今日のルベス岳も昼から晴れ→曇→雪と急変。ちょっと急ぎ足で行ってきましたが、途中、見事な全層雪崩の前兆が!ここはいつもこんな感じになっているとわかっていますが、見るたびに気が引き締まります。気をつけなきゃ。
カテゴリー: 自然
スノーシューツアーウィーク
流氷が無い!という非常事態でもスノーシューを履けば非日常のあるいは原始の風景が見られます。まずは藻琴山。ホワイトアウトちょっと手前、という状況でもお二人は完璧な装備で楽々・?登頂。標高1000メートル。北海道の冬山です。
Tさんの横顔。ヒマラヤでもアラスカでもなく、藻琴山。氷点下10℃以下で霧が出ると人間も芸術に。
帰路の一気降り。一瞬の陽射し、展望。純白の輝き。
平和と静寂の知床五湖に中腰のオジさんがマッチしています。
五湖でもちょっと遊んじゃいました。
ルベス岳の急斜面。ここで皆さんの真剣な顔と引けた腰を見るのが一つの楽しみです(趣味悪っ~)。この日は8℃まで気温が上がり雪が一気に重くなりました。雪崩には要注意。
どうも最近日中スカッと晴れないけど、ルベスからの斜里岳と遠くに野付半島と国後島の風景をみるのは最高です。
知床、開拓者コースの元Mさんの住宅。崩れかかっていたのを少し修復し残すことになりました。知床には自然だけでなく、開拓と離農の歴史があったということをしっかり認識しておきたいものです。
暖気がもたらした芸術、雨氷(うひょう)で覆われた藻琴山。
樹木は雨氷の上に霧氷が付き2段構えの芸術。
快晴のち吹雪のち晴れのち雪。めまぐるしい藻琴山でした。
野生オンパレード
今日の知床方面のツアーでは野生動物がオンパレード。気温は低いながら晴天のなか、まずはアザラシ君が流氷の上で波に揺られながらまったり、というかぐったりしています。
男の涙はこんな感じ。流氷の具合は例年なら3月中旬ぐらいかな。
原生林。倒木や立ち枯れした樹木が輪廻を感じさせ、ボクは大好きです。
エゾシカたちもまったり、ゆったり。これは若者男子。
オオワシはゆったり滑空中。後ろは知床硫黄山。
象の鼻も春のよう。
キタキツネもまったり。今年はキツネが多いっす。一昨年のどんぐりの豊作→ネズミの大発生→キツネの増加・なのかな?
フレペの滝の氷爆は今がmaxでしょうか。いつもながら自然の芸術は素晴らしい。
帰路はアカゲラがコンコン‥カンカン。ツアー参加の韓国のFさんは「ここは野生動物のドキュメンタリー番組のようだ!」と感激していました。
そして家に帰ると
ウチの裏山が化粧して待っていました。
知床・冬
風景画 流氷初日
寒そうだけど
私の流氷初日
眩しい
今年の氷結
1年ぶりのルベス岳。空はお天気雪、気温氷点下8℃。先週の暴風雪でいきなり雪たっぷりとなり、樹木に水蒸気が凍りつく霧氷の中のハイキングとなりました。
山頂付近は、霧氷満喫。浮世離れした美しさです。
昼食用に半雪洞掘りに励むOさん。気温は低くても風さえこなければゆっくり休めます。
撮られてしまいました・・新雪で転ぶとスノーシューを履く足が体の下にいかなくて簡単には起き上がれません・・
知床半島の付け根にあるルベス岳。登山道もなく一般的には無名な山ですが、アクセスもよく、山スキーやスノーボード、そしてスノーシューハイキングにはちょうどいい距離で展望も素晴らしく(晴れていれば・・)ちょっと緊張する場面もありという、実は人気のあるとてもいい山です。
この積もり方です
暴風雪2日目。雪が少し弱くなってきたお昼時、スノーシューを履き完全装備で外へ。これがオホーツク海側の雪の積もり方、風下側には吹き溜まりで1~2メートル積もっているのに手前の部分は無し。建物などがあると風下側はこんな感じになりますが風上側と風の通り道は吹き飛ばされてほとんど積もりません。この後はいつも重機で除雪してくれるSさんのおかげで駐車もできるようになり、玄関前もスコップでキレイに除雪。(でも今も風が強いから明日も吹き溜まりを除雪か・・)住居を作るときもこのような風の通り道と積もり方を考えて駐車場や家の形状を考えれば余計な仕事をしなくていい住居ができるとおもいます。それら自然に立ち向かわない、共存、利用するという考えから作られたのが先住民族の竪穴式住居(半地下の家)。時間のある方は是非網走の北方民族博物館へ行ってみてください。