虹の季節

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雪もほぼ融けて風と虹の季節がやってきました。昨日は宿の大窓の正面にとても色の濃くて低い虹が出現。よく見ると2重になっていました。このように雨が少し降ってくれればいいのですが、これが丸一日日照りが続くと乾燥が進みひどい土ぼこりとなります。しばらく、(2~3週間かな)モップのかけがいがある季節です。

春の降雪後の知床連山

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相変わらず気温は低いのですが、午後、庭仕事をしてるうちに久しぶりに快晴に。今朝までの雪が麓の樹木に残り、それに春の日差しが夕方斜めに射し斜里岳と知床連山が浮かび上がるようでした。いつまでも眺めていたいけど、これも日が沈むまでの一時だからいいのでしょうね。

ミンク出現!

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まあカワイイ!・・なんて喜んでいい動物ではありません。北海道中大繁殖してしまった特定外来種(他の日本の在来種の生息を脅かす生物)のミンクです。これは近くの斜里川で横にいたミンク。もう神の子池から河口近くまで姿を見ているのでかなりの数がいるでしょう。居てはいけない動物ですが、動物自身は悪くないのでこちらとしても思いは複雑。むずかしい存在です。

富良野パノラマロード

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フットパスという歩く道のガイド研修で富良野へ行ってきました。この風景、知っている人もいるかと思いますが何年か前のツーリングマップルという地図の表紙にもなった上富良野のパノラマロード。十勝連山に向かう北海道らしい直線です。こちら道東のように直線の先や横が海、というのとは違い直線+盆地+山という組み合わせ。広大な風景でも場所により雰囲気がずい分違い、まだまだ北海道は見るところ、行きたいところがいっぱいです。

摩周湖と斜里岳

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普段は大型観光バスと団体客+駐車料金がかかるので行くことの少ない摩周湖第一展望台へ久しぶりに行ってきました。足元は観光地化しているものの風景はやっぱり綺麗。日本と世界のあちこちから人が訪れるのもうなづけます。それに湖面に浮かぶカムイシュ島の向こうにはウチの裏山、斜里岳がちがう形で見えるのも素晴らしい。次回はこの風景が見えて人気のないところを探し、お茶でも沸かしてゆっくりしようと思います。

南西の端から北東の端へ

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氷点下10℃の北海道から26℃の沖縄方面に行ってきました。目的の一つは西表島のマングローブの森をシーカヤックで行き森を感じること。ナーラの滝というところへ向かう河を遡るとまずはカンムリワシがお出迎え。これは大きさはカラスより少し大きいぐらいの幼鳥で近くに行っても逃げない愛嬌のあるおとなしいワシのようです。浜には無数のカニ、マングローブの木の根元にはシャコの巣、ハゼ、色々な貝、カヤックには魚がぶつかってきたり、ボラや黒鯛が群れていたりと北国とは全く違う自然がとても新鮮でした。

Photo_3 これはピナイサーラの滝ツアーという西表島で一番有名なエコツアーの途中にあるサキシマスオウという木の根っこです。台風などで倒れないように根が板状になるとのこと。ここ亜熱帯の森を歩いて感じたことは、落葉樹が無いのでいつも緑が濃く森が薄暗い、ジャングルなのに思いのほか蚊やブヨなどの嫌な虫が少なく、北海道のような冷帯ではよく起こる”一つの種類の虫が大発生する”ということがあまりない様子。これは年中温暖で湿潤の気候が生態系のバランスを安定させているのではないかと感じました。また土壌などの関係で硫化水素が発生するらしく硫黄の匂いが少しするのも新鮮だったなぁ・・それに樹木の表皮がどの樹もツルツルしているのも不思議な感じ。だけど鳥はすごい。カワセミなど北海道とまったく同じ鳥がここにもいる。彼らは一番グローバルな生き物でしょう。

Photo_4 そして沖縄本島へ戻って知人のガイドでやんばるの森へハイキング。植生は離島に近いのに雰囲気はまた違い、濃密感より透明感が少し増した感じがしました。

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一気にさいたまから青森まで車で北上。下北半島の北の端の大間にて特産のマグロを使ったマグロ丼。これは最高に美味かった!嵐が来るので少し急いでフェリーへ。

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そして北海道へ入り走りに走り、途中の天馬街道(襟裳岬の北側の峠)では猛吹雪・・この一週間で、短パン、サンダル、ぬるいソーキソバからダウンジャケット、オーバーパンツ、熱い味噌ラーメンまで、日本の多様性を体感できたいい旅でした。また行こう!