屈斜路湖納竿

昨日の雪でついに圧雪アイスバーンになりました。10が最悪のつるつる路面だとすると今日は8ぐらい。途中で路肩に落ちて救助されている車もありました。スタッドレスタイヤもメーカーとグレードにより性能がかなり違うのでこの冬のタイヤだけは評判の良いものをおすすめします。

湖に少し立ちこんで釣りをしていると後ろで「バキバキッ」という大きな音が!?振り向くと川から流されてきた氷が河口で詰まり、ダムのようになって一気に決壊!すぐに陸に上がりましたが氷に押されてたらちょっとやばかったかも・・

岸ではアオジ(たぶん・)の群れが元気にエサを探しています。

今日は4℃まで上がるという予報だったから来たのに結局ずっと氷点下。リールのガイドローラーにラインのしずくが氷となってたまり、だんだんとラインが押し下げられてスプールじゃないところに巻かれていきます。あ~こうなるんだ・・・もちろんガイドはすぐに凍ってラインの出が悪くなるし釣りづらいったらありません。

難しかったこの時期のウグイの大物をフライで連続ヒット。リトリーブではなく斜め上下への誘いが当たりました。そのうちトラウトが来るだろうと10匹ぐらい釣りましたがウグイのみ。ということで今シーズンの屈斜路湖の釣りは今度こそホントに終了。結氷まで(釣りができるまで)は釣れるのですがそろそろワカサギ釣りの準備です。あと港でも行ってみるかな・・

田舎暮らしの楽しみ・?

こちらでは車は一人一台、なおかつ北国では冬用と夏用のタイヤも必要で、それらを仕舞う風雪と直射日光のなるべく当たらない保管場所が必要です。ウチでは物置がいっぱいのため入りきらない一台分のタイヤを自作の囲いに入れて置くのですが、屋根としていたべニア板が腐敗してしまったため、トタンに張り替えることに。下地の木材も4方向のうち3つを交換。客室の作り付けの2段ベッドを解体した材料が役にたちました。

木材というのはとてもいい資材で土などいつも水気にさらされていなければなかなか腐らず長持ち。これでまだ10年ぐらい持つでしょう。気持ちのいい大工仕事でした。

半分腐った釘だらけの木材や端材など薪ストーブには入れたくないしゴミとして出すのもどうかなぁ?というものを一斗缶で作った焚火台(なんて立派なものじゃないけど)で焼却。氷点下5℃でも焚火の前は気持ちよく、椅子を出してしばし火の世話と夜空を体感。暗くなる空と段々と見えてくる星、しかし満月の月の出とともに弱くなっていく星の光。物音一つしない静寂。なんか懐かしさが・・そういえばここに住むまでは毎週のように野山を駆け巡りキャンプしたりしていたな、と焚火を見ていて思い出しました。

 

後回しになっていた物

今日も1ヶ月季節が戻ったような暖かさ。10℃ほどまで上がりました。こんな日は洗車のチャンス。氷点下だと洗ったそばから凍り付いていきドアも空かなくなるのです。そして大工仕事。客室や居間など今まではお客さんの目につくところを優先的にやっていましたが、今日は厨房の中の調味料置きや自分が寝る時のローテーブルなどを製作。

余っていた材料で適当に作って、これまた余っていた塗料で塗装。自分の使うものだと見た目も気にせずチャチャと作ってハイ出来上がりと気楽な仕事。最近は日がとても短く午後4時15分ごろには真っ暗なので、おやつものんきに食べているわけにもいかずスピード勝負。明日からは冬の天気に戻りそう。ちなみに平地は雪は全く無く、年末のスノーシューツアーがちょっと心配なこのごろです。

再び、はあるのか?

ダメもとの気持ちでいい思いをした先週が忘れられず、もしかしたらまた釣れるんじゃないかという都合のいい期待で知床K氏、M名人の釣りキチ2人と再び屈斜路湖へ行ってしまいました。でも釣り始めてしばらく釣れないと「今日は8℃もあり、人に優しい日は魚には厳しいんじゃないか」という言い訳を口にしたりしてボウズだったときの理由を用意しておきます。

フライをしつこく流れ込みの流れにのせるとアタリが⁉‥引かない・・と思ったらやっぱりウグイ君。30センチぐらいありました。

ルアーで初めてまもなく43センチのひれピンニジをゲット。掛ったのはすぐ手前。何度も跳ねて”これぞレインボーという引きをしてくれました。幸先のいいスタートだっ!とおもいきやこの後は皆さっぱり・・たぶん魚はいるけど、ものすごくスレているのでしょう。オオワシやハクチョウやカモ類も飛んでたりと、ここの環境は抜群だけど釣りのほうの難しさも抜群。湖って2~3回に一匹ぐらい釣れるからやっぱり通ってしまう中毒性のある釣り場ですね。

 

油汚れと格闘

今日は厨房のテンガイ(換気扇の回り)の大掃除。2年に一度ぐらいやるのですが、揚げ物をほとんどやらないウチですらかなりの油汚れ。古くなり捨てずにとっておいたスポンジと鉄の金たわしに洗剤を付けてでステンレスにこびりついた油を浮かせ、雑巾で拭き取っていきます。ステンレスを折り返してある部分は木の棒でへらを作りこそぎ取ります。最後に換気扇の掃除。たっぷり一日かかりました。それでもピカピカになったテンガイを見るのは気持ちのいいもの。これで料理作りもやる気が出るのです!

氷結

網走湖の湖畔を通るともう乗っても大丈夫なぐらい結氷していました。(でもまだ乗らないでね)この湖は淡水化の工事もあり表層はかなり淡水に近い状態で、水深も浅いので冷えて凍るのが早いのです。気温だけだとよっぽど寒い摩周湖はたまにしか凍らないので結氷する条件は気温だけじゃないのがわかります。

網走のスーパーで見つけた「美味しい」という噂の缶酎ハイ。コカ・コーラ初の酎ハイのようですが、最近の果汁入りの缶酎ハイはホント、果汁の味が良く出ていて美味しい!今日のような寒い日は暖かい部屋でこんな美味しいもので乾杯です。

ダメもとと思えば

今日は快晴!連日の屋内仕事だったので、いてもたってもいられず、とにかくどこか行こう、藻琴山に登るか、しかしもう昼過ぎだし・・ということで仕舞いこんだ道具を引っ張り出しやはり湖へ。ロッドのガイド、ライン、ウェダー、ネットなど水がついてたものはたちまち凍り付き、氷結した川の下から流れてくる水には芯から冷え、モチベーションも下がり、今日もボウズだな・・と無心で投げていると根がかり・?リールを巻くとグゥワンという引き・・重い!デカい!ドラッグを調整しながらバーブレスのフックが外れないように慎重にしばらくやり取りしネットイン。やったぁ~!!

最高のプロポーションのオスの弾丸ニジ58センチ。このあとも45センチのニジをゲットして久しぶりの満足の釣行。寒いからもう終わり、とこの時期いつも思うけどこんなことがたまにあるのでなかなかシーズンは終わらないのです・・今度暖かい日はいつだろう・・

ご当地ナンバーへ

町役場からもらってきた2020年から始まる知床ナンバーの宣伝ステッカー。次の車からはこのナンバーになるとおもいます。(絵はいらないかなぁ・・)今の北見ナンバーよりはずっと名前の知れている知床。一部の地元の人からは「知床ナンバーなんて田舎くさくて恥ずかしいから嫌だ」という意見も出たそうで、わ~い知床だぁ~!と喜んでいる私たちには「へぇ~地元で生まれ育った人はそう考える人もいるんだー」と多様性の勉強になりました。

今日は昼間も氷点下。でもうっすら積もった雪はすでに解けてほとんどありません。年末までに積もるかなぁ・・風も弱く気持ちよかったのと、そろそろ冬のツアーに向けて体力回復させなきゃというおもいで家の周りの5キロの散歩コースを歩いてきました。顔は寒く、しかし体は暖かく気持ちのいいものでしたよ。

サケとば製作

一晩かけて解凍→ぬめりを丁寧に取りながら3枚おろし→粗塩を塗り込み→2時間おいて水で塩抜き→干す→切り込みを入れてさらに干す→細かくハサミで切る という、かな~り手間のかかるサケとば作りですが、あの美味しさのためにはがんばります!今年は早い時期にサケを釣ったのでイクラや白子に栄養があまりいっていなくて身のほうが脂がのっていてかなり美味しそう。そのまま焼いて食べたい感じです。(トバには脂分が多いのは水分が抜けづらく冷凍焼けもしやすい難しさがある)

ハラスも塩をして塩抜きし、3日間ぐらい干します。

カマも同様に。美味しそう!明後日食べよう!

アラもかなり出ました。あら汁って美味いんだよなぁ~

15時から始めて干したのが21時。風は弱まったけど氷点下10℃まで冷えています。干す、というよりすぐにカチカチになりそう。でも凍って少し解けてを繰り返し熟成されてうまみが出るのです。サケとばは今の時期なら3週間ぐらいはかかるので年末には恒例の「ハサミで切ってもらっって食べ放題」ができそうです。

北国の物語は・・

熱源 川越宗一 文藝春秋

北海道や樺太、国後、択捉などの北国の物語ってホント暗い・・差別、貧困、疫病、極寒などテーマはだいたい決まっている。この小説もフィクションではあるけど史実を元にしているため、今まで読んできた本により気持ちが重くなっているのにさらに重りを載せられた感じた。戦争により樺太はロシアになったり日本になったりしたため先住民はひどく翻弄され、理不尽な扱いを受けたことは事実だ。教科書では習わないけど(あえて教えない)このことは知らねばならないと思う。「文明」ってなんだろう?そこの地域で完結できる持続可能な生活をしていた先住民こそが一番の文明人だったのではないか?と考えさせられる。また北方民族博物館に行きたくなった。