エゾリスさんの宿 風景画

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お客さんを玄関の前で見送っていると、なにかの鳴き声が・・名犬?ムギの目線の先を見ると木の上にエゾリスが!これは開業以来初めてのことで(気がついていなかっただけかな・・?)朝からちょっとした感動でした。枝の間にナッツを置いてみたけどいつも来てくれたら中札内の宿のカンタベリーさんのように「エゾリス君の宿」と宣伝できるのだけどなぁ・・でも同じじゃなんだから「エゾリスさんの宿」にしますね。

防水性能テスト登山・・

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以前から登りたかった大雪山国立公園にあるニペソツ山に登ってきました。深田久弥の100名山には入っていない山ですが、彼が登った時には曇っていたので入れなかった、晴れていれば100名山に入っていた、といわれる名峰です。天気予報は日中に晴れ間がのぞくとのこと、曇り空でたまに薄日の射す中、笹の露で全身びしょぬれになりながら登り始め、登り、登り、下っては登り・・・この山はキツイわ!たまに出てくるイワギキョウが鮮やか。

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途中の岩場ではナキウサギがあちこちにいてカメラを向けるとさっと身を隠してしまいます。しょうがないので糞をとってきました。やっぱりウサギ。3~4ミリのコロコロのちっこい糞。かわいいものです。

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山頂は残念ながら真っ白、なにも見えません・・晴れるかなと思って少し待つと、雨がポツポツと・・・もう展望は諦めて下山です。

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帰路は厄介な露に本降りの雨、汗とで徐々にカッパの中、パンツ、靴下までぐしょぐしょ。もうゴアテックスの性能も無くなったのかただのナイロンヤッケになっている様子。幸いだったのは気温が高かったこと。これが低かったらちょっとまずかったでしょう。それに往復7時間の間、前日テント場で泊まって降りてくる2人以外、誰にも会わなかった、つまりこの日は登山者ゼロ。ヒグマもでる北海道の山で雨に打たれ、ただ一人で歩いていると色々なことを考えます。まず一番は怪我をしないことでしょう。動けなくなった時が三途の川の川岸ですから。
まあ今回は次回のための下見と、装備の耐水テストということで納得するか!
下山して温泉へ飛び込み(幌加温泉、渋くてよかったなぁ~)
かなりの疲労と引き換えに充実感に満たされたのでした。
やっぱり山はいい。しかし晴れがいい・・

新企画!ライトトレッキングツアー

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週末、初めて開催したライトトレッキングツアー。藻琴山と西別岳という北海道でも特に素晴らしい初級者向けの軽登山ツアーを行いました。季節外れの暑さはあったけど、さすがにこの山々の景色は素晴らしい!こんな身近に楽しめる山があるのは幸せです。
北海道で簡単に登れて景色も最高な山に登りたい!という方は来年も是非御参加を。
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ツアーの後は持ってきた自転車で宿までサイクリングを楽しんだOさんとIさん。出発点が登山口、ということは自転車のダウンヒルツーリングにも最適なのでした。このツアー、自転車乗りには極上ツアーとなりそうです。

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途中にはシカやシマリスはもちろん、ちょっと変わったキツネが・・調べてみます。外来種ならちょっとヤバイかな・・

稜線から

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夏が1ヶ月後ろにずれてしまったような暑さの中、斜里岳をガイドしてきました。皆さんが思っているよりきつい山ですが、下りの新道コースの尾根道から振り返る山頂を中心にした山塊は見事な風景。そしていつも「よくあんな遠くまで2本の足で登ってきたなぁ・・」と人間の足も捨てたもんじゃないと感心するのでした。まだ未登頂の方は天気のいいときに是非チャレンジを!

斜里岳秋へ

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今日は明後日のガイドの足ならしも兼ねて斜里岳の上二股まで散歩してきました。といってもつい邪魔な木を切ったり、沢の中の石を運んだり、ゴミを拾ったりと登山道整備やパトロールになってしまうのが悲しい性です。
山の下のほうではあちこちでミヤマダイモンジソウが咲いていました。文字のとおり大の字に見える花。この花が咲くと夏も終わりだなと感じるのでした。

猛暑のときは水めぐり

ここ数日30℃を超える暑さが続いており北海道人としてはバテバテです。こういう日には涼しい水めぐり。裏摩周展望台から神の子池、さくらの滝と涼を求めるのもいいものです。
さくらの滝のサクラマスも魚体がかなり色づいてきて産卵が近いことがうかがえます。

神の子池も相変わらず神秘的な色ですが、水温も上がっているようで湧水地点にイワナの仲間のオショロコマが集まっていました。
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緊張!斜里岳登山

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斜里岳登山道、見晴らしの滝下の一枚岩。もし足を滑らせたら命にかかわるここは、とにかく靴をよく点検して滑らないこと。ガイドで行くときはコース取りをよく見てもらってお客さんを上から見守るのですが、見ているほうも緊張です。今日は途中で怪我人と遭遇してあせりましたが、自分のパーティーは全員無事登頂、下山。天気もよくてやっぱり斜里岳は楽しい山でした。

満開の畑

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斜里岳山開き、自転車イベントグランフォンドが無事終了し、真夏がやってきました。一息ついて周りを見渡すと、ジャガイモの花が満開。原生花園の花もピークを迎え、色鮮やかな季節です。また噂では知床でヒグマがよく見られるとのこと。できれば車か船でちょっと離れたところから見てみたいと思っています。

原生花園見ごろ!

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人も多いけど花も多い小清水原生花園。エゾスカシユリ、エゾカンゾウ、ハマナス、センダイハギなどが同居していて今から1~2週間ぐらいが花のピークでしょう。

12_2 その中でも一番身近なのがエゾスカシユリ。ウチのまわりにもけっこう見られる在来種のユリ。このユリが咲くと「初夏だなぁ~」と感じます。

これから野付半島の見事なエゾカンゾウの群落も見られる季節。それぞれの花は数日間と短いけど(ハマナスは長い)いちばん彩られる季節です。

山開き

Photo 斜里岳の山開きが昨日あり、パトロールとして周ってきました。

で、まず危険なスノーブリッジが下二股まで行く途中に出現、皆なんとかこの雪庇(せっぴ)を崩すことなく乗り越えられたようですが、これも歩いているときに落ちるかどうかは運がかなりの比率をしめるようです。

Photo_2 でも登山道のほとんどは夏の道がでていて問題なく登って行けます。

そして2つ目、見晴らしの滝下部のいつもの危険なスノーブリッジ2か所目。ここは渡らないのでまだましだけど、この雪の端のほうを歩いていかねばならずこれがころっと落ちたら、とおもうとぞっとします。でも野外での遊びはあくまでも自己責任。ここも皆自分の判断で、あるいは深く考えず・・?登っていきました。全員無事です。

Photo_3 そして気持ちのいい霊華の滝の登り。

薄日も出てきて下界よりずっと暖かでした。ここまで来ると「来たなぁ~」といつも思うところです。

Photo_4 たぶん今年最後の花見になるチシマザクラ。質素で可憐。こんな人がいたらボクは憧れちゃうでしょう・・

Photo_5 山頂直下の斜里岳神社の横に毎年咲く、白のハクサンチドリ。今年も会えました。周りはもう人が腰かけてしまい植物がなくなってしまっているのでこのチドリもいつまで無事か・・・・

Photo_6 曇りがちだった帰路、熊見峠へ行く途中、雲の切れ間に稜線の登山道が見えたとき、これはどこかで見たような風景だな・・と思ったらNHKドラマの坂の上の雲のエンディングに映る稜線の登山道によく似ているのに気が付きました。いつきても素晴らしいです。

斜里岳、まだ登っていない方は是非チャレンジしてみてください。(けっこうきついけど・・)