先日釣ってきた大漁のチカを醤油、みりん、砂糖の液に漬け込み「干し」へ。最近あらためて見直しているのがこの干す作業。気温が低いので凍ってしまうことがおおいのですが0℃近くなるとまた解けてを繰り返してたんぱく質が分解され、うまみ成分のアミノ酸が増えます。焼いたときも生魚を焼くより残る水分量が多くジューシーだと「ためしてガッテン!」でやっていました。乾燥具合もカピカピになると台無しなので毎日チェック。釣って食べる、キャッチ&みりん干し。楽しく美味しい冬の楽しみです。
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暴風雪吹き荒れる
2人ぼっちの大漁
今日は能取湖へコマイとチカ狙いの今年初釣行。いつもの駐車場に着き湖を見渡すと釣り人はたった1人しかいません。例年なら少なくともテント10張り20人ぐらいいるのですが、毎日のように来ているおじさんたちがいないとなると昨日もさっぱり釣れなかったのでしょう。ダメそうだけどせっかく来たのだからやってみるか!と始めると1時間経っても一匹も釣れません。もう帰ろうかなと思ったらまずコマイ、そして次にいきなりチカの群れがやってきて入れ食いに!穴のすぐ下で針をパクッとくわえるのを見て「とりゃ!」と釣るのは最高に面白い!氷結した広大な湖面にM名人とたった2人の爆釣。コマイ、チカ、キュウリウオ、カジカの4目釣り。目指したコマイは今一つでしたがチカは満足。
どんなに人がいなくて釣れそうもなくてもとりあえずあれこれ試して少しねばって頑張ってみる、という教訓でした。でも昨年はどうやっても釣れなかった時が多かったけど・・で、この冬最強の大寒波到来という予報を昼頃から実感。氷点下6℃、強風、曇りではさすがにテントの中でも足が冷えてきて早めに撤収。帰宅し3時間かかって魚をさばき(手も体もヘロヘロ・・)今(23時半)外の温度計は氷点下16℃。風も吹いていてここの冬で最も寒い体感温度となっています。
森へ帰る
嵐が過ぎ去り寒さと日差しももどってきたので、宿前からスノーシューを履き40年以上前に廃校となった美里小学校跡へ。雪の表面が硬くなり、しかしズボッと沈むモナカ状態(クラスト)になりとても歩きづらいったらありません。
ここは20年前からよく歩きに行っていて森に帰っていく時間と歴史を感じることのできる好きな場所。もし今の宿の場所で生まれ育ったなら通ったのはこの小学校だったでしょう。生徒たちが見上げたであろう桜の木が老木となりキノコも生えてきていました。あと何年花を咲かせるでしょうか。
滑車とワイヤーが支柱についていてしたに鉄板でできた箱のようなものがある・・これは何だろう?そのうち卒業生に聞いてみよう。
たぶん体育館だったと思われる場所から見た斜里岳。生徒たちもこの景色を見ていたのでしょう。人間の時間ぐらいでは自然の山は変わりません。
校長先生の教員住宅があった場所からは雪原の向こうの藻琴山に沈む夕日が見られました。
赤いUFOか?と思ったほど染まった雲を見て帰着。一生懸命歩き、歴史の前にじっとたたずみ、鳥の声を聴くいいショートハイクができました。やっぱり北海道は素晴らしい!
風景画流氷初日
朝、水平線を見ると!流氷の先遣隊が斜里町沖にやってきました。本隊の到達にはまだ何日かはかかりそうですが待ち人来るの気分です。
しかし今日は発達した低気圧の接近で段々風が強く暖かくなってきました。斜里岳の麓の森では樹木に積もった軽い雪が風で飛ばされています。これが始まると風がどんどん強くなるんだよなぁ・・まず外にある除雪道具など飛ばされそうなものを収納です。この写真を撮ったのが午前10時ごろ、朝の気温は―13度、昼は―2℃、そして今午前0時はプラス2℃で南からの暴風が家を押しています。たぶん流氷も一時的に遠ざかるでしょう。
そんな時は大掃除。いつかやろうと思っていた厨房のガスコンロにようやく手を付けました。レバーの周りに厚くこびりついた油汚れをスクレパー(へら)でかきとり、真鍮のブラシにクレンザーを付けて磨き、細く切った布で背中を洗うようにゴシゴシこすり・・
腰痛と闘いながらの5時間の成果!ぱっと見た目はピカピカに!昔はバイクをピカピカにして喜んでいたけど今はコンロをピカピカにして喜んでいます。次は何をピカピカにするか・・自分の頭か・・?
野鳥観察
降雪なれど
私とオオワシの日常
昨日釣ってきた小さい大物。15センチもあったのできっとチカに違いないとおもい図鑑で調べました。チカは腹びれの位置が背びれより少し後ろ側についているけどワカサギは同じぐらいかちょっと前。で、結果はワカサギ。図鑑やネットによると最大は15センチで寿命は通常1年だが2年、3年と生きるものもいるとのこと。そういえば一昨年は小さい魚が多かったからそれが育ったのでしょう。
その30匹ぐらいの大物はハラワタをとり他の中小物と一緒に塩でもんでぬめりをとり水洗いして干し網へ。これで3日ぐらい水分を抜いて熟成させてから甘露煮を作ります。
買い物ついでに近くのオオワシのポイントへ遠くの木の上に留まっているオオワシ。斜里岳とのコラボが見事。
やはりサケの遡上の少なさからか例年の10分の1ほどの20羽ほどしか来ていません。でもその少ない獲物のサケをついばむオオワシとそれを横からつついて食べようとするカラスの攻防が面白く、「おいっ邪魔すんな!」という声が聞こえてきそうでした。
帰宅するとサンピラーが樹々の向うの藻琴山の上に出現。薄く扇状にも広がっていて後光のようでした。
2019年初氷上釣り
おそらく日本一魚影の濃い網走湖。今シーズンも冬の風物詩氷上ワカサギ釣りの季節がやってきました。しかし・・最初に開けた穴、次に開けた穴でもいつものようにすぐに釣れません。最後に良く釣れていそうな人の近くに腰を据え穴を開けテントを張り釣り開始。
メンバーはM名人、真冬でも屈斜路湖でルアーを振る知床K氏、清里K嬢、ボクの4名。10分ぐらいするとポツポツと、たまにガンガンという感じで釣れました。外は氷点下5度でも日差しがあるとテントの中はホント暖かで手袋もいらず足元の氷が解けていくほどです。
ウグイやカレイは来なかったものの、どう見てもこの大きさと色はチカじゃね?という15センチぐらいのやつも何匹も来ました。思ったより釣れなかったけど200匹は釣れたでしょうか。
自分の靴のボアを釣っているK嬢。しかし外した針に残ったボアが匂うのかこの後連続ゲット!(笑)
湖畔の樹にはオジロワシが見張りのように留まっておりたまに「キャッキャッキャッキャッ」と鳴いています。彼らは釣り人が帰るとテントの周りに落ちているエサや魚を狙うのです。今年も始まった氷上の釣り。ワカサギ、チカ、コマイを自然の中で楽しもうと思います。