行ったり来たり

Ryuuhyoumado
宿の居間から朝、海を見て「斜里の浜も流氷が離れてきたなぁ~」なんて言っていても午後になって見てみると一面真っ白に!北寄りの風に押され歩くぐらいの速さでみるみるうちに押し寄せてきます。こうやって行ったり来たりを繰り返し、暖気で解けることと相まって未練を感じさせつつ去っていきます。

自然美

ウチから見える水平線があまりにも光輝いていたので知床の森と海にに行ってみました。
 オシンコシントンネルの上にある森は意外に大木が残っていて、朽ちて行く巨木が残っているのも生き物たちにとっては良質な衣食住の提供でしょう。
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日没を待って海岸へ。このころになると風も強くなってきて少し地吹雪気味になり、夕焼けと相まって浮世離れした風景が広がってきて夢中でシャッターを切りました。

3月になると「今年ももうすぐ流氷とお別れか・・」と名残惜しんで何度も足を運んでしまいます。

雪の野付を歩く

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ここ数回、悪天候によりツアーが途中中止になったり、行き先変更になったりしてしまっていますが今日も悪天候により行き先をルベス岳から野付半島へ変更。風が強く寒かったけど、穴を掘ると快適なティーラウンジになりました。風景はさすが異彩のトドワラ。

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帰路は氷の状態や気象条件などを良く見て安全性が高いことを確認し、氷結した浅い沿岸の海の上を歩きました。雪の白と空の青の世界を1キロ以上歩くのも不思議で新鮮な感覚。

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オジロワシってイケメンだ!

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そしていつかは行きたい国後島、羅臼山。いつかは・・ではなく、そろそろ何年後に・・と言いたいところです。

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宿に戻ると斜里岳が雲を振り払ったように姿を見せてくれました。
なんで、ツアーのときばかり天気悪いんだよぉ~・・(泣)

裏摩周を歩く

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裏摩周展望台からの帰路、道路を外れるとこのような風景が広がります。
登ってみたい山があちこちに見られ、今度はどこにしようか、広大な風景の中で考えるのも楽しいものです。

大荒れ

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年に一度あるかないかの突風が夕方から朝まで吹き荒れました。最強レベルの猛吹雪で道路や鉄道は全滅。隣りのカフェのマスターは11時間かけて10キロ先の自宅までたどりついたようです。まだ風は強いけど北西の風だから流氷は押し寄せているでしょう。でもストーブの排気筒や換気扇なども詰まっちゃってこれから除雪と修理・・さあやるか!

興味しんしん

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急に春らしい陽気になってきて、動物たちも活発になってきたように感じます。神の子池からの帰路、川沿いに歩いているとミヤマカケスが近寄ってきました。カラスの仲間のこの鳥は警戒しつつもこちらに興味があるようで意外近くても逃げません。身体も重いのかパタパタッ・・パタパタッと断続的に羽ばたきながら飛んでいきます。木の新芽も膨らんできて少しづつ季節が進んでいます。

海の景色と山の景色

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昨日は藻琴山へ。ここもいつ行っても素晴らしい!!知床、斜里岳、屈斜路湖、阿寒をはじめ道東の山々、それに流氷と雪原の大地。この広がりは一番の場所でしょう。一度行けば病みつき。たぶんこれからもっと有名になっていくとおもいますが、未体験の方は是非ツアーに参加してくださいね。ちなみに下りも最高です・・

流氷三昧

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流氷がまだかなり残っている今年はそれだけ見所も多く、オジロワシ、オオワシなどが獲物を探す光景がみられます。

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そしてようやく快晴となった知床、ゾウの鼻と言われる断崖絶壁からの風景。知床岬から知床岳、連山が一望できる絶景ポイント。ロシアまで一面に広がる流氷が自然の大きさと神秘性を感じられます。

美・楽 神の子池ツアー

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神の子池スノーシューツアーは雪氷の美とちょっとした冒険の楽しいツアー。今年の寒さでしぶき氷があちこちで造形物を作っています。また道なき道を歩くのでたまには滑る場所もあり、童心にもどりワー、キャーいいながら降りる・?落ちる・?のも最高です。

押し寄せる

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今年の流氷は広い範囲で接岸しているのですが、特に知床半島の付け根、日の出漁港周辺には押し寄せていて流氷どおしが乗り上げ、ボコボコしています。もちろん漁船も陸上げされて冬眠中。たぶん今年の流氷は今が最盛期でしょう。海岸に出ると「きゅ~ぅ、きゅ~ぅ」という流氷鳴きも聞こえました。

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またそろそろ鹿たちの中には飢えや滑落で命を落とすものが出てきていてカラスたちも大宴会。でもこのカラスたちは北米のインディアンたちの中では位のもっとも高い神とされるワタリガラス。北の地方より冬の間だけ特に知床の周辺に多くやってきます。姿は尾羽が菱形から扇形に出っ張っていて全長もちょっと大きく、鳴き方も濁ったゴァァ~ゴァァ~とかコロコロ、カポンッ、カポンッという感じ。飛び方もこのように上昇気流をとらえてワシのようによく旋廻しています。このカラスに関しては星野道夫さんの小説「森と氷河と鯨」を是非お読みください。