最高の条件

冬期知床五湖の初ツアーへ行ってきました。歩いているうちにどんどん空は青くなり、最高の天気に。

五湖晴れ

深い積雪の湖面の向こうの知床連山が素晴らしい!

1湖

バックの羅臼岳が大きく感じます。

五湖海

海にはおそらく最後の流氷。気温はプラスで風も弱くスノーシューハイキングには最高の日和でした。このツアー、今年は五湖の駐車場まで試験的に除雪され公開されましたが素晴らしいのは確かです。ただ今年のように暴風雪が続くと閉鎖も多く、除雪をする方も参加者も負担が大きく(参加者の負担はツアー代とは別に除雪費一人2000円)またガイド付きでないと行くことができないというシステムなので気軽に行けるところではありません。なんでもそうなのですが、世界遺産になる前は良かった・・という声も多いのも事実。冬に閉鎖された五湖への道路は正式には徒歩でも立ち入り禁止なんだけど、以前は行く人も少なく現実的には黙認されていて皆自由に行っていたのです。でも世界遺産となり知名度も上がり訪れる観光客が増えるとそうはいかなくなります。昔のように自由に行きたいという理想は今でもありますが現在の状況を考えるとこのようなシステムを作りあげて行くしかないのかな・?とも思ったりします。でもいつかはしっかり確実な自己責任でどこへでもいつでも行っていい、という世の中になればいいですね。

自分の頂上

今日は行ける!と判断し、強者女性2名と斜里岳ルイベピークへ。ゆるい登りをひたすら2時間歩き尾根へ・・

ルイベピーク撤退

ちょっと悔しいことに氷点下5℃吹雪でこれ以上はただの修行になると判断。ここが今回の頂上としました。それとここの尾根が天気の変わり目で隣の尾根は晴れていました・・

ルイベピーク下り

雄大さはさすが斜里岳。でもルイベピークは寒いなぁ・・HさんMさん次回こそいい天気のときにまた挑戦しましょう。

スノーシューツアー初春

暴風雪による吹き溜まりであちこち通行止めとなり行けるとことが限られているなか、今週は春を感じる鳥達の動きがみられました。

カワガラス

神の子池ではカワガラスのつがいが仲良く生活していました。

ヤマゲラ

知床では久しぶりにヤマゲラ(本州のアオゲラの亜種)とこんにちは。こちらがジッとしていると警戒しつつも食事のシーンを見せてくれました。

アカゲラ

アカゲラ、オオアカゲラ、コゲラも多数。ゴジュウカラなどのカラ類も多く、さえずる鳥も出てきています。

象の鼻2月末

流氷は行ったり来たりですが、象の鼻からの風景はあいかわらず素晴らしい!

そして・・

暴風雪2月末

今日も猛吹雪、陸の孤島。道路、交通機関はすべて止まってしまいました。今日帰られたOさん、Tさん、ホント出発できて良かったですね。あと2時間遅かったら出られませんでした。そしてこの除雪車、ウチの近くて壊れたようで一晩路上に置いてありました。フル活用で無理もかかるのでしょう。

それにしてもまた明後日も荒れる天気予報。気温が高く湿った雪が降るので除雪も大変。他にも大変なのが学校で悪天候による連日の休校で6時間授業が7時間になったり土曜日授業になったりと調整する先生もご苦労様です。明日のお客さんが来ることができるか・?ツアーはできるか・?まったくこまったことの多いこの冬です。

 

 

藻琴山編

やっと除雪が済み、開通した藻琴山への道。待ってました!そして晴れ。

もこと1

知床、斜里岳、流氷と三拍子プラス・・

もこと0

名物のトドマツの樹氷、プラス・・

もこと2

屈斜路湖、さらに・・

もこと4

久しぶりに大雪の山々も見えました。向こうからこっちも見たっけな・・。

もこと3

稜線歩きは見事な冬山。

もこと5

帰りは一気降り。少し慣れればふんわりふわふわパウダーウォーク。

やはり藻琴山は最高でした。

 

スノーシューツアー知床編

この一週間も知床と藻琴山へ行きました。その中での光景を紹介します。

男1

流氷は南風で行ったり来たりしましたがまた戻ってきて今日現在は海の色も適度に見えて最高にキレイです。

男の涙で一同染み入っています。

象0

クマの爪あとも派手についていて、これぞ原生林。

象1

エゾシカはもうあちこちにいます。流氷をバックに。

象2

予報がハズレ、知床が晴天になったこの日、ここ象の鼻は見事です。

フレペ1

フレペの滝の氷爆はやはり芸術。

フレペ2

知床連山も見事。

原生林リス

原生林ではエゾリスが食事中。メインは松ぼっくりか・・おじゃましました。

開拓

開拓者コースも歩きました。ズッコケているのを見ているのが楽しい!

熊五郎

知床のキャラ、熊吾郎さん。やっぱり知床はクマだよね。

サンピラ

帰りはサンピラーのような楕円の太陽が沈んでいきました。

 

陸の孤島

また暴風雪・・来られないお客さん多数、ツアー中止、丸1日半どこにも行けないお客さんも・・

今回は予報では大したことなく、ボクも気圧配置からして大して荒れないだろうと思っていたらハズレました・・

まず強風が吹き荒れ、雪もそれなりに降っていたのでたちまち吹き溜まりが・・

玄関大雪

 

玄関から出るのに苦労しました。

2日目の昼、風も弱くなりついに除雪車がきました。これだけ降るとブロアーという雪を飛ばす重機が一番威力を発揮します。

ブロアー

オホーツクは吹き溜まりで積雪が多くなるところが多いので、道路に全く積もっていないところと、

ブロアー後ろ

積もるところが交互に出来る積もり方。北海道でも名寄や朱鞠内のように真上からシンシンと積もるのことはほとんどありません。同じ積雪でも場所によりずいぶん違うのでそんな降り方、積もり方をみるのも楽しいですよ。

また年々冬にやってくる低気圧が増えていて気温が高く積雪が多くなっているのも確か。(こっちは温暖化だと今のところ積雪が増える)特に海の魚種の変化や流氷の薄さを見ていると海水温が高いのが感じとれます。これはど~も良くない感じがしますが、どうなっていくのかしっかり見ることとしましょう。

スノーシューツアー神の子池

甘納豆赤飯

神の子池でランチタイム。Kさんは北海道の味、甘納豆赤飯にチャレンジ。こちらでは、ホントに赤飯に甘納豆を入れる習慣がありコンビニでも売っています。他にもいろいろ「ほんまかいな・・?」という北海道の味があります。是非チャレンジを!

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今日は川だけでなく、神の子池でもカワガラスがいました。ピッ、ピッと独自の動きをする可愛い鳥です。

 

スノーシューウィーク1

2月もスノーシューで連日歩いています。つるつる1

氷点下3℃なのにこの日は霧雨。極めて珍しい天候で過冷却水という現象だと思います。そのため道路はテッカテカ・・

氷結2

知床では鹿にかじられた草の茎がアイスキャンディーになっていました。

裏摩周3

裏摩周への道は快晴、氷結。霧氷が素晴らしくキレイ。

裏摩周4

今年はまだ凍っていない摩周湖。裏摩周はさらに静かな展望台となっていました。

知床5

強い南風が吹いたため隙間の無かった流氷はバラけて海面とのコントラストが素晴らしい!

カワガラス6

神の子池へ続く川ではカワガラスが出迎えてくれました。

滑り降り7

何度か急斜面の滑り降り!これが一番安定!面白かったなぁ~

象の鼻8

知床、象の鼻。言葉では表現が難しい雄大さ。

連山9

フレペの滝まで戻ってくると知床連山モルゲンロート。見事な光景でした。

毎回ちがう表情を見せてくれる山、流氷、森、動物。参加者の皆さん、楽しんでいただけてとても嬉しいです。ありがとうございました。また行きましょう!

 

吹雪のあとの斜里岳 再び

はれ150204

吹雪も収まり、しばらくぶりに顔を出した斜里岳は麓まで真っ白。「やっと晴れた!」と心も晴々する風景です。天気予報ではしばらくは安定するようで、明後日からのスノーシューツアーは快適なツアー、しかし新雪ラッセルの汗かくツアーになりそうです。

予定通りの猛吹雪

今年は週末になると猛吹雪。ニュースでもちょっと大げさ気味に言うようになったけど今回は「数年に一度・・・」とかではない、いつもの猛吹雪。最悪を100だとすると75ぐらいでしょうか、16時ごろから風が強くなってきました。でも交通機関は止まり学校も休み(土日なので部活や試験が休み、演奏会などは中止)、道路も閉鎖でお客さんももちろんキャンセル。(東京のKさん、もし来られたら出ることができずに必然的に3連泊となっていたと思います・・・)時間ができたので、そば打ちをして楽しみました。あとは事務仕事や掃除などをしてたまったDVDや録画を見て晴れを待つとしましょうか・・吹雪の後はきっと素晴らしい風景がみられるでしょう。

猛吹雪0131