夏山シーズン始まり!

日曜日、斜里岳の山開きとなりました。山開きといっても6月1日から登山口までの林道が開き登ることはできるのですが、通常雪もだいたい解けて登山道整備も一段落し、一般の方も登れるよ、という感じが山開きです。神事も行われ、この日は天候に恵まれて約200人ぐらい登ったよう。特にヘリも飛んでいなかったので皆さん無事に??下山したのでしょう。ウチの常連Nさんも登ってきて花がキレイだった、と言っていました。想像よりかなりキツくて辛くて危ないところも多い斜里岳ですが、下山したときの充実感は最高です。チャレンジャーを自負する方は是非!

北海道を堪能する車

ケータハムスーパー7。オーナーさんに聞くと車重は400キロ代、エンジンはスズキの軽自動車のターボエンジンという異色。大型バイクより少し重いぐらいの車重に660のターボエンジンなら面白いのは間違いありません。そしてオープンカー。異常な暑さが続く北海道ですが、とはいっても本州よりは涼しいので風を感じて走るのは爽快でしょう。

そしていつも来ていただいている、T3TEC、TYIZさんのNSX。人生を楽しめるカーライフを伝え、教授してくれるTYIZさんはオンリーワン、ナンバーワンの人。いつも刺激をもらっています。北海道の道路は昨今の温暖化でボコボコだけど、またピカピカのNSXでお越しください!

斜里岳へ

今年も登山シーズンが始まりました。まずはウチの裏山、斜里岳へ。6月29日の山開きに備えて登山道整備です。今回は登山道の状況を知るために役場の人や観光協会の事務局長など多人数。さながらツアーのよう。

標識テープを付けたり、枝を払ったり草を刈ったり沢の踏み石を直したり。ウコンウツギもいい感じで咲いています。

半分ぐらいまで登るとかなりヤバいスノーブリッジがありましたが山開きまでには落ちそうです。

晴れた下界とオホーツク海の風景。

残雪は長さ5m~30mぐらいのところが数か所。踏み抜い2度落ちましたが落差も少ないところで無事でした。

今シーズン最後の花見(チシマザクラ)。馬の背手前まで行って下山しましたが、あと1週間は上二股から上の残雪の踏み抜きに特に注意です。今の斜里岳は危険度は高いので慎重に楽しんでください。

筋肉に疲労が残りながら今日は地元の小学校で安全授業。寒いこちらの冬に災害が起きた時にどうやって凍えないか、などを講義しました。オホーツクは災害の特に少ない地域ですが、もしものときに子供たちはしっかり生き抜いてもらいたいと思います。

4four登場!

神奈川のSさんの愛車CB400Four。50年ほど前のバイクなのに今見ても完成されたシンプルな形でなめらかなマルチサウンドには完成度の高さを感じます。最近はこういったお宝バイクでロングツーリングをする方は減ってきたので(大事にガレージに保管している・?)見られると嬉しさもひとしお。いつまでも残ってほしいバイクです。

急降下にジーザス

昨日は30℃近くまで上がり「冬用の厚い布団ではお客さんが眠れない」と短パン半袖で汗をかきつつ夏用の薄いものに交換しました。(手前は冬用、奥が夏用)・・しかし昼過ぎから気温が一気に15℃以上下がり10℃前後に・・ジーザス(涙)・・

そして今は4℃以下。これは峠は雪か凍結か・・布団も2枚使ってもらったり暖房を入れたりと気温に翻弄されていますが明後日には再び30℃の予報。今の北海道は笑えるほど気温が急変するのでご注意を!

津別峠から歩く

先週に続き、北海道東トレイルの津別峠展望台から美幌峠までの約10キロを歩いてきました。屈斜路湖の周りの外輪山の峠の中で一番標高の高いのが津別峠。この展望台は947mもあり左奥に見える藻琴山と約50mしかかわらず山岳展望といっていい絶景。

屈斜路湖と反対側には雌阿寒岳、雄阿寒岳が間近に望めます。ここへ至る道は北海道では珍しい急こう配の細い道ではあるけどキレイに舗装されているのでまだ行っていない人にはおススメ!これからのシーズン、湖が低い霧で立ち込めているようなときはここから絶景の雲海が広がることも多いです。

出発地点の逃げないエゾシカ。こいつがいるというこはダニーちゃん注意だな。

このコースは特に風景が素晴らしい!コースの多くが稜線沿いにあり標高も高いので屈斜路湖や斜里岳などの景観をずっと楽しめるのです。

947mの出発点から525mの美幌峠まで基本は下りだから楽だと思っていたけどけっこうアップダウンがあります。またダケカンバやエゾマツなどの大木の林を抜けるところなど変化もあり鳥も多く楽しめました。

最高の休憩ポイント。ただこの時のボクの温度計は27℃。暑かったので吹き抜ける風が嬉しい。今回の同行者は登山ガイドの大野さん。彼女は若手なれどベテランのような安心感のあるガイドさんです。帰宅したらダニーにやられてたとか・・

広大な美幌峠牧場を左に、藻琴山を正面に見ながら下っていきます。

岩が出てきてもうすぐ終点。ハクサンチドリが地味にお出迎え。

美幌峠着。この反対側は大勢の人でにぎわう展望所。天空のトレイルからいきなり俗世間に出てきた感覚。

〆は道の駅のクマザサソフト。実が詰まっているような重さで笹の香りがほのかに香る美味しさでした。北海道東トレイルでも今回の箇所は歩きやすさ、風景ともに素晴らしかったです。トレイルはスタートとゴールが違う場所なので送迎や車のやりくりなどが手間ですが歩くのが好きな人にはイチオシ。登山とは違うロングトレイルの自然の魅力が詰まったコースでした。このコースを作った方々、凄いなぁ・・

 

 

 

 

ペンキ屋

昨日は小雨と腰痛で休息日。今日も晴れのち雷のち小雨が何度も・という半端な天候に道具を仕舞ったり出したりと翻弄されつつ進めます。とにかくいつもように段取り8分。まずはマスキング。ヨロイ張りの板に沿ってのマスキングテープ貼りはホント面倒だけど白い窓枠のドアや窓に消えない茶色の油性塗料が付くので丁寧に貼っていきます。窓はマスカーというビニールの付いたテープで養生。

白の水切りにもペンキが落ちて付かないように、かつこの面が終わったら次の面も使えるようにと段ボールを細く切って差し込みます。

あとは塗るのみ。気持ちは半分終わった感じです。表面がかなり凸凹かつ毛羽立っているので刷毛の使い方にちょっとコツがあるのと塗料もかなり使います。一面4リットルぐらい。高圧洗浄機のパワーで塗料も3分の2ぐらい剥がれたので新しく塗ったところは色が若々しい感じです。

近くで見るとムラだらけだしあちこち塗料が飛んで茶色くなったけど遠くから見るといい感じ。今回は東側全面は終了。北側と西側は下部だけなので明日には終わります。この建物は建てて14年ですが太陽が当たっている面は結構痛みました。でも当たっている時間が短い面はまだ5年ぐらい大丈夫そう。紫外線とか赤外線とかの威力って自分の顔面でも相当ダメージ受けているけど建物も同じなんだとなんか親近感がわきました・・

ケルヒャーの威力

にわか雨が降ったりして延期していた離れの外壁塗り。母屋のほうは今さら塗っても手遅れなので”古い学校のようで味がある”ということにしてそのままに・・ただ離れのほうは女将から「外壁も塗りなおしてきれいしておくように」との命令。塗装面をなでると古い塗装と劣化した木の表面がボロボロ取れてきます。ブラシで取るか?と思ったけどそれだけで一日かかりそうだし吸い込んで体にも悪そう・・そういえば昔大工の親方が「高圧洗浄機で落とすんだよ」と言っていたのを思い出し、ケルヒャーをセット。吹きかけると木がめくれて毛羽立つぐらいの洗浄機の勢い!コケも取れていきます。でも古い塗装と粉のように劣化した木の表面が水と共に降ってきて体はドロドロ・・・なんとか剥がし終えたものの乾かないと塗れないので昼過ぎに終了。15時ごろからちょっとだけ行くか・・と湖へ。

すっかり樹々の葉っぱも茂ってきて雰囲気は夏。気温も20℃以上あり水温もかなりぬるくなりました。ウグイ君は入れ食いだけどトラウトはこの水温だと釣れないかな・・

あちこち歩いて投げていると釣れたのは禁断の魚。もちろん優しくリリース。釣りたいアメマスたちはもう沖の深いところにいってしまったみたい・・今シーズンはヒメマス0、ニジマス1、アメマスはそれなりと、あまり釣れなかったけどこれで終了。これから宿も繁忙期だし淡水の釣りは次は晩秋になるでしょうか・・

屈斜路カルデラトレイルを歩く

北海道東トレイルのハイライトステージでもある屈斜路カルデラトレイル。津別峠から藻琴山銀冷水までの25キロのうち今回は美幌峠~藻琴山登山口(ハイランド小清水)まで約14キロを知床のガイドpikkiのお二人と歩いてきました。入口は登山届け?歩行届け?というべきかQRコードを呼んで記入し送信する仕組み。手押し式のカウンターと合わせて先進的!

さっそくエゾシカさんのお出迎え。ということはいるよなぁ・・あいつ・・

いました!この時期はDani~ちゃんの季節。pikkiのお二人は急きょ参加で長靴だっけどこれが正解!ボクは登山靴だったのでズボンの裾から次々に足に登山してきました・・気が付き次第デコピンで弾き飛ばし。20匹ぐらいにたかられたけど幸い食いつかれたのは無し(だと思う‥今のところ)。

東トレイルで共通化された看板が立っていますが特にここは距離など丁寧に書いてありました。ただ表示されている数字が感覚およびGPSと合わないところがあったのはご愛嬌かも・・

絶景ポイントでは広く草刈りがされているところもありました。広いねぇ~北海道は!

意外に湖の見える稜線歩きは少なくて笹原歩きが8割ぐらい。広さを体感し哲学的なことを考えながら歩くのには最高でしょう。目指す藻琴山は・・遠いなぁ。

松の立ち枯れが多く在りし日の野付半島のトドワラを思い出します。この樹はたぶんエゾマツなので命名「エゾワラ」。

藻琴山へ近づくと花が出てきます。名前、教えてもらったのに忘れた・・

エンレイソウもあちこちに。

10キロ歩いたあとの登りはちょっと大変。おまけに斜面に入るとまだ歩いた人も少ないので片斜面となっていて笹の切り残しもありちょっと歩きづらい・・

藻琴山山頂!冬以外に来たのは10年ぶりか・・

屏風岩を振り返る

同じ場所の冬の風景。全く違う山みたい。

チシマザクラの花見をして下山。藻琴山の夏道は冬とは全く違いハイマツのトンネルの中で何も見えない・・。今日の所要時間はpikkiのiちゃんのハイペースに引っ張ってもらってちょうど6時間。お隣、摩周湖外輪山トレイルの制定に関わった私らとしては「なるほど、こういうトレイルか!」と参考になりました。次は下り主体で今回よりは楽と思われる津別峠~美幌峠間約11キロを歩きたいと思います。

 

 

 

今年も来ました

今年もウチに来てくれたベニマシコ。ここが気に入ってくれたのか昨年生まれた子なのかな・?また家の前のイタドリの葉の下を隠れ家としているのか観察したいと思います。