今年の楽しみは長くていい

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一時離れかけた流氷も北風でまた戻ってきて相変わらず期待以上の風景を見せてくれています。まず見つけた遠音別川河口の流氷トンネル。気温は低くてももう春近し。陽射しが強くなってきていて融けて凍ってでツララも発達。車のタイヤ周りにつく氷はやっかいですが流氷はまた違った表情が楽しめます。

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鹿たちはちょっと痩せてきて、美味しくなさそう、いや、気の毒ですが彼方まで続く流氷原をバックに絶壁の上にいる光景はなかなかです。

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この日の最後は夕映えスポットで知床一人気のあるプユニ岬。いつも最後の日の入りは雲に入ってしまうことが多いですがそれでも流氷原が紅く染まる風景は極上です。それにしてもみんな大砲のような凄いレンズのカメラを持っているなぁ・・

フレペのヒゲ

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今日もたくさん見た素晴らしい風景の中の一つのフレペの滝の氷結部分。吹き上げる風に滝の水が凍りついたものですが、自然が作る造形には究極の美しさがあると思います。行かれる方は双眼鏡があると特に楽しめるでしょう。

ワタリガラスと流氷と

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北米のインディアンの中では位の高い神であると言われているワタリガラス。しゃがれた声でカアカア鳴いたり、カポカポ言ったりする北の国からやって来るこのカラスを見ると不思議な感覚を覚える、やっぱり何か雰囲気の違うカラスなのです。これらのことを知りたいかたは作家で写真家の星野道夫さんの「森と氷河と鯨」を読んでみてください。

幻想 斜里岳

Photo 暖かい空気が入ったようで、みるみるうちに海から濃霧に包まれましたが、よく見ると斜里岳がうっすらと浮かんでいる幻想的な風景が!こんな状況は数分でしたが良いものをみられ、とてもいい気分でした。

今年は凍らず?

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連日晴天ツアーですっかり顔だけ日焼けしてしまい美白?とは程遠い顔面になっていますが、この日は裏摩周へ。ここの風景はホント雄大で、この日は流氷のオホーツク海と遠くに根室海峡の流氷まで見えました。また摩周湖は今年は凍るか微妙なところですが今のところまだの様子。あの山、この山色々見えますがスノーシューでどれも登って見たい山ばかりです。

成長したヒゲと、これもしぶき氷か?

Photo_3 やはり風の影響でフレペの滝もヒゲ状の氷を結構成長させて、たくましくなりました。(別名、乙女の涙なのにヒゲか・・)

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滝の上周辺の枯れ草の茎も滝からのしぶきで凍り付いてあちこちアイスキャンディー状態。地中を通ってきた比較的暖かい水が急に外の冷気の風にさらされてできる一つの芸術です。

網走で遊ぶ

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Photo_3 監獄以外にも実はいいところ満載の網走。網走湖でワカサギ釣りをしようと湖の流れ出しを見ると例年どおりゴマフアザラシが寝そべっています。あんまりにもだらけて寝ていたので、ちょっと声をかけるとこっちを向いてくれました。起こしてゴメンね。そして釣り。今年はとても魚が少ないようで3時間がんばってようやく50匹ほど。でもこのようにたまにとてもよく引くウグイやカレイがかかってきて網走湖の豊かさを実感。帰りには能取岬周辺も散策してよく遊んだ一日でした。

裏山ブリザード

Photo_5 連日ツアーで楽しんでいますが、昨日は一昨日に近くのエトンビ山登頂に挑戦するも8合目で雪で断念したため関西から来たNさんと再び挑戦。途中から風の音がひどくなってきて、こりゃ上はそうとう吹いているな、と覚悟し、斜面からその稜線に出たとたん吹き飛ばされそうな地吹雪。「♪ブリザード~ブリザード♪」なんて歌っている場合ではなく、ときおりしゃがんで突風をやり過ごし、なんとか山頂にたどりつき写真をすばやく撮って直ちに下山。稜線から下がるとほとんど無風という不思議な状態の中下っていきましたが、山から畑にでるとまたしてもブリザードが・・でも直線の終点に停めた車に向かうこの写真はなんか北海道らしくて気に入りました。もちろん無事帰着です。Photo_6

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極上の風景

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候と流氷の状態がピタリとマッチした日はそう多くないのですが、この日のツアーはまさにそんな日に当たりました。大型のキツツキであるヤマゲラを見ながら知床の原生林を抜け、断崖絶壁の上から見下ろす流氷は開氷面も見えて海と氷のコントラストが素晴らしく、陸を見ると知床連山が先端部に近い知床岳まではっきりと見える眺望。風景が大きすぎてカメラに収まりきれない迫力です。また大氷原をバックに鹿たちが草を食む風景も知床ならでは。この日は時間があったため、ちょっと食事を遅らせて流氷原に沈む夕陽まで堪能。最後まで最高の時をすごせたツアーでした。 

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青空と流氷原

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ここは知床。原生林を抜け、鹿や鳥達の居所におじゃまして人気の無い断崖絶壁の上から見る水平線(氷平線・?)の彼方まで続く流氷原は、疲れていても、嫁とケンカしていても、すべてがリセットできてしまう、そんな魅力があります。今年は今のところ大方の予想に反して流氷が安定して接岸している状況。まだ見たことの無い方、今年はまだの方、必見です。(モデルは元ヘルパーのカブちゃん)