これも秋の色 今の時期にハッとするような色合いは紅葉だけではありません。宿の前から見たこの風景がそれで、山に積もりはじめた雪と枯葉色の黄色、それに秋に蒔いて少し成長した小麦の鮮やかな緑の3色での構成。美形の斜里岳がよりいっそうきれいに、かつくっきりと大きく近くに見えるのがこの季節。この風景の中、今日は蒔き割りをしましたが、景色ばかりみていてなかなか集中できない、しかし時間を忘れる素晴らしさです。
土へ 湖に注ぐ沢の河口に大きなアメマスの亡骸。ボロボロの尾ひれを見ると、たぶん沢に上って産卵をし、その後命が尽きたのでしょう。もう身体は土に返りはじめ、また虫や動物たちの栄養として散らばっていきます。このような姿をみていると、形ある生物は最後の使命として他の生命の一部になっていくのが本来の姿ではないかと思ったりします。そのまま人間に当てはめるのは今は難しいでしょうが・・
水辺の紅葉 家族+ヘルパーKちゃんと屈斜路湖の和琴半島のトレッキングに行ってきました。毎年紅葉をみているのですが、どうやらこの辺は多くの葉が落ちてからモミジ類が真っ赤に色づくようで森の中は輝くように紅い樹木が点在しています。屈斜路湖周辺のモミジの紅い紅葉を狙うなら10月20日過ぎから末までが狙いめ。意外に遅いですがこの時期はどこも空いていて天気も比較的よく、川ではサケの遡上も見られるので(今年は非常に少ない遡上でしたが)特にいい季節。紅葉をみながら露天風呂なんて最高です!
産卵のための集結 秋の楽しみの一つが屈斜路湖での紅葉と釣り。いろいろな魚達の棲むこの湖は見ているだけでも素晴らしい光景があちこちにあります。これは産卵のために湖畔に集結したヒメマスたち。湖の浅場にいっせいに集まってくる様子が目の前で見られるのは北海道ならでは。あっちでバシャバシャ、そっちでバシャバシャと世代をつなぐための行動が繰り広げられると秋も深いなと感じます。
自然の色 今年も彩りの季節がきました。ここさくらの滝はサクラマスがのぼる6~8月の見ごろだけではなく、紅葉の季節もこのような彩りの素晴らしい場所になります。東北海道はとても紅葉の綺麗な、まだ知られていない場所が無数にあり、これを探しながら撮影したり絵に描いたりの旅をするのも最高です。それに海の物をはじめ食べ物が美味い!10月中旬~下旬にまだ来たことがない方は是非来られることをおすすめします。
大発生10月編 暖かい日差しの今日、てんとう虫が大発生しました。毎年とは限りませんが夏から秋にかけてよくこのような状況になります。もうどこもかしこもてんとう虫だらけで、これだけ多いとかわいさはありません。どこからともなく家の中にも入っていて歩き回る様はいかにも北海道という感じです。そんなところにいると掃除機で吸っちゃうよ。
川下りで釣り 釧路川はカヌーイストなら一度は下りたい川。それに釣竿を積んで気に入った場所に留めて竿を振るのはプラスアルファの楽しみです。途中の牧場では牛が草を食み、その横で丹頂鶴やカワセミやアオサギなども姿を見せて平和な時間。魚が釣れなくてもこんないい水遊びができる東北海道に感謝です。