お茶をする

美味しい冷茶を飲みたい!とすっかり何カ月も引きこもっている女将がNetで面白い道具を発見!ハリオのティードリッパー。大体一晩ぐらいかかるけどまずはほうじ茶と紅茶を入れてみた。味はまろやか!確かにお湯で入れるのとは違う。別海町のカフェで水出しコーヒーを飲んだ時も、なるほどこういう味になるのか!と感心。屋内にいる時間の長いこのご時世、どうも頭も固くなりがちだけど一般的にお湯で入れるものを水で入れるっていう逆転の発想は他のこと、釣りでも大工仕事でも町おこしでも応用できそう。柔軟さって大事ですね。

まだまだ流氷たっぷり

コロナの影響で道の駅も知床自然センターも閉まっていましたが、道の駅前の千葉商店さんはやっていました!ここは新しくできた食事処でまだ行っていなかったので入ってみることに。ランチメニューも1,000円以下と入口の看板に出ていたので安心。観光地の店は入ってみたらどれも高くてビックリ!というパターンも多いので目安の料理の値段が入店前にわかるのは入りやすくていいですね。そして頼んだのはエゾシカコロッケ定食。鹿の肉の味がわかるほどは入っていないけど揚げたてのアツアツを出してくれて美味しかったです。

天気は曇りでしたが知床連山も見えて流氷もバッチリ。3月になってもこれだけ残っているのは久しぶりかも。ここ男の涙やフレペの滝あたりまでくると海流の関係で流氷が動いているため海面も見えて写真も映えます。

山梨のSさん夫妻は普段は運動をしていないと言いながら体力充分。新雪ラッセルもかなりお願いしましたがガシガシ行ってくれました。そしてやはり象の鼻からの風景は見事。知床岬の上空には青空も見えて「これぞ北海道オホーツク!」を堪能してくれたと思います。

氷結

網走湖の湖畔を通るともう乗っても大丈夫なぐらい結氷していました。(でもまだ乗らないでね)この湖は淡水化の工事もあり表層はかなり淡水に近い状態で、水深も浅いので冷えて凍るのが早いのです。気温だけだとよっぽど寒い摩周湖はたまにしか凍らないので結氷する条件は気温だけじゃないのがわかります。

網走のスーパーで見つけた「美味しい」という噂の缶酎ハイ。コカ・コーラ初の酎ハイのようですが、最近の果汁入りの缶酎ハイはホント、果汁の味が良く出ていて美味しい!今日のような寒い日は暖かい部屋でこんな美味しいもので乾杯です。

サケとば製作

一晩かけて解凍→ぬめりを丁寧に取りながら3枚おろし→粗塩を塗り込み→2時間おいて水で塩抜き→干す→切り込みを入れてさらに干す→細かくハサミで切る という、かな~り手間のかかるサケとば作りですが、あの美味しさのためにはがんばります!今年は早い時期にサケを釣ったのでイクラや白子に栄養があまりいっていなくて身のほうが脂がのっていてかなり美味しそう。そのまま焼いて食べたい感じです。(トバには脂分が多いのは水分が抜けづらく冷凍焼けもしやすい難しさがある)

ハラスも塩をして塩抜きし、3日間ぐらい干します。

カマも同様に。美味しそう!明後日食べよう!

アラもかなり出ました。あら汁って美味いんだよなぁ~

15時から始めて干したのが21時。風は弱まったけど氷点下10℃まで冷えています。干す、というよりすぐにカチカチになりそう。でも凍って少し解けてを繰り返し熟成されてうまみが出るのです。サケとばは今の時期なら3週間ぐらいはかかるので年末には恒例の「ハサミで切ってもらっって食べ放題」ができそうです。

史跡と食を堪能

ボロすぎて崩れ落ちそうだった別海町の旧奥行臼駅逓所(おくゆきうすえきていしょ)。何年もかけて修復され、今年から公開されていたのですが今日が今シーズン最後の開館日ということもあって厚岸での食と合わせて行ってきました。たぶん新築するより5~10倍はかかっているであろうと思われる修復費用。一度完全に解体し使えそうな柱や壁、ガラスなどはすべて使っての復元。素晴らしいのは宮大工がやったであろう一本の柱でも使える部分と新しくする部分の継ぎ方、見事な屋根の柾葺。使える部分はあくまでも使うという、もう執念を感じました。解説員の方もとても詳しく丁寧に長い時間をかけてくれて感激です。おすすめ!

駅逓の少し先には50年ぐらい前に使っていた車両がひっそりと展示されていました。丸いのはターンテーブルかな・・?

ここが旧奥行臼駅。斜めに撮ったのではありません。電柱と駅の看板など全体的に傾いているのです。貴重な駅舎もかなり痛んでいて文化遺産として残すために早めの修理を!かなり価値もあるし使い方によっては人も呼べると思いますよ。

そして厚岸の道の駅でカキづくし。なんで今までカキが嫌いだったのだろう、と今も感じるほど美味い!!

蒸しガキに生ガキ、

カキピザにカキパスタまでいただきました。女将は厚岸のウイスキーも堪能・・あっしー君のボクは飲めません・・昨年からシーズンの終わりは厚岸のカキを堪能する!ということで駅逓とともに至福の一日でした。

おまけ・・ソフトクリームも美味しく、厚岸湾を風景が美味しさをさらに引き立ててくれました。ごちそうさまでした!

 

阿寒の一面

道東旅人宿の会の総会のため再び阿寒湖へ(釣りじゃないよ・・)。久しぶりに津別町の相生道の駅のクマ焼きが食べたくなり少し遠回り。味は普通のたい焼きと同じだけどヒグマだシロクマだと数種類のネーミングに少しひねりがあります。閑散期のため作り置きしてあるものを売っていたけどやっぱり作りたてが食べたいなぁ‥そして旧駅舎はカフェになっていました。

道東旅人宿の会のスタンプを集めてくれた旅人さんに当たるプレゼントの抽選会。もちろん超アナログで厳正な抽選です。(皆でくじのように引く)年々人気が出ているのでハズレも多くなってしまいました。当たらなかった方、ゴメンナサイ・

阿寒湖畔はレジャーランドでした!ホテル近くのボッケ散策路にあるカムイルミナというプロジェクションマッピングによるアイヌ民族の物語のミニシアターをぬかびらYHの塩崎さんと鑑賞。これをけっこうな音量で暗闇の森の中のネットに映したり

樹木に映したり

ボッケ(どろどろした泥の下から蒸気が出ているところ)から立ち上る湯気に光線をあてて演出したり、ガイドツアーでは光るステックを参加者に持たせて一緒に地面を小突いたりと、阿寒の森ではこんなことをやっているんだ!・・とビックリ・・知床では動物にストレスを与えるからナイトツアーは控えめにしようとか言っているのに場所が変われば基準も変わるものです。しかし知床や大雪のように原始の自然を見に来る、という旅行者は少ないようだし(本当は阿寒の原始の自然は素晴らしい!)多数派である一般の観光客を喜ばせるような工夫と設備を作る予算、そして国立公園の散策路にこれだけの仕掛けを作る許可をとる力には感心しますし参考になります。(阿寒湖の周りはすべて私有地だからかな・?)阿寒湖は釣りに関しても死んだワカサギを撒いてニジマスなどを寄せてルアーやフライで釣らせていたり撒きエサを飛ばしてエサ釣りをしていたりと来る釣り人も独自路線の方が散見されます。しかし先週と今回泊まった2つのホテルも5年ぐらい前より中国系の方もかなり静かになってきて旅の仕方が伝わってきているなと感心しました。料理の質も上がっていて滞在もおおむね快適。そしてどこでも一番の難問でお金に結び付きづらい「自然の良さを伝える」というソフト的サービスがいかに難しいかを考えさせられる阿寒湖でした。

 

 

獲物

今日の獲物はメスのサケ2匹。バラシが多かったのが悔やまれますが、さばくことを考えると1~2匹ほどで十分です。肉が美味しいのはオスなのですが、メスは・・

これ!筋子をお湯でほぐしたので多少白くなっていますが、これを醤油に漬けるとまた透明感が戻ってきます。今晩一晩寝かせて明日の朝食にお出ししたいと思います。これから来られる方、無くなっってしまったらスミマセン・・

北海道・山と川

今回の休みは十勝経由で富良野岳と上ホロカメットクへ。まず噂のナイタイ高原のナイタイテラスへ。途中の道も爽快ロード。北海道を感じます。

ここは室内!一面のガラス張りでよくこんな高いところにこれだけ立派で景観を壊さない建物を作ったものだと感心しきりです。それに軽食もどこかの道の駅のハンバーガーのように超高価なんてこともなくこのソフトも特にチョコが美味しい!

トイレまで風景を見せるという徹底さ。ウチも最初はこうでしたが植物が生い茂ってきました・・それにしても東川町と上士幌町は素晴らしい!これは行政も町民も強者が何人かいることの証拠です。我が清里町もこのぐらいはできるはずなのだが・・まあこれから見ていてください!?

たまたま釣り師のTさんより情報をいただき十勝川水系の川へ。ドライでは小物、沈めて38センチの弾丸ニジが出ました。この辺は堰堤ばかりの川だけど魚はそこそこいそうです。

夕暮れ時に十勝岳温泉の駐車場着。富良野、美瑛が夕焼けに染まっていました。さび色の濃い温泉に入って満天の星空を眺め車中泊。

早朝、歩き始めて「なんか寒いな」と温度計をみると0℃!標高も1200メートルを超えていたのでこんなものでしょう。

噴火口の上から日が昇ってきました。気温もみるみる上昇。

目指す富良野岳。遠く感じますが人の足って凄いものです。あんなに遠い山なのに2~3時間で行けるのです。

山頂をバックにチシマギキョウ(たぶん・・)

斜面では紅葉も始まっていました。

山頂からは噴煙の向うに十勝岳、次に向かう上ホロカメットク、遠くにトムラウシも見えました。

夕張岳と芦別岳のはるか向こうに見える富士山型の山は羊蹄山!ここまで快晴に恵まれるのは幸運です。

かなりズームで写しましたが、登山口の自分の車が見えます。稜線を歩いているとずっとこの出発点が見えるのでなんか安心感があります。

山頂でのんびりしているとシマリス君がやってきました。おねだりシマリスです。もちろん何もあげません。

しばらく稜線を歩いて上ホロカメットク山頂。さかさ川の山の奥、という意味らしい。最高の天気で風景を堪能しました、が・・

やっぱりきました。下りの膝の激痛・・途中でいい加減なテーピングをして階段状のところは後ろ向きになっておりました。こうなるといかに痛みが少ないように足を運ぶか・・ということばかり考えて風景を楽しめません。まあ充分堪能したからいいか・・無事下山。あ~辛かった・・

昨晩帰宅し、今日は午後から知床でサケ釣り!たまたまK氏も合流し人のいないところでねばってゲット。見事です。

ボクも今シーズン初のサケを上げました。よそ見していたら浮きが見えなくなっていてあれ~と竿を立てたら釣れていた!このあとカラフトマスももう一匹ゲットして計3匹。魚の少ない状況では満足です。

この休みも観光、川の釣り、登山、海の釣りと大満足に遊べました。やっぱり北海道は最高です!

 

 

 

 

晴天の釧路で食道楽

昨日はとても寒く峠は雪、山は真っ白。5月中旬というのに寒暖差の激しさは笑えます。そんな寒さにもめげず釣りに行きましたが現地ではめげました。そしてやっとこさ釣った婚姻色のニジマス。

そして今日は太陽さんの見える暖かいところに行くべ!ということで車検をとったばかりの、たった26万キロ?しか走っていない愛車ヴォクシーで広大な丘の続く酪農地帯を抜け釧路までひとっ走り。北風でオホーツク海側の天気が悪いときは南の太平洋側は良いことが多いのです。(夏は逆が多いです)もう何年ぶりだろう、というほどの久しぶりのフィッシャーマンズワーフMOO。幣舞橋(ぬさまいばし)共々よく北海道のテレビに映る場所です。しかしGW明けの週末だけあって人通りはどこもとても少なめ。

昼飯は有名な回転寿司「まつりや」。オープン少し前に店内に入れてくれました。ここも美味い!そして安い!目の前で見事な手つきでちゃんと「人間の職人さん」が握ってくれます。北海道の回転寿司の多くは素晴らしくレベル高い!旅行で来たら是非入ってみてください。

食道楽第二弾は六花亭のスイーツ。半分食べちゃったケーキを食べていない側からパチリ。そしてパフェも追加。どちらも甘すぎず美味しい!そして安い!糖質解禁全開摂りすぎだけどここもコストパフォーマンス最高です。店内は広くガラス張りでコーヒーも無料。北海道万歳!!

帰路は釧路湿原細岡展望台で阿寒の山々の横に沈む夕日と釧路川の蛇行を展望。やはりここが一番広大な湿原を感じられる場所でしょう。今日は心も胃袋もホットな一日でした。こりゃ太るわ・・・

 

東日本放浪

ここ北海道清里町より埼玉まで車で放浪してきました。今回はあちこちで休憩がてら道の駅に寄ったのだけど、地元とは関係ないような土産屋になっていたり、逆に素晴らしい地場産品や食事を提供していたりとかなり差が出てきたなというのが実感でした。力の入れようは店員の表情と態度にも表れるし、道の駅を見れば町のやる気をうかがい知ることもできるような感じです。

まずは北海道深川の道の駅の釜めし。ライスランドをうたっているだけあってこれは素晴らしかった!とくに米のおこげが最高!おすすめです。

北海道博物館で少し勉強。

苫小牧~秋田便の予定が波高くて揺れそうなので函館まで走り青函フェリーで青森へ。弘前城から見る岩木山。殿様もこの風景を楽しんでいたのでしょう。

秋田の山は雪。夏タイヤに交換してこなくて良かった。

田沢湖のクニマス未来館。ヒメマスの産卵は湖の浅いところ、近い種類のクニマスは深いところで産卵するのが大きな違いらしい。人の都合で一つの大きな湖の生態を破壊してしまったこと、それを元に戻すことに知恵と時間が必要なことなど考えさせられました。

東北を横断し宮古の浄土ヶ浜へ。極楽浄土から名前をとったらしく、白い岩と浜の風景が素晴らしい。

細くて曲がりくねった山道をずっと走ると道端に石碑が・・「ここより下に家を建てるな」という明治と昭和の津波の悲しい教訓が書かれています。

宮古をはじめ、三陸のいたるところで津波対策の防潮堤を建設しています。いろいろなことを考えさせられます。

三陸の道の駅にあった釣り餌の自販。ホントに生きているのかな・・?

この柿ソフトは美味かった!

福島の白河フォレストスプリングスをいう釣り堀でちょっと一息。ここは23年ぶりに来たけど大物の釣り場になっていました。釣り堀とはいえ大物となると簡単には釣れないのが面白いところ。たまたま活性のある群れを見つけていい思いができました。50センチのイワナ。

今回の釣りの一番の楽しみは多摩川。地元のN名人のガイドでいい場所に連れていってもらいました。神奈川のY氏がフライでかけた魚がジャンプ!

見事なスモールマウスバス。多摩川って今、こんなことになっているんだ!多様な外来種が生息していて日本のタマゾン川と言われています。

ボクも初のスモールマウスバスをキャッチ。産卵期のためのメタボな魚体は緑色です。ブラウントラウトに少し似た感じの重く強い引き。

フライ+パンの成果。テトラポッドの間に入られてラインブレイクしないように慎重にやり取りしてあげた巨ゴイ。流心に入られなくてよかった・・あまりにも重く(鮭より重い!)ロッドも腕も悲鳴!フライラインも少し伸びてしまったみたいで色が薄くなりました・・

吉見百穴の桜。いい季節です。

帰路はやはり20年以上ぶりの中禅寺湖へ。午前中は苦戦したものの午後は波で少し濁りの入った場所を見つけ40センチほどのニジマスを連続キャッチ。男体山が見事。

そして5匹目の魚は重く引きも強く、岩の後ろに入りたがる魚・・

45センチほどのキレイなブラウンでした。本命のレイクトラウトは出なかったもののこれで満足。屈斜路湖で鍛えた湖の釣りは中禅寺湖でも通用したようです。また途中の道端ではサル、シカ、リスなどを見ました。さすが日光。

青森の温泉の券売機。「おどな」がいい!

吉野家でも青森弁素敵。

新潟から乗る予定だったフェリーも悪天候で揺れそうのなので、青森へ激走。高速道路は面白くないので内陸の山道を16時間走って真夜中に乗船。北海道の噴火湾沿いからは沖の漁船の漁火がキレイでした。

実は往路も寄ったけど釣れなかった支笏湖へ復路もリベンジ。こんな雪の沢をフェルト底のネオプレーンウェダーで降りるのは少し怖い。

支笏湖は難しかった・・そう簡単には釣れないとわかっていても行ってしまうものですね。

走行距離3500キロ。悪天候で長距離フェリーに乗らなかったこと(揺れて酔ったらイヤだから)と八甲田山が吹雪で登山ができなかったことが次回の課題でしょう。旅というのは帰ってきたらなんか頭がボーっとします。でもボーっとでも旅が原因ならチコちゃんには叱られないでしょう。また行こう!