北海道の晩秋は3時のおやつだよ~なんて言っているうちに暗くなってきます。今日は曇りということもあって16時半なのにすでに真っ暗。エゾシカの鳴き声が暗闇に響き渡っていますがまだ夕食まで時間があるな~ということで大工仕事。明るい投光器をセットして手元を照らしながら怪我をしないようにスライド丸鋸をつかって切ったりインパクトドライバーでネジ留めしたり。気温は0℃近いけど風が無ければそこそこの防寒で肉体労働はちょうどいいぐらい。午前中に作業を進めておくのが北国の今の季節の働き方でしょう。
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女将の食旅
恒例の女将様希望の海産物食い倒れ日帰り旅へ。いつものように好物の厚岸のカキへ・・と急きょ、途中の中標津郊外におすすめの牧場カフェがあるということで立ち寄りました。その名もCafe Beco。窓からの風景はまさに北海道の牧場。
重みのあるソフトとしっかりしたプリン。氷がなかなか解けない2重のガラスコップと食器も店内も落ち着きのあるセンスのいいもの。
ロケーションもさすが東北海道。旅人に人気出そう。
カヌーや釣りでよく行った別寒辺牛(ベカンベウシ)湿原。水鳥観察館2階からの眺めはやはり素晴らしい!
今回の厚岸でカキを食べるぞ~は馬場商店の「海鮮焼ゆっけ」という食堂で。道の駅は最近ちょっと高いなぁ・・と感じていたけどこちらはその約3分の2ぐらいの値段で良心的。地元の方がラーメンなどを食べにくる入りやすい雰囲気もいい感じで生ガキに焼きガキを堪能。(ちなみに帰路、中標津のスーパーで買ったサロマ湖のむきガキは5個で98円と爆安!厚岸の10分の1ぐらいの値段。もちろん美味だったけどこの価格差はなぜ??)
そして頼んだあさり汁が巨大!!普通の倍はあるんじゃないかという豪快さ。おすすめ!
最後は道の駅のおやき。おやじギャグが寒いけど甘さ控えめで、あんにオイスターソースが入っていてなかなか美味しかった。今回の旅はホント食べただけ・・次回はカキも一回休みにして次はホタテかカニかキンキか・・何にしようかな・・
パラダイス!
また行ってしまった僕らにとってのパラダイス。国後島を眺めつつロッドを振るとこの季節は美味しいコマイが釣れるのです。
「なんで俺は小物ばっかりなんだ~!」と言っていたM名人。サケ釣りのときの余ったエサのイカやカツオの切り身よりエビが一番釣れました。
やたら重い!なんとか抜きあげるとホッケ・?よく見るとアブラコだ!ホッケとアブラコは両方ともアイナメの近種だから似ているのです。
よくロフテッド軌道を描くS嬢のキャスティング。足元の防波堤や岩場近くに落ちるのでカレイやカジカなど釣れる魚が違う!
今日も3人で40匹ほど釣れました。修行のように疲れた体にムチ打ってきれいに捌き真空パックに。カレイは塩焼きにしてすぐに食べたけどやはり2日ぐらい冷蔵庫で寝かしたほうがより美味しくなるなと思いました。大きめのコマイは汁物、」小さめのものは干物にして朝食用にすることが多いけどまた違う料理法も考え、冬のお客さんに出す予定です。
四寒三温
フライ&エサ釣りウィーク2024秋
この秋も神奈川Y氏とドライフライでトラウトを釣るために道北の名も知らぬ小さなダムへ。ここはこの時期いつも天候が不順で雨と曇りと風とミゾレが交互にやってきますがライズはポツポツとあり、これぞ止水のドライフライフィッシング、という楽しさを堪能できます。
ここはウグイ君は生息しておらずライズを狙い撃ちすると40センチぐらいまでのニジマスがフライを吸い込みます。
型は小さいけどたまにくるアメマス。
滝上町のホテル渓谷。ここは食事も接客も良く、卓球もできてコスパ的にもおすすめ。
渚滑川本流は苦戦・・濁りと増水で川通しに遡行もできずに厳しい洗礼。濁りの無い支流へ。
魚影は少ないながらもY氏が大物をヒット!しかしネットイン寸前にバラシ・・そしてゆったりと逃げていくニジマスにまさか来ないよね、と思いつつボクがフライを鼻先に落とすと反射食い!
2人でゲットした今回一の弾丸レインボー。型は50cmほどだけど素晴らしい引きでした。
そして海へ。ここの釣り突堤はホント素晴らしい!5分ぐらい歩くとトイレはあるし柵があるからまず落ちないし無料だしコマイは釣れるし・釣り禁止の場所ばかりになる中、こんな遊び場が斜里や網走など北海道にも増えてほしいと切に思います。
2人でコマイ約40匹、ソイとカレイが一匹ずつ。針も餌も大きかったので30cm級が主体です。ムニエルに白子の味噌汁で堪能!タラの仲間だけに美味しい魚です。なんか骨とか体の構造がアメリカナマズと似ている・・
雨のち曇りのこの日は川湯ビジターセンターでアカエゾマツの原生林を見ながらゆったりとマス焼きを食べて湖へ。
紅葉も終盤。紅のカエデだけが葉を残しています。
10年ぐらい前からこの時期、フライで釣れるのはウグイ君ばかりになってしまったのでザリガニ釣り!Y氏は落ちている枝に糸をつけて狙っています。しかし今年はザリガニも少ないのかなぁ・・?ゆでて食べるほどは釣れなかった・・
何十年もあちこちで散々ルアーフライをやってきたボクらは近年、原点回帰というべきエサ釣りの楽しさを再発見。特にのべ竿での浮き釣りが面白いけどさすがに広~い湖ではルアーロッドで浮きを飛ばします。
エゾウグイ君は”最初は”力強い引き。ウグイ君とともに30cmぐらいになるとかなり楽しめます。
エサはデカいドバミミズ。現地調達をするのがまた楽しくオッサン2人がガキに戻っています。
原生林のに囲まれた最高の環境。後ろの森ではクマゲラ、ヤマゲラ、アカゲラが鳴いたり木を叩いたりエゾシカが叫んだりしています。
お湯を沸かし倒木に腰かけて昼食。
のべ竿に玉ウキ付けてすぐ近くのウグイを釣っていると飛ぶわ跳ねるわ突っ走るわでしばらく糸鳴り音を響かせたあと、ニジマスだと思ってようやく上げたのは銀ピカのサクラマス!こんな近くを回遊してきたとは!
今回はエサ釣りの楽しさを再発見。ルアーフライオンリーの人たちには白い目で見られるかもしれないけど(昨年までそっちの立場だった)釣りの幅が広がり魚に対する理解も深まりました。今後もまたフライ、ルアーそしてエサ釣りも楽しみたいと思います。
楽しむ秋
フライフィッシング。毛ばりを巻く、ラインの重さをつかって投げる、そして魚を釣る、という技術が必要なだけにそれを習得する過程など釣りに行く前からこれだけ楽しい釣りはなかなかありません。近年はめっきりやる人が減ったようだけど、道具の値段も含めてきっと業界の力不足でしょう。管理釣り場などではルアーの10倍ぐらい釣れるのになぁ・・などと考えつつフライを巻きます。
斜里岳もついに今日で林道も閉鎖となりました。この秋は天気もイマイチで冷えることも多くこんな雪化粧も連日見られるようになってきました。そろそろ紅葉も終盤。北海道では広葉樹はすべて葉っぱが落ちるので森が明るくなります。川の釣りでは葉っぱが流れてきて釣りづらいけど・・
ヒグマ出現!
今日は知床で自然観察。宿近くの来運公園でもサケの遡上を見られましたがオンネベツ川も最盛期の5分の1ぐらいはいました。これは産卵された卵を狙っているカワガラス。その場所を見つけたら食べ放題!?
知床五湖へ行く途中、川みると2つの黒い影が!ヒグマがサケを獲りに来ていました。母熊は狩りを見せようとしているようだけど参考にしているのか見ちゃいないのか、子熊はとにかく母親に離れずついていきます。
母はすぐにバシャ~ンという音でサケをゲットしたよう。子供が心配そうに見ています。
獲ったサケは子供に渡して再び川へ戻る母熊。
ほら坊や、がんばりなさい!という声が聞こけてきそうな様子。今回はこんな感じで親子のクマがしばらくの間、200mぐらい先で生活を見せてくれました。さすが知床。望遠レンズと双眼鏡を持って来てよかった!
刺身のために釣る
昨日、一昨日と天気のいいうちに2台とも冬タイヤへ交換。平地の日中は11月末以降にならないとまず凍結しないけど、峠越えや朝晩走るときの万が一に備えます。
サケがあまりにも釣れないので今まで午後しか行かなかったのに今シーズンは朝から(といっても6時ぐらいから)出陣することにしました。若かりし頃は早起きが苦手で夕方釣れるフライフィッシングに没頭してきたけど、昨今、早起きしてみると意外と普通に爽やかに起きれます・・これって歳だな(涙)・・そして知床の磯へ。雨が降りそう・・
サケの気配は全くなくジグにも来ないのでエビをつけてぶっこみ釣り。かわいいカレイとフグが釣れました。フグは怒ってふくらみギューギュー言ってます。2つともリリースしたけどフグの方のハリスはボロボロ・・ホント歯が鋭いのです。
3回投げると一回あたりがある感じで30cmと35cmのマガレイが釣れました。さすが知床!このあと急に雨が強くなり強い北風に変わり波も出てきたので撤収。このように急変するのも知床の天候。一匹は刺身用にサクにして冷蔵庫で2日寝かせて熟成予定。きっと最高の味でしょう。海が荒れる時は湖へ。湖がべた凪のような釣れない時は海へ。忙しく楽しい季節がやってきました!
至福の場
道北イトウ釣行2024秋
何年ぶりかの道北。例年11月と5月に行っていたのですが魚の減少により釣り自粛期間となったためM名人、小動物カメラマン江戸っ子W氏と10月に行ってみました。いや~水も空気も暖かいわ。現地に向かうときには、THE北海道のエサヌカ線は外せません。道北に来たぜ~を実感。
川にはハクチョウがそこかしこにいます。
釣り開始30分でいきなりっ!W氏が95cmの大物をゲット!!何年通ってもこんな大物なかなか釣れないのに・・こんなことがあるのが釣りですね。
水面のざわつきがめっきり減っているので魚は確かに減っているのでしょう。でも問題になる2~3年前からあんなに足元にいた小魚やエビも減り、それに連動するようにイトウも減っていたように感じるのボクだけでしょうか・・でもウグイ君、エゾウグイ君は急に増えているような・・水質か・・化学物質か・・?
いつもお世話になっているトシカの宿。窓の前の湿原の雑木林にはエゾリス、シマリス、小鳥たちもやってきて和ませてくれます。
5年ぐらい前からボイルも少なく、ひたすら投げて引く釣りになってしまったイトウ釣り。M名人は葦の布団でくつろいでいます。ちょうど虫も蚊もいなくて暖かく気持ちいい天候。
雨の中、川の中の一本の杭となっている2人。投げ続け、ひたすら投げ続ける忍耐。この釣りは忍耐の芸術であります。
狙いが当たった自己記録の102cm。重すぎて持ち上がりません!人生を楽しませてくれた魚に感謝!