2日間吹き荒れた突風もやっとおさまり、砂嵐というより土嵐で目も開けられない状況から一変、きれいな夕方がきました。
ハッとする斜里岳の夕映え。残雪期も見事です。
隣りの家の前にはサクランボの花が満開。なごり風にあおられてあっち向いています。
夕陽もきれいでした。空全部が真っ赤で何度見てもため息。
でもそれだけ空気中にほこりの残りがあるのかな・・?
6月1日より知床峠も開通のようで、遅い春夏同時という感じです。
なが~いトンネルを再び抜け、ようやく昨日から春がやってきました、今さらです・・急に暖かくなって花も葉っぱも急にパッという感じの咲き方。晴天と相まってとても嬉し気分でちょっと町内ツーリングへ。小学校の校庭は満開でした。
さくらの滝はまだ跳んでいなくて神の子池へ。ちょうど光が上からさしてとても綺麗。冬とは違った暖かさも感じます。
池の周りはエゾエンゴサク。10日以上遅い開花。林床を彩る早春の花で、この自然な青がとてもキレイ。
斜里岳は今、こんな感じです。山小屋清岳荘までの林道も今年は開通が2週間遅れて6月14日になるとのこと。
登山者の皆さん、このぶんだと残雪が多く危なそうなので7月以降の日程で登るのがいいかもしれません。
昨日は強烈な暴風雨でした。我が家の被害はわかっているだけでサッシ周りからの雨漏り十数カ所、煙突トップの損失、タイヤ入れとゴミステーションの転倒、損壊、2か所のコンポストのフタの損壊などです。新築や増築でサッシを購入する方、ガラスの四隅までゴムパッキンがしっかりはまっているものを選ぶのがポイントです。ウチはT社サッシのパッキンが新築時から少し短く、隙間があったのでそこから風に押されて雨水が噴き出しました。(自分でコ―キングして対策しているけど、商品の作り込みがあまいよ~・・)
そして畑の雪は一気に解け、土が凍っているためか浸透や排水が追いつかずあちこちで沼状態に。ビニールハウスもかなりの被害を受けたようで農家の方々は対応に追われています。
ウチでも我が家と隣りの畑に向かって、高いところの畑から農道を川となって流れてくる泥水を排水すべく、暴風雨の中に出陣。土管につまった泥をとったり雪を掘ったりして排水成功!よっしゃ!という感じです。これは登山道の荒廃と同じで根本的に畑より農道が一段低くなってしまっているのが問題。時間と労力と理解があれば、道を高くしたり、途中で何カ所も水切りをもうけて左右の畑に広く流すのがいいのでしょう。あと気がついたのは一枚の畑が斜度のある方向にとても長かったり、うねの方向も縦だから余計に水が低いほうに溜まってしまうようです。(なんて書いたら、素人が何言ってやがるんだ!)と言われそうですが・・でもこのウチの前の農道が登記上、清里町の土地で道として使っているけど地目は実は雑種地というやつでややこしく、町が管理していないのも問題。これは両面からの対策が必要なのでしょう。
一生懸命味わっているのが伝わるでしょうか?これはカエデの樹液のアイス。鹿がかじったりした枝先からイタヤカエデの樹液がしたたり、それが凍ってできた究極の知床スイーツです。このアイスの先はとても濃くて甘い、この時期だけ味わえるまさにメイプルシロップ。氷自体もほんのり甘い天然の味です。昔は山仕事をしたお父さんが子供にお土産として樹液を採取して帰ったとか。
一昨日までびっしりだった流氷も強い南風に押されて一気に離岸していきました。ここフレぺの滝のエゾシカもなごり惜しいのか、さっさと消えてほしいのかボケっと見ていました。
帰りに寄った知床半島の付け根、日の出漁港(知布泊)からの夕焼け。
今シーズンの宿の営業も今日で終了です。皆様ありがとうございました。
次の営業開始は4月26日からの予定です。
さて、休みとはいっても宿の修理や片づけ、会議、春からの営業準備などこの春もまた多忙な毎日となりそうです。
でももちろん遊びますよ~
休みになるほどブログの更新もまめにできます。宿のオヤジが休館中に何をやっているか・?またのぞいてみてくださいね。