雪の日のおすすめ

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風雪が強くてツアーなどに出られない日のおすすめがここ知床博物館。といっても知床にあるのでなく、知床のある斜里町の中心街です。(知床は一般的に半島の部分で斜里の中心は半島より西)ここでは自然や文化の解説を一人づつ借りられる i Pod ナノで聞くことができ内容もとても濃くて、すぐに2時間ぐらいたってしまいます。目立たないところにあるのでいつも空いているのもいいのですが、やっぱりこのような施設は知床観光の中心地、ウトロにあるのが普通でしょう。ウトロの道の駅の隣の世界遺産センターという施設は内容が無いのでここに移せばいいと思うのだけど、そこは環境省の予算だ、博物館は斜里町だ、などと縦割りの意見を言われそうです。こういった自然だけではなく、政治的に不可解なことがあちこちに見られるのも地方ならではかもしれません。

来ました!今年初の暴風雪

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雪が少ない今年、ついに暴風雪が来ました。降雪とともに暴風が吹き荒れ、国道を初め道路はほとんど閉鎖、飛行機は欠航、JRは運休、学校は休み、会社も休みという状況です。首都圏は交通網が麻痺状態のようですが、こちらは麻痺とは皆思わずに「道路開いてないべやぁ~」「汽車も止まってるっしょ」「会社も行けないから休みだぁ~」という感じで、年に一二度あるいつものことと思っています。こういうときは野生動物と同じように家でじっとしているのが無難です。ウチも風下である南側の窓が半分以上吹き溜まりで埋まってしまいました。部屋、暗いなぁ・・

スノーシューツアー 知床グルメ・?

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知床方面に行ったときに昼食をとることが多いのがウトロの一休屋さん。特に特級の料理がこの看板メニューの鮭親子丼。真似するところもありますが、本家のここにはかないません。一番美味しい小ぶりで表面が凹んでいるイクラと、脂ののったトキシラズという早めに捕れる鮭の刺し身を秘伝の漬け汁で味付けし、芸術的に盛り付けした逸品。うまいっす。ホント美味いっす!

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食べたあとは歩きます。この日は体力があまっている方々?だったので最後にフレペの滝までまわりました。気温の低い今が一番氷瀑の発達しているときでしょう。双眼鏡でのぞくとヒゲのような不思議な造形物はよく見えます。海はもちろん一面の流氷です。

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流氷の上をキタキツネがエサを探していました。身軽なやつはいいなぁ・・

スノーシューツアーウィーク 神の子池

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冷え込むところにある湧き水の川の周囲にはこんな氷の造形物ができます。通常の川であればどんどん水が冷えていって川自体が凍結してしまうのですが、ここは摩周湖→神の子池の湧き水で水温が比較的高いので凍らず、飛沫が凍ります。

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ツアー参加の方たちと目をつむってまっすぐ歩く、をやってみました。結果はご覧のとおり、しっかり曲がっています。人間の感覚ってこんなものなのでしょう。目を開いていても山での遭難時は同じようなことも起こるので注意が必要です。ちなみにボクも昔、深い原生林でその遭難一歩手前のクルクル周り(リングワンデリング)をやってしまいました・・

スノーシューツアーウィーク 藻琴山

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名前は地味な藻琴山。しかし風景は超一級です。登り始めからパノラマ展望ですが、15分ほど登ると樹氷の世界。
被写体が多すぎてなかなか進めないという嬉しい悲鳴。

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後ろには流氷のオホーツク、知床連山、斜里岳、眼下に結氷した屈斜路湖と阿寒の山々、遠方には大雪連峰まで見渡せます。
もちろんわが町清里町も。

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40分ほど歩いて稜線に出ると目指す山頂が見えます。「あそこまで行くの!?」という感じですが、稜線歩きは意外に楽で展望もさらに開けます。ここからは網走湖、能取湖、美幌、北見の街々、女満別空港から発着する飛行機も眼下に。

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下りはキャンプ場方面に一気下り。雲の上を歩くように(歩いたことないけど・・)フワッという感覚が素晴らしい!でもコケる方はコケます・・笑えます。

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最後は斜里岳へ向かいながらダケカンバとトドマツ、エゾマツの原生林を降りて行きます。ここはやはり天気さえよければ最高の場所でしょう。

スノーシューツアーウィーク 流氷の知床

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ようやくびっしり流氷の来た知床へ。
群馬のEさんの珍しいトラブル。なんとストックをスノーシューの隙間に突いて引っかかっています。これを連続でやってしまっていたので可笑しかったです。あんなところに差す人初めてみました(笑)(Eさんゴメンナサイ)

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さすが知床。野生動物があちこちにいます。キツネもクンクンと餌探し。もこもこしていてずいぶんいい毛並みでした。
流氷の上空にはオオワシたちが餌探しか争いの様子。

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途中から快晴になり果てまで続く流氷をバックに男の涙(滝)も最高です。

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そして象の鼻へ。ここの風景は・・言葉にはできません・・

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羅臼岳も見えてきました。撮影姿のYさんカッコイイなぁ~

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帰路は夕映えの流氷。ただただ見て感じるだけで充分の風景。

スノーシューツアーウィーク 和琴半島

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吹雪だったこの日は行き先変更で和琴半島へ。風は強かったけど、川湯で美味しい蕎麦を食べて砂湯で白鳥にご挨拶。なんか抜けているというか、愛嬌のある顔です。

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ウチのほうのスズメは冬はいなくなりますが温泉の湧いている暖かい砂の上にいました。でも丸くなって寒そうでしょ。温泉が居心地良くて南に向かう時期を逸したのかも・・
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半島は原生林が残っていてこんな大木が結構あります。森好きにはおすすめです。

スノーシューツアーウィーク エトンビ山

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オホーツクの冬のピークである今、毎日のようにスノーシューツアーで出かけています。なかなかブログも更新できませんがその一部をご紹介。
まず地元エトンビ山へ登りました。これはもう軽登山ではなく普通の登山。しかし強者女子3名は軽々と登って行きます。

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ここまで3時間の登り。稜線に出ると斜里岳、知床、流氷のオホーツクが一望。疲れも忘れる最高の眺め。

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下山してきて清里ストレートロードの起点にて。先日一人でやった影と斜里岳。やはり皆でやると楽しさ倍増です。

地元の山

地元清里町の山 エトンビ山。新雪のラッセルで辛そうだなぁ・・とおもいつつ行ってきました。
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除雪最終地点に車をとめて道路を30分登ります。目をつむって歩いてみたらひどい千鳥足だわ・・ここは清里ストレートロード起点。さすがの風景。

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森の中、たまにしかやらない自分写し。だってラッセル+登りが辛くって、きつくって・・

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3つほどピークを超えて最後はこんな角度の斜面。雪崩に気をつけてスノーシューをうまく使わないと歩きづらい・・・

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3時間登って、やっと目的地である稜線へ。エビの尻尾が見事。

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知床に流氷が押し寄せています。・・で、見晴らしのいいところに出ると・・なんで曇ってくるんだよ!斜里岳、知床連山、摩周岳なんか見えてたのに・・

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一気に下って道へ。自分の足は長いんだなぁ~夕方のマジック!?

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ザックに入れておいたポカリスエットが凍っていました。氷点下10℃。でも登りは大汗。下りはちょうどいい。着いてじっとしていたら極寒に気が付きました。
やはり家の窓から見える山に登るのはいいものです。

やっぱり知床はいい!

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今年の流氷はなかなか来ないけど知床の自然はやはり素晴らしい!良いところは多いけど原生林へ気軽に入れる、ということが特徴の一つでしょう。大木、幼木、風倒木、放置されて自然に帰っていく森など表情は様々。
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もちろん動物も住みやすくて、ヒグマの爪あとなんかあちこちにあります。(今は冬眠中なので”ほぼ”安全)

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あちこち鹿だらけですが、キタキツネものんびりしていました。

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空には巨大なオオワシが滑空、たぶん下にエサとなるものがあるようです。

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このときは著しく天候が変化し、吹雪→晴れ→吹雪が何度か繰り返され、辛い時は森の中で雪やどり。

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なのに帰りは見事な夕映え。今日も幸せなスノーシューツアーでした。