じの釣り場。暖かいのでテントも張らずに魚を誘います。

知床連山もいつも見ているのと反対側からなので新鮮。

海なのに氷は分厚く硬く穴あけは大変だったけど、少しだけ掘って水を入れ生け簀を作り観察。

こちらでガジと呼んでいるクネクネ、ネバネバの不人気魚。底に餌を落として待つとよく釣れちゃいます。針を外そうとしてもかたくなに口を開けないし力強いし蛇のようにクネって仕掛けがぐちゃぐちゃに・・リリースしたけどちょっと不憫なやつ・・

国後島の泊山をバックに飛ぶオジロワシ。

お隣の釣り人さんの連れてきたワンコ。ワシにちょっとだけ興味あるみたい。

3時間ほどでチカにコマイ、ガジと10匹ほど。捌くことを考えると逆にほっとした釣果。やはり広大な風景の中でゆっくり釣りをするのは最高のくつろぎでした。帰路は清里峠から。夕日と西別岳、出かけて良かった。

 

幻想的初の光景

流氷の上にこれだけの霧が出ているのは初めてで海沿いの道は霧で真っ白。プユニ岬に出ると一面の雲海です。

森を抜け海を見渡す場所へ出ると霧が晴れてきました。昼頃からだんだんと晴れてくることが多いのはこの周辺の特徴でしょう。

男の涙に戻るころにはほぼ霧はなくなり最高の流氷。

夕日で陰影の映える流氷。大満足の一日でした。

曇りがちな天気の中、藻琴山へ

エビの尻尾が南側についていたり北側についていたりと地形と風が想像できるよう。

風は冷たいけど稜線に出て山頂が見えると気分も高まります。

山頂直下の樹氷。天気もちょうどこの時までは見渡せました。

恒例の一気降り!雪は重く深かったので体力と筋力を使いましたが気持ちいい!スノーシューのホントの楽しみを味わえました。流氷も今頃最盛期の様相なので最高の風景をまだまだ楽しめそうです。

 

 

 

森と滝と

毎年のことながらいつも驚く一気の暖気。この日もプラス2℃まであがり神の子池への林道脇は木の上から落ちてきた雪が斜面で転がりバームクーヘンになっています。これを見ると春が近いという感じ。しかし今は氷点下17℃・・

川沿いの森はクリスマスの嵐で倒木だらけ。火山灰地ということもあり根が浅く倒れやすいのです。またこの倒木も大地の栄養となり、また小動物たちの橋ともなり無駄なく土に戻っていきます。

知床フレぺの滝も氷結が進んで髭のようになったり融けて崩落したりを繰り返しています。冬が開けるのももう少しですが、まだあとひと月ぐらい流氷はしっかりいてほしいです。

 

絶景!藻琴山

これだけの絶景を楽しめるスノーシューハイキングはそうそうないと再認識した藻琴山。やはり素晴らしい!

太平洋とオホーツク海の分水嶺にあるここからはオホーツク海に押し寄せている流氷が一望。あそこまで来ているな、というのがわかります。

結氷し、御神渡りのできた屈斜路湖を見下ろしつつトドマツの半樹氷の間を登っていきます。

ダケカンバの霧氷群。

30分ほど斜面を登ると稜線歩きが続きます。雪庇踏み抜き注意!

遠いようで近いような山頂へ。

山頂直下のエビの尻尾が成長し樹氷となったダケカンバの穴からの景色。

氷点下10℃の中、風裏を探して昼食。お湯を沸かし温かいスープやカップ麺で暖まります。でもさすがにじっとしていて日が陰ると寒い!

帰りはこんな斜面を一気降り。慣れてくればスノーシューで走れるところ。こんな風景と雪を楽しめるオホーツクはやはり楽しいです。

 

 

 

 

 

 

 

 

押し寄せないながらも

天に続く道の90度海側、「海に続く道」も流氷の季節は見事。ここの風景も毎日変化するのが楽しみ。

オジロワシが仲良く寄り添って海を眺めていました。

行ったり来たりしている流氷。氷を手に取って遊べます。

輪廻を感じる知床の原生森の中の倒木更新。今年は特にトドマツの幼木が多く、あと10年もしたらトドマツの森になりそう。

水中の部分の青さがとてもキレイ。

男の涙からのオホーツク。

象の鼻も今まではこんな感じ。流氷がもっと来るのかちょっと不安です・・

 

冷え込み

今朝は今季最低の氷点下21.9℃まで下がりました。(ちなみにここに住んでからの最低は氷点下27℃)風もなく天気もいいときの放射冷却ですが、風のある時の「やばい死ぬ!」というのと違い「キン!」という寒さ。

今日は燃やせないゴミの日で古くなったホースを捨てるため丸めようとしたらバキバキに折れました。新しいホースも折れそうなので今日はそのままに。昨日は北風が強く体感温度が低すぎて外で除雪機の修理ができなかったので次に修理する時間がとれるのは春かな・・って除雪する時期過ぎてるじゃん・・(涙)

でも流氷はようやくびっしり来ました。明日からのツアーでは今までとは違った表情の流氷が楽しめそうです。

氷平線にて

7月上旬の花の季節と冬はイチオシの野付半島。ここでは水平線という言葉から氷平線という呼び名をつけ広告に使っています。そんな凍った広大な海に穴を開けて釣りをするのは最高の気分。それと今日は短時間の釣りということもあって厚着してテントも無しで始めました・・しかし擬餌針で誘っても餌をいくつも付けても撒き餌さをしても1時間まったく生命反応無し・・風景は堪能したので移動。

半島の外海側には国後島の泊山がくっきり。近いなぁ・・自由に行ける日は来るのだろうか・・

ウチの常連さんが開いた宿「のつけのつけね 」– ようこそ野付半島へ (notsuke.net) の外海側にはオジロワシが泊まっていました。この宿のHPはこういう人来て!というよりこういう宿だから承知してくれる人だけ来て!というちょっと面白いページ。でもオーナーさんは温厚ないい方でよくこんないい場所に作ったものだと感心してしまいます。

夕暮れ間近に半島を戻り、尾岱沼側の釣り場で竿を出したら・・入れ食い!さっきのところが見えるほど同じ湾内なのになんでこんなに違うの?時間とタイミングが良かったようではあるけど釣れないところではねばらないのが肝心のようです。30分で30匹ぐらい釣って終了。今日は野付半島で癒されました。やっぱりここは素晴らしい!

山と海と牧場と

実はまっすぐ歩けないほどの地吹雪。天気は良いのと風は弱まる予報なので風下を向いて歩きモアン山を目指しました。

こんな牧場の真ん中を歩かせてくれるのはホント素晴らしい!解放してくれている方には感謝しかありません。このお礼は中標津の牛乳を飲むのが一番か・?

ほぼ直登の斜面。少しコースを外れると笹の踏み抜き地獄が待っています・・

風も弱まってきて最高の風景。

今年も深く関わることになる西別岳と摩周岳。待っててね。

時間があったので開陽台へ・・吹き溜まりで行けませんでした・・その下の道、真っ白な北19号。ライダーの聖地的道です。

野付半島では見たい光景と鳥が見られました。氷結した野付湾を走る鹿の群れ。夕映えの雪原でのこのシーンにも北海道を感じます。それにしても・・ここはいつも男っぽい男子校のようなオスばかり。

コンデジではこれが限界の写りだったけどコミミズクが見られました!ちっこいフクロウのかわいい表情。先日のシマフクロウは何倍でかいんだろう・・

今週は知床方面が人気。オシンコシンの滝も連日の冷え込みで滝の両側が氷瀑になっています。

まだ波打ち際にはイワシがあちこちに沈んでいました。なぜかあんまりオオワシたちも食べないんだよなぁ?

餌を探してはいるんだけど・・

時期的には早そうなのに冷え込んだのか流氷蜃気楼が見られました!水平線に浮いているように流氷が写っています。

よぉ~く、よぉ~く見ると蜃気楼の流氷に30羽以上のオオワシたちが乗っていました。あの辺にクジラの亡骸でも浮いているのか・・

原生林を抜けて展望地へ。エゾシカだらけです。ここは雌ばかりの女子高のよう。こっちがいいな・・

今年の流氷はいまのところ小さく薄く広がっている状況ですが、海面とのコントラストがなかなかいい感じです。本体の氷、来るのだろうか・・

森の中は鳥たちで意外に賑やかでした。気温は低くても明らかに日差しが強く、体感温度は暖かくなってきた2月。日焼けにもうちょまだまだ楽しみたいと思います。