良い気になっていると

昨日朝で冬の営業が終わり、春の陽気なのに大げさなぐらい厚着をして湖へ。先日の釣果の様子だとまた釣れるだろう、などと高をくくっていたらアタリすらありません。上空のミサゴもオジロワシもトンビも水面近くには降りて来ず、にぎやかなのは白鳥とキツツキだけ。昼から夕方までM名人とねばりましたが結局ボウズ。人に優しい天候のときは魚には厳しいようです。

帰りの道路沿いはエゾシカ天国。道いっぱいに群れがいたり、わざと車に体当たりしに来るんじゃないかというぐらい目の前に飛び出してきたりと油断なりません。これから森に草が生えてくるまでは道路わきの草を食べに出てくることが特に多いのでご注意を。

 

早くもゲット!

明日からのツアーに備えて藻琴山へ下見。暖気が来てから登っていなかったのですが来てよかった!雪の状態が一変・・いつものハイランド小清水分岐点からの登りは雪がかなり解けていてハイマツこぎになりそうで止め、キャンプ場側を調査。雪面はどこもオールクラストしておりカチカチに。試しに片側だけスノーシューで歩いてみたけどつぼ足側もほとんどもぐりません。スノーシューもアイゼン部分を突き刺す感じです。明日以降の寒いときに登る方は軽アイゼンぐらいはあった方がいいかも・・

展望台から屈斜路湖を望むと5分の4ぐらいすでに氷が無い!これは
行くしかありません。

昨年より1ヶ月早い釣り開始。こんな寒い日に誰もいないだろう・・と思っていたらいました(笑)知床のガイドE氏。さすが元釣具屋さんの釣狂、ちょっとしたらさっそくヒット。

短い時間に50弱のアメマスを2つゲット。見事です!

寒い!ロッドのガイドは凍り付き指がかじかみます。おまけに山の装備に気を取られて釣りの装備がおろそかに・・ズボンとタイツは薄手、ジャケットとネットまで忘れて、ロッドもラインと違う番手のものを持ってきちゃったのです・・アホか・・

芯から冷え切り我慢の限界・・といったときに釣れました!!超嬉しい初物。体型が回復途中にある53センチのアメマス。お腹の出っ張りは沖で食べたワカサギか、ウグイか、ハゼ系の魚か・・で、寒さに負け撤退。でも大満足。

帰路、とにかく温めねば!と川湯の足湯へ。強酸性の硫黄の温泉はホントよく暖まりました。次回からは大げさなぐらい完全な装備で通うぞ~!

ラスト!氷上ワカサギ釣り

今シーズン最後のワカサギ釣りに網走湖、女満別側へ。シーズン終盤の女満別側は例年ハズレがなく好調。しかし昨日までの暖気と昨晩の少しの積雪で長靴の足首までスボッとビシャビシャの雪水にはまってしまいます。でも水の下の氷は分厚くて大丈夫。今日はテントを張ると暖かさでテント内が池のようになってしまうので今期最初で最後のテント無しの露天釣り!寒さに弱いおじさん2人でも風も弱く晴天の今日はちっとも寒くなく気持ちいい!

近くのテントの横ではトンビとオジロワシが落ちている魚を狙っていました。

やはり絶好調!アタリは一日中ひっきりなしにあり、ちょっとぼぉ~っとしていると全部の針に釣れてきます。ただ今年はちょっと小型が多いかな・・

トラウト狙いの置き竿にはこんな感じでカレイが連発・・ブドウ虫でもワカサギでも底でも中層でもどこでもなんでも食ってきます。ウグイも釣れたけどトラウトは不発・・

帰りに橇を引いているとトンビが20羽ぐらいボクらがいなくなるのを待っていました。

オジロワシも何羽か待機中。ワシやカラスたちは人の行動をよ~く見ているのです。写真には撮れなかったけどクマゲラも近くでドラミングしていました。そしてワカサギ釣りは大漁のうちに終了。次は本命のトラウトのルアーフライが始まります。またまた楽しみ~!

 

 

オコジョ返し

まだ釣りに行ったことがないサロマ湖でキュウリウオが釣りたい!場所はさろまにあんさんに聞いてM名人、知床K氏と出陣。気温は氷点下で微風、曇り時々雪だけど地元のおっちゃん、じっちゃんはだれもテントを張っていません。なんであの寒さで平気なの??

最初の1時間ほどはなかなか釣れずボウズかな?とおもったけどポツポツ、ずっとポツポツ釣れました。アタリは限りなく小さく、魚は多くはないけど今日は食欲ないのね・・という魚の気持ちが伝わってきます。釣果は念願のキュウリウオとチカが半々ぐらいで約100匹。数は出なかったもののチカも能取湖のものより大きく20センチ以上、キュウリウオは25センチ以上のものも!引きも強いというか重くて面白い!

牙のような歯が特徴。この口と歯で結構小魚も食べるようです。

テントの上には鳴きながらハクチョウが飛んで行きます。

すぐ横ではオオワシ、オジロワシが釣り人の去った跡で魚を探して小競り合い。

今日は魚の加工。キュウリオウの語源であるキュウリの匂いを宿中に充満させながら開きにして4%の塩水に20分漬けて一夜干し、いや3日干しぐらいかな・・

そしてひらめいた”オコジョ返し”。犯人はたぶん上から来ている、との推理から木登りの得意なオコジョかイイズナではないかと・・網の上につるつるのプラ板で屋根を付けました。前回せっかくのサケとばとワカサギを台無しにされたので今度はどうだ!野生動物と釣り師の戦いは続きます。

 

 

 

極楽・盗難・極寒・爆釣

ようやく雪が積もって新雪を楽しめるようになったスノーシューツアーも、お客さんのいない日の休日もかなり充実しています。冬は楽しいなぁ~。まずは久しぶりに外国の方、フランスと韓国からのお客さんを神の子池へご案内。川沿いはまったく踏み跡もなく、ずっとラッセル。でもFさんはだれもいない雪面での転がるのが夢だったといって楽しんでいました。早く言ってくれれば、もっとどこでも寝れたのに・・

昨日は藻琴山の下見。しかし強風、極寒。すべてが凍り付いています。天気もイマイチでこんな日はツアーには行きませんが、下見ということでちょっと歩こうかと・・しかし登りで深雪、ラッセルでゼイゼイしているものの汗もでません。北斜面で北風なので背後からの風のため顔は大丈夫でしたが、なんか肺が冷える感じでヤバイかな~と温度確認。

氷点下18℃・・これで強風、山の中に一人ぼっちで夕方では・・・

そして胸までの踏み抜きとラッセルでハイランド小清水手前で終点。まだ人生楽しみたいのでさっさと下りました。この後は温泉で体を解凍。

ワカサギ釣りのために朝起きて玄関に出ると・・網の中のワカサギと製作中のサケとばが散乱!?・・

2メートル上に吊り下げてある干し網が破かれている!・・足跡から犯人はたぶんキツネの野郎。ジャンプ力とぶら下がったであろう爪の強さ、どうにかして破いた能力には脱帽。ただ悔しいのは食い散らかし。「ここまでやるなら全部食べていけよ!(怒)」

網走湖、女満別側では狙いのトラウトは出ませんでしたが、ワカサギは一日中爆釣!こんなに釣れていいのでしょうか?間違いなく日本一、というか世界一ワカサギの釣れる湖でしょう、今日は。

皆が帰るころにはオジロワシが待ってましたとやってきました。さて明日からも楽しもうっと。

 

天気が良くない時は

あの真っ赤な朝焼けの後2日間、湿った雪がそこそこ降りました。暖かく雨も降ったので積雪は20センチ増えたぐらい。予報だと猛吹雪!の臨戦態勢だったのにちょっと拍子抜け。町の人たちも吹雪の前に買いだめするようで、パンや総菜などがスーパーの棚から消えていました。そして昨日は小雪+北風にあおられながらなんとかボロいテントを張ってのんびり一人で網走湖へワカサギ釣り。途中の道はあまりのつるつる路面と強い横風で畑に落ちるかと冷や汗をかいたけど回り道して風の少ない山間部を走ったのは正解でした。到着し一度場所を変えて中央部でやってみるとそこそこ入れ食い!やはり悪天候だと釣りは好調です。でもただ釣っていても飽きるので、一回の糸の巻き上げで何匹釣れるか、そして2匹目以降の魚がエサを食ったときのアタリがわかるかを練習してみました。これはたまたま5本バリに5匹きたとき。アタリについては、2匹目が来たのはわかるようになったけどそれ以上は・・?ですね。釣果は5時間で300匹ほど。休憩したり食事したり、また針から魚を外す手間を考えるとこのぐらいが一般的にはMAXでしょう。これでしばらくは甘露煮をお出しできそうです。

そして今日、夕映えの斜里岳はちょっと山頂に雲がかかっていたけど見事!3日ぶりの太陽でした。釣りは難しくなるけど、やっぱり晴れは気持ちいい!

食いが激シブ

今日はお客さんがいないので、昼からK氏、M名人を誘い急きょ能取湖へ”チカ再び爆釣”を目指して出陣。しかし魚影は薄く、かつ食いは激シブ・・ワカサギより何倍も大きいのに竿に出るアタリはほんのわずか。しかし面白いのは穴の中を見ていると水深が1.5メートルほどしかないので魚が疑似餌に食いつく瞬間がわかるのです。チカが寄ってきて疑似餌やエサのにおいをかいでいるようだったり、少し突いて食べずに素通りしたりの多いこと!写真は一度だけあったトリプルヒット。魚は群れで移動していて、急にバタバタ釣れたり、パタッといなくなったりの繰り返し。そしてずっと穴の中を見つめていたので皆、肩と首が硬直・・・でもなんとか120匹ほどつり上げて終了。大漁ではないけど見釣りの面白さには満足。能取湖は好調か不調かといえばやはり不調でしょう。特に今日はコマイの姿は全く見ず。海の中が変わってきている感じがしました。いいほうに向かってくれればいいのだけど・・

仕入れ

朝食用のチカを仕入れに能取湖へ。M名人にはいつも強力な穴あけ電動ドリル、高性能のテントも出してもらっている上、食材調達の量も倍にしてもらっていて感謝です。

昨年はほとんど釣れなかったので今年もボウズ覚悟で行きましたが、先行者を見るとチカは釣れていたので少し安心して開始。真ん中のテントがボクらですが、右のおじさんは2つの竿を両手で使う二刀流の「武蔵」、左のおじさんは長く太い竿と大きなリールの「小次郎」、と勝手に名付けていましたが(もちろん知らない人)この武蔵と小次郎が寒い中、テントも張らずに朝から晩までよく釣ること釣ること!どの釣り場にも猛者はいるものです。

そんな猛者たちが魚を置いて帰らないかジッと待っているオジロワシのつがい。

氷の上でも待っています。(後ろは藻琴山)

そして今日は大漁!いつものバケツ満タンとフラシ(魚を入れる網)いっぱい。コマイは全く釣れなかったけど昨年のリベンジを果たせて満足。でもこの魚をすべてさばくことを考えると・・明日考えよう・・

網走湖の傾向

今日は風も無く暖かくてテントの中ではアンダーウェアー+シャツでも快適。でも水蒸気で湿度100%でカメラが少し曇っています。昼食はコンロでお湯を沸かして、カップスープにおにぎりとパンがだいたいの定番。最初に能取湖でチカ・コマイを狙おうと行ってみたけど、釣れるとたちまちいっぱい来る地元のおじさんもいなかったので早々に網走湖、呼人側へ。今年もチカは不漁のようです。

トラウト狙いのイクラに来たカレイ。ワカサギのぶつ切りでも釣れたのでホント貪欲な奴です。(ブルーベリー風味の人工イソメは全く釣れなかった・・ダメじゃん・・)解禁当初は入れ食いだった網走湖も10日ほど経ち、天気がいいと昼の一時あまり釣れなくなります。そしてこれからは例年だと釣れる日と釣れない日がはっきりしてくるのと女満別側が良く釣れるようになってくる傾向があると思われます。だんだんと流氷観光のシーズンになり観光ついでの釣り客も多くなってきますがそこそこ釣れ続いてほしいと願っています。

トラウトは難しい

今日は風も弱く晴れ間も広がり穏やかなワカサギ釣り日和。今回は網走湖の女満別側の釣り場へ。こちらは人も少なく広大で静かで、しかしメジャーな呼人側の釣り場より状況によっては良く釣れるいい場所です。北海道ではまだ学校も冬休みなので家族連れも楽しんでいて、ここに写っている人はほとんどが女性か子供。暖かいといっても氷点下5℃ぐらいなのに皆さん元気に外で釣っています。その横に一張りだけ寒さに弱く元気のないおじさん2人がテントの中でぬくぬくしています。(ボクとM名人)

雪の少なさはこんなところにも・・湖面の氷の上に雪が積もっておらず透けています。氷の厚さは40センチぐらいと充分だけど、下が見えるのはちょっと怖いかな・・たまにビシッビシッと氷の割れる音もします。ただ凍るときに体積が増えるときの割れる音だから大丈夫。

今日はトラウトを釣るぞ!とイクラを付けてみたり、小さいワカサギを付けてみたり・・しかしM名人はルアー+イクラでカレイ連発!

立派なウグイ君もゲット!さすがです!?

ワカサギは大型ばかり3百匹ぐらい。ホントよく釣れます。しっかり干してうまみUPと型崩れ対策、それから美味しい甘露煮に仕上げようと思います。