久しぶりに裏摩周へ。写真は撮れなかったけどまだ氷結していない摩周湖の上にはオオワシも飛んでいて人は誰もおらず、風も弱くて極めて静かな、やはり素晴らしい無音の摩周湖でした。帰りはこれも久しぶりにテレマークスキーで半分ぐらいはサァ~と滑り、あとの半分はシュッシュツと歩いて夕映えの山々を眺めて温泉へ。今日もビールが美味いなぁ~
カテゴリー: 自然
絶景の冬山
スノーシューツアーの下見を兼ねて根北峠から斜里岳へ向かう稜線を目指して行ってみました。
目指すのはたぶん左下のピーク。山頂までは時間的に行けないのでとにかく大展望のきく稜線を目指しました。
ひたすらエゾマツ、トドマツ、ダケカンバの原生林を少しづつ登っていきます。最初はラッセルがきつくてハアハアゼエゼエの大汗・・昨年同様途中で断念か・・
と小休止すると数日前のスキーの跡を発見。これをトレースするとスノーシューの沈み具合は半分になり”行ける”と前進。
進んで休んで・・進んで休んで・・
寒冷で湿度が高くきれいな大気の場所に生息する、樹木と共生するサルオガゼ。休憩時の安らぎ。
ジャケットを脱ぎ、インナーダウンを脱ぎ、手袋と耳あてを外しハチマキをしめて2時間ほど登ると急に大きな樹木がなくなり展望が開けました。
目指すピークはこの上か!?
ピーク着。最高の達成感。南斜里岳へ続く稜線。斜里岳主峰にもよく似ていました。オホーツクの沖合には流氷もうっすらと見え自分の中の流氷初日。やはり山は素晴らしい。
来た道と帰る道。たまにハイマツやダケカンバの上にかぶっている雪を踏抜き、転びそうになりながら一気に下る。登り2時間半、下り1時間半で到着。大満足の充実感。心の中に無限にリピートする風景がまた一つ焼き付きました。
近所の自然
大集結!
冬鳥おいでです
斜里岳初冠雪
カムイミンタラへ
雨の高原沼の翌日、行きたかった大雪山の赤白緑コース(銀泉台~赤岳~小泉岳~白雲岳~緑岳~銀泉台)を歩いてきました。
外界に広がる雲海を眺めながら、今は亡きガイドの相棒Kと花の本を片手によく歩いたことを想い出しました。
爽やかな空気の中、一汗かきながら振り返ると遠くにウチの裏山、斜里岳をはじめ知床連山まで見渡せました。感激です。
山頂っぽくない赤岳の山頂でサンドイッチを出すと膨れています。2000メートルを超えているだけあって空気が薄い!だから疲れるんだぁ~・・と標高のせいにしたいけど、単に鍛錬が足りないのでしょう。
ここまで来ると森林限界を超えて別世界の風景、素晴らしい!これを見たかったんだ!こんな場所をしばらく歩ける至福の時。
疲れも、足の痛みも忘れています。白雲岳より旭岳を望む。360度北海道の峰々の展望です。
白雲岳の避難小屋へ。避難小屋といっても管理人のお兄さんもいる立派な建物。ちょっと古いけどしっかり作ってありました。それにこの小屋、夢のような風景の場所にあります。素晴らしい!!
緑岳に着きナキウサギの鳴き声を聞いているとエゾリスが!そしてリスの向かう先に天敵のエゾクロテンが!!エゾリスの「うぁっ!」という声が聞こえそうな驚きようは面白かったです。テンがボクに気を取られていたから逃げられてよかったね。感謝しろよっ!
高原温泉より登ってきた、たぶん双子の女性2人、昨日行った高原沼とその向こうのトムラウシを望みながら颯爽と降りていきました。この風景の中、オシャレなファッションと軽快な足取り。カッコイイ!素敵だ!
そして観光客でちょっと賑わう銀泉台着。
・・やっぱり大雪山は素晴らしかった。カムイミンタラを感じ取れた。百名山ということで皆、旭岳に登るけど、この白雲岳の周りはそれ以上に素晴らしいです。ここまでいいとは思わなかったなぁ~。是非晴れた日に登ってみてください。
(カムイミンタラ~大雪山のこと。アイヌ語で神々の遊ぶ庭の意味)