花の季節、来ました!

6月雪

昨晩3℃まで下がり、朝、雲の下の斜里岳を見ると・・樹木が白くなっていて積雪があったようです。

昼間は気温も上がったため小清水原生花園へショートツーリング

濤沸湖爽快ロード

車の通らない道を走って海沿いへ。ここは濤沸湖の東岸の爽快ロード。

カンゾウ はまなす

原生花園は咲き始めで目立つのはエゾキスゲ、エゾスカシユリもちょっとだけ咲いていましたが1週間もすればさらに賑やかになるでしょう。夏の終わり頃まで長~く咲いているハマナスももう咲いています。このハマナス、枝は恐怖を感じるくらいトゲトゲだけど花の匂いはいい香り。是非嗅いでみてください。

シーズン初・斜里岳登山

1チシマサクラ 2ブッシュ

昨日の日中開通した斜里岳登山口の清岳荘までの林道。雪の多いときに登りたくて、隣のYさんを誘い行ってきました。今シーズンの登山者は私たちが一番のようで誰もいない、足あともない、そして倒木だらけの雪の上を登って行きます。まずはチシマザクラ。こちらはシーズン最後のサクラでしょう。

3 4

雪のない時期はもう100回ぐらいは登っているのに、場所は同じなのに目線の高さと風景がまるで違うので、「ここはどこ?」状態。ところどころパックリと口を開けるスノーブリッジにゾッとしながらひたすら雪の上を歩きます。

5アイゼン 6

途中で軽アイゼンを装着。登りはこれでズルズルいかなくなりずいぶん楽ですが、岩の上を歩くときは逆に滑らないように注意。沢が雪の下にゴウゴウと入っていっていますが流れにのまれたら山より上の天に登れるでしょう・・・

7湖 8山頂

雪でさらに斜度のきつくなった馬の背を摩周湖、屈斜路湖を見ながらヒイヒイ登り、さらに登ると山頂。空は雲が多いながら見晴らしは良く、しかし誰もいません。オホーツク海、網走まで一望。

9連山 11野付

パノラマビューは知床半島、国後島、そして野付半島は地図で見る形のそのまま見えます。根室半島もクッキリ見えました。

10家 12グリ制動

よく見ると我が家も見えます。百名山斜里岳の山頂から自宅が見えるなんて結構な贅沢。カメラをズームいっぱいにするとちゃんとわかるように写っていました。そして帰りは靴で滑り降りるグリセイドー。馬の背の急斜面はちょっと怖いけどちょうどいい斜度。このまま旧道を駆けるように降りました。今回は時間的に新道コースは行きませんでしたが尾根沿いは雪は無く谷筋はまだまだ残雪、という感じでした。とても危険なスノーブリッジがもっと数多く発達するのはこれから2~3週間ではないかとボクは予想していますが、この同じ時期に行ったことのある人以外はしばらくは待っていたほうがいいでしょう。

 

新緑

斜里6末

麓も新緑色に染まってきた斜里岳。残り少ない残雪と相まって夕方は特に素晴らしい!来られた方、必見です。

一気に成長

新緑

昨日の斜里岳と小麦畑。恵みの雨で作物たちも「いまだぁ~!」と、一斉に伸びています。でも今日は気温も3℃、みぞれも降り北風で寒~い!

やっぱ行者にんにく

行者にんにく

人気NO1の山菜、行者にんにく。くさいっす、うまいっす。

行者6

この周辺では沢沿いの斜面に生えていることが多くスリルも少しあるけど採集は楽しい!エンゴサク7

エゾエンゴサクも咲いていました。山も春です。

野付へ

メロディー

野付半島への途中、メロディーロードに。ここはわかりづらいのですが、走ると確かに「知床旅情」のメロディーが流れます。ただ直線道路の長さの関係で途中で終わってしまうのがちょっと笑えるけど。

野付オジロ5月

冬、あんなにいたオオワシは1羽もおらずオジロワシだけが居残っていました。やっぱり適応力があるのかな・?

 

これが知床!

羅臼湖11

残雪の羅臼湖への道。ひとつ丘を越えると車の音もしなくなり静寂の大雪原。羅臼岳をバックに歩きます。

羅臼湖22

向かうは知西別岳の下。

羅臼湖33

羅臼湖を望む斜面でランチ。湖面は雪の上に水がたまり、青くなっています。

羅臼湖44

湖に向けてソリ、というか敷物滑り。ちょっとスリルで爽快。GWに知床峠が開通するのは毎年ではありませんが開通直後のここは、知床のガイドの皆がイチオシする最高の場所でしょう。

 

絶景!知床峠のちょっと奥

天頂山

冬の豪雪を除雪隊のがんばりで1日に開通した知床峠。そのちょっと奥の絶景ポイントまで登ってきました。

ここは天頂山という知床峠を挟んで羅臼岳と反対の山。この山に向かうには水のたまった噴火口とその横の急斜面を超えていくのがちょっとスリリング。おまけにこの時は突風が吹き荒れて危うい場面もあったのですが、この風景を見られたので大満足。次は風の弱い時に行ってみようと思います。

いきなり葉っぱ

葉っぱ

 

北海道の春の装いはいきなりやってきます。フキノトウにょきにょき、春の花パッパッ、そしてシラカバを初めとする樹々の葉っぱたちが1~2日で「じゃんけんパァー」というように開きます。明日から宿としてもGW、そしてハイキングウィーク。知床峠もとりあえず開通するようなのでさっそく行ってきます。残雪期の知床峠周辺のウォーキングは広大で雄大、自由で暖か。この季節のメインステージ。一度行ったら病みつきですよ!

ブラウンアウト

ブラウンアウト

 

ここ、わかりますか?家の駐車場側の畑です・・乾燥した畑の土が暴風に運ばれて幅100メートル、長さ1キロ以上にわたって土ぼこりで視界ゼロ。ホワイトアウトならぬブラウンアウト。あまりの土ぼこりで斜里、清里、小清水はどこも視界がありません。これは防風林をかなり切ってしまったからということもあるようです。でも昔はもっとヒドかったんだよぉ~と年配の方はおっしゃってますが・・

嵐のあと

風がおさまり、空気中に土ぼこりの粒子が残っている夕方はかなり夕焼けになります。あまりにも綺麗で隣のYさん夫婦も眺めていました。夜明けの来ない夜はない、晴天の来ない荒天はない、これも嵐のあとの楽しみです。