今シーズンのラストも最高の風景

この冬最後のスノーシューツアーで、ルベス岳へ行ってきました。歩いているうちに晴れてきて、真っ青な空へ登って行くと絶景が待っています。

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角度により違う形の斜里岳。やっぱり美形です。

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先日の嵐で流氷が斜里近くまで戻ってきました。この高さからみると広大。

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さらに登っていくと流氷で埋まっている野付半島が国後島の一部とともに見えてきます。
斜里側と半島を挟んだ標津側両方のオホーツク海、知床の海別岳、斜里岳の他見事な山々。いつ来てもため息のでる美しさです。

まただよ・・

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この冬は3月になって猛吹雪が連続、吹き溜まりが凄く、かつて無いほどの雪壁があちこちにできています。ウチも初めて1階の窓が吹き溜まりと屋根からの落雪で埋まりました・・もう今シーズンは雪は満足です・・・

刻一刻と

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宿の居間から見た今日の斜里岳。この2枚目は5分後に撮ったもので時間とともに移ろい変化する美しさにしばし見とれていました。これも強くなってきた3月の日差しと変化する天候のせいでしょう。年度も終わりに近づき、気持ちも暫定のゴールに向かっています。

少しづつ遠ざかる

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日の出漁港の上から見たオホーツク海はびっしりあった流氷もついにまばらになってきました。船が出番を待っているようです。
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そろそろクマが起きる頃かな・・と慎重に原生林を進んで、いつもの場所へ。絶景ポイントのここも去っていく流氷が季節の進み具合を感じさせていました。

猛吹雪の芸術

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昨日は今季2度目の猛吹雪。JRは高校受験2日目の面接を受けられるように午前中の汽車だけ動かしてくれたようですが、昼からは運休、道路は通行止め、学校は早じまいとなりました。ウチもいつものように孤立状態でしたが回復も早くて夜には満点の星空。朝の除雪が一段落し、道路が開通してから以久科原生花園の海へ行ってみました。そこには押し寄せた流氷をバックに吹雪で形成された雪庇状の吹き溜まりが見事なアートとなっていました。高さは3メートル以上、風雪の波です。

スノーシューツアー 藻琴山再び

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最高気温がプラスの5℃と急に春がきました。藻琴山は気温はもっと低かったけど、それでも山頂近くの風の無い日向はポカポカと暖かで眠くなりそう。昼食用にガスで沸かしているお湯もすぐに沸騰。

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屏風岩越しに見る屈斜路湖の向こうの雄阿寒岳も見事な山容でした。やはり藻琴山は素晴らしいです。

雪原か流氷か・?

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先週の暴風雪の爪あとは大きく、とくに知床ウトロは積雪が凄くて流氷もほとんど雪見だいふく状態。これだけ一気に降った積雪は
めったにありません。どこまでが海で、どこまでが陸なのか・・?

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今回は久しぶりに開拓者コースを歩いてきました。2軒だけ残る開拓者の小屋や住居も雪で潰されそうでしたが、途中の丘から見る知床連山は近くに見えて素晴らしい!失敗を繰り返しながら何度も入植して原生林を手足で切り拓き開拓、そして時代と共にまた森へと帰っていく。それが感じ取れる良いコースです。

スノーシューツアー藻琴山(笑)

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ちょっと登山、ちょっとつらい、そして最高の風景の藻琴山。一度行くと病みつきです。
樹々の樹氷も少なくなってきましたが、その分気持ちのいい寒くない晴れ。日差しは強く、皆日除けをたっぷりぬって「バカ殿軍団」青空に向かって出発!

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稜線に出ると流氷で埋め尽くされたオホーツクに知床、阿寒、そして大雪の山々までパノラマ。ここまで身近にこの風景が楽しめる場所はここしかないかもしれません。

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帰りの一気下り。滑ります・・腰が引けます・・転びます・・笑えます。そしてビールが美味いっす!

吹雪の造形

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通行止めとなっている宿の前の交差点に、地吹雪できれいな?雪山ができていました。こんなときでも元気なIさんたちはスノーシューショートハイキングへ。交通機関や道路が止まって帰れないのは良くないですが、暴風雪そのものはいい経験でしょう。

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今日はこんな感じでした。こういうときは車は乗らないほうがいいのですが・・

雪の日のおすすめ

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風雪が強くてツアーなどに出られない日のおすすめがここ知床博物館。といっても知床にあるのでなく、知床のある斜里町の中心街です。(知床は一般的に半島の部分で斜里の中心は半島より西)ここでは自然や文化の解説を一人づつ借りられる i Pod ナノで聞くことができ内容もとても濃くて、すぐに2時間ぐらいたってしまいます。目立たないところにあるのでいつも空いているのもいいのですが、やっぱりこのような施設は知床観光の中心地、ウトロにあるのが普通でしょう。ウトロの道の駅の隣の世界遺産センターという施設は内容が無いのでここに移せばいいと思うのだけど、そこは環境省の予算だ、博物館は斜里町だ、などと縦割りの意見を言われそうです。こういった自然だけではなく、政治的に不可解なことがあちこちに見られるのも地方ならではかもしれません。