流氷さん今年もありがとう!

流氷が去って行きました。知床五湖ツアーへの行きには氷のかけらが点在していたけど帰りは無くなっていました。また戻ってくるかもしれないけど、流氷さん、今シーズンもとりあえずありがとう。

M名人の差し入れ!地元北見で並んで買ってきてくれたこのチーズケーキはしっとりとふんわりの中間の食感。さすがカーリング娘たちのモグモグタイムです。

午後から天気が回復し快晴。気持ちよさにふらっと近所へお出かけ。海に続く道の春。

宇宙展望台までもすでに除雪されていてこの風景を堪能しました。

左下の一の字に白く見えるのは清岳荘。右の谷を逆くの字に登っていくのが夏の登山道。あと3か月でもうあそこを歩く夏山シーズンなんだなぁ・・とおもうと少し焦って遊ぼうという気になってきます。

昨日の夕映え。ちょうど雲の中から山頂が現れました。

宿も今日からGW前まで休館になります。遊ぶ、直す、作るの毎日ですが、そんな日々の様子を上げていきますので、宿の休みに何やってるんだろう?と思う方はお付き合いくださいませ。

朝のお魚製作中

先日釣ってきた大漁のチカを醤油、みりん、砂糖の液に漬け込み「干し」へ。最近あらためて見直しているのがこの干す作業。気温が低いので凍ってしまうことがおおいのですが0℃近くなるとまた解けてを繰り返してたんぱく質が分解され、うまみ成分のアミノ酸が増えます。焼いたときも生魚を焼くより残る水分量が多くジューシーだと「ためしてガッテン!」でやっていました。乾燥具合もカピカピになると台無しなので毎日チェック。釣って食べる、キャッチ&みりん干し。楽しく美味しい冬の楽しみです。

私とオオワシの日常

昨日釣ってきた小さい大物。15センチもあったのできっとチカに違いないとおもい図鑑で調べました。チカは腹びれの位置が背びれより少し後ろ側についているけどワカサギは同じぐらいかちょっと前。で、結果はワカサギ。図鑑やネットによると最大は15センチで寿命は通常1年だが2年、3年と生きるものもいるとのこと。そういえば一昨年は小さい魚が多かったからそれが育ったのでしょう。

その30匹ぐらいの大物はハラワタをとり他の中小物と一緒に塩でもんでぬめりをとり水洗いして干し網へ。これで3日ぐらい水分を抜いて熟成させてから甘露煮を作ります。

買い物ついでに近くのオオワシのポイントへ遠くの木の上に留まっているオオワシ。斜里岳とのコラボが見事。

やはりサケの遡上の少なさからか例年の10分の1ほどの20羽ほどしか来ていません。でもその少ない獲物のサケをついばむオオワシとそれを横からつついて食べようとするカラスの攻防が面白く、「おいっ邪魔すんな!」という声が聞こえてきそうでした。

帰宅するとサンピラーが樹々の向うの藻琴山の上に出現。薄く扇状にも広がっていて後光のようでした。

 

皆で食べる

昨晩、大雪の中、地元の特産品を地元の人が食べる試食会である「特産品の夕べ」が開かれました。高校生からカフェまで自慢の一品が出ましたが、それぞれレベルも高く楽しく美味しい時が過ごせました。

こちらはtokotokoさん。さすがのセンスとバランスです。

そして今日は雪かきや、動物に持っていかれたサケとばの補充分を作成。朝とこれを書いている今(夜9時)の気温。極寒・・と数字だけみるとそう思いますが、冷え込むときの多くは風が無く意外にそれほどでもありません。星がキレイだったので外でゆっくり見てきたほどです。一昨日から本格的に冬。楽しみでもある季節がやってきました。

ついに大雪

およそ24時間で40センチほどの積雪となり、これでついに根雪となりそう。そんな吹雪のなかでも玄関先で元気に動き回っていたのがシジュウカラたち。このカラ類は北海道の真冬でもホント活発に動いていて寒くて縮こまっている人間に元気をくれる鳥です。

しかし吹雪には勝てず今日は家の中でサケとばのカット。ちょっと干しすぎると固くなってハサミで切るのも一苦労・・

出来たものは真空パックで冷凍保存。普通にビニールにいれて冷凍しておいても1週間ほどで冷凍焼けしてきてしまいますが、これなら大丈夫。年末からお出しする予定です。お楽しみに!

やられた!

今日は真冬日だけど晴れ。空気が澄んでいて気持ちいい!

しかし知床方面はいつものようにどんよりと雪が舞ったり曇ったりしているよう。そして製作中の干しておいたサケとばを見ると・・・

網が大きく破かれてサケが半分無くなっている!!・・・3匹分、およそ60人分のサケトバがぁ~(泣)・・・周りには食べ残しも全く無い?しかも猫がどこからか来ている・・?網の高さは2メートル以上はある・・イイズナがロープを伝ってきたのか?いや、それにしては網の破け方が大きいしサケがキレイに無くなりすぎている・・やはりカラスが持ち去ったのか・・そして網から落としたときのかけらや食べ残しを猫が食べに来ていたのか・・しかしここまでやられると悔しさよりも見事とたたえたくなる。が、許さんぞ!犯人め!(犯鳥か・犯猫か・・犯イタチか!?)

残った鮭と無事だった方の網の半乾きのサケの半身にカッターで切れ目を入れてさらに干します。あと一週間ほどで完成。今年はちょっと塩分控えめ、そして量も控えめ(涙)となりそうです。

 

働く日

隣のJ子さんから「病気や虫のついたのリンゴ、そのままにしておくと他にもうつって良くないよ」とのアドバイスから少しだけ実ったリンゴをすべて収穫。問題のあるやつはコンポストへ、いいやつは食べてみると・・甘くない・・なんか苦みがある・・ということで観賞用かな。不思議なことに農薬も使わず除草もせず放っておいて出来たリンゴは数か月経っても腐らず、乾燥してしおれていくだけなのです。(これが本来なのでしょう)

皆さんも注意!2年ほど前、急に冷蔵庫が冷えなくなって修理にきてもらい基板交換ということで出張旅費も含めて2万円以上かかったけど、原因はたぶんこれ!このP社のものは背面の右側の上下にあるのが吸気、左側が排気のようで吸気がホコリでびっしり!で、内部温度が上がって電気部品が損傷したのでしょう。年に一度は掃除をおすすめします。これは動かすのが重いので旦那さんの仕事ですね。

さて、ようやくハエもいなくなったし午後はサケとば作り。宿業の合間に釣ってきて、疲労困憊で意識が半分ぐらいしかない中、がんばってさばいておいたサケがこのときに労力を減らしてくれます。(今年はよく釣れたなぁ~)半解凍で扱いやすいうちになるべくきれいに包丁などで皮側のぬめりを取り(この作業が後で生臭さを減らしてくれる)粗塩をすりこんで1時間待ち、さっと水で流して干しました。

世間ではちょうど今、どこかの社長だかが10億円だかの所得を申告しなかっただの流用しただのと騒いでいますが、なんかホント違う世界です。自分の庭になったリンゴをかじって、釣ってきたサケで肴を作って・・なんて自分では最高に贅沢な暮らしをしているな、と感じました。ちなみに夕食はさばいたサケのアラで野菜たっぷりあら汁を作りました。銀ピカのサケを選んで使ったので特に美味かったです。

 

究極のグルメショートトリップ

女将の熱望により雨の中、厚岸のカキを堪能しに行きました。場所は道の駅コンキリエのオイスターバール(酒も飲める・・女将だけ飲んだ・・ボクはあっしー君)。いつものマルエモンとカキエモンに追加されていた「金のカキエモン」というホタテの貝で育てた・・とかいうものも賞味。

でっかいナガエモン、弁天カキも生ガキ、蒸しガキで。やっぱり美味いなぁ!一昨年までカキ嫌いだった自分がなんか損していた気分になります。

カキリゾット。濃厚なチーズがとろけます!

カキのアヒージョ。オリーブオイルってモタレないのですね。ニンニクも匂わないし。これも素晴らしい!

窓の向うに厚岸湾が広がる風景を見ながらのあっけしサイダー・・で我慢。風景は味を引き立てる!

〆はカキソフト。女将は最近出たウイスキー「厚岸」のかかっているソフト。刺さっているカキはモナカ。今日は北海道のグルメ満喫の一日でした。

贅沢なオマケ。道路の横の牧草地にはタンチョウがいっぱい。キタキツネはあちこちに。厚岸の町中ではでっかいオス鹿がメス鹿を追って目の前を横切りました‥ビックリ・・北海道の野生も満喫の一日でした。

遊びと食と

我らが清里町の誇る「酒菜屋 大田」さんの大田御前。これに中サイズのイクラ丼と味噌汁も付いて「ちょっと安すぎない?」という値段ととても美味しい味。連泊や常連のお客さんと「今日は大田さん行きませんか!」と行くこともあります。

昼間はこんな感じで最高の環境と開放感の中で釣り。(のんびり、はできずに結構一生懸命釣りをしてしまう・・)

新築してから「頑張ってる感」の伝わってくる「道の駅パパスランドさっつる」の雲丹クリームうどん。地元B級グルメの虹色うどんとともに温泉とセットで味わうと至福です。

こんなオレンジと赤の絵の具を振りかけたようなカエデの紅葉の下で釣りをしています。

50センチほどのニジマスが釣れました。

暗闇が迫る中、「なんか重いっす!あっアメマスだ!」旅の最後の最後にW氏が見事に上げた53センチ。今回は50オーバーのニジマス、アメマスにヒメマス多数、ウグイも多数ゲットと見事でした。W名人へ昇格でしょうか。

今日は女将の付き合い、という名目で北見でアウトドアショップ&釣り具屋めぐり。店頭からすっかり品物が少なくなってしまったフライフィッシング用品に寂しさを覚えながら、夕食は「マルシェ」でハンバーグ。ここは北海道にしては珍しく、ボリューム勝負ではないところが素晴らしい!何を注文しても美味しく外れがありません。

今日から宿は休館です。今シーズンも楽しく素晴らしい出会いがあり、悲しくつらい別れもあり、地震だ停電だ台風だと、またいろいろなことを経験したなぁ・・と感慨深い気持ち、そしてこれからどう生きていこうか‥などと哲学的なことを考えたり、北海道の田舎暮らしの楽しさを伝えていくことは変わらないにしてもその方法は他にもあるはず・・と思ったり。

来てくださった皆様、そしてブログを見ていただいている皆様ありがとうございました。明日からは普段できない場所の掃除から始めて修理やら会議やら。いや、まずは遊びからだな。

残った清里焼酎は空になっちゃったし、まぶたが重い・・おやすみなさい・・

北海道!の風景

今日はちょっと近隣へ・・

中標津町モアン山。有名な牛文字の山で冬は風景画のスノーシューツアーで行くところ。ここは畑作地帯であるオホーツク海側から裏摩周の清里峠を越えて太平洋側に抜けたところに広がる大酪農地帯。ウチの周りのパッチワークの畑の風景から緑一色の牧草地帯へと一変する産業の違いが面白いところ。

左向うに見える山頂がモアン山。冬はこの牛の寝転ぶところ越えて広大な丘を登り、下ってまた登るのです。雪のないときとあるときの風景の違いがなんか面白い。

そしてランチは別海町にあるカフェトランクの絶品パンケーキ!これはマカダミアナッツパンケーキ。

いっぱいサラダが付いていて、というかサラダ山盛りとポテトサラダ、ウインナーとチーズのかかったパンケーキのお食事パンケーキ。2人で半分づつ食べてちょうどお腹いっぱい。それにしてもここのパンケーキは絹のような目の細かいしっとりしたスポンジケーキのような美味しさ。別海方面に行ったときは素晴らしく美味しい水だしコーヒーと一緒にイチオシです。