昨日から今朝まで北風が強く、久しぶりに雪もうっすらと積もり4月にしては厳しい冷え込みでした。
もう通っています状態の屈斜路湖。白鳥もまだ行ったり来たりと旅支度の様子。
知床のガイドS氏はさすが!連発でいい型のアメマスを仕留めました。
湖面も凪いできて、「今日はボウスかぁ~」とあきらめかけた夕方、ようやく中型のアメマスがきました。これだから止められなくなるのです。
風で南に行ったり北に流れたりしながら砕け、解けていく屈斜路湖の氷。ネオプレーンの胴長を履いているとはいえ、ここでの釣りは人間耐寒テスト。先月までしょっちゅう登っていた藻琴山を望みながら、ルアーを投げたり、フライを降ったり。
まだ少し残っている白鳥も飛んだり鳴いたりしながら数も減ってきました。後ろの森ではキツツキのドラミング。
この時期のアメマスはお腹ブックリの元気はつらつと、痩せていて、なよっ~と釣れちゃうやつがいます。
小さいけどニジマスはパワフル。ウグイもけっこう釣れたけど写真はありません。差別はいかんなぁ・・とおもいつつ。
パワフル君。このお腹の中はワカサギか?我慢の釣りをしたあとは温泉で解凍。極楽。
温度計が15℃を示してして、そろそろ氷も解けるんじゃないかな、とおもい、再び屈斜路湖へ。しかしいつものポイントは9割りは氷に覆われ岸沿いには流氷山脈のような山が出来ています・・午前中は割れないようにと慎重に氷の上にのり、わずかな開氷面に向かって投げたり、釧路川への流れだしに行ったりしたけど全く反応なし・・ふたたび最初のポイントに行くと強風が吹き荒れ、30分もすると氷がみるみる流されて無くなっていき、このポイントの今シーズン1番乗り。しかし強風すぎてフライがまともに振れずルアーを投げると・・
すぐにアタリがあるものの乗らず、次に一匹バラした後の45センチほどの初アメマス。コンデジションも良好でした。目の前までルアーを追ってきてパクッ、ラインもほとんど巻き取っていたのでビックリ!でも群れはすぐに去ってしまったようで今日はこの1匹で終了。かなりねばってゲットしたので大満足。屈斜路湖の釣り、始まりです!
初釣りだぁ~!(氷上穴釣りは別)と向かった屈斜路湖は氷結・・・スコップで氷を割り、釣り場を作ろうと奮闘するM名人。しかし乗っかっても割れないほどの氷に断念。
アウトレットは釣りができるぐらい水面が空いていましたが、この直後に強風と波と雨で退散。新品のリールが気持ちのいいことったらありません。しかしここではボウズ・・
しばらく車を走らせ、雪の中をズボズボもぐり大汗をかきながら小さなダムへ。インジケーター(浮き)のアタリに合わせるといきなり竿がのされて、リールが激しく逆転!時間をかけて慎重に取り込むとヒレピンの弾丸レインボー48センチ。こんな小さなダムにこんなキレイな筋肉質の魚、なんでいるんだろう・?完璧なヒレからして放流モノじゃなさそうだし・・今シーズンも幸先のいいスタートが切れました。
網走の人は網走湖といい、女満別の人は女満別湖というけど、まあ郷土愛があってどっちでもいいか~ということで網走湖の女満別湖・?(女満別側)へ初釣行。同じ湖なのにこちら側はほとんど人がおらず、車の音もせず、立派な雑木林の湖畔からキツツキのドラミングやオジロワシの鳴き声を聞きながら釣りをするという最高のロケーション。例年なら今ごろはかなり暖かいのに今日は昼間でも氷点下7~8℃で北風が吹く極寒。でも陽射しが強くテントの中はポカポカでビニールハウスの中の作物のよう。眠くなってしまいます。竿を出すと!さっそく「おおっ!来た!けっこうデカイ!!」・・・
最初はウグイの連続(泣)・・
しかしいつの間にかウグイはいなくなり、ワカサギの入れ食いラッシュ!1月より魚体がスマートになったようですが撒きエサもまったくしないのに一日中釣れ続くのはさすが女満別湖!(タイミングもよかったのかな)そのワカサギをエサにしてアメマスを狙ってみると・・!
モゾッというアタリに合わせると・・カレイだぁ~!?それも次々と!自分の半分ぐらいの体長のワカサギを丸飲み!ヒラメなら魚食というのはわかるけど、カレイがこんなにワカサギを食べるとはビックリポンッや。一度だけ竿を持っていかれそうなアタリがあったのですが途中でバレてしまいました。あの強い引きはたぶんアメマスだと思いたい!次回こそは狙います!
オジロワシが舞う夕方、太陽の両端に虹が出ていました。明日曇るのかな・・
帰宅すると今シーズン最低のマイナス19℃。たまに20℃に達して記録更新。一昨日のお客さんには「もう寒さの峠は超えてこれからは暖かくなるばかりですよ」なんて嘘をついてしまいました。スミマセン・・これも記録的な遅れでやってきた流氷の影響でしょう。明日の朝の北見は24℃まで下がるとか。寒さを楽しむのもあと少しです。
今日は能取湖でチカ・コマイ釣り。イヤになるほど釣れるよ~とOさんをその気にさせ、M名人も出動。しかし・・最初の1時間はほとんど釣れません・・場所を移動しても釣れません・・あちこち穴だらけにしても釣れません・・今までの絶好調はどうなってしまったのか・・?しかしOさんが穴の中を見ていると「なんかのそ~という感じの魚がいま~す」とのことでチカの仕掛けをコマイに替えると一発できました!あ~よかったぁ~。このあとOさんが怒涛の入れ食いであっというまに20匹。
エサのゴカイにドン引きしつつも一時いいおもいができました。時期的なのか、それとも先週の嵐で魚の付き場が変わったのか、自然とはホントに読むのが難しいものです・・
嵐の前にもう一度!ということで再び能取湖へ。前回は雪をどかすと氷がシャーベット状で、落ちることはないよなぁ・・?という感じでしたがここ連日の冷え込みで氷もしっかり凍り寒いけど安心。全面結氷でアザラシくんもいなくなって良い条件。
今回もこんな感じで最初からコマイ、チカをそれなりに釣りましたが、最初1メートル50㌢ぐらいあった水深がなんか釣れなくなってきたなぁ・・と思ったらいつのまにか70~80センチに・・。そういえばここって、潮の満ち干きがある海水の湖なのでした。帰り際にちょっと深いところで竿を出してみたらまたすぐに釣れたので、潮汐の時間はおさえておくこと、昼間のコマイは食欲が弱いけど目の前でちょっとだけ誘えば(ゆらゆらさせれば)釣れること、それなりの水深のあるところにいることなどが今回の教訓。「お~っ、水が増えてきたから浅かったところに行ってエサ探そう~」「ギョギョ(魚魚)!水が減ってきたなぁ~深いところに戻ろう~」と、さかな君の気持ちがわかれば名人は近いかな。