登山道整備

3日ほど前に斜里岳の登山道整備に行きましたが、ちょっと頑張りすぎて疲れていまごろ更新。やっと回復したので状況の一部をお伝えします。この日は草刈り班と看板付け班に分かれて山へ。ボクは看板班。行方不明だった羽衣の滝の看板も復活。

登山道の標識テープを付けたり印を書き込んだり、沢の岩をどけたり積んだり、草刈りしたりしながら登っていきます。同じ班のKさんの腰についているのはゴミ。残念ながら全国の登山道でありがた迷惑な標識テープを勝手に付けていく人が後を絶たず整備の人たちは皆苦労しています。景観を損ねなく、しかし迷わない程度によ~く考えながら付けているのに毎年外さねばならない迷惑テープはレジ袋小が2つほどになります。(対策検討中)

今度こそ最後の花見。チシマザクラ。

柱だけになっていた馬の背の標識も復活。ネジだと木が痩せて外れるので針金で取り付け。ただたまに点検が必要。

山頂直下の斜里岳神社に新しいしめ縄を取り付けました。

高山植物も盛り。ツガザクラはいつも「登ってきたなぁ~!」という充実感を与えてくれます。

チングルマも満開。

この斜里岳の文字もはがれそうなので付けなおす予定。

帰路は竜神の池を掃除して草刈り班がキレイに刈った新道を下山。いつみても周辺の材料で組んだ修復は見事です。

11時間の登山と労働。ボクも笑顔のKさんもよれよれ・・。鍛え方が足りませんね。

 

 

観光地に高山植物

北見に用事の帰路、少し遠回りして美幌峠へ。もちろん名物の揚げじゃがも味わいましたが(揚げたてを出してくれたので特に美味しかった!)久しぶりに展望台の一番高いところまで行ってみました。さすが日本最大のカルデラ湖、スケールが大きい!いつも湖面から見ているのでこの時期に高い所から眺めるのは逆に新鮮です。

ちょっとビックリ!斜里岳などで見ている高山植物のヨツバシオガマが遊歩道の道端のあちこちに咲いている!

チシマフウロもありました。普段は登山をしてやっと見られる花たちが道の駅の道端に咲いているなんてさすが北海道。すでに今も本州から多くのツーリングライダーやスポーツカー、キャンピングカーにレンタカーまで走っていますが、停車したときにでも道端の花をちょっと探してみてください。また今が盛りの原生花園の花々も存分に楽しんでいってくださいね。

植物と付き合う

幸か不幸かこの時期に草刈りができる時間がある!そのため以前からやってみようと思っていた「完璧な草刈り」。エンジンの草刈り機では刈れない、というか少しでも手元が狂うと植林した幼木もぶった切ってしまったり、成長した木の幹を傷つけて枯れる元になってしまうのでいつも幹の周りは雑草でボウボウでした。そこで、このあとはカマで手刈り。木の周りの草をつかんで少しづつ切っていきます。

すると床屋に行ったあとのようにさっぱり!他の木の根元も丁寧に刈り取って風通しもよくなりこれで気持ちにも爽やかな風が通りました。

ここ連日、12~3℃で霧雨や小雨が続き「エゾ梅雨」になっていますが午後久しぶりに日が射しました。小清水原生花園はエゾカンゾウ、エゾスカシユリが見頃。汽車からの車窓の風景も楽しめます。

雲の上には知床連山も顔を出しました。まだ何日もはっきりしない天候が続きそうですが、花々は今が盛りのいい季節です。

 

初夏の湖へ

気温12℃、ときおり霧雨の落ちる中、初夏の湖に行ってきました。この時期に釣りができるなんていままではなかったけど、今年は不幸中の幸いです。

今日はボウズだろう、と5メートル横にテキトーに投げた第一投目!いきなり52センチのアメマスゲット!なんでそんな近くの浅いところにいるの?少し痩せていて元気はつらつでもなかったので、簡単にエサを食べられる岸沿いの虫をついばんでいたのでしょう。

網走S嬢ついにウグイス嬢となる・・いや、ウグイ嬢となる。それも大ウグイ!とにかく釣ってもらうための怪しい仕掛けですが初物はトラウトでなくてもいいものです。投げ方よりすくい方のほうが様になっています。この後も2匹ゲット!初心者から初級者へ進級です。

結局トラウトは最初の一匹のみ。モンカゲロウもまだポツポツ出ていて吸い込まれるようなライズが!で、大ウグイを何匹か上げて今日は終了。トラウトは何処へ・・

 

花の季節と外道の季節

釣り場の手前、小清水原生花園は今年も見頃がやってきました。エゾカンゾウ(エゾキスゲ)が朝は3分咲き、帰りは5分咲きになっていました。

エゾスカシユリも3部かな・咲き始めは「これから!」という生命感をみなぎらせています。

何の気なしにしょっちゅう通っているけどここの景色って、知床から斜里岳、藻琴山にとうふつ湖もぐるっと見渡せてかなり素晴らしいのです。

ハマナスもいい匂いを漂わせていました。

この青空の下、釣り人は女将、網走S嬢、M名人。北海道のソーシャルディスタンス。

しかし目指すサクラマスはウンともスンとも・・波も高くなり港へ退避、というかひたすら投げ続けているとモチベーションが保てないのです・・。港では隣の家族がザブトンサイズの巨大な黒ガレイを上げているよこで(かなりうらやましい)、親指サイズのガヤ(エゾメバル)をやっとゲット・・でもなんか港より浜のほうが魚が多そう・・

ということで再び波に負けずに浜へ。全員ウェダー装着!

カレイは2つ釣れたけど、本日の名場面(珍場面)はS嬢の釣ったサヨリ!!調べたらオホーツク海にもいるそうです。でも初めて見ました・・(新潟にいるときボクはサヨリ釣りが得意だったのでサヨリストと呼ばれていました・・余談)エサは人工イソメ。なぜかブルーベリーの匂いを付けてあるのです。でも釣れる。サクラマスってなかなか動向がつかめません。まれに跳ねているからいるのは間違いないのだけど釣れません。このまま、負けたままで今シーズンは終了かな・・

今年の雑草魂

今日も30℃を超え、湿度も高く2階は暑くて1階に避難して事務仕事。温度が伝わるのが遅い地中はまだ冷えているので地熱を利用する構造のウチは1階はとても涼しいのです。(今のところ・・)しかし雑草は凄い!宿を休業してしばらく経ち、車の出入りも足で踏まれることも少ないので伸び方と密度が凄まじい!1週間前にしっかり草刈り機で刈ったここもすでにこんなに雑草畑だし、ちょん切ったタンポポは根が無くてもさっさと種を付けて飛ばしている脅威の生命力!人間がジッとしているのを見逃さずに、待ってましたとばかりに成長しています。もうちょっとしたら2日がかりで刈ろうかな。

夕方、いつものやつだと思うけどハクセキレイが窓の前の屋根の上でしばらく虫を食べていました。でもなんかとても太っていて動きもノソノソしていて逃げないし変・・寒くて膨れているはずもないので、病気?それかもしかしてもうすぐ産卵?どうにか無事に命をつないでいってほしいものです。

夕方、斜里岳が南に雲を背負ってきて天気が悪くなる前兆。でも夜には風も止んだのでちょっと雨がパラつくぐらいですみそう。作物にとってはもう少し降ってほしいところでしょうが、北海道らしい爽やかな涼しい晴れが待ち遠しいです。

まがまがしい・?

最近、天候が不安定なためか、こんな紫色の夕焼けが西の空を染めることが多く、とてもキレイではあるのですが、なんかの前兆のように感じる時もあります。きっと科学的根拠は何もないはずだけどこのご時世、泣きっ面にハチのような災害が起きないことを願います。

釣り漬け

朝はルアーで海のサクラマス、昼からは湖でフライフィッシングという釣り漬けの3日間。海も湖もとても気持ちいい場所なのだけど釣果ほうはちょっと苦戦。丸3日でも釣れたのは写真の魚だけです。ただし外道(目的以外の魚)のウグイ多数とイカナゴとカレイとエビ・?は除く。

朝のサクラマスは初日での一匹のみ。5月から始めた釣りなので腕がないのか、こんなものなのか・・2日目、3日目はひたすら投げ続けてもアタリすらなかったので心折れました・・難しいというより厳しい釣りです。

湖でひたすらウグイを釣っているとたま~にいい型のアメマスが!嬉しそうだなぁ~このおっさん。

小河川の流れ込み周辺には産卵も終盤と思われるワカサギが群れていました。でも今年は数が少ないような・・このフライも上の本物と同じように見えるはず・・

ワカサギフライにガンガンアタックしてくる奴、大ウグイ・・横から食いつくことが多いよう。痛めつけて弱らせてから飲み込む感じ・・

バシャバシャと岸のすぐ近くの浅瀬で派手にワカサギを追い回しているやつをようやくゲット。その捕食状態を見たときは「これはいただきだ!」と思うけどルアーでもフライでもいつも大苦戦します。

対岸に積乱雲が・・このあとだんだんと暗くなって雷が!湖に立ちこんでカーボンの釣り竿なんか立てていたら避雷針そのもの。一時車に避難。

意外と岸近くにいた57センチのアメマス。写真だと細くみえるなぁ・・実際はもっといい体格、美形でかなりパワフル。樹木の張り出している浅いところで掛けたので大ウグイだなと油断したら激しく突っ走りバッキングラインまで出されました。今年のアメマスレコードです。

リリース時、なんかキレイに撮れました。嬉しかったなぁ・

モンカゲロウが少し出ていましたがドライフライに反応するのはウグイばかり。トラウトもライズしていると思うけどウグイが多すぎるのでしょうか。

エゾハルゼミもよく水面に落ちて美味しそうな波紋を立てます。これもバクっとウグイに食べられていました。ウグイ君はホントなんでも食べますが時として偏食するのが不思議です。

雷雨が去ったあとのレンブラント光線が見事。

最終の今朝は地元のS嬢がルアー初挑戦。何時間か悪戦苦闘し、しかし見事に投げられるようになりました。その感覚を忘れなければもうすぐ釣れるようになるでしょう。これにて釣り漬けの日々も一段落。明日からは観光関係の仕事や宿業再開に向けて再び始動です。

 

斜里岳へ

知床のガイド・Pikkiのお二人と昨日林道が解放された斜里岳へ行ってきました。しかしなぜか今日だけ曇りのち晴れ、の予想が山は雨。でもさすがガイドさんだけあって濡れても汚れてもへっちゃらです。斜里岳の登山道は例年より雪が少なく夏の沢歩きと同じように「途中までは」登って行けます。ただかなり水量は多め。

チシマザクラも何か所かで満開。主張がきつくない感じの可憐なサクラです。

羽衣の滝まで行くとやはり出てきました。かなり危険なスノーブリッジ。

いつも見逃していた登山道の横の沢の下にはアイスブルーの氷の塊が!3メートル四方ぐらいの大きさで、たぶん奥の滝の水が氷ったものが残ったのでしょう。キレイでした。

ますます危険度の高い雪の壁を登るような場所も出てきました。

風雨も強まり上二股を今日の頂上として下山へ。しかし残雪と雪に押された樹木でホント登山道が不明瞭で、初めての方にはさっぱりコースがわからないと思います。

風雨に打たれた稜線歩き。山って上の方が雪が残っているっていうことでもないのだと実感。ここはほとんどありません。

キバナシャクナゲが疲れて口数の減ってきた私たちの心を少しほぐしてくれました。

熊見峠からの急な下りでは崩落もあり荒れ気味。登山道補修をしたところは大丈夫でしたが、新たに崩れている斜面や転がった岩などがありました。さすがにこの下りはキツイ。

家について一休みして斜里岳をみると・・晴れてるじゃん!登っているときだけ風雨にやられたのでした。登山ってこんなもんです・・今は危険なスノーブリッジもあり、残雪により道もかなり不明瞭なのでまだ少なくとも2週間ぐらいは登山はおすすめしませんが遅くとも7月になれば良くなると予想しています。

 

 

 

がんばりすぎは良くないよ

風除室の上の屋根の残りの半分を高圧洗浄機で洗浄後、塗装。30℃の気温と日射で汗の滴り落ちる屋根の板金は触れないほど。粘っこい塗料が良くのびたのは塗りやすかったけど、なんか足元がぐにゃぐにゃする・・・

熱い屋根で接着剤が柔らかくなったようらしく途中でソールがはがれた!ちょっと大事に履いてきたトレーニング用のアシックスのランニングシューズが・・(泣)でもがんばって耐えつつ塗っているとなんか頭痛くなってきた・・これって熱中症の初期症状では!?・・ということで今日はこの半分で終了。すぐに冷めのシャワーを浴びてポカリスエットなどをたっぷり補給し事なきを得ましたが、胸には汗疹が出来ていました・・ちょっとヤバかった・・

午後はしっかり休養し、町内のさくらの滝へ。例年なら海から上ってきた先頭の群れのサクラマスが到着し、少しづつ跳び始めるころだけど今年はすでにガンガン跳ねていました!いつもより2週間は早い感じです。3000匹戻ってきて登れるのは1割と言われているのにひたすらジャンプする一生懸命な姿にいつも感動します。同じ魚を海では釣って食べているけど・・(川での釣りは違法です。逮捕されます・)