久しぶりに川でエサ釣りをしようと近所の川へ行きエサを投入するとすぐにヤマメ、アメマス、オショロコマが釣れました。冬といっても湧き水の川の魚は元気いっぱい。少し大きなアメマスはピョンピョンと跳ねて皆バケツから川へ戻って行きました。まだ川には産卵を終えて死んだサケの腐敗臭がほのかに漂っていて河畔林にはオオワシ、オジロワシ、トンビ、カラスがいっぱい。ちょっと離れたところから侵入者のこちらを見ています。鳥の皆さん、おじゃましました。、
カテゴリー: 釣り
懐かしの場所へ
名寄での会合の後、雪と雨の中、朱鞠内湖へ。ここは20代のころにバイクで走り回った想い出の場所の一つ。ダム湖であるここは建設のときに多くの強制労働者の命が犠牲になったところでもあるのですが、今は北海道でも貴重な魚のイトウが放され、釣り人には人気の場所。日本最低気温が記録された場所(マイナス41.2℃!)でもあるので、もう結氷していて釣りは無理かな、と思ったのですが小さな湾の中だけが凍っていてぎりぎりセーフ。ヒイヒイ言いながら雪をラッセルし雨の音だけしかしない静寂に向い竿を降りました。
初めて釣りをする場所だし餌となる小魚もまったく見当たらないしイトウなんてそう簡単に釣れないだろう・・と思ったけど、沈めたり浮かしたり、横に投げたり縦に投げたり歩きまわったりしていると、あれっ?という感じで釣れました。55㌢ほどの痩せ気味の小物ですがここでの初物。そしてこれにて充実した今年のイトウ釣りは終了。満足のシーズンでした。
食べるために釣る
別寒辺牛湿原を下りながら釣れない釣り
道北イトウ釣行15秋2
天塩川は難しい!カヌーで強い向か風と戦い、しかし釣りもダメで2日目は猿払へ。夜明けのエサヌカ。また来たぞ!と気合が入ります。
広大な牧草地であるエサヌカは鹿も多く、この日はでかいオス鹿が2頭、M名人のエスクードの行手を遮っていました。立派だ。
いつもの猿払川。ここでのボクのやりたい釣りはハンティング的な釣り。フライもやったけど、ルアーを主体にあちこち歩きました。
いつものように「根掛かり?」というようなアタリ、その後の首を振りながらの重~いトルクフルな走り。
イトウは釣り上げたときになんか間抜けというか「お~いもういいだろっ、はやく離せよ~」とでも言いたげな落ち着いた顔。この顔を見るために釣りにいくようなもんです。
M名人も同じく2日で3匹づつ、大きさも80㌢を筆頭に72と78、魚体も傷もなくどれも太っていて大満足。素手で持っていますが、水がえらく冷たい!こんな水温でも元気なんだからイトウはやっぱりかなり冷水性の魚なのでしょう。このあと、ガイドは凍りついていました。
最後のヒットシーン。投げ続けて、ひたすら投げ続けてだから、嬉しそうでしょ!
フライフィッシングウィーク15秋
毎年秋恒例のフライフィッシングウィーク。今年はいつもの神奈川Y君+ルアーのM名人も参戦。まずはドライフライで釣りたくて屈斜路湖へ‥・釣れません・・ロケーション抜群で特に好きな北岸も林道の荒廃?で通行止め。そんな中でもM名人はルアーでニジマスを釣っていましたが、秋は特にドライフライでは釣れなくなってきているような気がします・・
でも見上げればカエデ類がステンドグラスのよう。この中で竿を振れることだけでも良しとしますか。
湧水の川はいけるだろうと、サケのいる場所の下流側にエッグフライを流すとアメマス、ニジマスが大きくないながらも入れ食い状態。「これでこそ北海道だ!」とY君も楽しんでいます。
ここのアメマスは黒くて痩せ気味の、たぶん産卵後のやつと、プリプリでメタボでこれから産卵?というような色白なやつが混ざっていました。
次に昨年好調だった渚滑川へ。ここは泊まった西興部村の風景。建物はオレンジ色で統一されていて、山間の過疎地を明るく色付けするのもありだな、と思いました。でもホテルはトータル的にもっと上を目指してほしいなぁ・・滝上のホテル渓谷は料理もちゃんとしたコースで従業員もきちんと気遣いができていて好感度でした。また泊まろう。
渚滑周辺はとにかく寒い!今年はハズしました・・川は濁りと増水。山は雪・・3日間もかけたのにY君が川で一匹上げただけの貧果。低温注意報が出ていて曇りの予報のときは雪も降るし、虫は出ていないのでライズは無いし・・勉強になりました。もうクマのふりするしかないね。(ちかくにでっかい糞がありました・・)
清里に戻り、M名人の案内で釧路川へ。ここは釣れました!このアメマスたち何匹いるんだろう、というぐらい。やはりサケの卵を狙っていて魚体も丸々。40~50㌢の型揃いで大満足。
今回はここの魚に救われました。M名人ありがとうございます。
いざ!
やっと風もおさまってきたので冬タイヤに交換。ヴォクシーはナットの緩めと締めが大変なのでスタンドで、ミラは自分で交換です。気持ちとしては冬タイヤはフニャフニャして運転感覚がイマイチなのでなるべく夏タイヤを長く付けていたいのだけど、今朝までの雪にビビって安全優先しました。
そして室内では久しぶりに小物の制作。満足のいくフライパッチ(使用済みの毛針を付ける胸のパッチ)が無かったので自作しました。今までは刺してあるフライが外れると無くしてしまったので、今回はフタ付きの小物入れの裏側に穴を空け安全ピンを釣糸で縛り、内側にウレタンを張り、外側に通気の穴を空け、中でフライが外れても開けたときに落ちないようにマグネットシートを2箇所に貼り付け。1時間ほどで作ったのに満足のいく出来栄え。これで釣りはさらに楽しくなるでしょう。
道北イトウ釣行15秋
久しぶりのカヌー釣行。天塩川は初ですが、毎年カヌーの大会が開かれるほどの大河でイトウの生息河川。でもイトウ釣りは最高難度でM名人が昨年一匹上げただけ。今年こそはとカヌーまで出しましたが、大雨の影響で増水と濁りもひどく結局ボウズでした。(しかし猿払で再開した京都のTさんは数日前にはかなり釣っていたとのこと、やはり経験も含めた腕、ですね・・)でもカヌーで下るだけでも気持ちのいい川。釣れなくても大満足です。
次の日は猿払方面に移動。風が強く、小さな沼に漕ぎ出しましたが、ウグイと20㌢のミニイトウが釣れただけ。でもこの風景と原始の沼での釣りはどこかと似ている・・そういえばアラスカの湿原でのパイク釣りそっくりです。
カヌーを降りて夕方、いつも混雑の猿払銀座は人もいなくて、10月下旬の人の多さはなんなんだろうという静かさ。ようやくボイルしている55㌢の小型のイトウの顔を拝めました。いつもながら、「あっれ~釣られちゃったぁ~早く離せよっ」っという顔つきが憎めません。
朝から猿払本流へ漕ぎ出しましたが、沈黙。やはり陸っぱりか・・そして、
さすがM名人。67㌢の中型をキャッチ。こいつは元気いっぱいでした。その後はボクがボイルしている65㌢のイトウを思い描いたとおりに仕留めることができて大満足。その一匹は今までのイトウでも一番充実感を感じました。そして爆弾低気圧が来る前に帰ってこいという女将の指令で早めに帰宅。暴風は夕方から丸一日経った今の続いていますが、玄関先が・・
柳の木が倒れました!根本からボッキリ。風の中、処理が大変だ~
グッドタイミング
昨日休んだので今日の午前中しか行けない!と知床へ。台風前の強風が吹き荒れて何度も転びそうになりましたが、やはり好きな人はいるものです。こんな真っ昼間じゃどうせ釣れないな・・となんとなく遠くに投げて浮きを見ていると、「あれっ?無いっ?・・」・・・まさか・・(あわせる)・・ジィー・バッシャーン(リールが逆転し、サケが跳ねる音)で、一投目から釣れちゃいました!
1時間半ほどで5匹(一匹リリース)。銀ピカのオスも2つ釣れて、今晩の美味しいおかずができました。一年近く忘れていたあの強烈な引きの感触!たまりません。今日はたまたま新しい群れが回ってきて簡単に釣れたけどいつもはこうはいかないのが釣りというもの。名人とは「釣れないときには釣りをしない」という中国の古いことわざがあるようですが、そこまで感じ取れるように楽しみながら目指していきます。
大雪山
年に一度は行きたくなる大雪山。今回は旭岳から間宮岳~裾合平と回ってきました。ロープウェーで簡単に来れる姿見の池。16年前にガイドでいつも来ていた場所。北海道に来てすぐの頃、あんまりにも必死だったので逆にあまり覚えていないのでした。
さすが人気の北海道最高峰、旭岳。このときはまだ晴れていて・・・
ひたすら、ヒイヒイいいながらの山頂は霧の中・・・成層火山って我慢と忍耐だ・・
少し下るとこの風景。壮大、雄大。大雪に来ると山の大きさを感じ、人の小ささを知ります。
チングルマの綿毛も広大。これだけの群生地は他に無いのでは。
紅葉も始まっていました。早い!
間宮岳山頂周辺。この山は広大な大地が山頂なのです。不思議な風景。
気温は上部は急に下がって10数℃。歩くのにちょうどいい涼しさ。止まると寒いけど。
高所にある中岳温泉。浅いなぁとおもっていると横にスコップが置いてありました。
上から見る裾合平。いつまでも見ていたい風景。行き先は真ん中の登山道。
いたるところにエゾオヤマリンドウが咲いていました。
次の日は天気を見ながら沼の原へ。ここまで荒れた急登の登山道を1時間、これまたヒイヒイいいながら登ったらご褒美のような高層湿原の風景。後ろはトムラウシ山。見事!
沼々をはさんで反対側は石狩岳。出来すぎているような自然の造形美。多様な楽しみ方のある大雪山。今回も最高でした。次はどこに登ろうかな。
下山後、途中の川で毛鉤を振るとオショロコマがいました。大雪ダムに続くこの川はいくつもの砂防ダムで寸断されているのに、細々と、しかし脈々と命をつないでいるようです。
オホーツク海側へ降りてきて途中の川で小雨の中、ロッドを振ると30数センチのニジマスが遊んでくれました。大雪山トレッキングの余興的な釣りとしては大満足。山と川を満喫した2日間でした。