格闘!VS便器

ここ数日、トイレと格闘していました・・何日か留守にして帰宅するとトイレが水浸しに・・!何年か前に温水暖房便座の中の水が凍結してヒビが入りたまにわずかに水漏れしていたのだけど、漏れた水の落ちるところに受けを作りごまかして使っていました。が、ついにダダ漏れ・・フローリングにも浸透してしまったうえ、石膏ボードそのままの壁もカビとシミで汚れてきたので、思い切ってプチリフォームです。まず便器まですべて分解し取り外し。どう付けるのかすっかり忘れてしまったので、こんなもんだろう、と慎重かついい加減に取り外し。フローリングがそこそこ乾くのに3日。

次は換気扇やコンセント、棚やペーパーホルダー、リモコンなどを外し、窓やドア回りのマスキング。(このマスキングがいつも一番面倒・・)そしてコーナーは刷毛で、面の部分はローラーで塗っていきます。ペンキはアサヒペンの風呂用水性インテリアカラー。水で薄められるし、でも乾いたら水にも強いし使いやすいペンキです。床も水性のニスを塗りました。

写真を撮るのを忘れたけど、一番大変だったのは便器のカルシウム取り。重た~い便器を外の水道まで運び、サンポールを塗布。傷をつけない程度にステンレスのヘラで少~しずつこそげ取り金ダワシでこれまた少~しずつ、根気よく削りとりました。細かいところも歯ブラシで洗ってピッカピカ!(やったぜ!)新しいパナソニックの便座を取り付けます。

組み上げて完成!。水がどこかからダダ漏れしないか恐る恐る水を溜めて流すととりあえず大丈夫のようでした。あ~良かった。

 

 

冷え込みの造形 まだあります。

3月に入っても氷点下15℃ほどまで冷え込み、空気中の水蒸気が多いときなど条件がそろうとできる霧氷。すべての樹木が真っ白になり満開のソメイヨシノのよう。ここは通りかかった女満別の丘ですがあまりの美しさに車を停めました。こんな光景もそろそろ終盤。春が近いのか、まだ冷え込みが続くのか、待ち遠しいような寂しいような気分です。

海へ山へ

この週はチャレンジングな藻琴山から始まりました。行けるかなぁ・・と歩き始めたら徐々に風が強くなり地吹雪に・・

こんな感じ・・ということで稜線上まででここが今日の山頂、下山へ。寒かったなぁ・・

でも地吹雪の白化粧をした森はとても神秘的でした。

そして晴れ!天に続く道の90度海側、「流氷に続く道」も素晴らしい!

びっしりの流氷にオオワシ、オジロワシが少し戻ってきたようです。

やはり象の鼻への眺望は見事の一言。

遠くの流氷の上にはアザラシ”らしき”者が・・

急斜面を降りて登ってルベス岳へ。そして登って、登って・・

青空に続く雪原。山頂へ。

山頂から見る光るウナベツ岳。

国後島の羅臼山も半分見えます。

ここからの斜里岳もいつもとまた違った表情。

帰路は一気に降ります。ホント早い!

次の日にはルベス岳と反対側の斜里岳ルイベピークへ。トドマツとダケカンバの樹林帯には共生植物のサルオガゼが髭のように伸びています。

つがいのクマゲラが見られました。・・が、コンデジじゃ、ピントが合わない・・

やっと稜線へ。ここから視界が開けます。

東斜里岳の麓まで行ってみました。1300mを越えるここはさすがに絶景と極寒。

ウナベツ岳の沖にはまだ流氷がいっぱいでした。

国後島に押し寄せる流氷。

黒い雪雲が迫ってきたので急ぎ下山。

氷点下15℃で風があるとさすがにこたえましたがこんな日もそろそろ終了。きっといきなり春が来ると思います。

今シーズンのスノーシューツアーは例年より2週間ほど早いけど事情により終了します。やはり流氷や樹氷、冬の山の風景や動物たちには心打たれました。たまに耐寒試練もありましたがいい経験だと感じていただければ幸いです。未経験の方は是非来期に!

 

 

 

 

 

 

心の栄養

今回のスノーシューツアー週間は最終日以外は天気もよく最高の風景が見られました。ここは知床の流氷を間近に見る展望地。知床岬や羅臼岳をはじめパノラマの展望。しばらく静かに佇んでいたいところです。

いつものエゾシカと流氷。知床の冬の風景。

風も弱く冷え込みも続いたので夕焼けでサンピラーが出ていました。

天に続く藻琴山。霧氷の中を進みます。

北海道の冬山を感じる屏風岩への稜線歩き。

太陽さんに向かって樹氷を抜けて山頂へ。

これ以上の風景があるのだろうか・・という出来すぎの山。

名物、急斜面一気降り。一気尻滑り・・?

Tさんがスノーシュー、シューズ、スパッツを残して頭から滑って行きました(笑)

知床の崖縁の一等地はオジロワシの指定席。

舞台を見ているような男の涙上部の風衝地

ルベス岳へ。樹林帯の急斜面を大汗かいて登ります。冷や汗かいて下ります・・

稜線へ。氷点下10℃以下の北風が頬を刺すけど大パノラマは心に刺さります。

山頂直下の登り。ここも天に続く山。

極寒に耐えて一瞬の写真撮影。

じたばたしてます・・・

湾内が氷結した野付半島が良く見えます。

風裏の展望地を見つけてウチからとは違った形の斜里岳を撮影。

知床、エゾシカファームではオオワシが鹿を狙っていた・?

流氷と少女?

向かい風で岸沿いに乗り上げた流氷ならほぼ大丈夫。(隙間に落ちたり転ばなければ)

哲学者のように佇むオジロワシも知床らしい光景。ツアーやこんな風景を見た皆さんは今回も心に栄養がいきわたったでしょうか。まだの方は是非こんな風景と自然を感じにきてくださいね。

 

 

最上の風景 最高の楽しさ

モアン山へ。2つの板が離れて渡してあって足を開きながら慎重に渡ります。今のところ落ちた人はいないと思うけど・・

水墨画のような薄い曇がひろがっていたけど、ここは北海道の広さを体感できるところです。

入り口近くにある大木。開拓時代に残したと思われますが、残した木の基準を知りたいです。樹齢300年ぐらいかなぁ・・

神の子池はこの日はオショロコマがなぜかお留守。

鹿は歩きやすいこの浅い川の中を移動に使っています。雪は潜ってしまって歩きづらいのでしょう。ここの定住者カワガラス。

THE知床の風景。

ちょっと警戒。

水中の氷が青くなっています。

流氷、知床、斜里岳、あちこちの湖、阿寒の山々、大雪のパノラマの広がる藻琴山。

屈斜路湖は前面氷結した上に雪がうっすらと積もり真っ白。

山頂への稜線。いつも心に残る場所。

山頂直下。コケます。尻制動が安全。

緊張と爽快感が止まらない一気降り。今年は雪が少ないのでたまにハイマツ踏み抜きでやはりコケます。

斜面ではこれまたコケます・・楽しいです。

ツアー週間のときはそこそこ低い気温で良かったけど昨日は14℃!夜も10℃で一晩中南風が吹き荒れて雪も一気解け。畑の秋まき小麦の緑が出てきました・・こんなことはかつてなかったので心配・・流氷も知床方面はまだウチから見えるけど網走、紋別方面は遠くに行っちゃったかも・・もう春かい??

 

 

 

この気温は・・

下が外気温。例年はこの時期は最高気温が氷点下7℃ぐらいなのに20℃近く高い気温で2月としては過去最高です。道路は沼のようになり固かった雪もぐしょぐしょでタイヤがもぐる感じ・・このあと必ず冷えてカチカチツルツルになるのでこんな時期の暖気は「暖か~い」なんで喜んでいてもいいことはありません。生態系にもいろいろな影響も出てくると思うので気構えはしておこうと思います。

青い水、青い空

神の子池をよ~く見ると30匹ぐらいオショロコマが越冬中。年中水温一定のここは魚にとっても冷暖房完備の快適空間なのでしょう。

池を見に行く、だけのツアーではありません!新雪を存分にラッセルしたり滑ったり飛んだり登ったりとスノーシューの威力と楽しさを満喫できるツアーです。

流れ出している川では水生昆虫を探して食べているカワガラスをよく見かけます。

今年は積雪が少ないけど藻琴山は登りも下りもやはり素晴らしい!楽しい!

トドマツの樹氷の向こうにはようやく全面結氷した屈斜路湖が広がっています。(黒く見える湖面も透明な氷が張っていました)

ハイマツの踏み抜きに少し戸惑いつつ一気に下ります。

ダケカンバの樹林帯からは「雪が重いよ~」と聞こえてきそう。

知床のツアーでは歩き始めると最高のタイミングで晴れ上がってきました。ヒグマの爪痕。

原生林を抜けると水平線の彼方までの流氷原。

エゾシカと流氷。知床の冬の風景。

象の鼻から流氷原、知床岬、知床連山を展望。風もなく太陽さんの暖かさを感じていつまでも居たくなりました。

鳴き声を聞いてよ~く探してみるとオジロワシのつがいが氷の上でたたずんでいます。

フレぺの滝からも知床連山と多数の鹿たち。

フレぺの氷瀑は自然の抽象芸術。

今回のビックリはこのゴジュウカラ。頭上1メートルぐらいのところに飛んできて逃げないのです。人間は大丈夫だ、としっかり認識しているのでしょう。今週も最高にいいツアーができました。明日ごろから急に暖かくなるようだけど、まさかもう春じゃないよね・・・?

 

 

羅臼の流氷

流氷に囲まれたシャチはいなくなったようですが、羅臼の流氷を見に行ってきました。知床岬を周って羅臼側へ流れ出した流氷は動きも早く、押し出されたものなので凹凸が激しく、また沖合いの氷が来るので砂などの汚れがなくてとても綺麗。藍色の海に真っ白な氷が映えます。後ろは国後島の羅臼山。ホント距離は近いけど地政学的にますます遠くなったなぁ・・

羅臼港には約80羽のオオワシ、オジロワシが集まって観光船から与えられる餌を待っていました・・・防波堤にもびっしり。とりあえずワシたちを見たいという方にはいいところではあります。

海からそそり立っているのがわかる羅臼岳。高い!

つがいでいることの多いオジロワシ。

見事な飛翔姿も見られます。

南へ下って野付湾で夕方1時間だけ釣り。凍った海のこの雰囲気が好きなのです。また食べてみたい魚がいます。

狙っていたのはガジとかギンポと呼ばれているウネウネ、にゅるにゅるした見た目も蛇のような嫌われ者。でも実は美味いという魚。時間が無いのでテントも張らず、穴も人の開けた穴でやってみたけどチカのみでした。氷の上に置くと10分ぐらいで凍ります。

風もあり体感的にはホント寒かった・・帰路はサンピラーを見ながら1時間のドライブ。道路には雪も少なく平和でいい一日でした。

 

氷の造形

昨日の朝は氷点下20℃まで冷え込みましたがこんな日の朝は家の周りでもハッとする光景がひろがっています。玄関前のシラカバの太い幹にも氷が結晶化して雪印の針のよう。

車も面は霜が、角張ったところは枝と同じように結晶化した氷が付いています。

ウチのゴミステーションの網の部分も綺麗に結晶化。

枝もエビの尻尾や雪印の針がくっついていました。こんな光景も日が当たって数時間もすると解けて無くなります。ツアーで行く原始の自然の素晴らしさは特筆ものですが身の回りの現象にも癒されます。また次の冷え込みのときはどんな光景が見られるのか楽しみです。

厳冬!スノーシューツアー

この辺で一番気温の低い時期が流氷の来る今の2月初旬。しかし1週間ほど前の0℃前後の暖気で霧氷の付き方が例年のエビの尻尾と違いアイスキャンディーのようになっているところが多かったです。そしてこの日はは一気に冷え込んで藻琴山は昼で氷点下15℃。日差しも弱かったけど風も弱かったので登ることが出来ました。

登るにつれて霞が取れてきてオホーツクの一面の流氷も見えてきました。

北海道の冬山の美しさと歩く楽しさを特に感じる山頂を望む稜線歩き。雪庇の踏み抜きに注意して進みます。

屈斜路湖が凍っていない!・・例年なら1月中旬には凍っているのに・・春のトラウトの釣りが早くできるぜ~なんて喜んでばかりもいられません。そのうち生態系に影響が出るのは必至でしょう。

最後の急斜面を登って山頂着。最高の気分ですが冷え切る前に厚着。

風が当たらず日差しの当たる場所を探し、お湯を沸かして昼食。低温でボクは手の指先が、Sさんは足先の感覚が・・・巷で高評価のテムレスのウインターグローブを新しく買って使ってみたけど自分には氷点下5℃ぐらいまでなら軟らかくて暖かさも充分だという感想でした。さすがに氷点下15℃は厳しいかな・・

知床へ。天に続く道は一本の白い道として伸びています。

沖合い10キロぐらいまでは流氷がびっしり。秋までの海水温があまりにも高かったので心配でしたがとりあえず氷は来ました。やはり冬はこの風景こそ知床でしょう。でもなぜかオオワシが少なかったな・・・

スノーシューを履き新雪でコケるとお尻が足より低く埋まってしまいなかなか立ち上がれません。山の中で一人でコケると「コケただけで遭難!?・・」と焦りますが掘ったり踏んだり柔軟に動いたりして足をなるべく低い位置に持って来て手やストックを使ってなんとか立ち上がります。皆で行ったときはあたふたしているのを見ているのがちょっと楽しい!?(悪趣味)

男の涙も流氷がびっしり。冷たい風が嫌なのか鹿たちは森の中にいました。

暖気の名残でフレぺの滝上部の草はアイスキャンディーに。

帰路、ちょうど流氷原の向こうに沈む夕日が見られました。

モアン山へ。ちょっと怖い小川の橋だけど余裕を見せてくれるKさん。いろいろ、かなり、とても楽しませてくれました。

こんな牧草地の真ん中を歩かせてくれる牧場の方の心の広さに感激。

皆さん健脚だったので全員登頂。春になったらこの下の「牛」マークを見て「あの山に登ったんだな」と思ってもらえれば2度楽しめるでしょう。

西別岳に向かって降りていく感じ。積雪が少なかったので両脇に笹が出ていましたが登山道は大丈夫。

風の当たらないカラマツの森の中で昼食。こんな場所で食べるカップ麺もカップパスタも最高です。

いつも感心してしまう「自己責任」の看板。遊びって基本的にこれですよね!現代社会の中では周りにも自己にも「危険を察知する能力」を学べる、感じ取れる場が少なくなってきているので、そんなこともツアーで感じ、お伝え出来たらと思っています。

ツアーは連日低温でしたが、それだけに雪がすべて結晶化した雪印に!厳冬期らしい体験の出来たツアーとなりました。やはりこの時期のスノーシューハイクは素晴らしいです。