遊び満喫の一日

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知床峠から約1時間半ほどのところにある天頂山を目指しました。もう雪解けが進んでいてハイマツがあちこちに行く手をふさいでいたため山頂まで200メートルぐらいのところで、この春の「自分の頂上」はここにしました。眼下に半分氷の解けた羅臼湖、その右に知西別岳、後ろはオホーツク海、正面には国後島、そしてそびえたつ羅臼岳と不思議さを感じるほどの風景です。

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途中の火口湖も登らないと見えない神秘さがあります。でもその縁の雪の急斜面をトラバース(横断)していくのは慣れていないとかなり怖いでしょう。あるいはこの火口湖へ降りてしまって再び登るのもいいかもしれません。

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汗をかいて下山したら岩尾別の無料露天風呂へ。最高です!ただこの写真は撮影者(女将)の目の前に蛇がいて大騒ぎ!・・温泉をちゃんと写せなかったという裏事情です。

Photo_2 帰路は素敵なカフェ(斜里町峰浜の「こひきや」さん)でお茶をして帰宅し、庭をぶらついているといつか自分で植えた桜が咲いていて幸せな気分。最近めずらしく晴れた日に思い立って出かけて充実した一日でした。

急斜面は怖いっす・・

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以前から行きたかった知床峠から羅臼岳の南西ルンゼルートに行ってきました。

下からみると斜面というより雪の壁という感じのこのルート、この急斜面下まで1時間歩き、見上げるとそれほど急斜面に見えません・・でも無理せずスキーをデポし上を目指してアイゼンとピッケルを準備。雪はくされ雪という状態ですがつま先を蹴り込んでいくと順調に登れました。・・しかしふと下を見ると・・かなりの急斜面ではありませんか!・・それも雪渓の終わりは緩斜面ではなくいきなり岩やハイマツ帯・・

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このぐらいの斜度です・・・滑落したら山頂ではなく天国へ登れるでしょう。正直怖いっす・・

しかしまさに絶景!

Photo 霧氷のついた岩越しに見える国後島

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知床峠を挟んで知西別岳、天頂山、もちろん両脇はオホーツクと太平洋。

峠の開通時間の関係で山頂へ行く時間は無かったけど(スキーがうまければ往復可)自分にとってはとても楽しめ、冷や汗もかいた素晴らしい登山でした。でもこの急斜面を颯爽と降りてきた羅臼の登山ガイドI氏はさすが!

花と恵みの季節はじまる

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北海道の山菜一番人気ギョウジャニンニク。強烈な匂いの分だけとてもおいしいこの山菜はこれからがシーズン。見つけた時はうれしいことこの上ないですが、熊さんにも注意。そして猛毒のスズランやバイケイソウにもよく似ているのでご注意ください。

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花もシーズンの始まり。これはエゾエンゴサク。小さく可憐な花で群落を作る早春の花。これからあちこちの花を見るのが楽しみです。

別寒辺牛を下る

11 久し振りの別寒辺牛湿原のカヌー下り。ここの自然はほとんど原始に近く手つかずで人も少ない野鳥の楽園です。釣りもしながら下ったけど釣れたのはカラス貝2つ・・・でもやっぱり湿原の川下りは平和で楽しく、非日常の楽しさです。

雲・知床上空

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宿から知床半島の上空をみると不思議な形の雲がかかっていました。たぶん海から上がった水蒸気が半島に当たり、上昇気流で冷やされてできたものだと思いますが、人によっては不吉、逆に吉の前兆だ、という方もいます。でも今年の3月は寒い!まだしばらく畑の雪は残りそう。バイクもまだお預けです。

雪山2

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ルベス岳は太平洋側の野付半島と国後島の一部、それと反対側のオホーツク海の両方が見える山。地図どおりの風景をみるといつも大地の大きさに感激します。

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摩周湖をしっかり味わうのに最適な外輪山ハイク。この湖の魅力は高いところに上はがらないと湖面が見えないところでしょう。有名な展望台を離れ人気の無い雪の中で湖や山々を見ながらの昼食やお茶の時間はなかなかです。

Photo_5 ハイキング、温泉と楽しんで最後に寄った網走湖では氷結した湖面にアザラシが寝そべっていましたが、遠くからキツネがやってきて少し警戒した様子。この後、湖に入ってしまいましたが、そろそろ彼らも北へ帰っていくでしょう。春です。

春山・雪山・楽しい山

Photo長く楽しめた今年の流氷も 遠くに去り、このところのスノーシューツアーは雪山でも危険度の低い、藻琴山、ルベス岳を中心に登っています。そしてこの日に藻琴山から見た流氷が今年最後となるでしょう。斜里岳から知床連山、阿寒の山々、屈斜路湖と広大な北海道の風景が見渡せる山々、おすすめです。

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危険度が低いとは言ってもそこは標高1000メートルの藻琴山。少し強い風が吹くと吹き上げられた雪が顔に当たり痛くて、前が見えないこともあります。ちょっとだけハードルがあった早春雪山ハイキング。ボクも含めてとてもいい経験ができました。もちろんつらいことより、楽しいこと、素晴らしい景色を見れたことのほうが大きかったですよ。

絶景の日常

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連日のツアーでの風景。ルベス岳登頂の次の日、久しぶりに裏摩周展望台からさらに旧裏摩周展望台へ行ってきました。今は禁止されていますが、何十年か前はここから摩周湖の湖面へ降りて水泳などをやったそうです。(昔も禁止はされていたのかな・?)湖面が比較的近いのが特徴でしょう。

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季節は着実に春。昆虫類もかなり姿を見せるようになり、今年初の蝶も飛んできました。たぶん越冬したエルタテハという蝶です。気温は日中でも0℃ほどですが、陽射しも強く体感温度で生活している人間以外の生き物にとってはもう春なんですね。

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そして今年からはまっている知床、「象の鼻」へ。3月の流氷は海水面もかなり見えてコントラストも強くとてもきれい。まだヒグマもでていないようです。

Photo_6 そして最後は言葉を失うほど美しい夕映えの斜里岳でした。

違う表情の流氷

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羅臼へも久しぶりに流氷が押し寄せている、とのことで行ってきました。面白かったのは、根北峠を越え根室海峡を羅臼方面へ上って行くと、まず薄くて透明な氷が海面を覆っていき、それが厚くなるように流氷へと変わっていったこと。地元の方はこんなに羅臼の港まで押し寄せたのは20年前と8年前以来とのこと。流氷の表情もオホーツク海側とは少し違い、常に動いている感じて開氷面もあり、氷とのコントラストもいい感じで、また違った流氷の表情も楽しめました。オオワシもカラスのようにいっぱいいたし・・

今年の楽しみは長くていい

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一時離れかけた流氷も北風でまた戻ってきて相変わらず期待以上の風景を見せてくれています。まず見つけた遠音別川河口の流氷トンネル。気温は低くてももう春近し。陽射しが強くなってきていて融けて凍ってでツララも発達。車のタイヤ周りにつく氷はやっかいですが流氷はまた違った表情が楽しめます。

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鹿たちはちょっと痩せてきて、美味しくなさそう、いや、気の毒ですが彼方まで続く流氷原をバックに絶壁の上にいる光景はなかなかです。

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この日の最後は夕映えスポットで知床一人気のあるプユニ岬。いつも最後の日の入りは雲に入ってしまうことが多いですがそれでも流氷原が紅く染まる風景は極上です。それにしてもみんな大砲のような凄いレンズのカメラを持っているなぁ・・