北海道の春の装いはいきなりやってきます。フキノトウにょきにょき、春の花パッパッ、そしてシラカバを初めとする樹々の葉っぱたちが1~2日で「じゃんけんパァー」というように開きます。明日から宿としてもGW、そしてハイキングウィーク。知床峠もとりあえず開通するようなのでさっそく行ってきます。残雪期の知床峠周辺のウォーキングは広大で雄大、自由で暖か。この季節のメインステージ。一度行ったら病みつきですよ!
CB750Fのバッテリーを新調し、藻琴山方面へGWのツアー候補地の下見を兼ねて夕方ショートツーリング。車も皆無で快調に、しかし冬期、路面の滑り止め用に撒かれた砂に注意してどんどん登って行きます。
ハイランド小清水725(標高が725メートルだから)につき、藻琴山登山道入り口を見ようとおもって・・・どこだ?足あとがあり登り口は見えたけどご覧の雪壁。斜面に積もっている部分もあるけど吹き溜まりは3メートルぐらいありそう。でも雪面は締り、歩いてももぐらないところが多そうだから登ることはできそうです。
だ~れもいない小清水へ林間爽快ロード。ここは特に注意!この写真を撮った直前、コーナーを曲がると路上にエゾ鹿が3頭!なんか出そうだとゆっくり走っていたのが当たったけど、あ~ビックリした・・(むこうもかなりビックリしていた)特にライダーさん、両側が森のときはホント注意してくださいね。
なんか暑い・・宿の掃除を終わってそとの温度をみると28℃!このようにいきなり暑くなる春は虫も羽化して湖の魚たちはきっと活発にエサをとっているに違いない!とまたまたいてもたってもいられず、ロッドを抱えて屈斜路湖へ。週5日来ている知床のガイドS氏はアメマスを「おっ今度はウグイじゃないぞ~!」M名人はサクラマスを「サクラぁ~」と楽しみました。私も満足のいく釣り。藻琴山をバックにアメマスたちに遊んでもらうのは格別です。
一眼レフを持参し、偏光フィルターを初めて使ってみました。こうしてみるとアメマスの頭や背中が湖底の色と同化していて、カモフラージュ仕様になっているのがわかります。でもミサゴがよく上空よりダイビングしてアメマスを捕まえているのを見ると見える奴には見えるんだ、と関心。老眼だから見えない、なんて言っていたら野生の世界では食べていけないんだね。
暖かいので初ツーリングだぁ~と、ウキウキしながらCB750Fにバッテリーをつなぎキーを回す・・・なにもつかない、なにも音がしない・・接触不良か?と点検するも異常なし・・もしかして、と車からバッテリーをつなぐと一発始動!・・・バッテリーが急死されていました・・で、XLRで出発。
裏摩周への道は雪壁。こんなに雪が残っているのは初めてです。でも気温は15℃。少し厚着してちょうどいい感じ。
今の時期は霧も少ない摩周湖ですが、この樹木たちに葉っぱが出てきたらまた湖面がほとんど見えなくなるなぁ・・ここは国立公園特別地域なので、自治体から「見えるように切って!」と環境省にしつこくお願いして、ようやくちょっとだけ切ってくれるぐらいなのです。
神の子池への道も路肩にフキノトウの他は雪。まだスノーシューツアーできるわ・・
夕方だったので青さは控えめだったけど周りの雪が映り込んでやはりキレイ。人も数人しかいません。
帰るとこの風景。晩秋との違いは雪の積もり方と解け方でしょうか。畑の小麦はウォーミングアップ中。もう少ししたら一気に大きくなります。
干し過ぎた鮭とば。最高の歯固め&ご馳走。
今日シーズンインした北見から大雪山方面へ40キロほど行ったところにある釣り堀厚和(こうわ)に行ってきました。オホーツク管内で唯一の管理釣り場ですが、料金が安く一日やって1600円!(安すぎですよ~)キャッチ&リリースオンリーで、魚影は本州の釣り堀ほど多くないけど50㌢ぐらいのニジマスがけっこう釣れます。すぐ近くに屈斜路湖や他の自然河川があるけど、やはり釣れるのは面白いし、投げ方や釣り方の練習になります。今日の主役はブラウントラウト。欧州原産のこの魚は北海道では自然繁殖しているところもあり、駆除の対象となっているところもある日本の自然の中では微妙な立場の魚。今年は30㌢ぐらいのこの魚を釣り堀に導入したとのことでよく釣れました。でもいつかは原種を現地で釣ってみたいと思います。