裏摩周~神の子池間の森の中を歩く、あるいは自転車で走る道を一昨年から検討、策定しています。新たな道はあまり作らないように今ある林道をなるべく利用するのですが、原始の自然が残る国立公園内が多いので環境省、森林管理署、町役場等との調整も必須。下見やコースマップ作製もGPSや目印を付けてでしっかりやらねばなりません。まず出発点の旧裏摩周からカムイトを展望。近く見えます。
摩周カルデラの周りの森はかなり昔より木材が利用されていますが、切り株更新や倒木更新が多く、自然の再生力を感じることができます。
あちこちからクマゲラやアカゲラをはじめ野鳥たちの営みの音が聞こえ、痕跡がみられます。クマゲラ=アイヌ語でチプタチカプカムイ~丸木舟を彫る神。いつも思うのですがホント素晴らしいネーミング。
神の子池まで7キロほどの間にこんな倒木が30カ所以上あり、これがコースを作る、あるいは維持するうえで最大の労力となりそうです。車も入れないしどこまで除去できるかなぁ・・?
今の時期はエゾエンゴサクがキレイ。
昨年のセミの抜け殻も残っています。風雪にも耐えるようにしっかりしがみついているのが凄い。
出発点ではあんなに晴れて暖かったのに終点の神の子池手前で気温が急降下しザッ~と雨。でもコース策定、除去の必要な倒木の把握もできました。きっと素晴らしいコースができます。お楽しみに!