樹の中へ

Photo_3 吹雪が続いた後の神の子池スノーシューツアー。ここは毎日でも歩きたい場所でスノーシューを履くことにより樹木の生命感を感じることが出来るようになった気がします。このように雪の積もったトドマツを下からみると鼓動が伝わってくるよう。また吹雪のときはやさしいシェルターにもなり、材木として利用するときもありがたみを感じる木となりました。熊の爪あとなんかあるけど森はいいところです。

にぎやかな昼食?

Photo_2 ここは野付半島の海側。あちこちにオオワシやオジロワシが浜辺でたたずんでいます・・・と思いきや、いちばん右のオジロワシが押さえているのはカモメじゃありませんか!たぶんハンティングしたのだと思いますがけっこう珍しい光景。おこぼれにあずかろうと皆集まってきたのですね。今日の野付半島はワシたちは何十羽もいて、カメラ好きにはたまらない場所でしょう。

V字編隊

Photo 地元オホーツク海側が暴風雪・・どこへ行こうか?そうだ、たぶん天気が良い太平洋側へ鶴を見に行こう、ということで鶴居村の伊藤サンクチュアリーへ。普段ウチの回りにいる精悍なオオワシやオジロワシと違い、鶴は飛ぶ姿、鳴き合う姿もまさに優雅。実は結構攻撃的な鳥なのですが、群れとして一箇所にとどまっていて表情も豊かなので写真の被写体として特に撮ってみたくなる鳥です。ど素人のボクがコンパクトデジカメで撮ってこれぐらいですが、やっぱりデジタル一眼が欲しい!カメラははまるとレンズをはじめ大変な出費ですがいつかは購入して日本経済の発展に貢献したいものです・・・?それにしても回りの人の白くてでかいレンズは皆すごかったな・・

リンボーダンス

Photo 積雪も充分となった神の子池スノーシューツアーですが、この通称リンボーダンスの倒木もくぐらなくてはならないぐらい積もりました。川沿いには水のしぶきが凍ってできるしぶき氷もあちこちに見えて不思議な造形物となっています。人もほとんどいない冬の神の子池。手前味噌ながらこのツアーは楽しいです。是非ご参加を。

ようやく晴れ・・

Photo 今年に入りようやく晴れました。斜里岳の全容を眺めながら来運神社までスノーシュー散歩。途中でお決まりの人型作り、大雪原に寝っころがると風があたらず意外に暖か。でも明日からは暴風雪の予想。困るけどちょっとワクワクする不謹慎ものでした。

足跡

Photo やっと家の前にも雪が積もりスノーシューの出番。雪原の中ムギと散歩に出るとさっそくキツネの足跡を発見。ムギは気になってしょうがないようで盛んに足跡の向かう先へ引っ張ります。足跡をたどるとやたらオシッコを出して自分の匂いをつけているのがわかります。広範囲の足跡はエサを求め縄張りの主張も兼ねてあちこち迷走したのでしょう。それにボクやムギのようにメタボ系と違って野生はさすがに身軽で深雪にもあまり埋まらなくて軽快に歩いている様子。ズブズブともぐりながら、というかもがきながら雪原を進む一人と一匹はもう少し野生を見習わねばならんと反省するのでした。

オオワシ来る

Photo Photo_2この冬も清里にたくさんのオオワシが北からやってきました。まだ20羽ほどでしたが最初に来るワシたちは成鳥が多いのか、皆しっかり白黒のツートンカラーが鮮やかです(若鳥はトンビのようにまだら模様)翼を広げると240センチにもなり、クワクワクワッーの鳴き声も野に響く大きさでかなりの迫力。でも性格は見た目と裏腹にけっこう臆病。近づくとすぐに逃げてしまいます。もしかしたらどこかで撃たれているのかな?そしてお目当ては下の沢にまだまだいる産卵中のサケたち。いつもながらすごい、しかし普段どおりの清里の1月の風景。楽しい冬がやってきました。

ごまちゃんあっち行け!

Photo 網走港で昨日、ワカサギやサケを釣って楽しんでいると、目の前にザバッと大きな水音が・・・釣竿が届きそうなほど近くに現われたゴマフアザラシ(たぶん)。そういえばここに来る途中、海面に丸いものがいくつも出たり入ったりしているのを見かけたけど正体はこやつらだったんだ。これが東京湾や大阪湾ならば「キャーかわいい!!」となるところだけど、ここは網走。珍しくもない迷惑な客に釣り人たちは困惑顔。アザラシよりも地元のおっちゃんたちの「ここはアザラシでだぁめだぁ!」と場所移動する姿がより面白かったです。

これも秋の色

Photo_2 今の時期にハッとするような色合いは紅葉だけではありません。宿の前から見たこの風景がそれで、山に積もりはじめた雪と枯葉色の黄色、それに秋に蒔いて少し成長した小麦の鮮やかな緑の3色での構成。美形の斜里岳がよりいっそうきれいに、かつくっきりと大きく近くに見えるのがこの季節。この風景の中、今日は蒔き割りをしましたが、景色ばかりみていてなかなか集中できない、しかし時間を忘れる素晴らしさです。

土へ

Photo 湖に注ぐ沢の河口に大きなアメマスの亡骸。ボロボロの尾ひれを見ると、たぶん沢に上って産卵をし、その後命が尽きたのでしょう。もう身体は土に返りはじめ、また虫や動物たちの栄養として散らばっていきます。このような姿をみていると、形ある生物は最後の使命として他の生命の一部になっていくのが本来の姿ではないかと思ったりします。そのまま人間に当てはめるのは今は難しいでしょうが・・