母と息子で来てくれた大阪のSさん。息子さんは学生で母のほうは30年ぶりのリターンライダー。北海道に来るのが夢だったとのこと。免許取得やバイクや装備の購入、休暇の取得や予算の準備など大変であり楽しくもあったことと思います。そんなツーリングの一ページにウチを選んでくれたことはとても感謝。昨晩の天の川も応援のために姿を見せてくれたのでしょう。寒かったり雨で濡れたりと辛いことも多いツーリングですがそれだけに想い出に残る最高の経験となるでしょう。近年急激に減っていますが旅をする若者が少しでも増えればいいと心から思います。
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2つの銀河・秋
虹と夕焼けの町
サケ釣りシーズン開幕!
神々の遊ぶ庭
今回は4回目の黒岳へ。かなり体がなまっているので無理せず体調により行けそうなら北海道第2の高峰、北鎮岳まで、さらにまだ行けそうならお鉢平を一周してくる予定。今回はひざ痛対策で25年ぶりにストックを使ってみました。
ロープウェー、リフトと乗り継いで1時間半、ヒイコラ言いながらあの風景がもうすぐ!なんて弱っているんだ・・
黒岳山頂着。やっぱりカムイミンタラ(神々の遊ぶ庭)!この広大さを毎年実感するために来るのです。へばっているのに「まだ行けるはず」と北鎮岳へ向かいます。
一面のチングルマのワタスゲ。
黒岳からナキウサギの鳴く岩場をくだり外輪山のお鉢平展望台を抜けて北鎮岳へ。標識も落ち着いていていい感じ。
風景が広大すぎる!写真では伝わらないけど大雪山を実感。
気温は10℃~12℃ぐらい。風がとても気持ちいい登山に合う気温。だけど大汗・・
あちこちにはキキョウが咲いています。まだ行けそうだ、とお鉢平一周へ。
天気予報どおり昼近くなると雲が出てきました。坂の上の雲の大雪版。
紅葉も始まっていました。噴火口の火山灰の白さが見事です。
絵具を垂らしたような紅葉。
間宮岳をはじめ、この山域はホント不思議な模様。凍土が解けて凍っての繰り返しで出来ていくようです。
紫、赤、オレンジとカラフルな火山灰。
2か所ある最後の渡渉。斜里岳がホームの人間には楽しい渡り。
この後は雲が迫り黒岳山頂まで真っ白。結局フルに丸一日の登山となりました。体は疲労困憊だったけどダブルストックのおかげで下半身の疲労分が上半身に分散されたようで膝の痛みも少なかったです。ストックを使うと歩き方もいい加減になるし足が弱るな、と思って封印していたけどついに必要となるときがきたみたい。まああまり意地張らないで年齢を受け入れ楽しむための山登りには使っていこうとおもいます。
十勝からカムイミンタラへ
初日は釣りで十勝へ、次の日は恒例の大雪山へ、と出発。「河口が2つに分かれて・・」と河川の看板に名前の由来が書いてあるのはとても面白い!
旧士幌駅にあるSL。けっこう痛んでいてちょっと痛々しい・・
初日は「樹木が密生している」というような意味?の「おとふけ」川へ
すぐにエゾウグイを釣ったところで強い雨。撤収。
次の日は湖から流れ出ている川なら濁りも少ないだろうと・・・
濁流でした(涙・)どの川もこんな濁流で釣りにならず・・そういえば地元のおっちゃんが「夜すげー雨降ったわ」なんて言っていたっけ・・釣りは断念。
然別湖の手前に1時間ほどで登れるというちょっとした山があったので寄り道登山。
森の中の急斜面をひいこら行くと
こんな風景でした。岩が崩れた山が多いのでナキウサギも多いと思われます。
糠平湖のタウシュベツ橋梁はホントそろそろ崩れそう・・
幌加駅跡。手前にある往年の写真と比べると森が再生されていることがわかります。
この三国峠から見た風景は実は巨大なカルデラだと途中のジオパークで知りました。
明日は大雪へ!
津別へ
美幌の肉の田村でランチを食べたあと(おススメです!)津別町の川で30分ほどフライを振ってみました。一投目からドライフライに連発!
大きさは25cmぐらいまでと小さいながらもアメマスとニジマスが遊んでくれました。
たまにバイカモも茂っていていい感じ。
そしてコーヒータイム。古い機械店を改装した津別珈琲さん。店構えをそのまま使っているところがイイ!
店舗を大人のセンスで改装するとこうなるんだ!古民家等でカフェを開業したい、という方はとても参考になるので是非行ってみてください。
自家焙煎のコーヒーはいろいろ選べるのですが、後味もとても良くてもたれたりしない素晴らしいものでした!チーズケーキも美味!
津別まで来たからには先週と同じ津別峠へ。今日も雲海の絶景!前回より雲が濃くて藻琴山の山頂がちょこっとだけ見えたり、斜里岳もやっとぼんやり見えるぐらいでしたが空の青さが美しい!帰路は雲の中を抜け曇り空の湖畔を通って再び晴れの清里に戻ってきました。やっぱりオホーツクは天気がいいな・・
雲海絶景
夕方、どんよりドヨドヨの暗い道を走り、濃霧の中ズンズン山道を登っていくと雲の上の津別峠展望台に。予想通り雲海の絶景が広がっていました。
屈斜路湖全体を埋め尽くしている雲。外輪山である藻琴山、知床連山、もちろんウチの裏山の斜里岳も標高750メートルぐらいから上が突き出ていました。
右から斜里岳、海別岳、知床連山。北海道にしては珍しい細いつづら折りの山道を登ったところにある標高950mの津別峠展望台。よくこんな山の上に作ったものと感心しきりですがおかげでこんな風景が登山しなくても見られるのは素晴らしい!北海道でもたぶん一番雲海が見られる確率が高くなおかつ絶景なのはここでしょう。次は知床峠かな。
急こう配の山道を下りていくとエゾシカだらけ。彼らはいきなり目の前に飛び出してきたりするので細心の注意が必要。このあと弟子屈ラーメンを食べて満足した夕方でした。
初秋とフクロウ
最繁忙期を越えました
半月ぶりのブログの更新ですみません・・今年からアルバイトの方もいなくなり女将と2人でこの2週間の最繁忙期を乗り切りましたが、こういう働き方をするとどこの宿のオヤジと女将もどこかガタがくるのです・・実際、ここ数日は食器を落としてい割る、醤油も落としてぶちまける、テーブルの上のお茶はひっくり返す、足はあちこちにぶつける、と疲労+年齢ってこうなっていくんだ、と呆れるというよりなるほどと納得している感じ。ホント気をつけねば・・そして今日と明日は休館、抜け殻のようです・・そんな中でも一瞬の美しさには癒されます。最近は天気が不安定ですが、それだけに虹のかかることも多いです。
空に雲があることが多く夕焼けも赤くなっています。ウチの前は絶好の夕焼けスポットなので夕食前の撮影会のよう。広大な畑の向こうに沈む夕日を見ていると「北海道にいるんだなぁ・・」と今でもなんか感動しています。