今日は一日秋晴れ。とても爽やかで昼は23~24℃、夜は12~13℃まで下がってきました。星空の下では中標津の町の明かりが斜里岳のシルエットを浮かびあがらせています。
やはり気になるのは天の川。これからだんだんと薄く星の少ない領域側に地球が向くので星数は減ってきます。
そしてカシオペア座のWのすぼんだ先にあるアンドロメダ銀河。肉眼ではよ~く見ないとわからないですが写真にはしっかり写ります。これから晩秋に向かって星空も道のように変化していくか楽しみたいと思います。
今回は4回目の黒岳へ。かなり体がなまっているので無理せず体調により行けそうなら北海道第2の高峰、北鎮岳まで、さらにまだ行けそうならお鉢平を一周してくる予定。今回はひざ痛対策で25年ぶりにストックを使ってみました。
ロープウェー、リフトと乗り継いで1時間半、ヒイコラ言いながらあの風景がもうすぐ!なんて弱っているんだ・・
黒岳山頂着。やっぱりカムイミンタラ(神々の遊ぶ庭)!この広大さを毎年実感するために来るのです。へばっているのに「まだ行けるはず」と北鎮岳へ向かいます。
一面のチングルマのワタスゲ。
黒岳からナキウサギの鳴く岩場をくだり外輪山のお鉢平展望台を抜けて北鎮岳へ。標識も落ち着いていていい感じ。
風景が広大すぎる!写真では伝わらないけど大雪山を実感。
気温は10℃~12℃ぐらい。風がとても気持ちいい登山に合う気温。だけど大汗・・
あちこちにはキキョウが咲いています。まだ行けそうだ、とお鉢平一周へ。
天気予報どおり昼近くなると雲が出てきました。坂の上の雲の大雪版。
紅葉も始まっていました。噴火口の火山灰の白さが見事です。
絵具を垂らしたような紅葉。
間宮岳をはじめ、この山域はホント不思議な模様。凍土が解けて凍っての繰り返しで出来ていくようです。
紫、赤、オレンジとカラフルな火山灰。
2か所ある最後の渡渉。斜里岳がホームの人間には楽しい渡り。
この後は雲が迫り黒岳山頂まで真っ白。結局フルに丸一日の登山となりました。体は疲労困憊だったけどダブルストックのおかげで下半身の疲労分が上半身に分散されたようで膝の痛みも少なかったです。ストックを使うと歩き方もいい加減になるし足が弱るな、と思って封印していたけどついに必要となるときがきたみたい。まああまり意地張らないで年齢を受け入れ楽しむための山登りには使っていこうとおもいます。
初日は釣りで十勝へ、次の日は恒例の大雪山へ、と出発。「河口が2つに分かれて・・」と河川の看板に名前の由来が書いてあるのはとても面白い!
旧士幌駅にあるSL。けっこう痛んでいてちょっと痛々しい・・
初日は「樹木が密生している」というような意味?の「おとふけ」川へ
すぐにエゾウグイを釣ったところで強い雨。撤収。
次の日は湖から流れ出ている川なら濁りも少ないだろうと・・・
濁流でした(涙・)どの川もこんな濁流で釣りにならず・・そういえば地元のおっちゃんが「夜すげー雨降ったわ」なんて言っていたっけ・・釣りは断念。
然別湖の手前に1時間ほどで登れるというちょっとした山があったので寄り道登山。
森の中の急斜面をひいこら行くと
こんな風景でした。岩が崩れた山が多いのでナキウサギも多いと思われます。
糠平湖のタウシュベツ橋梁はホントそろそろ崩れそう・・
幌加駅跡。手前にある往年の写真と比べると森が再生されていることがわかります。
この三国峠から見た風景は実は巨大なカルデラだと途中のジオパークで知りました。
明日は大雪へ!